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難民探偵
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難民探偵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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普通に推理小説・・・というか、なんというか・・・微妙に外して書こうとした結果こうなった・・・な感じですね。 ラノベでもよく見る、作者のラップのような韻を踏んだ言い回しや、全然見かけないだろ!と突っ込みたくなるようなキャラの名前等々あるので『ああ、西尾維新だ』とは思うんですけど・・・ なんというか、物足りなさを感じますね。 タイトルの『難民探偵』が結局主人公でなく・・・脇役wほんと外したいんでしょうな・・・推理小説の常識をw (その割にキャラの設定自体は全然リアリティを感じなかったり、納得行ったりキャラの作り方はやっぱり独特で面白いんですよねぇw) 主人公がこの作品向けに作られたが故に就職難民になっているだけっぽい所とか・・・どうなんだろうなぁ 最後の盛り上がりが無いのもスカッとしないので・・・でもそういうスカッとさせるキャラが元々居ないのでそれこそ望むべくもないんですがw ホント『小説の当たり前を外してリアル目指して書いたらつまんなくなった』的な・・・ まぁラノベの様な奇想天外さを求めてコレを買っても意味はないでしょう。 私は続編出たら見てみたいと思います。できればもう少し面白い展開を希望しますがwww | ||||
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主人公が就職浪人になる過程とか、前半はテンポも良くて掴みとしては二重丸! 個性的なキャラ達も独特で面白い。 ただ、推理小説としてはスッキリしない終わり方だし、謎を解く過程も微妙・・・・・・。 西尾維新の奇を衒ったストーリー展開も不発。 ・・・西尾維新ファンにはオススメします。 | ||||
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私は西尾維新さんの書く小説が大好きで この「難民探偵」も読んでみたのですが…。 西尾さんの作品にしては、 何か物たりないというか。 あっさりしすぎているような気がしました。 犯人が誰なのかすごく気になるということもあまりなく えっ!?これで終わり?という感じでした。 キャラはそれぞれ個性があって 好感がもてたので☆3つ! | ||||
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私は西尾維新さんの書く小説が大好きで この「難民探偵」も読んでみたのですが…。 西尾さんの作品にしては、 何か物たりないというか。 あっさりしすぎているような気がしました。 犯人が誰なのかすごく気になるということもあまりなく えっ!?これで終わり?という感じでした。 キャラはそれぞれ個性があって 好感がもてたので☆3つ! | ||||
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ミステリファンなら間違いなく星一つ。 西尾維新ファンならまあ頑張って星三つ。(私もそう)ミステリ入門者がなんとなく手にとって読む分には面白いかもしれないが、なら世の中には奇作良作いっぱいある訳で、ただ流行りの作家だから、と思うと損をする。維新の売りは何はともあれ会話パートだろうが、今回はあまり冴えていないように感じた。ラノベ的文章からの脱却を図っているのかもしれないが、逆に半端な結果に終わっているように見受けられる。推理はお粗末。デビュー作のクビキリ以下だろう。カタカナ書きで「スイリ」と帯にはあるが、はっきり言ってトリック、オチともにお粗末。「現実の犯罪なんてそんなもの」と作者は言いたいのかもしれないが、こちらは警察の犯罪調書では無くあくまで娯楽としての推理を楽しみにしているのであり、もしそういう狙いがあったなら、読者の読みたいものを勘違いしているように思う。何より犯罪におけるリアルと、推理とトリックの醍醐味は両立できるとも思うのだが。氏の良いところを完全に取っ払ってしまっている。維新初心者にも薦められず、完全に氏のファンアイテムでしか無い。推理小説としての次作に期待したい。 | ||||
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ミステリファンなら間違いなく星一つ。 西尾維新ファンならまあ頑張って星三つ。(私もそう) ミステリ入門者がなんとなく手にとって読む分には面白いかもしれないが、なら世の中には奇作良作いっぱいある訳で、ただ流行りの作家だから、と思うと損をする。 維新の売りは何はともあれ会話パートだろうが、今回はあまり冴えていないように感じた。ラノベ的文章からの脱却を図っているのかもしれないが、逆に半端な結果に終わっているように見受けられる。 推理はお粗末。デビュー作のクビキリ以下だろう。カタカナ書きで「スイリ」と帯にはあるが、はっきり言ってトリック、オチともにお粗末。「現実の犯罪なんてそんなもの」と作者は言いたいのかもしれないが、こちらは警察の犯罪調書では無くあくまで娯楽としての推理を楽しみにしているのであり、もしそういう狙いがあったなら、読者の読みたいものを勘違いしているように思う。何より犯罪におけるリアルと、推理とトリックの醍醐味は両立できるとも思うのだが。 氏の良いところを完全に取っ払ってしまっている。維新初心者にも薦められず、完全に氏のファンアイテムでしか無い。 推理小説としての次作に期待したい。 | ||||
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講談社の「創業100周年記念出版書き下ろし100冊」の企画の作品らしい。記念の作品に「難民」なんて単語がタイトルに入るのもどうかと思うが。西尾維新の作品がこのようなハードカバーでというのは珍しいと思う。他では、「Death Note」や「xxx Holic」のノベライズあたりがそうだったような気がするが、それ以外ではないのではないかと思う。 内容はというと、これまた珍しく、割合きちんとした推理小説になっている。これまでの作品でもミステリ的な要素のある作品というのはあるが、大抵の場合は、もっとスペシャルな登場人物が多い状況での謎解きばかりで、(能力的に)ごく普通の人間による謎解き、というのは、おそらくこれが初では、と思う。その意味では、他の作品よりも随分と映像化しやすい作品だとは思う。 純粋にミステリ的に見れば、割と軽めのミステリなので物足りなさがないわけではないが、それぞれのキャラクターの行動なども含めて、色々と楽しめると思うし、こういう作品もアリだと思う。また、今度の展開がどうなるかは知らないが、キャラクターの紹介などは今回で済んでいるので、次作以降では、もっとメインの事件に関する部分の記述が増えて面白いと思う。今まではノベルス版が多いが、個人的にはこういうハードカバーも悪くないと思う。 | ||||
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講談社の「創業100周年記念出版書き下ろし100冊」の企画の作品らしい。記念の作品に「難民」なんて単語がタイトルに入るのもどうかと思うが。西尾維新の作品がこのようなハードカバーでというのは珍しいと思う。他では、「Death Note」や「xxx Holic」のノベライズあたりがそうだったような気がするが、それ以外ではないのではないかと思う。 内容はというと、これまた珍しく、割合きちんとした推理小説になっている。これまでの作品でもミステリ的な要素のある作品というのはあるが、大抵の場合は、もっとスペシャルな登場人物が多い状況での謎解きばかりで、(能力的に)ごく普通の人間による謎解き、というのは、おそらくこれが初では、と思う。その意味では、他の作品よりも随分と映像化しやすい作品だとは思う。 純粋にミステリ的に見れば、割と軽めのミステリなので物足りなさがないわけではないが、それぞれのキャラクターの行動なども含めて、色々と楽しめると思うし、こういう作品もアリだと思う。また、今度の展開がどうなるかは知らないが、キャラクターの紹介などは今回で済んでいるので、次作以降では、もっとメインの事件に関する部分の記述が増えて面白いと思う。今まではノベルス版が多いが、個人的にはこういうハードカバーも悪くないと思う。 | ||||
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流石に台詞回しや文章の運びには見るべきものがあります。 ただ、トリックに関しては無理があるといわざるを得ないでしょう。 かといってそれ以外の見せ場であろう登場人物の動きは ラノベとは違ってキャラ立ちを抑え気味に書いているせいか、 文章力で読まさせてはくれるものの、物足りない感じがいたします。 就職難民である主人公証子さんの心の動きやモノローグは我々30代や 20代が直面している状況がリアルに汲み取られていてかなり面白いのですが。 | ||||
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流石に台詞回しや文章の運びには見るべきものがあります。 ただ、トリックに関しては無理があるといわざるを得ないでしょう。 かといってそれ以外の見せ場であろう登場人物の動きは ラノベとは違ってキャラ立ちを抑え気味に書いているせいか、 文章力で読まさせてはくれるものの、物足りない感じがいたします。 就職難民である主人公証子さんの心の動きやモノローグは我々30代や 20代が直面している状況がリアルに汲み取られていてかなり面白いのですが。 | ||||
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まず、化物語などのようなキャラの楽しいやりとりは全くないです。 なのでそういう部分を少しでも期待されている方にはオススメできません。 内容については、なんとういうか・・・常に一定でした。特に盛り上がることも盛り下がることもなく。 変化・・・みたいなのがないんですよね、結局最後まで主人公に変化がなかったように。 西尾維新さんの本って、読んでるとどこかしらで動揺させられたりするんですけど、残念ながらそういうのがなかったです。 今回、仕掛けが割と気付きやすい類のものだったので、どうひっくり返すのだろうと楽しみにしていたのですが、そのままゴールしてしまいました。「・・・あ、あれ?終わり?」みたいな 正直、西尾維新らしい最後というか・・・『事が終わった後に別の真相が明かされる』みたいなのを期待していただけに、肩すかしをくらった感じです。 最後に、なんだか読んでいて『相棒』を想起してしまいました。人柄とか全然違うんですけどね | ||||
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まず、化物語などのようなキャラの楽しいやりとりは全くないです。 なのでそういう部分を少しでも期待されている方にはオススメできません。 内容については、なんとういうか・・・常に一定でした。特に盛り上がることも盛り下がることもなく。 変化・・・みたいなのがないんですよね、結局最後まで主人公に変化がなかったように。 西尾維新さんの本って、読んでるとどこかしらで動揺させられたりするんですけど、残念ながらそういうのがなかったです。 今回、仕掛けが割と気付きやすい類のものだったので、どうひっくり返すのだろうと楽しみにしていたのですが、そのままゴールしてしまいました。「・・・あ、あれ?終わり?」みたいな 正直、西尾維新らしい最後というか・・・『事が終わった後に別の真相が明かされる』みたいなのを期待していただけに、肩すかしをくらった感じです。 最後に、なんだか読んでいて『相棒』を想起してしまいました。人柄とか全然違うんですけどね | ||||
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普通。良くも悪くも普通。 主人公の設定は、近年の社会情勢を踏まえたもので興味を引かれたが、 それが本筋にあまり係わっておらず、活かされていないように感じた。 本筋はまあ面白いのだが、心に残るものかと言われれば、そうとは言えない。 氏の「化物語」「戯言シリーズ」とは異なり、ラノベっぽさは出しておらず、 ニシンイズム(言葉遊びや漫画アニメネタ)もほぼ出していない。 ターゲットは、おそらく20代。就職に関する経験がないと共感出来ない 部分があるから。 主人公の設定はよかったから、この主人公の奮闘記が読みたいなぁ。 最後に…、紙質が悪い…。なぜ?意図があるのか、わざとやってるのか知り ませんが、ハードカバーの本でこの紙質は初めて見たかも知れません。 感想は以下のような私が評価したものです。 ・氏と同学年の男 ・氏の作品は既刊されてるものはたぶん全部読んでる ・ミステリが好き ・ほぼ読んでるのは森博嗣、京極夏彦、宮部みゆき、有川浩とか ・ラノベも未だに少々読んでる | ||||
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普通。良くも悪くも普通。 主人公の設定は、近年の社会情勢を踏まえたもので興味を引かれたが、 それが本筋にあまり係わっておらず、活かされていないように感じた。 本筋はまあ面白いのだが、心に残るものかと言われれば、そうとは言えない。 氏の「化物語」「戯言シリーズ」とは異なり、ラノベっぽさは出しておらず、 ニシンイズム(言葉遊びや漫画アニメネタ)もほぼ出していない。 ターゲットは、おそらく20代。就職に関する経験がないと共感出来ない 部分があるから。 主人公の設定はよかったから、この主人公の奮闘記が読みたいなぁ。 最後に…、紙質が悪い…。なぜ?意図があるのか、わざとやってるのか知り ませんが、ハードカバーの本でこの紙質は初めて見たかも知れません。 感想は以下のような私が評価したものです。 ・氏と同学年の男 ・氏の作品は既刊されてるものはたぶん全部読んでる ・ミステリが好き ・ほぼ読んでるのは森博嗣、京極夏彦、宮部みゆき、有川浩とか ・ラノベも未だに少々読んでる | ||||
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『講談社創業100周年記念出版 書き下ろし100冊』の1冊でノンシリーズの作品です. 著者の作品に多い賑やかな掛け合いであったりユーモアの類はほとんどありません. それでも著者らしさは出ており,ポンポンとリズムに乗った言葉の運びは気持ちよく, 主要人物の名前も共通性のある当て字になっているなど,なかなか楽しませてくれます. 反面,落ち着いた感じで流れる分,たまに入るツッコミや小ネタには違和感を覚えました. また,出版社のサイトにある著者との一問一答では『原点に〜』と語られていますが, そう言われると,物語の構成やトリックなどにデビュー作に近い雰囲気があるような…? ただ,帯に謳われている『スイリ小説』についてはいささか引っかかるところもあり, 真相はまだしも,謎解きなどは都合が良すぎに思えて今ひとつスッキリとはいきません. 『難民探偵』も軽く由来が語られる程度で,それほどの意味がなかったのにはガッカリ…. 他にも,半分くらいまでは人物紹介的なやり取りで確かにそれは楽しく読めるものの, もう少し『スイリ』の部分や納得のできる謎解きやトリックを展開して欲しかったです. あと気になったのは,紙の質がコンビニある廉価版コミックスのように安っぽかった事. 100周年記念と銘打ち安くもないのですから,もうちょっと考えられてもよかったのでは. 他にも『あとがき』が無かったのは残念で,記念本への思いなどを読んでみたかったです. (参考) 西尾維新●一問一答 http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-novels/0912/special3/#question | ||||
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タイトルを2つの部分に分けると、"探偵"よりも"難民"の方に若干重きが置かれている。あえてスイリ小説という枠を意識しなければならない必然性はないと感じた。実際、肝心の解決の部分も論理というよりは地道な捜査に主眼が置かれていると思う。 だから、どちらかといえば、社会派的なノリが強い印象を受ける。 真面目に大学に通ったものの就職できずに卒業し就職浪人をしている窓居証子は、バイトをしながら就職しようとするけれど失敗し、親に泣きつくけれどもお見合いを勧められるので、紆余曲折の末、叔父でベストセラー作家の窓居京樹のアシスタントという名目で居候することになる。そして叔父の知人で、警視庁警視でありながら職を投げ出し、京都でネットカフェ難民として生きる根深陽義と出会う。 作者の作品にしては珍しいと思うのだが、突出したキャラクターが登場しない。もちろんそれぞれ個性は強いのだが、その強さが同程度である気がする。だから初めは、誰を中心に物語が回るのかがよく分からない。もしかすると中心にいるのは人物ではないのかもしれない。 就職"難民"でありながら、ほとんど何もしないで収入を得ることができる窓居証子、ネットカフェ"難民"でありすべてを投げ打ったつもりでいるけれど何も手放していない根深陽義、彼らは難民でありながら、社会インフラの整った、かなり良い生活をしている。 難民という非常に強い単語が報道などで良く使われるけれど、それって実態を的確に表している単語なの?という疑問の声が聞こえてこなくもない。 ところで、紙質が低い様な印象を受けるのだけれど、これって何か意図があるのだろうか? | ||||
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『講談社創業100周年記念出版 書き下ろし100冊』の1冊でノンシリーズの作品です. 著者の作品に多い賑やかな掛け合いであったりユーモアの類はほとんどありません. それでも著者らしさは出ており,ポンポンとリズムに乗った言葉の運びは気持ちよく, 主要人物の名前も共通性のある当て字になっているなど,なかなか楽しませてくれます. 反面,落ち着いた感じで流れる分,たまに入るツッコミや小ネタには違和感を覚えました. また,出版社のサイトにある著者との一問一答では『原点に〜』と語られていますが, そう言われると,物語の構成やトリックなどにデビュー作に近い雰囲気があるような…? ただ,帯に謳われている『スイリ小説』についてはいささか引っかかるところもあり, 真相はまだしも,謎解きなどは都合が良すぎに思えて今ひとつスッキリとはいきません. 『難民探偵』も軽く由来が語られる程度で,それほどの意味がなかったのにはガッカリ…. 他にも,半分くらいまでは人物紹介的なやり取りで確かにそれは楽しく読めるものの, もう少し『スイリ』の部分や納得のできる謎解きやトリックを展開して欲しかったです. あと気になったのは,紙の質がコンビニある廉価版コミックスのように安っぽかった事. 100周年記念と銘打ち安くもないのですから,もうちょっと考えられてもよかったのでは. 他にも『あとがき』が無かったのは残念で,記念本への思いなどを読んでみたかったです. | ||||
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タイトルを2つの部分に分けると、"探偵"よりも"難民"の方に若干重きが置かれている。あえてスイリ小説という枠を意識しなければならない必然性はないと感じた。実際、肝心の解決の部分も論理というよりは地道な捜査に主眼が置かれていると思う。 だから、どちらかといえば、社会派的なノリが強い印象を受ける。 真面目に大学に通ったものの就職できずに卒業し就職浪人をしている窓居証子は、バイトをしながら就職しようとするけれど失敗し、親に泣きつくけれどもお見合いを勧められるので、紆余曲折の末、叔父でベストセラー作家の窓居京樹のアシスタントという名目で居候することになる。そして叔父の知人で、警視庁警視でありながら職を投げ出し、京都でネットカフェ難民として生きる根深陽義と出会う。 作者の作品にしては珍しいと思うのだが、突出したキャラクターが登場しない。もちろんそれぞれ個性は強いのだが、その強さが同程度である気がする。だから初めは、誰を中心に物語が回るのかがよく分からない。もしかすると中心にいるのは人物ではないのかもしれない。 就職"難民"でありながら、ほとんど何もしないで収入を得ることができる窓居証子、ネットカフェ"難民"でありすべてを投げ打ったつもりでいるけれど何も手放していない根深陽義、彼らは難民でありながら、社会インフラの整った、かなり良い生活をしている。 難民という非常に強い単語が報道などで良く使われるけれど、それって実態を的確に表している単語なの?という疑問の声が聞こえてこなくもない。 ところで、紙質が低い様な印象を受けるのだけれど、これって何か意図があるのだろうか? | ||||
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