流血のサファリ
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あらすじ
レマーは、南アフリカ西部のロクストンという村に住むボディガード専門のしがない私立探偵。以前は大手警備会社に務め、要人のボディガードを勤めていたが、積極的差別是正措置のために首になった。駐車場で4人のゴロツキにからまれた際、うち一人を殺し、4年間刑務所で過ごす。 なんとか生活を立て直そうとしていたとき、以前の雇い主から仕事を依頼される。エマというケープタウン在住のブランド・コンサルタントのボディガードの仕事だった。エマは小柄な美女で、20年前にクリューガー国立公園で失踪した兄を探していた。死んだと思われていた兄の写真を、最近テレビのニュースで見たというのだ。ただし名前は違っていて、しかも殺人者と報道されていた。ムプラマンガ県の野生動物保護区で祈祷師と四人のハゲワシ密猟者を殺して逃走中だという。エマは警察に話したが、人違いだとされた。しかし、そのあとエマの家に謎の電話がかかってきて、三人の男が家に侵入、エマを殺そうとした。エマはなんとか逃れたが、どういうことなのか知りたいから、ムプマランガ県まで行きたい、ボディガードをしてくれ、という依頼だった。 レマーはエマと一緒に、ムプラマンガ県の動物リハビリ・センターを訪れる。そこに、兄とおぼしき男が勤めていて、殺人事件を起こした後、逃走したのだ。しかしエマが兄の写真を見せても、センターの関係者は口をそろえて人違いだという。やはり別人なのか。レマーとエマは、めぼしいところを調べてまわるが、誰に訊いても同一人物と考える人間はいなかった。 やがて、リハビリ・センターの所長がライオンの檻に押し込まれて殺され、レマーとエマに手紙を渡そうとした動物保護区の警備係も拷問され殺害されるという事件が起きる。誰かが何かを──絶対に守らねばならない秘密を──隠そうとしているようだ。レマーとエマも数人の男たちに追われて、逃げている最中にエマが撃たれて、意識不明の重体となってしまう。エマに思いをよせるようになっていたレマーは、一度も仕事をしくじったことのないプロのボディガードの誇りにかけて、この落とし前を必ずつけると誓う。 ただ一人、凶悪な犯罪者たちを追うレマーの前には、やがて思ってもみなかった事件の真相が! しがない私立探偵、美女の依頼人、謎の失踪事件、背後にうごめく陰謀、現代社会への警鐘――アメリカではすでに説得力を失った伝統的なハードボイルド(私立探偵小説)の精神が南アフリカに残っていた! 同国の最有力文学賞を4回受賞、ドイツ、アメリカ、フランスでも数々の賞に輝く、南アフリカ最高のスリラー作家が、満を持して日本に上陸。(「BOOK」データベースより)
評判
流血のサファリの評価:
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流血のサファリの総合評価:
4.00/10点 レビュー 1件。
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彼女を守るために雇われた、過去に訳あり探偵(お約束)レマーと共に兄の影を追って、南アフリカを旅するのだが、エマが遂に敵の毒牙にかかってしまう!という前半。
内容自体は可もなく不可もなくだが、進展が遅く手に汗握るシーンも上巻は殆どなし。ちょっと冗長です。南アフリカの状況については興味深い話がいつくか載っています。
とりあえず下巻に期待。