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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2076件 1701~1720 86/104ページ
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次郎インスパイア系?等と言ったら失礼でしょうか? 大変おいしくいただきました。 壬生義士伝よりもジャンクっぽいスープが病みつきになりそうです。 一気喰いして泣きました。 | ||||
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後から後から涙が滾(こぼ)れ落ちました。妻を愛し、子を愛し、国を愛した稀有な人間がゐたのであります。教官として部下の誇りを守ったサムライ。零戦戦闘機乗り・宮部久蔵であります。渾身の奮闘、努力によって降りかかる困難にも拘らず彼に関はる多くの人間が、再生を果すドラマを創り上げます。現代に生きる孫である佐伯健太郎、慶子のよき転機をももたらしたと言へます。 この珠玉の佳話が現代まで封印されてゐた事に残念な感情を感じましたが、これからの時代に、戦争で清く生きた人物を蘇らせ、再考せよとの筆者のメッセージがあるのだと思ひます。 兎に角、筆者の筆力は圧倒的で読む者をぐいぐいと引っ張って放さないものがありました。六百頁の紙数を感じさせないものがありました。日本が負はなければならなかった歴史をもう一度真摯に学び直せとのメッセージを筆者はきっと込めてゐたのだと私は強く感じてゐます。永遠のゼロ(零戦)ファイターは日本にゐたのだと私は信じます。この素晴しい物語を提供してくれた筆者・百田尚樹氏に心からの感謝の言葉を呈する次第であります。 | ||||
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私は33歳の男です。当然ながら戦争とは無縁の日本に生まれ育ちました。 そして戦争のこともよく知らず生活してきました。 そんな私でも深い感銘を覚えました。 戦争の知識がなくても、苦もなく読めることでしょう。男女も関係ありません。 日本で生まれ育った全ての人に、この本を読んでほしいと思います。きっと素晴らしいことが起こると思います。 | ||||
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この本のレビューがあまりにも多く、評価が全体として高いので、以前より気にしていました。過去の経験からすると期待しすぎる本は大体外れます。今回もその点が非常に心配だったのですが、杞憂に終わりました。フィクションとしてここまでの完成度はなかなかめぐり合えない。史実に多少の不備があったとしても大勢に影響はないと思います。戦争を知らない世代として、戦争の悲しさや虚しさ時代背景などが窺え、大変な良作であると思いました。今、普通に、平和に、幸せに暮らしていけることの有り難さが本当に身に染みました。私も妻や子供たちがいるので、その当時の方々の無念さを思うとやりきれない気持ちがしました。後半は何箇所も落涙したのですが、終盤は特に、ずっと涙が止まりませんでした。 何人かの方がレビューで「結局のところ宮部さんはなぜ最後に特攻を志願したのか?」この答えが明確になっていないということを批判するような内容を目にしました。これについては、それまでの600ページの内容のすべてが伏線となり、答えとなっているのでは、と思います。敢えて明確にしなかった、というところだと思いますし、それでよかったのでは、と個人的には思います。ただ、最後の最後、せめて爆弾は爆発して欲しかったと感じた方々は少ないのでしょうか・・・ | ||||
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私は、今までに少なくとも1万冊の本を読んできました。太平洋戦争の戦史についても、平均以上の知識を有していると思います。「戦史を題材にして戦後の人が書いた小説」というのは、なかなか難しいものなのですが、著者の 百田 尚樹 さんの調べ方は半端ではありません。たぶん、実際に零戦に乗っていた方、零戦を整備していた方でも、ほとんど違和感を覚えずに読めるであろうレベルです。そして、百田さんのストーリーテラーとしての力量は圧倒的です。他の方のレビューにもありますが、「これがデビュー作とは到底信じられない」です。 ノンフィクションを読んで涙したこと、映画を観て涙したことはありますが、「完全な小説」を読んで泣いたのはこの作品が初めてです。何度も、涙が溢れてページをめくれなくなりました。自分にも妻と子供がいるから、身にしみて、宮部久蔵が「どんなことをしても、戦争を生き抜いて家族の元に帰りたい」と願ったことが分かります。370のレビューがつく作品はさすがに少ないと思うのですが、それを納得させる圧倒的な小説です。 この作品が、ALWAYS三丁目の夕日/続・三丁目の夕日/三丁目の夕日'64 三作品収納版(Blu-ray)を監督した山崎貴監督によって映画化され、2013年に公開予定とのことで、今から楽しみです。この本がベストセラーになる日本という国も、まだまだ捨てたものではないと嬉しく思います。 | ||||
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本書は無知な人ほど面白く感じ、知識のある人ほどつまらなく感じる小説である。話の8割は戦争の「説明」である。祖父(特攻隊員)の生き様を調査するために戦友の話を聞いていくという形でストーリーは進むのだが、祖父のことを聞いているにも関わらず、戦友達はなぜか皆(誰一人の例外もなく)戦争の「説明」に力を入れる。説明の間に、申し訳程度に祖父の話を挟むだけである。俺は宮部(祖父のこと)の話しかしないぞと言った次の台詞が戦争の説明なのである。呆れるしかない。しかもその説明が作者のフィルターを通して伝わるから手に負えない。各戦友に作者の主張を乗せ説明させているのだが、これが非常に偏っているのだ。戦争を知らない無知な人にはこれに感銘を受けるのだろう。しかし知識あるものにとっては陳腐そのものである。作者は調べたことを言いたくて言いたくて仕方なかったのだろう。祖父の話を聞きに来ているのに、それをそっちのけで戦争の説明を何十ページも一方的にしゃべる展開に構成の不自然さを感じた。このような作者の知識のひけらかしは小説ではしばしば見られることである。作者のフィルターを通した一方的な情報を信じる人が本書に高評価をつけるのだろう。更に登場人物の嘘くささも感動に水を差す。26歳ニートである祖父の孫が調査取材をしているのだが、この人物がところどころで臭い台詞を放つのである。何もやっていない者が戦争を批判したり、戦争で亡くなった人の悲しみを感じているなどと言われても腹立たしいだけだ。ニートによるキレイ事のオンパレードで反吐が出る。まるで中学生のもつ感想のようだった。作者による深い洞察がないからこのような幼稚な人物を登場させることになるのだろう。まともな大人が読む小説ではない。これまで戦争のことを何も考えず生きてきた人には向くかもしれない。 | ||||
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感動の涙です。 その時代を懸命に生きたひとたち・・・・ 正義とは 命とは 愛とは・・・ いろいろ考えさせられました。 感動がほしいときに ぜひ! おすすめです! | ||||
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エンターテイメントとしては上質、面白い。これは間違いない。 ただ、「特攻隊」に対する考えとか、戦争に関する考えはあまり目新しいものはなかった | ||||
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学校の歴史授業では、教えてくれない内容です。 特攻とは、戦争とは、一部の心ある教員を除き、内外の抵抗勢力のため自虐的な教育に終始します。 歴史に興味が無い人は、その教育が全てとなります。 そんな方に、歴史を考えさせる事ができる、最良の書が本書です。 小説としての読みやすさも特筆すべき点であり、その事が本書の価値をより向上させています。 読んでいて飽きることはありません。逆に、徹夜してでも読み終えようとするでしょう。 是非、戦争に興味の無い方こそ、本書を手にとって下さい。 | ||||
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祖父の宮部久蔵を知る人から、昔の記憶を辿っていく。その過程の中でだんだんと祖父の人物像が浮き彫りにされていく。 小説の醍醐味であろう。文章は現代的であり、感覚も現代的、実際にこのような人物が当時の海軍飛行部隊に存在しえたかは別として、 宮部久蔵は強い意志と大局を見渡して独自の考えを貫けた稀有な存在として描かれているように思う。 飛行機乗りの意地、細かい戦闘描写、ゼロ戦デビュー当時の圧倒的存在感、ゾクゾクする面白さで綴られる。これもまた、先の大戦の 一面であろう。多くの若者たちが心の葛藤を持ちながらも、愛する家族や祖国を守ろうと純粋な想いを持っていたことに心打たれる。 それもまた忘れてはならない事実のひとつである。 | ||||
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一人のゼロ戦乗りを追った長編物語。 特攻で死んだ祖父のことを知ろうと調査を始めた姉弟。 全く何も知らない祖父の姿が、 さまざまな生き証人たちの証言により、 少しずつ形を作っていく。 あの、 恐ろしい時代に、 「生きること」を公言し、 後ろ指を指されていた祖父。 臆病者と言われていた祖父。 彼が生き残ることにすべてをかけたのは、 生まれてきた娘と、妻のため。 ただ、それだけだったのだ。 しかし、戦争中に許される願いではなかった。 一方で、 恐るべきゼロ戦の操縦士として、 エースともいえる腕を持っていた。 誰もがそのことを認めている。 消して、特攻にはいかないだろう、 そう思えた祖父が最後に選択したのは…。 緻密な取材、知識に根ざした描写は、 リアルであり、 また、 そのリアルさが迫ってくる。 面白い、とは一言では言えないが、 ラストのどんでん返しが、 あまりにもドラマティックで、 そこでフィクションと我に返る。 作者渾身の力作。 | ||||
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感動しました! フィクションなんですが、史実がふんだんに含まれていて、勉強になるし、戦争って絶対美化するものじゃ無いっていう(多分)作者の方の熱い思いが伝わってきます。 物語自体もすごく面白いです。 ひょんなことから、既に亡くなって、全く興味も無かったお爺さんの過去を調べることになった、何事においても無気力な主人公。 戦争のヒーロー等ではなく、一兵士なんですが、実はこのお爺さん生きざまが実に男前なんです。 そして、調べるうちに男らしくなってくる主人公。 と、書くと平べったいんですが、お爺さんの人柄が人によって全く違って、取材を続けるにつれ、読者のなかで立体的なキャラクターが出来るようになっていて、そして出来上がった頃には、絶対お爺さんのこと好きになってしまってますよ!! お爺さんだけでなく、この時代の人たちの人生への真剣さは今には見られないなと感じ、清々しい読後感がありました。 お爺さん、お爺さんと書きましたが、全員恐ろしく若いんですよ。平和ってありがたいことなんですね。 | ||||
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主人公の悲哀と戦争の酷さを描いた作品。 主人公が妻を思いながら戦争の中を生き抜く姿には心を打たれる。 | ||||
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必ず生きて帰る。それが無理でも死んでも守る。その通りになりました。僕もそうします。本気で。 | ||||
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軍隊でもずっと「妻と子のために生きて帰る」の信念を堅持した、軍人らしからぬ一風変わった天才肌の戦闘機乗り。彼が単なる臆病者であったのなら、最後の最後に特攻による死を選んだのはなぜか? 彼が秘めていた思いとは? 司法試験浪人の普通の現代青年が物語の案内役。彼は雑誌編集者の姉の手伝いをしているうちに、60年前に特攻で散った本当の祖父(祖母の前夫であるが孫たちには知らされていなかった)である宮部の謎を解くため、彼を知る同僚・部下や軍の関係者たちの証言を集め続けるように。 話は有名企業の元社長の武田と新聞記者の高山が話の途中で感情的になるあたりから佳境に入る。続く元やくざの景浦の生きて来た道は、彼なりに筋が通っており壮絶。(サイパン戦実録(多少脚色あり)の『タッポーチョ 太平洋の奇跡』でもやくざ者の堀内が独特の存在感を発揮していた) 本書はミステリーとしても読めるし、かなり時代背景が綿密に調べられているので、当時の人たちが戦争や特攻をどう捉えていたかを知る大きな助けとなる。そして、歴史という鏡によってのみ見える今というものも。 最後の、宮部が大石(祖母の後夫なのだが孫たちには本当の祖父と思われていた)の旧型の特攻機と交換するのに一旦躊躇した謎についても、最後に残った謎が解かれるエピローグにしても気が利いている。 600P近い大著であり前半に冗長な部分はあるものの、これとて宮部という複雑な人物を書くのに削れなかったのだろう。上手く話がまとまっていて、読後感は爽快。これがデビュー作とは驚いた! 戦争相手・絶対的貧困といった目に見える敵もなく生死の意味を突き詰めることも必要とされない今の時代、男の子が男に育ってゆくのは難しい。 「精神」にしても「惻隠の情」にしても、もはや時代錯誤な言葉だ。だが、打算的な現代っ子の代表格らしき「良識派」新聞記者・高山さえもが、「企業への忠誠」という古い規範を大事にしている。 では、今を生きる私たちはそれらに代わる新しい価値あるものを手に入れているのだろうか? | ||||
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戦争を知ること。 特攻を知ること。 歴史を知ること。 人の強さに胸打たれること。 家族への愛情に心温まること。 切なくも優しい繋がりに涙すること。 全てを満たしてくれる素晴らしい小説。 是非周りにも薦めたいと思う。 | ||||
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戦争など遠い存在の世代にとって、「何故日本は負け戦に突っ込んでいったのか」という思いは共通してあると思います。 自身も、人々が盲目的に国家を信じた時代と、どこか自分達の世界とは切り離して考えていました。 でも、この本の中で描かれる若者達の姿は、自分の兄弟や友人達の姿と非常に重なる。 生への執着、家族や恋人への愛情を持ちながらも、それを切り捨てざるを得なかった葛藤を、 恐らく綿密な調査やインタビューを経て書き上げている、小説を超えた作品です。 最初から最後まで、涙が止まりませんでした。 | ||||
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僕は高校生なのですが過去にあった戦争の事を全く知りませんでした。 勿論、教科書に載っているくらいの知識はおぼろげにありましたが特攻隊員についても、 その時代に洗脳されて狂ってしまった、行き過ぎた愛国者という認識でした。 もう本当に恥ずかしい。知らなかったことよりも、この事に対して無関心だった自分が恥ずかしい。 そして、何よりも彼らの犠牲の上に今があるのにそれを知らない若者が多いのに危機感を覚えた。 文体に癖がなくて読みやすくエンターテイメントとしても優れているので(久々に本を読んで目頭が熱くなった)、 先の大戦で起こった事に興味を持ってもらうには最適なんじゃないかと思います。 | ||||
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太平洋戦争についてどう思うか、と聞かれた時に、どう答えてよいか分からない方の初読の一冊としておすすめします。 東日本大震災でもそうですが、悲惨な事実というのはメディアによって必ず美化されてしまいます。太平洋戦争に関して、戦争を知らずに育って来た私たちが知っていることの多くは、メディアによって美化され、戦地で失われた命の重さを考える余地を与えません。 太平洋戦争で、この島で、この戦いで、何人の日本人がどのように命を落としたのか? なぜ、いつ、どのように、日本は戦争に負けたのか? 戦地から帰還した日本人たちは、どんな苦しみを抱えて20世紀を生きて来たのか? 太平洋戦争の正当性の是非云々を語る前に、このような疑問の答えを知っておくことが必要だと思います。 この本は、私のような戦争もののジャンルに一切手を出したことのない人にも、太平洋戦争について知り、考える機会を与えてくれます。 機体や戦闘の解説や戦況の時系列など、ドキュメンタリー資料であったら素人がとても読み切れないような内容を、追いやすいストーリーに載せて一冊の小説にしたことは、著者の素晴らしい功績だと思います。 他の方も指摘していますが、戦争の体験談の前後にある現代の描写が、ちょっと安っぽいというか「軽い」です。この辺は「おまけ」だと考えた方が良いと思います。ただ、戦争を体験した高齢の元兵士たちの人生にくらべれば、平和な時代に生きてのほほんとしている主人公やその姉、そしてこの小説を読んでいる私たちの人生は、どう頑張っても「軽い」ように見えてしまうことも確かです。これは、小説の重心がどこにあるのか、ということを読後に考えれば、許容できる欠点だと思います。高度な文学作品や感動ストーリーを期待している人は、そのあたりを踏まえてから読むことをお勧めします。 | ||||
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泣こう泣こうと待ちかまえていたが、泣きはしなかった。 最後のもうひとりのおじいさんとの繋がりが余計に思えたから。 ただエピローグには万歳を送りたい気持ちになった。 主人公の兄弟の会話には説教臭い部分が多かったが、 特攻についてほとんど知らない私にとっては、経験者の語るディテールにとても興味を持った。 もっと知るにはこの小説の最期に列記されている参考文献を読まねばなりますまい。 下から読むか、上から読むか。それが問題だ! | ||||
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