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靖国への帰還
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靖国への帰還の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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B29を迎撃していた戦闘機がタイムスリップして平成の日本へ。面白くなったなと思ったら、その後の取り扱いが誠に雑です。上手い設定なのに、それを生かし切れていません。そんな人間が登場したら、それこぞ世界的な大騒ぎになるはずなのに、題名にしばられたのか、作者が持論を展開したかったのか演説したかったのか、どうにも靖国に拘り過ぎた内容に陥っています。しかも、何度も同じ意見と場面がしっこく開陳され、もういい加減にしてくれと言いたくなります。ある意味で政治小説にしたかったのか?残念ながら著者の自己満足なのかとの疑いさえ持ちました。 戦時中に自分の肖像画を描いた女学生との再会が、読者の最も興味をひく場面だと思いますが、それもえらくあっさりと、盛り上がりなく・・・・これを物語の中心にすえれば成功作になったであろうに、やはり浅見シリーズに見られる良くも悪くもこの作者の軽さにでは、その重い展開をさばくだけの器量が無かったと言えるのでしょうか?失礼な言い方ながら、単純な筋書きの展開とこれも予想された最後の決着、甘っちょろい男女関係の描写は、とても大人の読み物とは言えず、青年男女、子供向けの作品としか思えませんでした。 | ||||
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タイムスリップや戦争物が好きで、この本を読んだ。しかし、結論を言うと面白くない。その理由は主に2つある。1つ目は本の大部分が 靖国参拝問題 について書かれており、政治問題が主題であることだ。そのため、小説の醍醐味である登場人物の心情が浅く 感情移入できない。2つ目はタイムスリップという良い素材が生かされていない。タイムスリップして来た人間に対して 世間が簡単に認めていること、主人公が現在の日本にあまり驚いていないことなど タイムスリップの特異性が表現されていない。 この本は本当につまらない。軍人がタイムスリップする物語に興味があるならば、 荻原浩 さんの 僕たちの戦争 の方が圧倒的にオススメである | ||||
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物語の面白さからいうと星はこのぐらい・・ 戦時中の軍人が現代にタイムスリップするという自分的にはなんとも興味を引く設定でした 戦争で死を意識したひとにしかわからないところの命の尊さとか平和の尊さとか日常の幸せとか そーいうのを伝えるようなヒューマンドラマ的なものかと思ってたらそーではなく 政治的なこととか社会風刺な話だった 印象として残ったのは、作者が言いたいことがいっぱいあったんだなーってこと 靖国神社をめぐって起こる国際問題に意義をとなえたかった作者が 都合のいいように登場人物と出来事を設定して 作者の意見を言ってるように感じた・・ なのでなんかつくられた感じが 読んでても物語に入っていけなかった 主人公じゃなくて作者の顔がちらつきます ただ私達みたいな戦争を経験してない層の人たちは、靖国問題(その他現代の日本に起こってる問題も色々)に対して無知なので、 問題に対して色んな方面(人)からの意見・考えを知ることができるという意味では読む価値があるかなと思います | ||||
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従来のタイムスリップものと同じく、再び元の世界へ戻っていく。小説としては残念な結末である。作者の戦争に対する考え方が描かれていたのはよかった。 | ||||
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この作家さんのファンというわけではありませんが、 歴史そのものにも興味があり、タイムスリップ物が好きなので読みました。 一言でいうと、作りが残念。 主要脇役の、いかにも金持ちのバカ女とバカ男のような兄妹が物語の雰囲気をぶちこわしている。 | ||||
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靖国神社論としては実に浅い。 首相の公式参拝についての論も、ある程度の知識がある人にとっては、何度も聞いた事のあるありふれたものばかりだ。 靖国論としては、どこかの著書を引用したような平凡なものばかりだ。 漫画ではあるが、小林よしのりの「靖国論」の方が深い気がする。 活字で靖国神社や、A級戦犯について論を展開するなら、もっと掘り下げられるはずである。 一方、物語としても浅い。 英霊として祀られている主人公を通し、大東亜戦争の意味や、戦後の日本の繁栄と堕落を描いているが、タイムスリップという設定が陳腐すぎるし、恋人との交流も中途半端にしか書かれていない。 大東亜戦争を生き抜いた軍人を通して戦後の日本を振り返るという物語なら、福井晴敏の「終戦のローレライ」の方がはるかに重厚で面白い。 せっかくの重厚なテーマなのに、結局、浅見光彦シリーズと同じようなアッサリ読める軽い作品になっているのが残念だ。 歴史物としても、SFとしても、恋愛物としても、全て中途半端。 色んな要素を少しずつ盛り込んでいるだけ。 数十年に渡って読み続けられるような作品ではない。 ただ、この作品が出て良かったと思える点が一つある。 一般人、特に女性で、靖国神社や、A級戦犯について、正しく理解している人は非常に少ない。 左翼系マスコミによって植えつけられた「軍国主義的なもの」という負のイメージを漠然ともっている人がほとんどだろう。 その人達に、内田はキッカケを与えた。 内田康夫という、多くの女性読者に支持されているメジャー作家が、靖国問題を取り上げた。 この意味と効果は非常に大きい。 靖国神社について、全く知識のなかった人や、誤った負のイメージを持っていた人に、この問題について考えるきっかけを与えたという意味での貢献度は大きい。 これはマイナーな作家や学者では不可能だ。 大新聞やテレビ局が、靖国神社を軍国主義の象徴にように報道し、中国や韓国の主張をそのまま垂れ流している中、メジャー作家である内田がそれに疑義を呈した事の効果は大きいはずだ。 そこだけは大いに評価したい。 どんな正論であろうが、マイナー作家が何を書いても一般国民には届かない。 | ||||
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靖国神社論としては実に浅い。 首相の公式参拝についての論も、ある程度の知識がある人にとっては、何度も聞いた事のあるありふれたものばかりだ。 靖国論としては、どこかの著書を引用したような平凡なものばかりだ。 漫画ではあるが、小林よしのりの「靖国論」の方が深い気がする。 活字で靖国神社や、A級戦犯について論を展開するなら、もっと掘り下げられるはずである。 一方、物語としても浅い。 英霊として祀られている主人公を通し、大東亜戦争の意味や、戦後の日本の繁栄と堕落を描いているが、タイムスリップという設定が陳腐すぎるし、恋人との交流も中途半端にしか書かれていない。 大東亜戦争を生き抜いた軍人を通して戦後の日本を振り返るという物語なら、福井晴敏の「終戦のローレライ」の方がはるかに重厚で面白い。 せっかくの重厚なテーマなのに、結局、浅見光彦シリーズと同じようなアッサリ読める軽い作品になっているのが残念だ。 歴史物としても、SFとしても、恋愛物としても、全て中途半端。 色んな要素を少しずつ盛り込んでいるだけ。 数十年に渡って読み続けられるような作品ではない。 ただ、この作品が出て良かったと思える点が一つある。 一般人、特に女性で、靖国神社や、A級戦犯について、正しく理解している人は非常に少ない。 左翼系マスコミによって植えつけられた「軍国主義的なもの」という負のイメージを漠然ともっている人がほとんどだろう。 その人達に、内田はキッカケを与えた。 内田康夫という、多くの女性読者に支持されているメジャー作家が、靖国問題を取り上げた。 この意味と効果は非常に大きい。 靖国神社について、全く知識のなかった人や、誤った負のイメージを持っていた人に、この問題について考えるきっかけを与えたという意味での貢献度は大きい。 これはマイナーな作家や学者では不可能だ。 大新聞やテレビ局が、靖国神社を軍国主義の象徴にように報道し、中国や韓国の主張をそのまま垂れ流している中、メジャー作家である内田がそれに疑義を呈した事の効果は大きいはずだ。 そこだけは大いに評価したい。 どんな正論であろうが、マイナー作家が何を書いても一般国民には届かない。 | ||||
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