■スポンサードリンク
冷たい校舎の時は止まる
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
冷たい校舎の時は止まるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自殺したのは誰? 自分の隣にいる友人が…? いや、自分自身が自殺したのか? 疑心暗鬼になる8人。 自殺の理由は…と考え、各々が抱えていた悩みが浮き彫りになっていく。 他人から見れば、何と言うことのないことや、優越感と思われることが反ってその人にとっては深い悩みであったり…。 読者それぞれが、登場人物の誰かと共感する部分があるのではないでしょうか。 二重三重に仕掛けられたトリック。 私は、最後まで騙され続けました。 確かに途中だらける部分もありますが、ミステリー青春小説といった分野でしょうか。 唸らせる作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまりに冗長すぎる。 この内容を300ページに纏めてくれたなら、傑作と呼べるものになったと思う。 何人か必要ないんじゃないかと思える登場人物がいるので、それを減らすだけでもずいぶん違っただろう。 著者のデビュー作という先入観もあってかどうしても、書きたいことを全部無理矢理詰め込みました、って印象を抱いてしまう。 読者のことを考えているのだろうか、と疑問に思う。 自己満足と陶酔が全編に漂っている気がして、どうにも気持ちが悪い。 結末は良かった。 ただ、締めはしつこく感じられた。 もうちょっとさらっと終われなかったものだろうか。 とはいえ、上下巻で千ページを超える大作を、最後まで読ませる力量はすばらしいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
学校という巨大な密室。そこで起こる、チャイムが鳴るたびに 一人ずつ消えていくという恐怖に満ちたできごと・・・。 8人の中に自殺したものはいるのか?この不思議な空間を生み 出した者の目的は?不思議さと怖さが入り混じり、ページを めくる手が止まらなかった。逃げ場のない空間の中で必死に 当時のことを思い起こし、何とか解決の糸口を見つけようと する8人。彼らのそれぞれの回想の中に手がかりがあるの だろうか?どんな些細なことも見逃すまいと必死に読んだ。 ラストにかなりの期待をしたのだが、こういう持って行き方は どうなのだろう?ネタバレになるので詳しいことは書けないが、 読む方としては何だかだまされた気持ちになる部分があった。 「うーん、だからあの部分はあんなに長かったのね。でもね〜・・・。」 かなりの長さをがんばって読んだのに、その分報われてない 気がする。無難にまとめられているとは思うが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
似たようなことを書いても詮ないので、褒めるべき点は他のみなさまのをよく参照されたし。 好印象で読み始めただけに出鼻をくじかれたのが、登場人物に作者と同名の人物がいること。しかもちょっと不幸なメインヒロイン。あまり良い感じはしない。 あくまで現代を舞台にした青春群像劇としてみるよりも、ファンタジーとしてみた方が楽しめると思う。仲間がみな善人でそれ以外は悪人では現実味に欠ける。舞台が進学校なせいもあるが天才の苦悩や外見はチャラいけど実はいい人系は私自身おなかいっぱいということもあった。 とはいえ魅力的な設定や心情を細やかに描く作者の力量は伺える。彼女の名前を覚えておいて損はない。そう思わせる処女作だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こ、怖い_|\○_じりじりと精神に迫る怖さがあります。自殺した級友の名前はおろか、性別すら思い出せない状況に加え、写真によって、閉じ込められた内の一人がその人だと判明。しかしその写真は消え、それを見た女性徒の記憶からも、それが誰であったかを消します。隣にいる友人が死んだ級友かもしれない。いや、もしかしたら自分こそがそうなのかも…疑心暗鬼で追い詰められる生徒たち。もしかしたらこの理由で?という仮定の元に、登場人物たちの悩みが描かれていきます。悩みが無いように思っていた人も、他人には意外な理由で深く悩んでいたりします。普通の高校生の豊かな個性が描かれています。が、こ〜わ〜い〜!早く続きを読んで、すっきりしなければ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者にも作品にも何の予備知識もなく手にしたのですが… 感想は他の方も書かれていましたが家庭用ゲームの「女神異聞録ペルソナ」を彷彿と させられました。 そして、学校に閉じ込められた8人が各々の過去を振り返っていく場面も高校生なの で仕方がないとは言え、同じ時代から同じような目線で語られていくので途中で読み 飛ばしたい衝動に駆られることしばし。 最後の答えも、森博嗣氏のような突拍子もない答えで「それは作者の頭の中でのみ 展開しているだけでは」と思わずにいられませんでした。 何より、ヒロインの名前が作者と同じというのは読者にとってはあまり好ましいこと ではないと思います。(扉に作者の写真もばっちり載っています) 個人的にその理由としては、小説はあくまで想像の世界を楽しむものであって、作者 自らの名前を使い、想像を固定させてしまうような作品は、読者に向けて作られたの ではなく、作者が自分の為に作ったものだと感じてしまうからです。 この後の作品も一応読む予定ですが、似たようなことがないことを願います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
メフィスト賞だから当然面白い。最後まで読んで、女の子らしい話だと思った。まとわりつく悲しみ。それを振りほどく友情。閉じ込められた青春。 率直に言って、校舎に閉じ込められた高校生たちの傷を見せ、それを友情で癒すのがテーマ。心温まる話だと思う。若手では、西尾維新や佐藤友哉は物語の果てに希望に見せかけた絶望を提示するが、この作者は希望をストレートに提示できる人だと思う。 ただ、主人公に魅力がないと思った。出番もないし、周りのキャラに圧倒されている。優しさゆえの弱さを提示しようと思ったのだろうが、弱すぎて何もしないキャラのように感じられた。かなり影も薄い。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!