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血のケープタウン
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血のケープタウンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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根っからの悪人ではなく、家族を愛し、せっかっく金を手に入れたのに、どんどん泥沼に 引っ張り込まれて行く主人公、それにねっとりと絡みつく、根っからの悪人風警官、 何処に魂の救いを求めるべきか、老犬に救いを見出そうとする元ギャングの警備員、 悪徳警官に昔の因縁を抱えるエリート捜査官。 彼らを軸として、テンポ良い、しかし、救いようの無い物語が展開され、ラストは 誰もが予想の付くボロボロのエンディング。しかし後味は、私にとっては悪くありませんでした。 ただ、この様な話、或いはもっと陰惨な話は散々、馳星周の小説で読んだような... まぁ、比較する方がオカシイか... | ||||
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本屋で、なんとなく「匂った」ので手にとって何の躊躇もなくレジへ持っていきましたが・・・、帰りの電車で数ページ読んだ所で「南ア人の船戸与一か〜。匂ったのはコレか〜」っとなりました。 この小説に出てくる登場人物は、主人公である白人の中年男性と若き妻以外には、元囚人の殺し屋、その殺し屋に指を切断された売人、狂信警官、そいつに弟を殺され復習を誓った兄、女衒、父親に犯されたジャンキー女、そしてそれら準主人公達の物語を俯瞰する役目として、新生南ア内務省に勤める冷徹なエリート黒人役人とか、もう、出るわ出るわで、飽きさせません。ここに流れ者の武器売人日本人が出てくれば、そっくりそのまま船戸与一の小説になりそうな勢いです。 話は変わりますが、第二次世界大戦後の日本や独国で、刑を逃れた公務員達が、戦後復興の力になっていますが、南アもそうらしいとか、フッと、現地で生活する人々の熱い吐息も聞こえてきそうな錯覚にも陥りました。秀作。 ※映画になるそうです。内務省役人に、サミュエル.L.ジャクソン・・・?。もうちょっと若いイメージなんだけどなー(若い頃のデンゼル・ワシントンとか。・・・違ったらすいません)。 | ||||
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2010年W杯開催地の南アフリカ。その都市ケープタウンで繰り広げられる犯罪群像劇。アメリカで起こした事件によりケープタウンに逃亡してきた主人公ジャック。その新天地で強盗に襲われたことから、主人公の人生はどんどん窮地に追い込まれていく。汚職警官、元犯罪者の夜警、公安警察官、数多の犯罪者の思惑が入り乱れ、事態は先の読めないものに。。。南アフリカと言う珍しい舞台もいいし、視点がクルクル変わるテンポの良い展開も素晴らしい。馳星周とまでは行かないがノワール小説の1つといえるだろう。南アフリカの混沌が良く描かれている。著者の次作「Wake up dead」の翻訳も期待したい。 | ||||
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