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難民探偵
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難民探偵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 41~52 3/3ページ
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一皮むけた西尾維新が見れるのかと思って、ほんの少し期待していたのですが・・・。 まったく駄目ですね。 この人の本はどうやっても論理性に乏しい。 作者の決めたストーリーに沿うように、無理矢理動かされる登場人物が不自然でしかたがない。 | ||||
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作品の内外におけるあらゆる要素が徹底的に計算されている印象を受けた。 『化物語』が当たって話題の渦中の“若き天才”が一般向けミステリの分野に打って出るのにこれ以上の題材はなかろうし、今以上のタイミングもなかろう。文学性であったり社会派性であったりといった要素が煙幕のように撒かれているあたりも計算なのだろう。 この作品に見られるように、本気ではない時の西尾維新の作品は「プロとしてシステマティックに書く」が徹底されている感触がある。 「就職浪人を続けて人生から転落してしまった主人公」による一人称から逆算して、登場人物、扱われる題材や描写ネタ、難民探偵の捜査手法からトリックに至るまでの作品の全てが導き出され、パズルのピースのように互いが嵌合する様は、あたかもその構造自体がミステリのトリックのようにすら見える。 恐ろしいまでの、教科書のような手際の良さ。 この、読みながら作品の“設計図”が透けて見えるようで先が読め、しかもそれが面白さをスポイルするわけではないという独特の感触は西尾維新ならではだろう。 | ||||
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一般文芸は無理一生ラノベ描いてなさい描いたら売れると思って出してるとしか思えないぐらい荒いっつうかヒドい自著のクビキリサイクル、クビシメロマンチストを読んでミステリーの何たるかを学び直して来てね | ||||
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シンプルで偶然性を伴うトリックは稚拙に見えて、実際の事件なんてこんなもの、という西尾維新らしい作風に思えました。あとがきのない点も、作品に作者の影を匂わさない演出として、好感が持てます。しかし、他のシリーズ物に比べ、推理小説としての色合いが濃いため、賛否は分かれると思います。 個人的にオススメです。近年のトリック依存な推理小説とは一線を画す作品。 | ||||
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普通。良くも悪くも普通。 主人公の設定は、近年の社会情勢を踏まえたもので興味を引かれたが、 それが本筋にあまり係わっておらず、活かされていないように感じた。 本筋はまあ面白いのだが、心に残るものかと言われれば、そうとは言えない。 氏の「化物語」「戯言シリーズ」とは異なり、ラノベっぽさは出しておらず、 ニシンイズム(言葉遊びや漫画アニメネタ)もほぼ出していない。 ターゲットは、おそらく20代。就職に関する経験がないと共感出来ない 部分があるから。 主人公の設定はよかったから、この主人公の奮闘記が読みたいなぁ。 最後に…、紙質が悪い…。なぜ?意図があるのか、わざとやってるのか知り ませんが、ハードカバーの本でこの紙質は初めて見たかも知れません。 感想は以下のような私が評価したものです。 ・氏と同学年の男 ・氏の作品は既刊されてるものはたぶん全部読んでる ・ミステリが好き ・ほぼ読んでるのは森博嗣、京極夏彦、宮部みゆき、有川浩とか ・ラノベも未だに少々読んでる | ||||
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戯言シリーズ、物語シリーズで有名な西尾維新の書き下ろし新作ということで迷わず購入。戯言シリーズと同様で京都が舞台、というのはファンにとって少し嬉しかったwこの作品においてさすが維新!!と思える点をざっと挙げてみるなら他作品同様、なかなかの多さとなる。作品は世界シリーズと似ている気がした。また主要人物となる3人の設定がこれまた凄い。他作品では見かけることがない、奇抜な3人の設定。これがこの作品の一番秀でている点ではないだろうか。ただ、戯言シリーズ、物語シリーズだけを読みこの作品に入ったら少し捉え方が悪くなってしまうと思う。あくまで推理小説ですからね戯言シリーズでいうとクビキリサイクルのような感じです。あくまで | ||||
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普通。良くも悪くも普通。 主人公の設定は、近年の社会情勢を踏まえたもので興味を引かれたが、 それが本筋にあまり係わっておらず、活かされていないように感じた。 本筋はまあ面白いのだが、心に残るものかと言われれば、そうとは言えない。 氏の「化物語」「戯言シリーズ」とは異なり、ラノベっぽさは出しておらず、 ニシンイズム(言葉遊びや漫画アニメネタ)もほぼ出していない。 ターゲットは、おそらく20代。就職に関する経験がないと共感出来ない 部分があるから。 主人公の設定はよかったから、この主人公の奮闘記が読みたいなぁ。 最後に…、紙質が悪い…。なぜ?意図があるのか、わざとやってるのか知り ませんが、ハードカバーの本でこの紙質は初めて見たかも知れません。 感想は以下のような私が評価したものです。 ・氏と同学年の男 ・氏の作品は既刊されてるものはたぶん全部読んでる ・ミステリが好き ・ほぼ読んでるのは森博嗣、京極夏彦、宮部みゆき、有川浩とか ・ラノベも未だに少々読んでる | ||||
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戯言シリーズ、物語シリーズで有名な西尾維新の書き下ろし新作ということで迷わず購入。 戯言シリーズと同様で京都が舞台、というのはファンにとって少し嬉しかったw この作品において さすが維新!! と思える点をざっと挙げてみるなら他作品同様、なかなかの多さとなる。 作品は世界シリーズと似ている気がした。 また主要人物となる3人の設定がこれまた凄い。 他作品では見かけることがない、奇抜な3人の設定。 これがこの作品の一番秀でている点ではないだろうか。 ただ、戯言シリーズ、物語シリーズだけを読みこの作品に入ったら少し捉え方が悪くなってしまうと思う。 あくまで推理小説ですからね 戯言シリーズでいうとクビキリサイクルのような感じです。あくまで | ||||
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『講談社創業100周年記念出版 書き下ろし100冊』の1冊でノンシリーズの作品です. 著者の作品に多い賑やかな掛け合いであったりユーモアの類はほとんどありません. それでも著者らしさは出ており,ポンポンとリズムに乗った言葉の運びは気持ちよく, 主要人物の名前も共通性のある当て字になっているなど,なかなか楽しませてくれます. 反面,落ち着いた感じで流れる分,たまに入るツッコミや小ネタには違和感を覚えました. また,出版社のサイトにある著者との一問一答では『原点に〜』と語られていますが, そう言われると,物語の構成やトリックなどにデビュー作に近い雰囲気があるような…? ただ,帯に謳われている『スイリ小説』についてはいささか引っかかるところもあり, 真相はまだしも,謎解きなどは都合が良すぎに思えて今ひとつスッキリとはいきません. 『難民探偵』も軽く由来が語られる程度で,それほどの意味がなかったのにはガッカリ…. 他にも,半分くらいまでは人物紹介的なやり取りで確かにそれは楽しく読めるものの, もう少し『スイリ』の部分や納得のできる謎解きやトリックを展開して欲しかったです. あと気になったのは,紙の質がコンビニある廉価版コミックスのように安っぽかった事. 100周年記念と銘打ち安くもないのですから,もうちょっと考えられてもよかったのでは. 他にも『あとがき』が無かったのは残念で,記念本への思いなどを読んでみたかったです. (参考) 西尾維新●一問一答 http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-novels/0912/special3/#question | ||||
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タイトルを2つの部分に分けると、"探偵"よりも"難民"の方に若干重きが置かれている。あえてスイリ小説という枠を意識しなければならない必然性はないと感じた。実際、肝心の解決の部分も論理というよりは地道な捜査に主眼が置かれていると思う。 だから、どちらかといえば、社会派的なノリが強い印象を受ける。 真面目に大学に通ったものの就職できずに卒業し就職浪人をしている窓居証子は、バイトをしながら就職しようとするけれど失敗し、親に泣きつくけれどもお見合いを勧められるので、紆余曲折の末、叔父でベストセラー作家の窓居京樹のアシスタントという名目で居候することになる。そして叔父の知人で、警視庁警視でありながら職を投げ出し、京都でネットカフェ難民として生きる根深陽義と出会う。 作者の作品にしては珍しいと思うのだが、突出したキャラクターが登場しない。もちろんそれぞれ個性は強いのだが、その強さが同程度である気がする。だから初めは、誰を中心に物語が回るのかがよく分からない。もしかすると中心にいるのは人物ではないのかもしれない。 就職"難民"でありながら、ほとんど何もしないで収入を得ることができる窓居証子、ネットカフェ"難民"でありすべてを投げ打ったつもりでいるけれど何も手放していない根深陽義、彼らは難民でありながら、社会インフラの整った、かなり良い生活をしている。 難民という非常に強い単語が報道などで良く使われるけれど、それって実態を的確に表している単語なの?という疑問の声が聞こえてこなくもない。 ところで、紙質が低い様な印象を受けるのだけれど、これって何か意図があるのだろうか? | ||||
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『講談社創業100周年記念出版 書き下ろし100冊』の1冊でノンシリーズの作品です. 著者の作品に多い賑やかな掛け合いであったりユーモアの類はほとんどありません. それでも著者らしさは出ており,ポンポンとリズムに乗った言葉の運びは気持ちよく, 主要人物の名前も共通性のある当て字になっているなど,なかなか楽しませてくれます. 反面,落ち着いた感じで流れる分,たまに入るツッコミや小ネタには違和感を覚えました. また,出版社のサイトにある著者との一問一答では『原点に〜』と語られていますが, そう言われると,物語の構成やトリックなどにデビュー作に近い雰囲気があるような…? ただ,帯に謳われている『スイリ小説』についてはいささか引っかかるところもあり, 真相はまだしも,謎解きなどは都合が良すぎに思えて今ひとつスッキリとはいきません. 『難民探偵』も軽く由来が語られる程度で,それほどの意味がなかったのにはガッカリ…. 他にも,半分くらいまでは人物紹介的なやり取りで確かにそれは楽しく読めるものの, もう少し『スイリ』の部分や納得のできる謎解きやトリックを展開して欲しかったです. あと気になったのは,紙の質がコンビニある廉価版コミックスのように安っぽかった事. 100周年記念と銘打ち安くもないのですから,もうちょっと考えられてもよかったのでは. 他にも『あとがき』が無かったのは残念で,記念本への思いなどを読んでみたかったです. | ||||
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タイトルを2つの部分に分けると、"探偵"よりも"難民"の方に若干重きが置かれている。あえてスイリ小説という枠を意識しなければならない必然性はないと感じた。実際、肝心の解決の部分も論理というよりは地道な捜査に主眼が置かれていると思う。 だから、どちらかといえば、社会派的なノリが強い印象を受ける。 真面目に大学に通ったものの就職できずに卒業し就職浪人をしている窓居証子は、バイトをしながら就職しようとするけれど失敗し、親に泣きつくけれどもお見合いを勧められるので、紆余曲折の末、叔父でベストセラー作家の窓居京樹のアシスタントという名目で居候することになる。そして叔父の知人で、警視庁警視でありながら職を投げ出し、京都でネットカフェ難民として生きる根深陽義と出会う。 作者の作品にしては珍しいと思うのだが、突出したキャラクターが登場しない。もちろんそれぞれ個性は強いのだが、その強さが同程度である気がする。だから初めは、誰を中心に物語が回るのかがよく分からない。もしかすると中心にいるのは人物ではないのかもしれない。 就職"難民"でありながら、ほとんど何もしないで収入を得ることができる窓居証子、ネットカフェ"難民"でありすべてを投げ打ったつもりでいるけれど何も手放していない根深陽義、彼らは難民でありながら、社会インフラの整った、かなり良い生活をしている。 難民という非常に強い単語が報道などで良く使われるけれど、それって実態を的確に表している単語なの?という疑問の声が聞こえてこなくもない。 ところで、紙質が低い様な印象を受けるのだけれど、これって何か意図があるのだろうか? | ||||
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