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凍りのくじら
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凍りのくじらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.72pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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この作者の作品は、初めて読みましたが、 文体が綺麗という印象です。 ただ、その反面、主人公と別所あきらという登場人物の会話が、 抽象的すぎるのに閉口しました。 また、その部分がやたらと長いと感じ、実際の登場人物なら、 このような会話はしないだろうと思いながら読み進めていき、 その内に、 「 これは○○のパターンなのか ? 」 と気付き、 その予感が当たってしまったのは残念でした。 なぜかと言いますと、私はこの作品をミステリと思っていたので、 そうではなかったため、興醒めする部分があったからに他なりません。 文章が美しければ全て良し、とは勿論いかないので、 評価は☆3つにとどめておきます。 何よりも、他人に対してあだ名をつける主人公には好感を全く持てなく、 「 ドラえもん 」 に関する記述が多いのも、やや鬱陶しかったです。 さらに、若尾のその後が不明なのも、私には不満が残るものでした。 しかし、他作品を読んでみたいという気持ちにはさせてくれたので、そちらに期待したいと思います。 | ||||
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カメラマンだった父が失踪したあと、理帆子は母と二人で暮らしてきた。だが、母が病に倒れ、 命の期限を宣告される。そんな理帆子の前に現れたのは別所あきらという青年だった。彼の やさしさや温かさが理帆子の心を少しずつ元気にしていくが、昔の恋人若尾が執拗に理帆子に まとわりつき、事件が起こった! 各章のタイトルがドラえもんの道具なので最初は軽い内容なのかと思ったが、実際はかなり シリアスなものだった。理帆子とかつての恋人岩尾の関係、母の病気、父の友人の松永と 息子の郁也、そして理帆子の心を癒してくれた別所。さまざまな人間の絡みの描写が見事だと 思う。特に、壊れていく岩尾と理帆子の関係は何とも言えない。別れてしまったはずなのに、 未練を残す岩尾。そんな岩尾を振り切れずあいまいな態度をとる理帆子。かなり、ハラハラ イライさせられた。それと同時に、壊れていく男の心の怖さも味わった。ラストは、理帆子の 成長を思わせるものがあり、無難にまとめられていた。別所と理帆子の関係も心温まる。 やさしい感じがする作品だった。 | ||||
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主人公は高校生。中・高時代というのは子供から大人へのデリケートな時期、人生の中で最も”大人びた”美しい時期の一つであると思う。自分をそう思ってしまう時期。 私の心の内側は冷めている、と一段上から物を見ていても、実は純粋に友達が好き、 母親となかなか打ち解けた会話ができないが、根底には感謝と素直な愛情であふれている、 そんなことが感動できる本だ。最終的に気付くことができた「親からの絶対的な愛情」。 この物語はミステリー小説なので現実離れした展開が多々ある。3分の1を過ぎたあたりからどんどん先が読みたくなり、一気に読み終え最後はハッピーエンド。「いじめ」「受験ノイローゼ」の問題も含まれている。良い本だと思う。 残念ながらどらえもんには興味が全くないのだが、それはあまり気にせず読める。 最後に明かされるひとつの事(種明し)は、「冷たい校舎の時は止まる」と同じパタンであったので、少し残念。引出しがもっとあるといいと思う。 | ||||
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作者の写真が可愛いかったので買いました。 例えるなら「21世紀のノルウェイの森」 普通の日常を描きながら、隠し味を楽しむ感じ。 1章くらい笑える話があればよかったのに。 | ||||
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