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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2076件 1801~1820 91/104ページ
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二か月前に東日本大震災が起こり、この本を今読んでみて日本は何も変わっていないことを痛感しました。軍部の上層部と特攻隊 それが東電のエリート幹部と現場で命をかけて戦っている人とだぶりました。そしてその場その場で迎合しているジャーナリズム。いつも弱者がひどい目にあう。幹部は安全地帯にいながら責任を誰一人取らず・・・日本は変わっていない・・・ | ||||
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ただただ感動した。 体験談として語られる戦争の史実や登場人物の心情に心を揺さぶられる作品である。 "特攻"に対する考え方を戦争から60年以上も立ち、当時の情勢を史実からでしか 推測できない我々が安易に断ずることは好ましくない。 ただ本書に書かれている心情が、特攻を目前にした特攻隊員の大半の心情を表したものならば、 "特攻"は、集団主義・勤勉さ・建て前といった世界から見たときの日本人の特異性が悪い方向に 働いた最も典型的な行為である、と気付かされる。 また、指揮官の点数稼ぎにより戦況が暗転する描写は、どこかしら今の日本の政治と重なって歯がゆい。 タイトル通り、是非映画化をお願いしたい。 ゼロ戦のパイロットである主人公の祖父のルーツを探るため、祖父を知る人物から戦争体験談を 聞いて回る単調ではあるが奥の深いストーリーである。 だからこそ、監督としての腕が如実に現れる、そして役者冥利に尽きる。 CGに頼る監督はいらない。見栄えのする俳優もいらない。この作品を表現しきって演じきって 名を挙げてやる。そんな方々による映像化を期待します。 | ||||
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この本が感動に値する素晴らしい作品であることは疑うべくもない。そして、その感動の根底が、戦争の背景にあることは言うまでもない。だから必要ないとは言わない。この本には必要なファクターとして、戦争の薀蓄は欠かすべからざる存在だった。 しかし、本当にこの薀蓄を書籍の中に盛り込む必要があったのかと問われれば、甚だ疑問である。そんなものはこの本を読んだ個々人が、興味に駆られるまま調べればいい話だ。 本を読む→感動する→日本の敗戦に興味を持つ→自分なりに調べる→本を読み直してみる→深く感動する このプロセスが大事なのだ。読書を楽しむという意味でも、戦争の記憶を留めるという意味でも。「永遠の0」は良質のスパイス(きっかけ)になる可能性を孕んでいたのに、結局は読者から機会を奪う書籍になってしまった。それも“満足”というカタチで。これでは深く知ろうという意欲には繋がるまい。とても残念なことに。 残念なことはいまひとつある。それは薀蓄のせいで、物語が不格好に肥え太ってしまったことだ。戦争の詳細を語る段になると必ず登場する「伝聞」。自分が直に目にしたことならともかく、伝え聞いただけの話のほうが、やたらと微に入り細に入っているのである。これのせいで物語は間延びし、リアリティも薄れてしまっている。まるで著者の調べたことを全て羅列しているかのような感触があり、読者が現実に引き戻されてしまうのである。 断言してもいいが「永遠の0」は総ページ数:400ほどまで減量すれば、後世に語り継いでも恥ずかしくない力作になったと思う。それだけに、本当に、残念に思う。 | ||||
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戦後を生き抜いた人達が紡ぐ,ある一人の人物の物語。 やがて終盤にそれらが収束していく頃,涙無しには読めなくなる。 同時に怒りも覚える。戦時も現代も変わらないのか,高級官僚の エゴのために若い世代が犠牲になったという。 一方,技術者が身につまされる言葉がある。 【ゼロの設計者は,人が乗ることを想定していたのか?】 長すぎる航続距離のために,どだい人間には無茶な作戦を立てる ことになってしまった。 何を大事にするかが,作戦立案から設計思想まで,一貫して クリアになっていた米軍に勝てるわけが無かったのだ。 物語は史実に基づくフィクションだけれども,ゼロ戦を中心に 繰り広げられるストーリーは,歴史的な知識を増やしてくれるし, 前述のように技術者へのメッセージ性もある。戦時中の失敗を 繰り返さないためにも読んでおくことをお薦めします。 | ||||
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知らなくてはいけない現実があった。 例えそれがエンターテイメントの感想だったとしても。 我々の国は戦争をした。 これは、事実であり、歴史だ。 絶対に読め。 | ||||
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正直、半分くらいまで読み進めた段階では、祖父に関する似たようなエピソードが繰り返し述べられているだけに過ぎず、やけに冗長に感じました。 物語としてのドラマ性も感じられず、小説ではなく、ドキュメンタリーの形式でよかったのではないかと思いました。 ところが、後半に入ると、今までしつこいくらいに述べられてきたエピソードが一気に重みを増してくるのです。 頑なに死を拒絶していた祖父が特攻を受け入れた理由、それが学説や歴史的な検証などではなく、感情として理解できるのです。 もちろん、実際に戦地で特攻隊員になった人間の苦悩は量るべくもないですが、少なくとも今まで漠然と抱いていた認識は覆るでしょう。 一見すると難しい内容に思えますが、それこそゼロ戦の名前の意味や、爆撃と雷撃の違いといった基本的なことまで丁寧に説明されています。 なので、戦争の知識がほとんどない方でも読みやすいと思います。 多くの方に読んでほしい、というより、全ての日本人に読んでほしい小説です。 | ||||
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司馬遼太郎さんはじめ、戦国時代、幕末を舞台にした歴史小説は好きでたくさん読んでいます。ただし、第二次世界大戦を舞台にした小説は読んだことがありませんでした。この本も、本屋に平積みにされていて興味があったのですが、テーマが特攻隊でしたので、なかなか手にできませんでした。でも、本屋で偶然若い人が絶賛していたので、よんで見ました。素晴らしい作品でした。とにかく、多くのひとに読んでほしい。あの戦争になぜ、突き進んでしまったのか?、また世事中の軍部が今の官僚に似ていて、現代にも通じます。またマスコミも暴力も現代に通じます。とにかく偏見をすててよんでください。そして感動してください | ||||
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この小説は戦記物が好きな方に向けた作品ではない。 太平洋戦争について詳しい方が読めば、きっと今更の感があるのだろう。 しかし、この小説はとても価値のあるものだと考える。 それは、今まで戦争についてほとんど知らない人や、考えたこともない人 へ向けた小説であるからだ。 私も読み進めていく中で、「子供たちに読ませたい」と強く感じた。 戦後65年も経過し、どんどんと過去のものになっていく。 私の父は海軍にいて太平洋戦争を体験しているが、その私でさえ戦争は 現実感の乏しいものである。まして孫の世代ともなれば、ともすれば 戦国時代と同列になってしまうような遠い過去の話になりかねない。 だからこそ、こうした読みやすい小説で、戦争の悲惨さを伝えることは 重要である。百田さんは大変良い仕事をしたと思う。 作者はラストで小説らしい味付けを施している。私は普段であれば、 ラストの落ちにこだわるタイプだが、この「永遠の0」に関してはラスト がどうのはあまり必要がないと考える。それまでの過程で十分に百田さん の伝えたいことは理解出来たからだ。 | ||||
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0とは三菱零式艦上戦闘機(零戦:初採用は昭和15年であるが、皇紀でいうと2600年になり、末尾の0をとって零戦とした)の事であり、飛行機乗りにしては臆病者と云われた祖父が、本当に敵機から逃げ廻るような臆病者だったのか、その孫たちは生存している戦友会のメンバーに聴き取り調査をしていく。 祖父はとにかく、生きて祖国に帰りたいと、口癖のように云っていたという。 太平洋戦争の様相は本や映画、テレビ等で知らなくもないが、神風特攻隊は突然出現したのではなく、通常の空軍飛行隊の出撃でも、敵により被弾され回復の可能性がなくなった場合、もしくは帰還に際し、燃料が足りないと判断した場合、敵艦隊に向って自爆しなければならない命令を受けていたのだ。 余談であるが、開戦時でアメリカと日本の物的国力(石油、鉄鉱石、アルミなど重要な軍事物資13項目の生産高の平均)には78対1という圧倒的な格差があったらしい。 元々、負けが判っていた戦争であった。 さて、このベスト・セラー本のウリは感動の涙が出ること必至らしいが、これはまんざら嘘ではない。 そして、ラスト近くのドンデン返しはミステリーを読んでいるような昂奮をおぼえた。 | ||||
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太平洋戦争やゼロ戦については戦記物や 坂井三郎氏の著書などでかなりの知識は 持っていたが、当時の若者がどのような 心境で戦地にいたか、戦ったかをこの本 は今までになく精緻に記述されている。 また、その背景にある日本軍司令部の愚かさや ゼロ戦の素晴らしさもよく書けている。 日本人なら、特に若者には、是非読んで 欲しい一冊だ。 | ||||
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ストーリーに現実味はなく陳腐にさえ思え、体験談の会話表現には違和感を覚えるものの、 特攻隊で亡くなった主人公の祖父、宮部久蔵という人物を知るために生き残りの人たちから聞く話に、 当時の情景や心情はリアル過ぎて、読んでいて居た堪れなくなる。 当時許されないとされた「生きる」ことにこだわっていた宮部が、なぜ最後には特攻に志願したのか。 それを少しずつ紐解きながら、戦争の悲惨さや兵士たちの恐怖を伝えた作品づくりに、 私は物語に引き込まれ一気に読んでしまった。 そして宮部という人物像に魅せられ、辻褄合わせのような結末も気にならなかった。 | ||||
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現代パートの弱さ、ステロタイプな現代人のある意味安っぽい描き方に批判が集中するのは分かる。 しかし、それを補って余りある傑作だと思う。 戦闘機に関する造詣の深さには敬意を覚えるし、戦闘シーンには、一種の爽快感さえ感じる。 泣けるから傑作、というつもりはない。 因みに私は、電車の中でぼろぼろ泣いてしまった派。 大震災に遭った今だからこそ、万人に読んで欲しい。 心からそう思える一作です。 | ||||
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理由は独特の用語をさりげなく解説(機動部隊、が空母部隊である等)や多数の戦争体験者を通してそれぞれの戦争を見せてくれたこと。 核家族化した今の日本では実感しずらい、先祖との血のつながりとか、、 シナリオライター出とゆうことでさらりと解説を挿入するテクニックは素晴らしいけれど、その分戦記物好きな自分にとってはのめり込めない部分がありました。当然様々な書物からの既出の部分の焼き直しの部分が多く散見されましたし、、 みなさんも仰るように浅田次郎に書かせたらもっとケレン味たっぷりに書いてくれたんじゃないかと、それこそ行間を噛みしめるようなたまらないセリフでw あと、会長が高山記者に(おそらくあさ○w)語った言葉はまるっきり同意でずっとそう思ってました。 なんで高みから見下ろして俺たち世直し隊、だから俺たちの言う事は絶対正義。 になるのかな、、インテリでプライド高くて給料高いとああもなるのか、、 と、まぁこの先はこの本のレビューで書くことじゃないな。。。 この本を読んで面白いと感じた方はぜひ坂井三郎著「大空のサムライ」を エースであり文筆家です。 追記(疑問に感じたところ) 祖父の宮部氏の人物像がいまいち伝わってこない。。 軍隊に入った動機(食い扶持に困った? 特攻隊員に加わった経緯が語られていない、、 ここまではみなさん書いておられるが、 最後のゼロ戦を交換した動機、まるで敗戦日を見通したかの様な設定。。 (一度隊員に選ばれれば何度でも出撃させられる、、得に、上層部から臆病者と目を付けられた士官ならなおさらだと思う、) よって特攻隊員に選ばれた時点で観念したのではないかと、、おそらく特攻の部隊の一番機だったから、確実に引率し、突入するためにではないか、、 生き残る切符をみすみす云々とかの美談はちょっとどうかと思う。 水を差してすみません。 みなさんはどうお考えになるでしょうか、、 | ||||
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戦争の知識が全くない私にとっては、読みにくい作品でした。がんばって読まないと、最後の感動までたどり着けませんでした。 | ||||
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すごく話題になっていたので、普段あまり小説に触れないのですが、読んでみました。 ストーリーの詳細は省きますが、正直何度も挫折しそうになりました。 中盤は要はひたすら健太郎と慶子のインタビューを掲載しているだけで、 毎回ストーリーのコアの部分とは全く関係のない部分にかなりのページが割かれており、 「こんなボリュームはいらないのでは?」と思いました。 もちろん徐々に浮き彫りになってくる宮部久蔵の人柄は本当に素晴らしく、 特に10章以降は本当に感動的でした。 また、そんな宮部に憧れを抱き、彼を守ろうとした妻子を守ることに生涯をささげる同輩たちの姿もとても引き込まれました。 ただ、全体としてはその悠長さが多少目に余る部分があったため、上記の評価にさせていただきました。 | ||||
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寝る間も惜しんで一気に読み進んだ。 生きて帰ることは叶わなくとも、宮部の魂が最後まで妻を守り抜いていたことに感動した。 このフィクションに完全に引き込まれてしまったが、 同時に、戦争、特攻隊というノンフィクションが確かにあったことを、気付かされた。 私はもちろん、私の父も母も戦後に生まれた。 この本は一部ノンフィクションを織り交ぜたフィクションだけれど、 戦争は決してフィクションでは無い。 当然だけれど、かつて実際に、日本で、あったこと。 そのことを本当に心から理解しているか?と聞かれたら、 私はとても「はい」とは言えない。 この本に書かれている、特攻隊員の心境、軍上層部への批判、 戦中戦後に新聞社が与えた世論への影響、それら全てが正しいとは限らないけれど、 あくまで百田尚樹さんという一人の作家が調査し、推考し、まとめ、 フィクションを織り交ぜて書かれたものだけれど、 それでも、この物語を知れてよかったと思う。 戦争を現実のものとして本当には理解できなくとも、理解したいと思うことが出来た。 例え自己満足でも、ただの知識欲でも、もっと知りたい。考えたい。 靖国神社の意味さえロクに知らなかったけれど、 今年のお盆は靖国神社に参拝しに行こうと思う。 | ||||
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太平洋戦争の日本は零戦と運命をともにしていた。当初、世界最高だった零戦によって快進撃を続けていたが、零戦を上回る敵戦闘機が現れるにつれ日本は劣勢になっていった。それでも日本は改良することなく零戦を出し続けた。最後には零戦は特攻隊にまで使われた。まるで日本は永遠に零戦で戦うつもりだったようだ。一方、最高の零戦乗り、宮部さんの妻への思いは、彼が死んだ後にも残った。宮部さんに感謝する人たちがその思いを表現した。まさに宮部さんの愛は永遠だったのだ。戦争の悲惨さと主人公の熱い思い、二つをうまく表現した良作だ。 | ||||
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戦争の内幕を知るには、得るものがありましたが ストーリーは無理があります。あの時代にこんな 人はいないでしょう。現在から想像して人物を 作った所があって、現実味に欠けます。 最後は辻褄を合わせる所は、どうも感心しません。 どうも文章が深くないので、この点数です。 | ||||
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多くの方に読んでいただきたい本です。 戦時中、一生懸命に生きて亡くなっていった方々のお陰で、今の生活があるのだと気づき、 毎日が愛おしく、大切に感じることができるようになりました。 この本に出会えて、本当に良かったです。 百田さんには、もっと戦争の真実を教えていただきたいですが、 同じテーマではご執筆されないと何かの記事で読みました。 そこを何とか!! | ||||
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戦時中における戦闘機乗りの生き様や心情がよく伝わってきます。 戦争を知らない現代の方々にぜひ読んでいただきたいです。 私も戦争に対するイメージを漠然と持っていましたが、戦争を日常として生きる人たちの気持ちまではわかりませんでした。 その時代にはその時代なりの楽しみがありますし、夢もあります。 この本を読んで、当時を生きた人たちの思いが少しでも理解できれば、考えることは多いと思います。 | ||||
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