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オー! ファーザー
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オー! ファーザーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全84件 61~80 4/5ページ
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四人の父親がそれぞれ個性的でそれだけで面白い ポイントは主人公の友人達である 知的というか自然ですっきりした性格の女の子、殿さまと呼ばれるひょうひょうとした男の子 この子たちの存在が流れる物語にかくっと折り目を付けているようで、だらだらと疲れながら読むことを防いでくれる 相変わらずの伊坂節は健在である 〜〜〜〜〜はなになになのか?〜〜〜〜〜〜〜はなになになんだよ。 この流れが癖になってすっかり作者の作品にハマった 少し終盤にかけて一気にまとめすぎだろうか なにかおしいなぁ | ||||
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ラストのシーンで、これも伏線だったのかとそれまでの謎が一気に解明される、スピード感のある作品です。父親が4人、そんな変わった境遇で育った由紀雄が、とてもうらやましく思えてしまいました!とてもおもしろかったです!! | ||||
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どうしようもないけど、愛すべき個性的(?)な父親4人と主人公の話。色んな伏線があって、それを見事に回収する伊坂の腕に感心しつつ、更に終盤の親父達の主人公に対する愛を感じられる文章は感涙ものです。評価がそこまで高くないようですが、私は父親が老い始めた20〜30代の男たちにお勧めしたいです。 | ||||
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4人の父親に干渉され素っ気なく振舞いながらも、それぞれの父親のことが大好きな由紀夫の捻くれた様子が楽しめた。4人の父親はみな個性があり、それぞれ由紀夫との接し方が異なるのだが、みな由紀夫のことを何よりも大事に思っている気持ちが伝わってきたのもよかった。前半は父親との思い出話や伏線が多かったのだが、後半から一気に加速していったので読後感はよかった。ただ、物語の山場はもうちょっと驚くような展開を期待していたので少し物足りなかった。また、一部の伏線がそのままになっていて、「そういえばあの件はどうなったの?」という部分もあったのが残念だった。他のレビュアーも記載しているが、トラブルに巻き込まれながらも個性的なキャラクターたちが活躍してトラブルをにぎやかに解決していく様子は「陽気なギャングが地球を回す」に近かったような気がする。 | ||||
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母親一人に父親四人という「超」不思議な家庭環境の少年を主人公に 物語は進む。 「伊坂さん、これは無理がある設定じゃないの?」とつっこみを入れつつ読み始める。 いや、いや。もうちょっと読んでよ。 と、逃げる。 そして、次から次へとその設定を使って物語を引っ張っていく。 「ちょっと、ちょっと」と追っかけていくうちに 笑わされ、励まされ、いつの間にかわくわくさせられ そして、その勢いのまま逃げ切られた。 とっても爽やか。 カリオストロでルパンに逃げられた銭形くらいさわやか。 まんまと逃げられた。 面白いじゃない、ってそんな小説でした。 | ||||
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ちょっと覚めてる男子高校生とお節介なガールフレンド。 暴力シーンもさらっとしてるし、ジュブナイルという感じです。 このキャラクター設定は一冊限りで終わらせるのはもったいないので続編ありそうですね。 あるいは、すぐにでもドラマ化されそうなくらい父親達のキャラ立ってます。 ドロドロしたのが好きな人には物足りないかもしれませんが。 | ||||
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伊坂幸太郎の本だから、当たり前だけど、うまい。 彼の著作の中でどれくらいのうまさかっていうのは 微妙だけど、やっぱりうまい。 会話がおもしろくて、話の筋がよく考えられていて、 小説を読む楽しさはしっかり味わえました。 そして、この本は、めちゃくちゃな設定(あらすじ、商品紹介ご参照) だけど、それを伊坂節で読むと、こんなに元気が出るんだなっていう のが一番の感想です。 ちょっと毎日がつまんないときには最高ではないでしょうか。 (すっごく毎日がつまんないときには余計腹が立つかもしれませんが) | ||||
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伊坂さんの作品にしては偶然や、こじつけが多かったような気がします。 「重力ピエロ」「チルドレン」の辺りでみられたような、エキストラの台詞や何気ない小道具の描写ですらラストに向って収束する展開が、何だか弱かったです。 全然ないわけではないけれど、物足りなかった。……連載だったから、仕方ないのかな。 とはいえ、ハラハラしながら読むことはできました。 娯楽作品として充分に楽しめます。 | ||||
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父親が4人いる、始まりはそんな感じ。登場人物のキャラ設定も見事に面白く、全員好きだと言える。むしろあたしも父親が4人欲しくなった。頭がきれてるゆきおもまた良い。ゆきおにしつこくまとわりつく女の子も最初は鬱陶しかったが後半になると愛おしく感じてくる。ゆきおが色々な事件に巻き込まれていくんだけど、ありえないストーリー。シチュエーションに少し頭をひねらせた。うまくくっつき合わせた感じがしたのと最後の終わり方が附におちない感じで終わりました。けど内容自体はすごく良かったです。実質あたしも声に出して何度か笑ってしまいました。伊坂ワールド素敵です。 | ||||
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作者自身があとがきで書いているように、設定がとても独創的。 「母親と父親と俺の、六人暮らし」をしている少年由紀夫。父親がなぜか四人もいる。 この設定を生かした小気味良い会話は、とても楽しい。 でも、やっていることは「陽気なギャングが地球を回す」とほとんど同じな気がした。 トラブルに巻き込まれて、個性的なメンバーがそれを陽気に解決する。 軽快さを少し損なうほど伏線を積み上げている割には、あまり最後にガツンと来ない。 家族というテーマが見え隠れする割には、それをあまり活かしていない。 設定がせっかく魅力的なのに、なんだか無難に終わってしまった印象。 ハズレでもないが、アタリでもない。 面白いけれども、これだとちょっと物足りないかなー | ||||
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最初は”父親が4人”という設定だけで驚いてしまって、 ストーリーを楽しむと言うところまではいかなかったです。 ほとんど会話だけで進むので、 全体像が見えないというか、主人公の主観だけの、 日記のようなイメージでした。 後半の事件とその解決方法は、伊坂作品らしく それまでの伏線が効いていて、 思わず”上手くできてるな!”と感心してしまいました。 その点では、「ゴールデンスランバー」に近いところがあるかも知れません。 伊坂幸太郎らしい、疾走感あふれる作品と言えます。 分かりやすくて、読みやすい本です。 | ||||
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あとがきにもあるように、本著は伊坂幸太郎の 第一期の最後の作品ともよべる集大成的な作品である。 だから初期作品からのファンには絶対面白い。 軽妙な会話とユーモア、複線の見事な集約。 安心してのっていける楽しい数時間。 第二期以降のちょっと重いテーマも、 それはそれでいいのだが、こうした作品も、 たまには出してほしいものだ。 | ||||
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読んでいて肩の力が抜けていく、ほっとする作品です そなんな事ありえへんやろ・・・って思うけど、でも、読んでいて楽しかった 最近すくなった仲のいい家族を見た感じかな それぞれ、個性的で良い味を出している、おじんの存在感が笑えるね たまには、こう言う力が抜けた作品を読むのも有りだと思いました。 でも、母親の存在が少ないのがちょっと気になるけど 男のおっさんの物語としては、笑える。 | ||||
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面白いです普通に。惰性だろうが何だろうが、伊坂幸太郎ならこの位当たり前です。あとがきにある以上でもなければ以下でもない。ただ、最近の展開を考えると、伊坂幸太郎の実験ではなく、勝負が読みたい。そんな気持ちです。 | ||||
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何より、にんまり笑えるセリフが多く、楽しめたことが一番。もちろん単なるコメディやドタバタ劇ではないが、伊坂作品では大きな魅力の一つだと思っている。特に最近は封印気味なので、その持ち味も毎作品とはいかないまでも発揮してほしいところだ。父親4人という有り得ない設定の物語ではあるが、父親として何を子どもに教え伝えるのか、ということを考えさせられる場面がいくつもあった。1人で4要素は難しいけれど。 | ||||
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を楽しむことができました。読後感も良かったです。 伏線の返しが来るぞ来るぞと分かっていてもページをめくる手は止まりません。 自分の中で「第1期の伊坂作品」にあきることはなさそうですが、確かに第2期に入ってよかったかもしれないと(何となく、理由もなく)納得した作品でした。 | ||||
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正直いつもの伊坂ワールドを期待し過ぎて、最後はちょっと物足りない終わりでした。でも、呼んでる最中は、ドキドキ、わくわくさせてもらって、とても楽しめました。たまには、こういう作品も良いかもです。 | ||||
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読み終わった感想は、”期待通りにたのしい”ですね。 伊坂さんの「オーデュボンの祈り」や 「チルドレン」「砂漠」のような楽しさがありますね。 あとは、「陽気なギャングが地球を回す」なんかを思い出す作品でした。 概要は、4人の父親を持つ男子高校生が、 事件などに巻き込まれるっていう話です。 作品の魅力は登場人物たちの立ち回りやセリフ回しですよ。 (これまでの伊坂さんの作品を楽しんでいる方はわかると思うんですがw) 設定や展開などは、これまで伊坂さんの作品を多く読んでる方からすれば、 「どこかで読んだような・・・」と思うところがあると思いますが、 ボクは逆にそれが心地良かったです。 作品の登場人物たちの価値観、倫理観といったものが、期待通りに心地いいんですよ。 ※今は一回読み終わりなので、複線や他作品とのリンク探しに、これからもう一回読み直しますよ( ̄ー ̄)ニヤリ | ||||
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緻密な伏線を織り交ぜた伊坂幸太郎らしい作品です。時折、以前に執筆された作品のキャラクターが登場するのも、伊坂ファンとしては思わず頬が緩む事だと思います。『ゴールデンスランバー』や『モダンタイムス』といった緊迫感のある作品ではありませんが、『陽気なギャング〜』や『チルドレン』が好きな方々にはオススメの内容だと思います。 | ||||
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’06年3月から’07年12月まで、13の地方新聞に順次連載されたものに3年を経て加筆修正をほどこされた、伊坂幸太郎の18作目の単行本である。 <あとがき>で、伊坂幸太郎自らが述べているが、『ゴールデンスランバー』以後の第二期にいたる最後の第一期の作品と言っているように、直近の、私としてはすこし物足りなさを感じた『モダンタイムス』『あるキング』『SOSの猿』の諸編とはまた異なる、伊坂流の直球勝負のエンターテインメントである。伊坂流とは、独特の人を喰ったような浮遊感があり、荒唐無稽な物語が現実味を帯びて展開し、いたるところに張り巡らしたバラバラの伏線が最後に収斂するミステリーではないかと思う。 本書は『陽気なギャングが地球を回す』を彷彿させるそれぞれ強烈な個性を持つ、4人もの父親と、高校生の由紀夫(どっかで聞いたことのある名前だ)の、友人たちも交えた、日常の中の非日常的物語である。ラストは一種のクライムノヴェルと言えなくもないが、読んでいてまるで緊迫感が感じられないのも伊坂流だ。 新聞連載ということで、毎回ヤマ場を作る必要性から、局面や話題・シーンが次々にめまぐるしく転換して、一気に読まないと物語についてゆき辛かったが、その分テンポがよく、連載ではなく、一冊になることで全体が俯瞰でき、楽しむことができた。 本書は、ありえないシチュエーションと軽妙洒脱な会話、知事選挙や不登校、イジメに試験・恋愛、練炭自殺や賭博の黒幕、たてこもりと殺し屋etc・・・といった、考えられるありとあらゆるエピソードをこめた「伊坂ワールド」の逸品である。 | ||||
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