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(短編集)

新・世界の七不思議



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【この小説が収録されている参考書籍】
新・世界の七不思議 (創元推理文庫)

新・世界の七不思議の評価: 3.17/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 21~29 2/2ページ
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No.9:
(4pt)

不思議はなぜ不思議なのか!?

世界の不思議がなぜ不思議であるか。ちゃんとそれを知っている人はそう多くはないのではないでしょうか。本作品でそれを知るだけでも結構楽しめるのではないでしょうか。真実は解き明かされるのかわかりませんが、本作で解釈された歴史感には大変面白く興味がわくところ。
新・世界の七不思議 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:新・世界の七不思議 (創元推理文庫)より
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No.8:
(3pt)

惜しい!

著者のデビュー作である姉妹編「邪馬台国はどこですか?」が傑作だっただけに、おのずと期待に胸ワクワクさせて読みました。ちょっと期待が大きすぎたようで、大きなインパクトは得られませんでした。主題は興味深く「世界の七不思議」。それだけにあっと驚く意外な結末が期待されましたが、結論はわりかし平凡。もっと突拍子もない結論を、導いて欲しかったというのが正直な感想です。ただ…世界の七不思議と日本との関係が興味深いですね。伏線も張ってあるし。前作に劣るというだけで、標準以上です!次回作に期待は十分!!次の謎は何だろう???
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4488422020
No.7:
(1pt)

記述の誤りに対して

新・世界の七不思議に於いて、ナスカの地上絵の中で京都の、大文字の送り火を、大文字焼きと書いておられるが、歴史を語るのであれば、正確に、大文字の送り火と訂正されることを、お願いしたいと思います。
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No.6:
(3pt)

世界の七不思議の謎に挑戦!

アトランティス大陸は本当にあったのか?あったとしたらどこに?ピラミッドはなぜ建てられたのか?南米ペルーはナスカにある巨大な地上絵に隠された秘密とは?世界各地に残る不思議で謎に満ちた遺跡やモニュメント。この、長年歴史学者を悩ませ続けてきた謎があっさり解決してしまう。日本の歴史の謎に迫った『邪馬台国はどこですか?』の姉妹編です。時代や選ぶ人によって変わってきている世界の七不思議ですが、本書で扱われているのは、アトランティス大陸、ストーンヘンジ、ピラミッド、ノアの方舟、中国は秦の始皇帝、ナスカの地上絵にイースター島のモアイ像の七つ。どうです、こうして並べてみただけで、子供に返ったようにワクワクしてきませんか?『邪馬台国はどこですか?』の主要人物がこちらにも登場、宮田の茫洋とした中に見せる鋭い知性と松永の料理とカクテルを作る腕は相変わらず、静香嬢の毒舌ぶりにはさらに磨きがかかっています。この3人に古代史の世界的権威ハートマン教授が加わって、ワイワイガヤガヤと七不思議の謎を解明していきます。もちろんエンターテイメント小説、ここに書かれていることが全て真実であるはずがなく、これは(多分)著者も読者も暗黙のうちに了解していること。大事なのは、謎を解いていくプロセスがおもしろいかとアッと驚く結果があるかということ。そういう点は、どの謎にもそれなりの説明がつけられていて、おもしろく読めました。
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No.5:
(3pt)

着眼点は悪くないけれど

発想は画期的だけれども、着陸地点を間違えているような感じ。どうして一つに収束しようとしたのか?それによって無理が生じ、話がひり滅裂な方向に進んでしまう。煌めきはあるけれども、ときめきが無くなってきた。作品による落差がとても気になります。
新・世界の七不思議 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:新・世界の七不思議 (創元推理文庫)より
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No.4:
(3pt)

歴史の謎

本書は、『邪馬台国はどこですか?』の姉妹編。前作は、日本に密接に関係する歴史ミステリという感じだったが、今回は題名にもあるように「世界の七不思議」である。現代の世界の七不思議と言えば、○ナスカの地上絵○ギザのピラミッド(今は王家の谷?)○ソールズベリのストーンヘンジ○中国の万里の長城○イースター島のモアイ○コンスタンチノープルの聖ソフィア寺院○カンボジアのアンコールワット。だそうだ。どれも聞いたことがあるが、しっかりと本などで確認しているのはエジプトのピラミッド(王家の谷??)くらいのもの。あとはそこにそんなものがあると知ってはいても、とくに詳しくはしらない。前作で、あれほど「え!!」という驚きを引き出し、納得させたのは、やはり日本人である私たちの日常に常識としてがっちり組み込まれていたものを、否定するような説がたくさん出てきたからだろう。その点世界の七不思議となると、興味はあってもなじみが薄いのは仕方がないこと。それでも、宮田さんの新説にはわくわくさせられる。登場人物は前回と一人入れ替わって、古代史の世界的権威、ペンシルベニア大学のハートマン教授。同じく歴史学者の早乙女静香、雑誌ライターの宮田の3人。3人が集まって歴史バトルを繰り広げるのは、松永がバーテンを勤める<スリーバレー>。どうやら大学教授がオーナーらしいが、誰だかは明かされなかった。松永が作る料理もお酒も美味しそうで、また文章のリズムにうまく組み込まれて心地よい。
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No.3:
(3pt)

もうすこし

 比較的最近、好きな作家です。  もともと、特定の作家に入れあげるほうでした。  とりあえず日本人作家の例でいうと、昔は平井和正、豊田有恒、そして赤川次郎、氷室冴子、田中芳樹。しばらく空白があって、さいきんはこの鯨統一郎でしょうか。  最初は、なんといっても創元推理文庫から出た『邪馬台国はどこですか』。これを読んで、こういうミステリもありなんだ、と感動した次第。だからその後、殺人事件を扱うような本が出て、少し残念でした。  さらに、コミカルというか、ふざけたような味の作品が増えてくるに従い、いや実は面白くて嫌いじゃないんだけど、そろそろ『邪馬台国』観たいのも読ませてよ、そう思っていたところに出てきたのが、同じく創元推理文庫から、最近刊行された『新・世界の七不思議』  これは前作同様、歴史上のなぞ(今回はなぞの巨大建造物などの、いわゆる世界の七不思議)をバーカウンタでの会話の中で推理し、意外な結末へともっていく、というものなのだけれど。  趣向はいいのだ。今回は、世界の七不思議がすべてスケールダウンされて日本にもある、という展開になり、連作の七作のラストでは、そのすべてに対してどんでん返しが待っているという、2重3重の仕掛けがあって、興味は尽きない(ネタバレ過ぎるか?)。  ただ、かけあいの部分が、くどすぎかつ砕け過ぎていたり、というところが翻訳小説好きには取り付きにくいが、まあ、総じて面白かった、という感想である。  願わくば、各終盤での発想の飛躍に、もう少しの飛躍と今ひとつの説得力(新発見を含む裏づけ)があればいうことなしだが、贅沢は敵かも。
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4488422020
No.2:
(4pt)

謎が解き明かされていく面白さは健在

 鯨統一郎のデビュー作「邪馬台国はどこですか」の姉妹編。スリーバレーという名の場末のバーで、アトランティスを始めとする世界の謎が次々と解明されていく。 この手の新解釈をネタにしたよくできた小説を読むと、基礎的な教養を持っていない者の悲しさで、「この説こそが真実に違いない!」と思えてしまう。まあそのおかげでそのスジの専門家なら一笑に付してしまうような話を大いに楽しむことが出来るのだから、無知もまた楽し。高橋克彦の「竜の柩」なんかも昔すごくワクワクしながら読んだなぁ。 「と学会」の活躍により、これまで謎とされてきたモノが次々と謎でもなんでもなかった事として解き明かされてしまって、それはそれとして胸のつかえがとれたような爽快感があったのだが、やっぱりこういう小説を読むと「謎は謎のまま」でいろいろ珍説・奇説を考えるのもいいよなと思えるのでした。
新・世界の七不思議 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:新・世界の七不思議 (創元推理文庫)より
4488422020
No.1:
(3pt)

今回は…

ちょっぴり辛口の採点になってしまいました。私は「邪馬台国~」が好きでしたので、やっぱりどうしても比べてしまうのですが、おもしろさではひけを取らないとは言え、「邪馬台国~」に比べ、すべてを日本に結び付けようとする点など、やや強引に過ぎる感が拭えませんでした。説得力にも欠ける気がします。もっとも作者は、私たちを説得したり、納得させたりするのではなく、「ほほぉ~、なるほどね。確かにこんな見方もできるかな?」と思わせにやりとさせたり、「えっ、そうなの?」なんて私たちをわざと混乱させたりすることで、自分自身が楽しんでいるのではないかと思います。しかし、一方で、こうした小説は説得力がなければ、ただのほら話で終わってしまいます。その点で今回は、辛口の採点になりました。宮田氏と静香嬢の接近も気になるところです。ぜひ続編を、とお願いしたいのですが、やはり厳しいでしょうか…。
新・世界の七不思議 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:新・世界の七不思議 (創元推理文庫)より
4488422020

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