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火の粉



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【この小説が収録されている参考書籍】
火の粉
火の粉 (幻冬舎スタンダード)
火の粉 (幻冬舎文庫)

火の粉の評価: 4.19/5点 レビュー 216件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全178件 61~80 4/9ページ
No.118:
(4pt)

面白い!

ドラマを見て、購入しました。
怖いけど、続きが気になって仕方ない!
すっかり著者のファンになりました。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.117:
(4pt)

読み易くイッキ読み、しかし弱点アリ

現在、放送中の東海テレビ制作「おとなの土ドラ」で観て気になり購入。読み易い展開と人物描写で一気に読めました。しかし視点の変化が尋恵と雪見の時の切り替わりが曖昧でやや気になったり(雪見の視点の時は尋恵が「義母」になるなど)武内の子ども時代や義母の死、性癖を何故裁判で言及されなかったのか、そして事件の真相、争点となった背中の打撲の状況説明が描写不足など突っ込みどころも多々あり読了後消化不良が残る。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
4344002938
No.116:
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

500ページを超える小説だが、まったく飽きさせないし、物語が進むほど、身を乗り出すようにして読んでしまう。そしてこの本の内容は、読み終えたところから、また始まっていく。

2016年4月から、ユースケ・サンタマリア主演で、この小説のドラマ化作品の放映が始まった。
その第1回を見て、興味を持ち、次の展開が待ちきれず、原作を読むことにした。

テレビでもそうだが、あやしい男は最後まで怪しく、やっぱりそうなるか、という展開が待っている。
それが期待外れとか、先読みできて失望するということではない。

*以下、ネタバレあり。

この小説の魅力は、この作品が持っている現代性にあるだろう。
武内という人物、彼は、最近よく話題になる、広汎性発達障害的なところをもっている。
武内は、的場家の隣に引っ越してきて、何くれとなく面倒を見たり、家族を励ましたり、手助けしたり、
贈り物をしたり、そこだけみれば、非常に親切な、役に立つ男だ。

そのきっかけはたぶん、この家の主である、裁判官の勲が、武内に無罪判決を下したことにある。
武内はそれに感謝し、その気持ちを表現するために、隣家を観察し、適確に救いの手をさしのべる。
それは純粋と言えば純粋な動機だし、行動だもといえる。
この時点で彼に何らかの悪意があったとは考えられない。

では、なぜ、彼のまわりでは、凄惨な事件が連続して起こり、この的場家も、その被害者となっていくのか。
それが500ページをかけて物語られていく。

物語後半に、武内と唯一、長く続く人間関係を結んでいる男が登場するが、彼が言うように、
武内と付きあうためには、武内のペースを決して乱してはならず、完全に利用するのだと割り切って、
内心と表面の対応を分裂させておかなくてはならない。

そしてそうできない人々が、武内の反感を買い、極端な親切心の裏返しとしての全否定、
感情の爆発(キレル)行為としての殺人が起こる。そのきっかけは実に些細なこと。

こうした事件は、形を変えて、日常的に起こり、犠牲者がマスコミで報道されている。
「そんな簡単なことで・・・」と、小説の中で、人々は、武内の周辺で起きた事件の発端について
納得しかねているが、これも日々起こる事件に共通していることだろう。

500ページを超える小説だが、まったく飽きさせないし、
物語が進むほど、身を乗り出すようにして読んでしまう。

タイトルともなっている「火の粉」は、いつ、自分の身に降りかかってきてもおかしくないようなこと。
それは自分で振り払わねばならない。それは時として、常識の延長上に突如やってくる非常識(崩壊)の形を取る。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
4344002938
No.115:
(4pt)

確かに面白い、だが・・・

被害一家のお花畑ぶりはどうなんだろうか? 特に俊郎とかいう間抜けには読みながら腹が立って仕方がなかった。 まあお金に困らないボンボンの世間知らずな無職と思えば現実とそう解離はないのかな
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
4344002938
No.114:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

何事も「程々」を心がけて!

こちらの著者の本は「クローズド・ノート」が初めでした。クローズド・ノートが、面白い・先が気になる・感動・納得と、読後も心に残るいい印象だったので、こちらの著者の本を書店で色々見て、この「火の粉」を読みました。
文庫本の裏にある作品内容・あらすじを読み、興味が湧きました。
ページ数の厚みはありますが、読み初めたら、本当に一気読み!ができそうなくらい、先の気になる内容でした。私は徹夜本にはできなかったですが(内容が物足りないのではなく、私生活の上で単純に徹夜ができなかった)寝る直前まで読み、目が覚めて読める時間がきたら、早く続きが読みたい!と、本当に先が気になる内容でした。
退屈を感じる薄い本より、ページ数のある「火の粉」の方が、早く読み終わってしまいます。
そのくらい、ハラハラしたり、驚いたり、怖かったり、読んで良かった1冊です!

武内実際こんな人が隣に引っ越してこられたら、たまったものではありません。
仲のいい近所付き合い程度ならいいですが、やっぱり善意・好意とは言え、武内の様に度を越すと、自然と何となく避けたくなってきちゃうと納得できます。。。

善かれと思っても、相手の為だと思っていても、やっぱり何事も「程々」がいいと、この著書を読み、改めて感じました。
何でも「度」を越すと、いい事ありませんね。
殺人まで行かないにしても、実際に武内の様な、ある意味お節介な人、居るので。
余りに「でしゃばる」?「出すぎる」?のは、よくないなぁと改めて思わせてもらいました。

読みながら武内を観察?し、いい教訓になる内容だと思います。
お薦めです!!
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.113:
(5pt)

ネタバレあり

文庫本の裏の紹介文に「最後まで読者の予想を裏切り続ける」と
ありますが、それはありません。武内真伍が梶間勲の前に現れた
その時から読者は武内がクロであることを疑いません。
それよりも雫井先生って男だよなぁ、どうしてこんなに女性の
心理描写が上手くかけるの?と感嘆するほかありません。
尋恵の介護の苦労と遺言での行き場の無い憤りと悔しさ。
雪見の育児に対する悩みと家族から孤立する哀しみ。
読んでいてこちらが辛くなるほど上手く書かれています。
それに対して男性陣の愚鈍さよ。女性陣に対比させられるように
こちらは描写が抜け落ちてます。あえてそう書かれているようです。
勲には当初感情が欠落してるのでは無いかと思うほど淡白に
書かれていますし、俊郎にいたってはただの道化。
でもその道化としての役割を俊郎は最後の最後まで演じてくれます。
五百数十頁も苦にならない面白い小説です。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
4344002938
No.112:
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

サイドB(武内目線)希望

無罪にする根拠としては前提がおかしいかな⁉︎
背中のトリックは後半で解くつもりで筋道立てたのでしょうが、自白もしてたのにね。
まあ、本としては読みやすくて一気に読めました。
こういう人いるよね、と各人の心理描写が上手い。
個人的には、バカ息子にずっと腹が立って最後まで読みました。
嫁をそんなに信じられないものかね?いい歳して賢ぶっていても、相当なアホですわ。
働きもせず、子育ても家事一切もお任せで、まだ法律家でもないくせに自分の判断が唯一正義かのように偉そうに、嫁を虚言癖かのように突き放すのはナゼ⁉︎
あれだけ怪しさ満点だよって言ってるのに距離を置こうとせず、武内にのせられて、家族に嘘をついてノコノコと別荘まで行くとは、こんな奴が司法試験に受かってしまったらそれこそ冤罪が出るわ。
バカ息子は子供孕ませることに心当たりはあるくせに変なところだけ「本当に俺の子?」だなどと失礼千万なことを言い放ち疑惑の目を向ける最低な夫。
避妊を何度もミスした張本人、心当たりがあるだろう、その発言は許せん!

武内の暗い歪みっぱなしですよー的な物語で進む話も読んでみたいかな!
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
4344002938
No.111:
(4pt)

これは・・・

クリーピーと黒い家を足して2で割ったような怖ろしさ。ホラーなんかよりよっぽど怖い。そして、この家の奥さん、嫁さんの夫たちが実に不愉快で読んでいてイライラしっぱなしでした。
女性が書いているのではないかと、何度著者の名前を確認したことか。
安易にオススメできない怖さでした。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.110:
(4pt)

面白い!

静かに淡々と進む描写の中、話の展開がかなり間を大切に、かつ読書を焦らして進んでいきます。正直、最初から結末はネタバレなのですが、それでも継続して大変面白く最後まで読み進めることができました。
ただ・・・数々行われる工作のうちいくつかが「あれ?あれってどうやって実行に及んだの?」と宙ぶらりんな点や、最後までキーとなってくる「背中の傷」の立証が、正直「うーん。。。ちょっとそれ厳しいんじゃないの?」という感想が残ってしまい、-1としました。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.109:
(5pt)

じわじわと

最初は梶間家の生活の描写がなんだか退屈でしたが、武内が越してきたあたりからじわじわとシミが広がるような嫌な感じを持ちながら読んだ。

とてもいい人なのになんとなく嫌な感じがする人。具体的になにがどうと説明できないけどなんとなく関わりたくない人。
そんな感覚的なことは通用しない司法の世界に長年いた勲が、雪見の感覚的に感じた武内の危険性など理解できるわけもなく...。

相手に一生懸命尽くしているのに疎おしがれる、人との距離を上手にとれない人は世間には少なくないと思う。
武内にとって義理を欠かれてしまうことは自分を否定されることと等しく、それが狂気に及んでしまい、ストーカーっぽさも含んでいてあまりにも怖すぎる。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.108:
(5pt)

ふんんんっ!ふんんんっ!

お見事。これは怖い、怖いけど一気読み。怪しさ満点の人物が、実際そのとおりなのだが、その描写が絶妙!読み終えた後、表題のセンスに再び脱帽。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.107:
(4pt)

最後が

想定したとおりに進んでいく。最後が「なるほど」と思わせる。ただ、少し非現実的かな。いや、事件はこのように起こるのだろう。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
4344002938
No.106:
(5pt)

ラストが……

武内に翻弄される梶間家の話

ビターブラット的なノリで購入して軽く読んでいたら、
自分がダメなパターンのノリでゲッソリ笑

梶間の家に浸食して来る武内に梶間の人間が身内から徐々に排除されて行く様は本当に怖い

中盤~終盤辺りでは梶間の人間も武内の狂喜を徐々に感じ始める様になるが、
疑問を抱かない人間から見れば、世話好きのオッちゃんで済んでしまう所が又怖い所

読み終えてみれば、まどかのヤクルトの謎は「ああっ」と納得出来るモノだったが、
未だに分からないのが犯人がいつ死体を運び出したのか?と言う謎が自分の推理力で解決出来ないのがもどかしい笑
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.105:
(5pt)

徹夜本に偽りなし

いままで読んだ本で徹夜本を教えて、と言われたら間違いなく火の粉をBest3に勧めます。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.104:
(4pt)

人間が犯罪者になる、その潜在的な可能性をもつ人は案外そばにいる。

好みの問題かも知れませんが、本筋のストーリーとは無関係な話しが多かった。
特に嫁と姑で、看病について身内ともめる尋恵さんの部分は要らなかったのでは。
それでも、中盤から徐々に盛り上がっていくぞっとするような展開にはぐっと入り込めました。
人は見かけによりません、多少知ったくらいでも分かりません。

育った境遇、親兄弟など、どういう育ち方をしたかが問題ですね。
犯罪者になるべくしてなった人。
用心深い人は興信所(探偵)などで人物背景を確認できますが、
それを防止する手立てはないでしょう。
警察も事件が起きるまで何もできません。
事後の臭いもの蓋の論理です。

この本に出てくる自己中心的な考えの人はいくらでもいますね、
このストーリーに背筋が寒くなると同時に、人間にとって何が大事か、
精神面を教育する必要があると改めて痛感しました。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.103:
(4pt)

ミステリーでもホラー的要素が強いかな

相手のために献身的に尽して尽して・・・・。

登場人物の 「武内」 は脳内では役者の 「松重豊」さんで再生されていました。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.102:
(5pt)

異常な犯人に「ひぇ〜」と声が出てしまいます

いかにも裁判長らしい物静かで理性的な梶間勲。
その家族にじわじわと忍び寄る巧妙な罠。
異常な犯人に「ひぇ〜」と声が出てしまいます。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
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No.101:
(5pt)

この人物怖すぎる

現実にこんな人がいたらと思うと背筋が寒くなります。最後まで展開が読めなくて最後の最後で
えーって感じ。でも実はこんな人、どこかにいるのかも??分からないだけで。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
4344002938
No.100:
(5pt)

面白かった。

「隣人ほど恐い存在はない」ということを現代の社会に照らし合わせて再確認できる小説でした。

歪んだ現代社会のどこかにいそうで恐いです。一気に読めました。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
4344002938
No.99:
(5pt)

大逆転!

金持ちと貧乏人の立場が変わって…とか、王子様と乞食がそっくりで入れ替わるなどの話がありますが、まさにあれを現代の日本で裁判官とシリアルキラーと普通の家族を使って表現された作品です。(構図はちょっと違うのですが)途中普通の人達の嫌な部分がこれでもかと描写されますが、不思議と読むのをやめられません。中毒性のある作品です。
火の粉Amazon書評・レビュー:火の粉より
4344002938

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