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靖国への帰還



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靖国への帰還の評価: 3.88/5点 レビュー 42件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 1~20 1/2ページ
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No.30:
(4pt)

良かった

ちょっと変わったファンタジー小説で、楽しめました。お薦めです。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.29:
(5pt)

涙なしには読めません。素晴らしい作品です。

内田先生の推理小説ではない作品。
内田先生の公平な見方と、徹底的にな取材、その中にしっかり感じ取れる先生の人間への愛、それを誰もが楽しめるエンターテインメントに仕上げる作家のポテンシャル…。いつもながら勉強になり、また楽しめました。ただこの作品に関しては、それ以上に泣けてしまいました。
それぞれの立場の方々の思い、戦争を経験した方々の思い、少しでも理解したいと強く思うようになりました。
内田先生も、主人公のモデルの武者様も、お二人の知識と経験は人類にとっての財産です。ひとつのエンターテインメント作品に過ぎないとしても、こうして多くの人々に伝えていただけたことがとても素晴らしいことだと思います。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.28:
(5pt)

代表作

私にはただただ素晴らしい作品でした。
軽井沢のせんせ、今まで沢山の感動をありがとうございました。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.27:
(5pt)

一読の価値あり

著書の中で老人が言う。「近頃の人間は口だけは達者でしてね。なかなかいい負けることはない」。この一言が全てを物語っていると感じた。
昭和20年の戦時中、戦闘機・月光でB29撃墜に向かった武者中尉が平成19年の現代にタイムスリップするという話。これ系の話ではありがちな内容で、ストーリー自体に新鮮さは無いし、光彦シリーズで緻密な組み立てをされている著者にしては全然、大雑把です。この本のポイントは、主人公・武者滋中尉を通して語られる現代社会への風刺、靖国問題への考え方、政治問題、国際問題等についての作者の想いです。大げさな表現をすれば、日本人としての有り方についての問いかけ。単純なお涙ちょうだいや、戦後レジーム批判ではない。一読の価値大ありです。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.26:
(4pt)

初めての内田康夫

殺人事件とか推理とかあまり興味がなかったのでこの作家の本は読んだことが無かったのですが、簡易な文章で伝えたいことがしっかり伝わってきて一気に読みました。タイムスリップ中は少しコメディっぽくてホッとしながら読んでたのですが、あのラストあってこそですね。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.25:
(5pt)

面白いです

大変面白く、一気に読み上げました。 最後は予想どうりでしたがこのように終わる しかないのでしょうね。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.24:
(5pt)

戦争とタイムスリップと

父が読みたいというので購入した。 早速読後の感想を電話で伝えてきた。 戦争中の物語で決して「面白い」などと言ってはいけないのだが タイムスリップというSFが織り込まれていることで現代にもうまく溶 け込むことができる。 人間の欲や業の深さも自然体で描かれ、また悲しみ を隠して生きる時代の情けなさが伝わる人間物語。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.23:
(5pt)

久しぶりの内田康夫

以前から好きな作家のひとり。しばらく新刊を読んでいなかったが、海外赴任を機にしばらく読んでいなかったものを大量購入。やはり、いいですね。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.22:
(5pt)

何故靖国神社が問題なのか一読の価値あり

私は、敗戦国である日本は、戦後レジームの中で戦勝国の仲良しクラブである国連を中心に世の中が進んでいる現状から世の中が変化するまでは静かにしているべきだと思っていました。しかし、そう簡単ではないな、様々な考えがあるんだなと思いました。複雑に絡みすぎてどうしたらよいかわかりません。是非読んでください。 まあ余計悩んでしまいますが…
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.21:
(5pt)

意外性がおもしろかった

昔の人が現在に帰るというタイムマシーンのようなストーリーがおもしろかった。さいごはどうなるのかな?と思っていると、再び昔の世界に戻ってしまった。少しさびしい気がした。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.20:
(5pt)

靖國に対して珍しいほどのまっすぐな本。

靖國神社に対しての「小説」というのを他に読んだことがないので、想像だけの範囲ですが、今まででは珍しく、まっすぐで正当な靖國への思い、また兵隊さんの思いをつづった小説だと感じました。
是非、映画化を期待したいです。この本の内容からずれず、原作のままの映画化を。

著者があとがきにも書かれていますが、靖國に対して、ほとんどの日本人が何も考えてないと思います。不快感を示す人は少数で、大多数が、特に何も感じてないし考えてないのではないでしょうか。私は是非そういう方たちにこの小説を読んで欲しいと思いました。

主人公の清々しさ、まっすぐな生き方、悩みながらもぶれない思想。思慮深さと他者への心配りや愛情の深さは、本当に憧れる存在です。

この小説の中では、太平洋戦争という言い方が出てきます。私はその言い方が好きではありません。それは日本の先の戦争に対する”真の思い”を隠すためにアメリカが考えた呼称だからです。主人公の発言では、きちんと大東亜戦争となっています。現代の日本人の多くが知らない大東亜戦争への日本が込めた思い、''靖國に対しての思いを小説のフィクション的要素を含んだ設定の中で、うまく表現してくれていると思います。

終わり方が切ない!!!でも仕方ないですね。

私はこの有名な内田康夫という作家の作品は、ミステリー小説などを好まないので、実は他に何も知らないのですが、でも気骨のある作家だと思いました。

靖國への思い、私はこの小説の主人公の思いとほぼ同じです。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.19:
(5pt)

浅見シリーズよりもおもしろかったかも

●良い点
・靖国に対する目線の違うところからの意見
・ストーリーの単純さ、登場人物の少なさによるわかりやすさ

●良くない点
・気分が盛り上がって書いたかのような部分が、
 読んでる方は逆に入り込めなくなっている。
 最近の内田康夫の本に結構出てくるのですが、これもその傾向あり。
 ⇒ 女性は特に読みにくい(読んでもおもしろくない)可能性があるので、
   おもしろくないなら飛ばすのが良し。

内田康夫はほぼ全部読んでいて、
同じ本を2回買ったのは一度や二度ではありません・・・。
浅見シリーズよりもおもしろかったかも。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.18:
(4pt)

戦争は駄目ね

武者さんが訴えていることは今の日本にある人たちが掘り下げて考えつずけて行かなくてはならないことなんだろう。
 登場する人たちの考え方が一人一人丁寧に書かれていてさすがに内田せんせ
 最後は涙涙です。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.17:
(5pt)

考えさせられる小説

この作品を読んでまず感じることは、小説には何らかのテーマが必要だということです。どんなエンターテインメント小説でもテーマがなければ読み応えはありません。(同じことは映画にも言えることですが)

本作品はある実在の人物像を借りて、靖国神社問題について一説を投じた意欲的な小説です。読みながら考えさせられることがとても多く、戦時下に於ける兵士たちの思いが伝わってきます。

ここに登場する主人公と同じような思いは、戦後生まれの私も感じています。

今でも戦争に関わることの多い国アメリカに対して、どこの国もその戦争責任を追及できないのはあまりにも非常識過ぎはしないか? 無差別本土空襲、原爆投下、ベトナム戦争での薬剤散布、どれをとっても人道的に許される行為ではありません。なのにいつまでも責任を追及できないでいるこの有様に腹が立ちます。

著者の思いがとても強く感じられる作品でした。


靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.16:
(4pt)

靖国問題って本当は何なのだろうか

2時間ドラマではいつも拝見しているけれど、書物として読むのは何年ぶり・・・の内田作品。
22歳の武者滋はB29を迎撃、2機撃墜するが被弾し墜落・・・するはずが、現代の厚木基地にタイムスリップしてしまう。
靖国神社に奉られている本人の気持ちが、現実に語られることは無い。
だからこそ、小説という形の中で、戦争で散っていった尊い命を、どう考えていったらいいのかを、
そして毎年夏になると取りざたされる首相や閣僚の参拝問題は、
いったい何を見て、何を見ていないのかを、滋の言葉で、残された人々の言葉で語らせている。
「死んだら靖国で会おう」それが当時の兵士達の唯一の心の拠りどころだったなんて、
純粋すぎて、哀しすぎて、涙が止まらなかった。
私の娘も滋と同じ22歳、戦争中で無く、平和な時代に生まれたことを幸せに思わずにはいられない。
そして、2度と、戦争はおこしてはならないと強く思った。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.15:
(4pt)

靖国問題って本当は何なのだろうか

2時間ドラマではいつも拝見しているけれど、書物として読むのは何年ぶり・・・の内田作品。
22歳の武者滋はB29を迎撃、2機撃墜するが被弾し墜落・・・するはずが、現代の厚木基地にタイムスリップしてしまう。

靖国神社に奉られている本人の気持ちが、現実に語られることは無い。
だからこそ、小説という形の中で、戦争で散っていった尊い命を、どう考えていったらいいのかを、
そして毎年夏になると取りざたされる首相や閣僚の参拝問題は、
いったい何を見て、何を見ていないのかを、滋の言葉で、残された人々の言葉で語らせている。

「死んだら靖国で会おう」それが当時の兵士達の唯一の心の拠りどころだったなんて、
純粋すぎて、哀しすぎて、涙が止まらなかった。
私の娘も滋と同じ22歳、戦争中で無く、平和な時代に生まれたことを幸せに思わずにはいられない。
そして、2度と、戦争はおこしてはならないと強く思った。


靖国への帰還 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社文庫)より
4062769557
No.14:
(4pt)

涙無しでは読めない。

本書は靖国神社を題材にしたフィクションで、戦時中の航空隊員が現代へタイムスリップするという設定で描かれています。
ストーリー自体はある程度先が読めてしまって残念でした。
しかしおそらく本書の持つ意味は、その物語の面白さというよりは現在の靖国神社が抱える問題を率直に表したところにあるのでしょう。
そしてそれを「内田康夫」という多くの人間が認めるベストセラー作家が書いたところに意味があるのでしょう。
内田氏が本書を出すことによって、これまで靖国問題に関心を持ってこなかった、あるいは関心の薄かった方たちに少しでもこの問題への興味を促すことが出来たとしたら、本書は「物語」の意味を大きく飛び越える役割を果たしたことになります。
靖国神社に祀られている当事者の気持ちを僕達は聞くことが出来ません。
そしてまた、世間一般で語られている靖国論議は当事者の方々の気持ちを全く置き去りにしたものばかりであることも事実です。
基本的に本書で語られる靖国論は「靖国神社に祀られている当事者の立場に立った」と仮定しての靖国擁護論であると思いますが、きちんとその他の反対意見の記述もあります。
それによって、立場の違いによる主張の違いもあるんだということを提示しているのには好感が持てました。
靖国論だけではなく戦前と戦後を比較した魂の荒廃を憂いているような記述もちらほらあって考えさせられました。
現代の若者にこそ読んで欲しい書ではないでしょうか。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286
No.13:
(4pt)

涙無しでは読めない。

本書は靖国神社を題材にしたフィクションで、戦時中の航空隊員が現代へタイムスリップするという設定で描かれています。

ストーリー自体はある程度先が読めてしまって残念でした。

しかしおそらく本書の持つ意味は、その物語の面白さというよりは現在の靖国神社が抱える問題を率直に表したところにあるのでしょう。

そしてそれを「内田康夫」という多くの人間が認めるベストセラー作家が書いたところに意味があるのでしょう。

内田氏が本書を出すことによって、これまで靖国問題に関心を持ってこなかった、あるいは関心の薄かった方たちに少しでもこの問題への興味を促すことが出来たとしたら、本書は「物語」の意味を大きく飛び越える役割を果たしたことになります。

靖国神社に祀られている当事者の気持ちを僕達は聞くことが出来ません。

そしてまた、世間一般で語られている靖国論議は当事者の方々の気持ちを全く置き去りにしたものばかりであることも事実です。

基本的に本書で語られる靖国論は「靖国神社に祀られている当事者の立場に立った」と仮定しての靖国擁護論であると思いますが、きちんとその他の反対意見の記述もあります。

それによって、立場の違いによる主張の違いもあるんだということを提示しているのには好感が持てました。

靖国論だけではなく戦前と戦後を比較した魂の荒廃を憂いているような記述もちらほらあって考えさせられました。

現代の若者にこそ読んで欲しい書ではないでしょうか。

靖国への帰還 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社文庫)より
4062769557
No.12:
(4pt)

「物語」の解釈、そして受け継ぎ

大東亜戦争を戦っていた若い日本人兵士が現在にタイムスリップするという、
まあ、よくある話である。ただ、内容は示唆に富んでいる。具体的なお話が
知りたければ読んでいただきたい。

 作中で今の時代の政治の様子も描かれているが、意図的に似せたのだろう。「江
場総理」もアナグラムだ。

 靖国神社を巡る議論は、一応今のところ静かになった。しかし、本質的に解決と
いうか多くの国民のコンセンサスが取れている問題ではない。なにかの拍子に
問題はまた再熱するだろう。
 その際に忘れてはならないのが、今や声なき先人の気持ちを想像することだと
思う。
 靖国神社ができたときにいた人は今はもういない。歴史のある施設なのに、「今」
生きている我々の視点だけで問題を考えるのではだめだろう。過去の人がどういう
気持ちで「靖国で会おう」と言ったのか。生きている人同士での約束なら、どちら
かの都合が悪くなったらいつでも変更できる。しかし、もう彼らはこの世にいない
のだ。靖国神社の代替施設などあり得ない、というのは少なくとも間違いない。
 先人がつくった「物語」をいかに受け継いで未来の人に渡すか。真剣に考えるき
っかけを与えてくれる作品である。

靖国への帰還 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社文庫)より
4062769557
No.11:
(4pt)

「物語」の解釈、そして受け継ぎ

 大東亜戦争を戦っていた若い日本人兵士が現在にタイムスリップするという、
まあ、よくある話である。ただ、内容は示唆に富んでいる。具体的なお話が
知りたければ読んでいただきたい。
 作中で今の時代の政治の様子も描かれているが、意図的に似せたのだろう。「江
場総理」もアナグラムだ。
 靖国神社を巡る議論は、一応今のところ静かになった。しかし、本質的に解決と
いうか多くの国民のコンセンサスが取れている問題ではない。なにかの拍子に
問題はまた再熱するだろう。
 その際に忘れてはならないのが、今や声なき先人の気持ちを想像することだと
思う。
 靖国神社ができたときにいた人は今はもういない。歴史のある施設なのに、「今」
生きている我々の視点だけで問題を考えるのではだめだろう。過去の人がどういう
気持ちで「靖国で会おう」と言ったのか。生きている人同士での約束なら、どちら
かの都合が悪くなったらいつでも変更できる。しかし、もう彼らはこの世にいない
のだ。靖国神社の代替施設などあり得ない、というのは少なくとも間違いない。
 先人がつくった「物語」をいかに受け継いで未来の人に渡すか。真剣に考えるき
っかけを与えてくれる作品である。
靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)Amazon書評・レビュー:靖国への帰還 (講談社ノベルス ウA- 19)より
4061827286

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