さよならドビュッシー

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評判

さよならドビュッシーの評価:

3.36/5点 レビュー 239件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.36pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全438件 101〜120 6/22ページ
No.338
(5pt)

岬洋介がかっこいい

ラストの意外性にやられた感満載だが、その事実に岬が気づいていたことの伏線にも全く気づきませんでした。このシリーズもお気に入りになりました。
さよならドビュッシー Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシーより
4796675302
No.337
(2pt)

期待はずれ

期待はずれ。中山さんの小説は好きでたくさん読んでますが、これは評価が全体的に高いけど、私はいまいちでした。
まず、推理小説の部分が少なく、7割近くピアノ演奏の話になってる。そこの描写が多すぎてかなり流し見してしまった。
また、最後に暴かれる事実もどんでん返しと言うより、ちょっと納得いかない事実。小説全てが主人公の一人称で書かれていてこれはどうなんだろう。
岬さんのシリーズ物として、他のはもっと面白ければいいのだけど、他のもこれと同様音楽家の描写が多いのならちょっと読むのはためらう。
さよならドビュッシー (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシー (宝島社文庫)より
4796679928
No.336
(2pt)

期待はずれ

期待はずれ。中山さんの小説は好きでたくさん読んでますが、これは評価が全体的に高いけど、私はいまいちでした。
まず、推理小説の部分が少なく、7割近くピアノ演奏の話になってる。そこの描写が多すぎてかなり流し見してしまった。
また、最後に暴かれる事実もどんでん返しと言うより、ちょっと納得いかない事実。小説全てが主人公の一人称で書かれていてこれはどうなんだろう。
岬さんのシリーズ物として、他のはもっと面白ければいいのだけど、他のもこれと同様音楽家の描写が多いのならちょっと読むのはためらう。
さよならドビュッシー Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシーより
4796675302
No.335
(5pt)

音楽との融合が効果的

伏線の回収が分かりやすく見事
岬洋介の使い方も効果的、芸術の叙情とクールな推理がうまく融合している中山ワールドは心地良く一気読みしてさそまいます
さよならドビュッシー (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシー (宝島社文庫)より
4796679928
No.334
(5pt)

音楽との融合が効果的

伏線の回収が分かりやすく見事
岬洋介の使い方も効果的、芸術の叙情とクールな推理がうまく融合している中山ワールドは心地良く一気読みしてさそまいます
さよならドビュッシー Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシーより
4796675302
No.333
(1pt)

あったあった

遅ればせながら…。
このトリック(と言えるのかどうか)、漫画雑誌「りぼん」の某人気作家の作品に似たようなのがありました。もうウン十年前ですけど。ですのですぐにこのカラクリがわかってしまいました…。
要は本当に漫画的。ピアノレッスンやコンクールの部分も共感出来ないし。
「冒頭の部分を読んで、カラクリを考える→伏線を見つけるべく全体を眺める」なんてのもありかも。
さよならドビュッシー (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシー (宝島社文庫)より
4796679928
No.332
(1pt)

あったあった

遅ればせながら…。
このトリック(と言えるのかどうか)、漫画雑誌「りぼん」の某人気作家の作品に似たようなのがありました。もうウン十年前ですけど。ですのですぐにこのカラクリがわかってしまいました…。
要は本当に漫画的。ピアノレッスンやコンクールの部分も共感出来ないし。
「冒頭の部分を読んで、カラクリを考える→伏線を見つけるべく全体を眺める」なんてのもありかも。
さよならドビュッシー Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシーより
4796675302
No.331
(4pt)

最後は悲しい

今頃になって読んだが、デビュー作からこの筆力とは恐れ入る。あの玄太郎爺さんの孫が主人公なんだねえ。玄太郎爺さんはすぐ死んでしまうのは残念だった。プロのピアニストを目指す遙は、火事に合って全身大やけどを負ってしまい、そこから岬洋介の指導のもと復活を遂げていくが、不審な事故やさらには母親が…。
ピアノ演奏の描写が凄いな。優れた作家というのは大したものだ。描写にくどいと感じるところもあるけど、気のせいかなあ。今回のどんでん返しは悲しい。
さよならドビュッシー (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシー (宝島社文庫)より
4796679928
No.330
(4pt)

最後は悲しい

今頃になって読んだが、デビュー作からこの筆力とは恐れ入る。あの玄太郎爺さんの孫が主人公なんだねえ。玄太郎爺さんはすぐ死んでしまうのは残念だった。プロのピアニストを目指す遙は、火事に合って全身大やけどを負ってしまい、そこから岬洋介の指導のもと復活を遂げていくが、不審な事故やさらには母親が…。
ピアノ演奏の描写が凄いな。優れた作家というのは大したものだ。描写にくどいと感じるところもあるけど、気のせいかなあ。今回のどんでん返しは悲しい。
さよならドビュッシー Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシーより
4796675302
No.329
(3pt)

最新刊、合唱からもういちどベートーヴェンでこの作品を読むと違和感。

この作品を読んだ理由は最新刊、合唱の購入のための予備知識として岬洋介シリーズの最初の話を読んでおこうと思ったからです。ただ、あまりにも非現実な設定で入り込めず、先に合唱を読んでしまいました。世界的ピアニストとして世界を熱狂させる天才ピアニストはあの御子柴礼司に1億という成功報酬を友人の為に出せるほどになってるのですが、その後すぐにこちらに戻れば良いのに、岬洋介と天生検事の出逢いが知りたくなって、もういちどベートーヴェンを読んでしまいました。よって、この作品の岬洋介がまだピアニストとして確立されておらず、私が悪いのでしょうが、岬洋介は24歳以上で30才未満なんだろうと言う推定で読み進めました。ただ、私はついでに静おばあちゃんにおまかせシリーズも購入してしまっている為、まだ読んでいませんが、玄太郎爺さんは火事で死ぬのか?いや、実は生きてるのか?と違う所に疑問を持ちます。この作品は、まず火事でおじいちゃん、従姉妹が亡くなり主人公も大火傷で皮膚移植をします。ただ奇跡的に生き残り、奇跡的天才医師により顔も完全な状態に戻り、身体は皮膚移植で継ぎ接ぎのようですし、松葉杖がないと歩けず、声帯は焼けてしまっているので声が酷い。いやいや、火事では全身皮膚移植で顔は綺麗に元の顔?ブラックジャックか!と思うぐらい設定に無理がある。多分、それだけの火傷を負うと全身の深いところまで焼けてしまっているので多分、死んでしまう方が普通だけれど、こうしないと物語の核が進まないので致し方ないのだと思って進みます。ただ、この高校生の女の子主観で描くのはちょっとズルいかなぁ。何より最初の岬洋介との出会いで放送界でも有名な人なんだと言う内心を読んだ時点で、おやっ?となります。法曹界だろう!もう高校生なのでホウソウカイを放送と思う所でこの子は一体?と気づくのだと思います。正直16億の遺産相続で6億の遺産を相続した事で現代のシンデレラみたいにマスコミに追われるか?一般人であり、火事は事故として処理されており、またおじいちゃんからの正式な遺言が弁護士によって巻かれている。別に若い女性と再婚したおじいちゃんが変死してその後妻に、みたいな話じゃない。正直、順当にいっても彼女は莫大な遺産を引き継ぐ相続人のため、こんなになるか?と疑問。あと1番大きいのは、母親が亡くなっても練習に打ち込める事。どうしても好きになれないのが、この主人公の女の子の性格。いろんな伏線が張られてるようだが、主人公の一人称の語りによって誤魔化されてる結果になってる気がするし、結構、早い段階でこの子は?ってなるので読むスピードが落ちました。あと岬洋介自身も早い段階で気づいているなら、その後の事件は未然に防げたのではないのか?少年法は甘いのでみたいな台詞は岬洋介の口からは聞きたくなかった。ただ収穫は岬洋介は難聴だった為に司法の世界に戻ろうとしたのかと言う、もういちどベートーヴェンの理由が解決した。音楽ファンならこの作品は確かに楽しめるがミステリーのみを堪能したい方には長く感じるかもしれない。
さよならドビュッシー (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシー (宝島社文庫)より
4796679928
No.328
(3pt)

最新刊、合唱からもういちどベートーヴェンでこの作品を読むと違和感。

この作品を読んだ理由は最新刊、合唱の購入のための予備知識として岬洋介シリーズの最初の話を読んでおこうと思ったからです。ただ、あまりにも非現実な設定で入り込めず、先に合唱を読んでしまいました。世界的ピアニストとして世界を熱狂させる天才ピアニストはあの御子柴礼司に1億という成功報酬を友人の為に出せるほどになってるのですが、その後すぐにこちらに戻れば良いのに、岬洋介と天生検事の出逢いが知りたくなって、もういちどベートーヴェンを読んでしまいました。よって、この作品の岬洋介がまだピアニストとして確立されておらず、私が悪いのでしょうが、岬洋介は24歳以上で30才未満なんだろうと言う推定で読み進めました。ただ、私はついでに静おばあちゃんにおまかせシリーズも購入してしまっている為、まだ読んでいませんが、玄太郎爺さんは火事で死ぬのか?いや、実は生きてるのか?と違う所に疑問を持ちます。この作品は、まず火事でおじいちゃん、従姉妹が亡くなり主人公も大火傷で皮膚移植をします。ただ奇跡的に生き残り、奇跡的天才医師により顔も完全な状態に戻り、身体は皮膚移植で継ぎ接ぎのようですし、松葉杖がないと歩けず、声帯は焼けてしまっているので声が酷い。いやいや、火事では全身皮膚移植で顔は綺麗に元の顔?ブラックジャックか!と思うぐらい設定に無理がある。多分、それだけの火傷を負うと全身の深いところまで焼けてしまっているので多分、死んでしまう方が普通だけれど、こうしないと物語の核が進まないので致し方ないのだと思って進みます。ただ、この高校生の女の子主観で描くのはちょっとズルいかなぁ。何より最初の岬洋介との出会いで放送界でも有名な人なんだと言う内心を読んだ時点で、おやっ?となります。法曹界だろう!もう高校生なのでホウソウカイを放送と思う所でこの子は一体?と気づくのだと思います。正直16億の遺産相続で6億の遺産を相続した事で現代のシンデレラみたいにマスコミに追われるか?一般人であり、火事は事故として処理されており、またおじいちゃんからの正式な遺言が弁護士によって巻かれている。別に若い女性と再婚したおじいちゃんが変死してその後妻に、みたいな話じゃない。正直、順当にいっても彼女は莫大な遺産を引き継ぐ相続人のため、こんなになるか?と疑問。あと1番大きいのは、母親が亡くなっても練習に打ち込める事。どうしても好きになれないのが、この主人公の女の子の性格。いろんな伏線が張られてるようだが、主人公の一人称の語りによって誤魔化されてる結果になってる気がするし、結構、早い段階でこの子は?ってなるので読むスピードが落ちました。あと岬洋介自身も早い段階で気づいているなら、その後の事件は未然に防げたのではないのか?少年法は甘いのでみたいな台詞は岬洋介の口からは聞きたくなかった。ただ収穫は岬洋介は難聴だった為に司法の世界に戻ろうとしたのかと言う、もういちどベートーヴェンの理由が解決した。音楽ファンならこの作品は確かに楽しめるがミステリーのみを堪能したい方には長く感じるかもしれない。
さよならドビュッシー Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシーより
4796675302
No.327
(3pt)

音楽ミステリー

音楽とミステリーの融合作品。
どちらも本格的ときた。
しかし、この顛末は・・・・。
中山さんらしさ全開ではありますが、後味が悪いというか。。
さよならドビュッシー (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシー (宝島社文庫)より
4796679928
No.326
(3pt)

音楽ミステリー

音楽とミステリーの融合作品。
どちらも本格的ときた。
しかし、この顛末は・・・・。
中山さんらしさ全開ではありますが、後味が悪いというか。。
さよならドビュッシー Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシーより
4796675302
No.325
(5pt)

最後のまさかの大どんでん返し

最後のまさかの大どんでん返し。犯人は想像つきながらも、そうきたか!面白かった。
さよならドビュッシー (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシー (宝島社文庫)より
4796679928
No.324
(5pt)

最後のまさかの大どんでん返し

最後のまさかの大どんでん返し。犯人は想像つきながらも、そうきたか!面白かった。
さよならドビュッシー Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシーより
4796675302
No.323
(1pt)

登場人物がとても薄かった

個人的に、今まで読んだ作品の中で面白かったと思うものには、誰の作品にしても共通点があった。それは登場人物の描写がとてもしっかりしていて、その人物一人ひとりが好き・嫌いに関わらずとても印象に残っている、ということだ。その点でいうとこの小説は、どんなに読み進めても登場人物の誰一人として、自分の印象に強く残る人はいなかった。以前読んだ御子柴先生のものは良かっただけに、本当に残念だった。読み進めるのが苦痛ではあったけれど、真犯人と動機が知りたいという気持ちだけで何とか読んだ。しかしそのラストにも肩透かしをくらってしまい、途中でやめておけばよかったと後悔。
さよならドビュッシー (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシー (宝島社文庫)より
4796679928
No.322
(1pt)

登場人物がとても薄かった

個人的に、今まで読んだ作品の中で面白かったと思うものには、誰の作品にしても共通点があった。それは登場人物の描写がとてもしっかりしていて、その人物一人ひとりが好き・嫌いに関わらずとても印象に残っている、ということだ。その点でいうとこの小説は、どんなに読み進めても登場人物の誰一人として、自分の印象に強く残る人はいなかった。以前読んだ御子柴先生のものは良かっただけに、本当に残念だった。読み進めるのが苦痛ではあったけれど、真犯人と動機が知りたいという気持ちだけで何とか読んだ。しかしそのラストにも肩透かしをくらってしまい、途中でやめておけばよかったと後悔。
さよならドビュッシー Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシーより
4796675302
No.321
(5pt)

読んだ後に鳥肌が立ちました!

読んだ後に鳥肌が立ちました・・・。
今年1番の当たりかも・・・。
とにかく凄い・・・。ミステリーとしても読ませるけど、音楽物としてもこの作品は唸らせます。巻末の解説で大森望という翻訳家・評論家の方が述べていらっしゃいますが、まさに、「音楽+スポ根+ミステリのハイブリッド作品」という表現がぴったりかと・・・。
ミステリーと云う部分では、最後に「あ!」とものの見事に一本取られ、音楽の部分は、本当にピアノの音が聞こえてきそうな豊かな、且つ流れるような描写。スポ根の部分は、あまりの激しさに、自身の体たらくが悲しくなる・・・。
本作を読んでいる時の至福感たるもの、筆舌に尽くしがたく、あっという間に最終ページに到達してしまいました。
作者の中山七里氏は本書を読んだ限り、女性?と思っていましたが、なんと意外な事に立派な男性でした。(笑)うーん、やっぱり、人は見かけ、あ、作風ですね、に寄らないですね・・・。

香月遥は一応ピアニストを目指す女子中学生。進学する高校の音楽科の特待生となることが決まっている。家は古くからの地主で地元では裕福な名家。そんな何不自由のない生活に突如襲った火事。家長であった祖父と親友同然だった従妹を亡くし、自身も瀕死の重傷を負う。全身皮膚を移植され、動かない不自由な体、指。絶望の中、祖父が亡くなったことによる相続争いにも巻き込まれ、命を狙われる羽目に・・・。疑心暗鬼になる関係者、バラバラになって行く家族。そして今度は母親が誰かに階段から突き落とされ・・・。
そんな時に、ふと現れた、音大の講師をやっているという天才ピアニストの岬洋介。彼に師事し、自分にはピアノしかないと必死で喰いついて行く遥。遂にはコンクールに出場する事になり、何度も諦めかけるものの、「逃げる事を覚えるな!」「闘いを止めたいと思う自分に負けるな!」「倒れる時は前のめりで!」と凄まじいばかりの闘争心で自身のピアニストになりたいという気持ちに立ち向かって行く。そしてその先に見えたものは・・・。

久しぶりに、真の徹夜本でした。作中に出てくる音楽が判ると、面白さは百倍位アップしますので、音楽を聞きながら是非楽しんで頂ければと思います。

月の光/ラ・カンパネラ/ 超絶技巧練習曲 マゼッパ(リスト)
Op10-1/Op10-2/Op10-4/Op10-5/Op10-12/ (ショパン)
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」( ベートーヴェン)
アラベスク(ドビュッシー)
英雄ポロネーズ(ショパン)
練習曲(ツェルニー)
アラベスク(ブルグミューラー)
熊蜂の飛行(リムスキー・コルサコフ)
さよならドビュッシー (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシー (宝島社文庫)より
4796679928
No.320
(5pt)

読んだ後に鳥肌が立ちました!

読んだ後に鳥肌が立ちました・・・。
今年1番の当たりかも・・・。
とにかく凄い・・・。ミステリーとしても読ませるけど、音楽物としてもこの作品は唸らせます。巻末の解説で大森望という翻訳家・評論家の方が述べていらっしゃいますが、まさに、「音楽+スポ根+ミステリのハイブリッド作品」という表現がぴったりかと・・・。
ミステリーと云う部分では、最後に「あ!」とものの見事に一本取られ、音楽の部分は、本当にピアノの音が聞こえてきそうな豊かな、且つ流れるような描写。スポ根の部分は、あまりの激しさに、自身の体たらくが悲しくなる・・・。
本作を読んでいる時の至福感たるもの、筆舌に尽くしがたく、あっという間に最終ページに到達してしまいました。
作者の中山七里氏は本書を読んだ限り、女性?と思っていましたが、なんと意外な事に立派な男性でした。(笑)うーん、やっぱり、人は見かけ、あ、作風ですね、に寄らないですね・・・。

香月遥は一応ピアニストを目指す女子中学生。進学する高校の音楽科の特待生となることが決まっている。家は古くからの地主で地元では裕福な名家。そんな何不自由のない生活に突如襲った火事。家長であった祖父と親友同然だった従妹を亡くし、自身も瀕死の重傷を負う。全身皮膚を移植され、動かない不自由な体、指。絶望の中、祖父が亡くなったことによる相続争いにも巻き込まれ、命を狙われる羽目に・・・。疑心暗鬼になる関係者、バラバラになって行く家族。そして今度は母親が誰かに階段から突き落とされ・・・。
そんな時に、ふと現れた、音大の講師をやっているという天才ピアニストの岬洋介。彼に師事し、自分にはピアノしかないと必死で喰いついて行く遥。遂にはコンクールに出場する事になり、何度も諦めかけるものの、「逃げる事を覚えるな!」「闘いを止めたいと思う自分に負けるな!」「倒れる時は前のめりで!」と凄まじいばかりの闘争心で自身のピアニストになりたいという気持ちに立ち向かって行く。そしてその先に見えたものは・・・。

久しぶりに、真の徹夜本でした。作中に出てくる音楽が判ると、面白さは百倍位アップしますので、音楽を聞きながら是非楽しんで頂ければと思います。

月の光/ラ・カンパネラ/ 超絶技巧練習曲 マゼッパ(リスト)
Op10-1/Op10-2/Op10-4/Op10-5/Op10-12/ (ショパン)
ピアノ協奏曲第5番「皇帝」( ベートーヴェン)
アラベスク(ドビュッシー)
英雄ポロネーズ(ショパン)
練習曲(ツェルニー)
アラベスク(ブルグミューラー)
熊蜂の飛行(リムスキー・コルサコフ)
さよならドビュッシー Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシーより
4796675302
No.319
(5pt)

中山七里さんのデビュー作で最後の最後にショッキングな真実が暴かれる青春音楽ミステリーの最高傑作!

ああ!正直言って本当は真実を知らない方が良かったなと思える一種の巧緻な叙述トリックですが、暫し私は茫然自失となり完璧に騙された快感に酔い痴れましたね。この重要な手掛かりは確か昔クリスティー女史の後期長編で読みました。素晴らしい臨場感溢れるピアノコンクールのライヴの興奮が胸に迫り大いなる奇跡を成し遂げたヒロインの必死の執念と努力を私は讃えたいですね。音楽と推理の天は二物を与えた岬洋介の公平な優しさを尊敬しますね。
さよならドビュッシー (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: さよならドビュッシー (宝島社文庫)より
4796679928