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フレディ さんのレビュー一覧
フレディさんのページへレビュー数11件
全11件 1~11 1/1ページ
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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久々の横山作品で、文庫版になるのをずっと待っていました。
相変わらずの読者を引きつける文章力はさすがで、ストーリーや落ちよりも文章にとことんまでこだわり、一字一句を読ませるところはブランクを感じさせませんでした。 ストーリーは、「陰の季節」でおなじみのD県警で、たたき上げの刑事から広報官になり、組織内で葛藤しながら、過去の未解決事件である通称「64」事件の秘密を追うというお話です。 同期のライバルで実質的な人事の実権を握る二渡(陰の季節の主人公)が陰で暗躍し、主人公と微妙なすれ違いを行っているシーンはD県警シリーズのファンならだれしもが「うっ!」と、唸るのではないでしょうか。 ラストの展開も見事でしたが、この作品の面白さは巧みな心理描写で、読んでいる人が主人公の葛藤をまるで自分のことのように感じて読み進めてしまう部分にあるのだと思います。 (なんでこんなに次から次へとピンチが続くのかと、読んでいて疲れてしまいましたが(笑)) |
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恩田陸初読みでしたが、これは名作ですね。
殺人事件などは起こりませんが、ミステリアスな出来事やそれぞれの秘密など謎解き要素も入っており、単純な歩行祭という設定に種々さまざまなものが詰め込まれています。 人間の良い部分、悪い部分が巧みに描かれており、テンポの良い文章にあっという間に読み終わってしまいました。登場人物のこまかな人間関係はさすがと思わせられました。 |
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ミステリーではありませんが、ストーリ展開や伏線回収のうまさなどは’さすが!’と思えるほどで、読み物として大変楽しめました。
阪急電車の各駅で乗り降りする乗客のそれぞれのドラマ・人生が短い文章でうまく描かれており、短篇集っぽく編集してあるものの、お互いがそれぞれ微妙に繋がっており、電車という空間の中で影響しあい人生が少しずつ変化していく。 恋愛あり、哲学ありと軽いタッチで書かれているにもかかわらず、深く心に残っていくドラマです。特に前半と後半の変化をぜひお楽しみください。 人の興味を惹きつける筆力は本当にピカイチですね。 (映画化もされており、一番好きなメインの話が外されていたのは残念でしたが、良く出来ていました。) |
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横山秀夫の短篇集の最高傑作が「第三の時効」とすると、長編の最高傑作はこの作品。
「私が妻を殺しました」と現役の名刑事梶が出頭するところから物語は始まる。なぜ妻を殺したのかというキーワードを求め、物語は警察官→検察官→裁判官と視点を変えて進んでいきます。それぞれ人物の思いや職務に対するプライド等をもって真相を追求しようとする部分が、著者の力強い筆力により巧みに書かれており、手に汗握る展開にページをめくる手が止められなくなりました。 直木賞をめぐり色々とあった作品ですが、そんなことは関係なくすばらしい作品だと思います。 |
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横山秀夫短編集の最高傑作!!
F県警強行犯係の各班長の個性・能力が凄まじく、競い合いながらそれぞれのやり方で事件を解決へと導き、短編ながら全作においてラストに驚愕の真相が浮かび上がります。表題作を含めすべての話が面白い。ここまで質の良い話を集めた短篇集は他にはないでしょう。まさに、横山秀夫の真骨頂ここにありという作品。 ちなみに全話ドラマ化されていますが、3人の班長を渡辺謙、伊武雅刀、段田安則が演じており、名演技が光っています。(特に第三の時効の段田安則がすごい!) |
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高野和明のデビュー作です。
あと書きの宮部みゆきのコメントにもありますが、恐ろしい新人が現れたというのがまさに読んだあとの実感でした。 ストーリーはある死刑囚について死刑執行までに無実をはらそうとする主人公の話ですが、死刑執行が刻一刻と迫る緊張感や後半の迫り来るスリル感の表現がすばらしく、ページをめくる手が止められないほどの展開に緊張感を覚えたました。著者の筆力が素晴らしい! とにかく、「絶対に読んでおくべき本」の一つでしょう。 |
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これはまさに名作ですね。
まったく関係ないと思っていた複数の人間の人生が並行して進んで行き、複雑に絡み合い、そしてラストへとつながっていく。 後半にマジックを見ているような感覚でそれぞれが絡みあっていく、この感覚をみなさんぜひ味わってください。 |
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これほどまにでオチで衝撃を受けたことはありません。
SIDEA、SIDEBの二つのシナリオから出来ており、ストーリーは一貫してラブストリーです。 SIDEAは二人の出会いから発展まで、そしてSIDEBは倦怠期を迎えたお話。 前半のコテコテの恋愛小説は、結構好きだったりしますが、後半は少しダレました。。。と思っていたら、これまでなんとなく感じていた違和感が最後に’えっ!?’っとなり、思わずもう一度最初から読んでしまいます。 1回目と2回目ではまったく別の物語になるという今までにない体験に感激しました。 (読んだ後に某HPの解説を見ると細かい伏線がよく分かります。) 小説というより、ひとつの作品として素晴らしいです。 |
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【ネタバレかも!?】
(3件の連絡あり)[?]
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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昔懐かしいゲームブックをそのまま小説にしたような作品。
出だし少し古臭く、話についていけずかったるい部分もありましたが、物語が進んでいくと一緒にスタートした仲間(?)達がそれぞれの分岐点で選択した結果、思いもやらない状況になり、中盤から後半にかけて先主人公がどうなるのかハラハラドキドキしながら夢中になって読んでいました。なるほど評価が高いのがうなずけました。 貴志先生の作品では一番のおすすめです。 |
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加賀恭一郎シリーズの中で一番加賀の本領を発揮している作品。
加賀が犯人を徐々に追い詰めていく過程での心理戦が圧巻で、ラストのどんでん返しには心に詰まるものが。。。(私はまるで自分が犯人かのように追い詰められました) テレビドラマも良く出来ていました。阿部寛のはまり役ですね。 |
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