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(短編集)
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天国旅行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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数年ぶりに三浦しをんさんの小説を読んだ。 「天国旅行」というタイトルと、文庫本のカバーがとっても綺麗だったから。 数編読んで、どうやら、共通するテーマは「死」らしいぞ、と気づく。 そして、「天国」という言葉のもつイメージとこの短編集の読後感はどこか似ていると思った。 どのお話も、最初の数行でぐっと引き込まれてしまった。読まずにはいられないのだ。「死」という事実そのものにまつわる、疑問や謎や好奇心がそうさせるのかもしれない。でも、それだけではない。やっぱり、魅力的な文章と言葉の力だと思う。 | ||||
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いろいろな人生を歩む登場人物たち。年齢は様々ですが、死と共に生を常に感じる心深い一冊でした。 年老いたパートナーに対する感情が心に残っています。「君のおかげで様々な感情を持つことができた。」 心が一段、深くなった気持ちです。 | ||||
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読了してかなりたちますが、印象に残る短編集です。 三浦しをんさんという作家さんは、 おなかがよじれて笑いをこらえられないような とても詩的?で私的なエッセイもお書きになるお方です。 この思わせぶりなタイトルや装丁から そちらの路線だと思って お読みになるとがっかりするかもしれません。 しかし、心中とか死に切れないとか 死に関わるお話のなかで 生きることのつらさもたいへんさも でも生きることの大切さをその意味を逆説的に受け取ることができた そういう意味で心に残る短編集となったように思います。 死はある意味「天国」への「旅立ち」なのであるから それぞれの「旅立ち方」を描いているのであり、 わたしたちがイメージするほど 潔くきれいに死ぬことはなかなか難しいのだなと考えてしまいます。 | ||||
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死をテーマとした短編集。自殺や心中が主である。 死ねば人は独りであり、心中したところで無意味である、などと、死んだ事がないので何とも言えませんね。死んでどうなるのかはさっぱりです。 短編の語り手は心に傷を持つ者ばかり。あまりしんどい時にはお勧めできません。もちろん、相対的に自分の辛さが軽減する効果があることは否めませんし、どんでん返しがある話もあり。ミステリー好きには良いかもしれません。 死はタブーではなく必然であり、本書ではいくつもの人生を味わう事ができ最期を感じることもできる。どうしようもない時の辛さや、大切な人を想う気持ちも…。 こうやって死を見つめ生きる事で、人は優しくなれるのだと思っています。 大変良い時間を過ごせました。 | ||||
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死をテーマにした作品だけに重い内容である。死を身近に感じながら 生きる人々の声が読中、読後伝わってくる。「森の奥」の男は死のう としたのは「あなたが死んだら保険金がはいるのに」といった妻への 腹いせ、しかし自殺しようとした際知り合った男との交流から生きる ことを選択するところは解説にもあったように死を救済と考えてる登 場人物の設定で興味深い。 | ||||
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自殺や心中をテーマにした短編と聞いていたので、「むかしのはなし」や「私が語りはじめた彼は」のような ちょっと翳りのある話かと思いきや、一話目から泣かし二話目では笑わせ、さすがさすが。 三浦さんと言えば一風変わった職業をテーマにしたものや青春系が表題作のイメージがありますが 短編もとても魅力的です。 しかし、決してどれも綺麗にまとまって終わるわけではない。 取り方によっては後味が悪いとすら感じるかもしれない終わり方もある。 けれどもその余韻は、あって当然のものだとも感じています。 この短編の一貫したテーマである「死」とはそういうものではないかな、と思います。 完全に整って、すっきりと纏まった死なんてものは 実際存在しないのではないでしょうか。僅かの謎や腑に落ちないところはある。あって当然。 作中の雰囲気は平静とも呼ぶべき穏やかさで、比較的明るい文体が多いですが、 それがかえって日常どこにでもひっそりと潜んでいる死の影を浮き上がらせているように感じました。 (勝手な思い込みかもしれませんが) 個人的には1話目が好きです。 彼の行方はどうなったのかとても気になりますが、 これも、深追いするのは野暮というものでしょうか。 | ||||
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「死」にまつわる話。誰かが殺される、というのではなく、自殺だったり心中だったり、ただでさえ悲しい死がさらに重みを増している。しかも、後味のよい話ばかりではない。なのに、作品全体が”重苦しい”というわけではない。 前世を夢で見る女の話は救いがなくてものすごく哀しい話だったけれど、自殺をしようと樹海に入った男の話や、一家心中の生き残りの男の話は、未来に向けての希望のようなものが感じられて、テーマが死を扱っているにも関わらず、どちらかというと、生に向かうための死が描かれているような気がした。生も死も、表裏一体。そんな感じがする。一歩間違えば、誰でも、どちら側にも行ってしまいそうな気がする。 好きだった先輩の死の真相を探る女子高生の話はミステリっぽくておもしろかった。 | ||||
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すごくいいかと言われるとそうでもないような…。最初と最後の話のキャラクターは三浦しをんさんっぽいな、と思いました。それぞれの話がそれなりに面白いのですが、すごく感動するわけでもすごく面白いわけでもなく、ちょっと中途半端な感じでした。タイトルを忘れてしまったのですが、前世の自分の夢を見る女の子の話と、恋人が幽霊になってしまう話が印象的でした。どちらもハッピーエンドとは言えず、全然きれいに終わっていないところがよけい印象に残ります。しかし全体としては今ひとつ弱い。星3つに近い星4つです。 | ||||
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巻末を見ると心中を共通のテーマにした短編集とあったので、そういうコンセプトかと思った。すべてが心中がテーマではないものの収録された7つの作品はどれも死が関係しているのは確かだ。従って読んでいて気持ちいい作品はあまりないが、どれもひねりがきいていて面白い。個人的に気に入ったのは少しユーモラスなテイストの入ってほっとできる「遺言」「初盆の客」の2作品かな。他の作品は結構毒があって怖いが読ませます。 | ||||
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巻末を見ると心中を共通のテーマにした短編集とあったので、そういうコンセプトかと思った。すべてが心中がテーマではないものの収録された7つの作品はどれも死が関係しているのは確かだ。 従って読んでいて気持ちいい作品はあまりないが、どれもひねりがきいていて面白い。個人的に気に入ったのは少しユーモラスなテイストの入ってほっとできる「遺言」「初盆の客」の2作品かな。他の作品は結構毒があって怖いが読ませます。 | ||||
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重苦しい内容かと思ったが救いのある話が多かった。青木ヶ原樹海が舞台の最初の話もなんだか憎めないおっさんがでてきてあわてふためく様子がちょっと笑えたり、「遺書」も奥さんとの思い出話が滑稽だったり、心中行為とは裏腹にほわっとした気分になった。ある話では、生と死の違いに触れていてかなり確信をついていたので心が揺さぶられました。実は「生」がテーマだったんじゃないだろうか。しんみりと心に響く短編集です。 | ||||
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テーマが「心中」というので救いの無い話ばかりなのかしら、と 思ったけど、そうとも限らず、あかるいトーンのものからずっしりしたものまで ずらり並んだ見事な短編集。 最初の話が、いきなり自殺で有名なあそこだと思われる樹海から始まる。 自殺志願の男と、サバイバルゲーム中の若者。一見、単純に生と死を対比させる話かと 思いきや、意外な展開にビックリ。 死がモチーフになっていて、いわゆる幽霊譚みたいな話もいくつかあって、どれも 読んでて「こんな霊ならちょっと会ってみたいかも」とにやりとさせられた。 しかしこのごろ「光」とか今回の短編集とか…すでに直木賞作家なのに、 賞狙い的な、うまさを見せようとフルスロットルで書いたみたいな雰囲気を感じる。 いや、三浦しをん本人は、自力でどんどん先に進んで、深い小説を書けるところに きているだけなんだろうけど。 | ||||
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