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栄光一途
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栄光一途の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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あまり、一般には、なじみがなく、知られてない、柔道界の、物語、それでも、著者のさすがの文筆力で、最後まで、スラスラと読み 切る。ラストのそれはないだろと思う、ラストの結末も、デビユー作の御愛想か。 | ||||
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ドーピングの話よりも柔道界を通して@@協会とか@@連盟といったスポーツ組織の実態が興味深く描かれている。 学閥の争いや力関係。よく書かれていると思う。 「火の粉」の期待感が大きかった反動からか読後感は今ひとつ。 雫井さんはどうしても最後をドタバタにしよう,どんでん返しを演出しようとするあまり,却って失敗していると思う。火の粉も虚貌も同じ印象を抱いた。 ただ,最後を除けばお勧め。 | ||||
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ドーピングの話よりも柔道界を通して@@協会とか@@連盟といったスポーツ組織の実態が興味深く描かれている。 学閥の争いや力関係。よく書かれていると思う。 「火の粉」の期待感が大きかった反動からか読後感は今ひとつ。 雫井さんはどうしても最後をドタバタにしよう,どんでん返しを演出しようとするあまり,却って失敗していると思う。火の粉も虚貌も同じ印象を抱いた。 ただ,最後を除けばお勧め。 | ||||
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雫井修介といえば、現在公開中で何かと話題の映画 『クローズド・ノート』の原作者。 私も今回の映画で著者のことを知ったというわけで。 クローズド・ノートは観てもいないし読んでもいないが デビュー作である本書はおもしろい。 ドーピングと柔道というあまり他では見かけないテーマ。 ラストにかけて驚愕の新事実がでてくる。 これで終わりかと思えばさらに出てくる出てくる。 これぞミステリの醍醐味。 長編とまではいかないが文庫本で500ページ弱に及ぶ。 それでも長く感じないのはそのテンポの良さか。 遠まわしな展開はなくストレート。 以前読んだ『火の粉』 もかなりおもしろかったし 他の著作にいやでも期待してしまう。 | ||||
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雫井修介といえば、現在公開中で何かと話題の映画 『クローズド・ノート』の原作者。 私も今回の映画で著者のことを知ったというわけで。 クローズド・ノートは観てもいないし読んでもいないが デビュー作である本書はおもしろい。 ドーピングと柔道というあまり他では見かけないテーマ。 ラストにかけて驚愕の新事実がでてくる。 これで終わりかと思えばさらに出てくる出てくる。 これぞミステリの醍醐味。 長編とまではいかないが文庫本で500ページ弱に及ぶ。 それでも長く感じないのはそのテンポの良さか。 遠まわしな展開はなくストレート。 以前読んだ『火の粉』 もかなりおもしろかったし 他の著作にいやでも期待してしまう。 | ||||
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今、最も脂がのってる作家の一人である雫井脩介のデビュー作です。 柔道コーチの望月篠子が、ドーピングをしている選手の調査を行う。 体育会系の人間関係や、迫力ある試合の描写など、柔道を知らない 人が読んでも充分楽しめます。 「虚貌」や「火の粉」で感じた、読者に思わずページをめくらせる力を、 すでにデビュー作から身に付けていたようです。 ただ、登場人物たちの行動には、そこまでする必然性があるのか? という疑問が残りました。 それに、叙述ミステリーを読み込んでいる人なら、途中でピンとくる 物があると思います。まあ、そんなことは気にせず、最後の結末を 楽しむのが正しい読み方かも知れませんが。 逆境の中で一所懸命頑張っているヒロインの篠子は、つい応援したく なります。篠子に協力する友人の佐々木深紅も良い味を出しています。 シリーズ第二作の「白銀を踏み荒らせ」も読んでみたくなりました。 | ||||
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今、最も脂がのってる作家の一人である雫井脩介のデビュー作です。 柔道コーチの望月篠子が、ドーピングをしている選手の調査を行う。 体育会系の人間関係や、迫力ある試合の描写など、柔道を知らない 人が読んでも充分楽しめます。 「虚貌」や「火の粉」で感じた、読者に思わずページをめくらせる力を、 すでにデビュー作から身に付けていたようです。 ただ、登場人物たちの行動には、そこまでする必然性があるのか? という疑問が残りました。 それに、叙述ミステリーを読み込んでいる人なら、途中でピンとくる 物があると思います。まあ、そんなことは気にせず、最後の結末を 楽しむのが正しい読み方かも知れませんが。 逆境の中で一所懸命頑張っているヒロインの篠子は、つい応援したく なります。篠子に協力する友人の佐々木深紅も良い味を出しています。 シリーズ第二作の「白銀を踏み荒らせ」も読んでみたくなりました。 | ||||
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オリンピック柔道81キロ級の有力候補である二人の「シンジ」。ドーピングしているのはどっち?そして通り魔的暴行を繰り返しているのは・・・? 引退した金メダリスト・現コーチの望月篠子が、友人の女剣士・佐々木深紅らとともに調査に乗り出す。 おもしろい。柔道なんて特に興味もないのに、どんどん世界に入り込んでしまう。それは筋の楽しさはもちろんだけど、登場人物がみんな、魅力的で一癖あるやつらだから。 主人公・篠子と深紅たち、女探偵?四人組。類型的でない個性がそれぞれにあり、好感度が高い。いつの間にか感情移入して、キレ者の彼女らに喝采し、無鉄砲な彼女らにはらはらしてしまう。どんどん動いてくれるから、ページをめくる手が止まらない。 闊達さを装い大言を吐く信司。寡黙で何を考えているのか判らない新二。どちらも腹に一物ありそうで、うさんくさく怪しい。 篠子たちに気持ちが入ってるから、ものすごく真剣に「ドーピング野朗はどっちだ!?」と考えてしまう。 その他のわき役の面々も、「いるねーこんなん!」って感じのおっさんたちで、すごーくリアル。(特に菊原。こんな人・・・いるよね!?) そして!!素晴らしいのは、柔道の試合場面。生中継の谷亮子の試合を見てるくらい、手に汗握ります。すごい迫力。圧巻です。 ラストもかなり衝撃的。・・・を・・・させなくてもよかったんでは・・・。でもまあ、後味の悪さの残る結末を、うまく光の見える方向へ導いてまとめてるとは思う。 読了後、柔道にちょっと興味が湧いてる自分を発見すると思います。 | ||||
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オリンピック柔道81キロ級の有力候補である二人の「シンジ」。ドーピングしているのはどっち?そして通り魔的暴行を繰り返しているのは・・・? 引退した金メダリスト・現コーチの望月篠子が、友人の女剣士・佐々木深紅らとともに調査に乗り出す。 おもしろい。柔道なんて特に興味もないのに、どんどん世界に入り込んでしまう。それは筋の楽しさはもちろんだけど、登場人物がみんな、魅力的で一癖あるやつらだから。 主人公・篠子と深紅たち、女探偵?四人組。類型的でない個性がそれぞれにあり、好感度が高い。いつの間にか感情移入して、キレ者の彼女らに喝采し、無鉄砲な彼女らにはらはらしてしまう。どんどん動いてくれるから、ページをめくる手が止まらない。 闊達さを装い大言を吐く信司。寡黙で何を考えているのか判らない新二。どちらも腹に一物ありそうで、うさんくさく怪しい。 篠子たちに気持ちが入ってるから、ものすごく真剣に「ドーピング野朗はどっちだ!?」と考えてしまう。 その他のわき役の面々も、「いるねーこんなん!」って感じのおっさんたちで、すごーくリアル。(特に菊原。こんな人・・・いるよね!?) そして!!素晴らしいのは、柔道の試合場面。生中継の谷亮子の試合を見てるくらい、手に汗握ります。すごい迫力。圧巻です。 ラストもかなり衝撃的。・・・を・・・させなくてもよかったんでは・・・。でもまあ、後味の悪さの残る結末を、うまく光の見える方向へ導いてまとめてるとは思う。 読了後、柔道にちょっと興味が湧いてる自分を発見すると思います。 | ||||
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柔道界を舞台にした、ドーピングの問題提起的な情報小説として楽しみました。 書き手は雫井脩介、現在「犯人に告ぐ!」が高評のデビュー作。 著者はなかなかに筆力が高く、文章自体は読みやすく、わりとさくさく読めました。少し表現不足といったところも無きにしもあらずですが、デビュー作でこのレベルというのは凄いと感じました。 キャラクターの描き込みは若干バランスがいまいち。主人公の望月篠子も魅力は確かにあるキャラクターなのですが、佐々木深紅というキャラクターが魅力的過ぎてどちらが主役かわからないかんじも受けたのがやや難点と感じました(欠点というほどではないと思います)。 ラストも好みの分かれるところ。どんでん返しのラストですが、これが読む人によっては非常に後味の悪さを残すものになっています。 昨今いろいろと話題になるドーピングですが、これを読むとなかなか単純な問題ではないと改めて考えさせてくれる小説です。 | ||||
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「火の粉」を読んで雫井氏のファンになり、他の作品も一気に読んでしまいました。その中のひとつが「栄光一途」です。柔道界のドーピング問題を題材にしたサスペンスものですが、人をひきつける文章力と人物描写には天才的なものを感じます。結末はちょっと強引なところもありますが、読者を本の中に引きずり込む技は(いつのまにか寝技にもっていかれたっていう感じかな?)一流です。ですからどんな展開になろうと最後はお手上げ状態で私は全く気になりません。どんな批判があろうと雫井流を押し通して欲しいと思います。星四つにしたのは、これからの期待が大きいからです。早く次回作を書き上げてください!! | ||||
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日本発祥の柔道。五輪などでは常にメダルの期待をかけられ、一方で「武道」という観点から常に清潔さを求められる。そんなところへ「ドーピングしている選手がいる」という怪文書が・・・。「吉住と杉園、2人のシンジのどちらがドーピングを?」という謎解きを中心にして、上記の問題点が出てきて・・・と話が展開していくわけだが、軽妙なタッチで描かれているためか、その重苦しさを感じずにどんどん読み進められた。これが雫井氏のデビュー作とは恐れ入る。この作品の評価が分かれるのは最後のどんでん返しだと思う。個人的にこういうのもありなのだろうな・・・と思う反面で、どうも好きになれない、という人もいる事は間違い無い。その意味で、評価が厄介だ。というわけで、その部分を考慮して4点とした。 | ||||
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著者の作品をさかのぼるように読んでいるが、このデビュー作には驚かされた。柔道と薬物の話から、最後は思いもしない結末。それ以上に、柔道の描写がすばらしい。読み手に休むことを許さない、流れがある。もう、この作家から目が離せない | ||||
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