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V.T.R.
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V.T.R.の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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スロウハイツを読了後に読んでほしいです。ページ数も多くなく作品に入り込んだら直ぐに読み終わります。コウちゃんの作品に何だかニヤニヤしてしまいます。 | ||||
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本の世界観をきちんとした形にされているにも関わらず、内容もとても面白い。 夢中になってあっという間に読み終わってしまった。 大好き。 | ||||
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スロウハイツの神様を読んだ人は必読の一冊です! 本音を言えばスロウハイツのみんなのその後が読みたい | ||||
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読んでいて面白かったのだけれど、ハラハラドキドキ緊張して、身体がこわばりました。 | ||||
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良かった | ||||
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辻村深月ワールド全開ですね!私は気に入りました | ||||
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最後の展開は面白かった。ただ、最後以外は正直やや退屈。スローハイツ本編とつい比較してしまうが、登場人物の魅力がやや低いように思った。 | ||||
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「スロウハイツの神様」を読んでから、この本を読みました。順番通りです! チヨダ・コーキってこんな風に書くんだろうなと想像していた通りの文体で、デビュー作という若さもちゃんとそこかしこに匂っていて・・・辻村深月さんさすがです。 登場人物が、スロウハイツのメンバーとダブってしまうのは私だけではなかったと思います。アールは環を連想してしまいます。コーキ君はこういう女性が好きなのかな。 レビューで皆さんが書いていたように、ティーとJが友達でいられるのが不思議です。Jは何考えてるんだろう。その分、星マイナス1個です。 | ||||
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まず、絶対にスロウハイツの神様をみて下さい! スロウハイツの住民であるチヨダ・コーキが書いた設定でいつもと違う辻村深月を楽しめました! | ||||
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あたかもチヨダ本人が書いた作品のように、読んでいる者を惹きつける。 イメージを崩さず、楽しく読むことができました。 「スロウハイツの神様」の延長線上にある1冊の本であると思えば、 思い入れが深くなるというものです。 | ||||
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『スロウハイツの神様』が好きで好きで、何度も読み返してるひとなら、読まないわけにはいかないでしょう。クリスマスに自分にプレゼントしようとしてためらい、誕生日に以下同文。ひょんなきっかけでやっとKindle手に入れて、やっと読めました。.........!きっと、これも何度でも読み返します。 | ||||
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まるで湖に立つ波のように静かだけど絶え間ない悲しみ、そして、最後に明かされる秘密。 物語自体は、静かな展開のはずなのに、軽やかな文体のせいなのか、最後まで爽快感が残ります。 スローハイツのスピンオフであり、チヨダ・コーキさんの作品で、赤羽さんが解説しているのも、心をくすぐります。 | ||||
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辻村深月が自作「スロウハイツの神様」のチヨダ・コーキに なりきって描いた作品です。若干17歳で新人賞を受賞した時の 作品という前提のため、荒さの残るライトノベルになっています。 ヒモ生活を送っているティーに、ある日、3年前に別れた 彼女・アールから「アタシは変わっていない」という謎の 電話がかかってきます。アールのことが気になったティーは、 アールを探し始めますが。。。 ティーとアールの職業は、マーダーと呼ばれる合法的な 殺し屋であり、独特な世界観や個性的な登場人物は 正にライトノベルです。ただし、さすがは辻村深月。本作 単体でも十分に楽しめる内容になっています。(☆4つ) しかし、やはり本作の魅力は「スロウハイツの神様」の チヨダ・コーキの作品ということであり、さらに感動的なのは、 解説を赤羽環が担当していることです。もちろん、本編も 解説も描いているのは辻村深月ですが、どう考えても コウちゃんの作品であり、コウちゃんを生きる術にしてきた 環から読者へのエールに感じられます。 ぜひ「スロウハイツの神様」に嵌った読者には、続いて 手にとってもらいたい作品です。 | ||||
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『スロウハイツの神様』に登場した作家チヨダ・コーキが、高校2年の時に新人賞を受賞したという設定の本作。 国で千人きっかりにだけ持つことが許される特別免許・マダーライセンス。 それを持つ人間は、法の目をかいくぐっている悪人たちを殺すダークヒーローである。 そんなマダーライセンスを持つ主人公・ティーが、ある日 三年間に別れた元恋人・アール(彼女もライセンス保持者)から受けた意味深な一本の電話から物語は始まる。 プロであれば尚更のこと、普段の文体とは全く違った文体で執筆するのは難しいのではないかと思うのですが この作品に関していえば、ミステリー要素を含むものの、普段の辻村作品らしさからは掛け離れた完全なラノベ作品に仕上がっています。 チヨダ・コーキが書いた作品だし。あるいは、元は辻村深月が書いてる訳だし。 そう思うことで自然とハードルが高くなり、物足りなく感じる人もいるのではないかとは思いますが。 自分もすべてに大満足とはいかないし、わかりにくいところもありましたが 作品のところどころに散りばめられた切なさや優しさ。 先を読ませる展開と謎が解け、今まで謎だったキャラ達の言動がストン、と落ちる瞬間の心地良さ。 その辺はやはり辻村作品と共通していたと感じました。 また、文庫といえば巻末の解説。 この作品の解説は、赤羽環。 彼女の書いた解説には泣きそうになりました。 この作品は、この解説まで含めて一つの作品だと思います。 『スロウハイツの神様』を未読の方は、ぜひそちらを読んでから本作を読むことをおススメします。 余談ですが、文庫版には初回出荷限定特典として 倉花千夏さん描き下ろしのイラストカードが封入されています☆ | ||||
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「スロウハイツの神様」のチヨダコーキのデビュー作. という設定のSF仕立てのライトノベル. 別れた女から突然の連絡を受けて,情報集めをしていくが・・・. 「マーダー」という殺人ライセンス,ドラッグ,アングラ風の情報屋に銃器職人, スクラップ廃棄場のエピソードなどのちょっと痛い繊細さなど,いかにも中二病なストーリーである. 17歳でデビューしたというコーキの設定通りといえばその通り. トランスハイの正体に仕掛けがあるが,辻村作品に慣れた読者なら見え見えなのであまり驚きはない. また,アールの行動にはよくわからないまま投げ出されている部分もある. その中途半端さ,未完成さも計算ずくだとすればよくできているが・・・, 辻村作品としてはちょっと完成度が低い. | ||||
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スロウハイツに登場した、コウちゃんこと、作家のチヨダ・コーキのデヴュー作を辻村氏が手掛けそれをチヨダ・コーキの名で刊行した本作。 ミステリー界の大家、綾辻行人氏を尊敬する辻村氏であれば、ぜひとも挑戦したい試みであったろう。 2011.9.3現在、この商品には8つのレヴューがある。 その中の多くに、「物足りない」や「ラノベじゃん」、「チヨダ・コーキってこんなもん?」などのコメントが散見される。 これらのコメントを導き出した辻村氏の手腕は恐ろしい。本作の巧妙さが2点、目についた。 1.若干、高校2年生でデヴューした当時のチヨダ・コーキっぽい、テイストに仕上げていること。 物語の設定、文体、ラノベっぽさなど、いかにも高校2年生が考えそうな作品だ。 2.これから面白くなりそうなところで終わってしまう、という読みきりデヴュー作特有の「物足りなさ」をうまく表現していること。 あくまでも本作は賞への投稿作なので、話を冗長しすぎるよりは、展開をあっさりさせることを意識したのではなかろうか。 このような、作中作的作品は評価しずらいところだが、本作の真の設定である「チヨダ・コーキのデヴュー作」は十二分に達成できている。 本作を読んで、もっとチヨダブランドを手にとって読みたいと思ったし、自身のキャラクターであるチヨダ・コーキに、ここまでなりきって書ける辻村氏の他の作品ももっと読みたいと思わされた。 それだけに本書は星5つの作品だ。 | ||||
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両面にカラー印刷されたカバーの表面は、青い背景に正面で拳銃を構えたティーと、後ろ姿のアールです。 裏面は、赤い背景に、正面で拳銃を持ったアールと後ろ姿のティーです。 凝った作りの新書です。 表には、「V.T.R. 辻村深月」と表記されていますが、 裏は、「V.T.R. チヨダ・コーキ」と記されています。 これは、昨年文庫になった「スロウハイツの神様」(辻村深月2010/01/15講談社文庫)の登場人物、スロウハイツに住むカリスマ作家「チヨダ・コーキ」のデビュー作として執筆されたものです。 舞台は、国内に1,000人限定で殺人の国家資格を与えられたマーダーが跳梁跋扈する殺伐とした世界。 物語はへなちょこマーダーのティーが三年前に別れた恋人=辣腕マーダーのアールからの電話を受けるところから始まります。 僕は、ティーが受けた、この電話で二人が信頼しあった関係であることを理解して、物語の世界に入り、伝説のマーダー「トランス=ハイ」との関係に気を揉みながら読み進みました。 いわゆるドンパチや格闘などのアクションはメインではなく、薄暗いお店や知人宅、自宅までの山道などアールの消息を訪ねて歩くティーと、そこで交わされる会話が中心になっています。特に月明かりのペロッチとティーのシーンは情景的で趣があります。 物語のテーマとして僕が感じたのは、ティーがアールに寄せる思いです。離れていても解り合えるティーとアール。心の絆が二人に感じられました。味わい深い作品でした。 | ||||
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「文庫の解説は赤羽環が書いてるんだよ。」 と教えてもらって、文庫も買いました。 もちろん、実際は辻村深月が書いているはずですが、 熱かったです。 スピンオフの元ネタ「スロウハイツの神様」 で、赤羽環はチヨダ・コーキをリスペクトしつつ、無謀にも同業で彼のライバルにならんとがむしゃらにプロフェッショナルを目指すクリエーターなワケですが、その熱い思いがほとばしっています。 特に、一通りチヨダ・コーキの作品解説を記した後が熱かったです。 「ウィキペディアに載せるのに必要な情報だけならば、およそ、こんなところだろう。」 と区切った後に、控えめに 「一つだけ解説を加えるなら、修正したい箇所がある。」 と語り始める、チヨダ・コーキの作品に対する世間の評価に異議を唱える文章です。 チヨダ・コーキの作品はいわゆるジョブナイルとして、少年少女向けの位置づけですが、その位置づけに異議を唱えるのではなく、通過点としての評価に異議を唱えています。 そして、それは、誰もが通って来た道=これから飛び込む不可解な大人の世界と折り合いをつけて、なんとか自分が生きる場所を見付けるまでの、辛く苦しい時期への不当な評価への異議申し立てです。 「人生のハイライトを、メディアを支配する大人は「大人時代」だと誤解をする。」 は至言だと思う。 この解説に感動ました。一流のクリエーターが情熱を燃やし続ける、その燃料は、大人になる直前の辛い、苦しい時代に鍛えられ、蓄えられたものだと思いました。 そして、一流の仕事をするためには、才能だけでも、努力だけでもダメで、彼女のように文章からほとばしるような、熱い思い=スピリッツが必要なのだと思いました。 僕は、赤羽環のような一流のクリエーターでなくて、むしろかなり凡庸な大人になってしまいましたが、それでも、誇りを持って仕事に取り組み、精一杯生きていきたいと思う。その思いの源泉は、僕の場合も、中学、高校生の頃の辛かった時期に養われていた事に気が付きました。 既に講談社ノベルス(新書)で買った方にも、是非、文庫で赤羽環の解説を読んで欲しいと思います。 なお、文庫はトビラを開くと、カラーの疑似表紙があり「V.T.R. チヨダ・コーキ」と記されており、 ホンモノの奥付を一ページ戻すと、講談社文庫に似せた疑似背表紙があり、その前のページが代々社文庫(笑)の奥付になっています。 以下は、講談社ノベルスを読んだときの感想です。 「単なるアクション小説ではなく」 両面にカラー印刷されたカバーの表面は、青い背景に正面で拳銃を構えたティーと、後ろ姿のアールです。 裏面は、赤い背景に、正面で拳銃を持ったアールと後ろ姿のティーです。 凝った作りの新書です。 表には、「V.T.R. 辻村深月」と表記されていますが、 裏は、「V.T.R. チヨダ・コーキ」と記されています。 これは、昨年文庫になった「スロウハイツの神様」(辻村深月2010/01/15講談社文庫)の登場人物、スロウハイツに住むカリスマ作家「チヨダ・コーキ」のデビュー作として執筆されたものです。 舞台は、国内に1,000人限定で殺人の国家資格を与えられたマーダーが跳梁跋扈する殺伐とした世界。 物語はへなちょこマーダーのティーが三年前に別れた恋人=辣腕マーダーのアールからの電話を受けるところから始まります。 僕は、ティーが受けた、この電話で二人が信頼しあった関係であることを理解して、物語の世界に入り、伝説のマーダー「トランス=ハイ」との関係に気を揉みながら読み進みました。 いわゆるドンパチや格闘などのアクションはメインではなく、薄暗いお店や知人宅、自宅までの山道などアールの消息を訪ねて歩くティーと、そこで交わされる会話が中心になっています。特に月明かりのペロッチとティーのシーンは情景的で趣があります。 物語のテーマとして僕が感じたのは、ティーがアールに寄せる思いです。離れていても解り合えるティーとアール。心の絆が二人に感じられました。味わい深い作品でした。 | ||||
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まず手にとってその薄さにちょっとびっくりしました。スロウハイツのコウちゃんのデビュー作としては、もう少し内容に厚みが欲しかったが、それでもこの質量にしてはうまくまとめてあると思います。ライトノベル調の語り口にすっかり油断してしまい、ラストに明かされた伏線にはまんまと引っかかりました。何よりティーを取り巻く人々が温かい。傷を抱えてるからこそ優しい。そのことがむしろ、彼が背負わざるを得ないものを浮き彫りにしていて切なくなる。読後の余韻はやっぱり辻村さん。歪でありながらも、痛々しいほどの覚悟を孕んだ一途な愛。それはコウちゃん自信が求めたものでもあるのだろう。どこに重きを置くかで評価は別れるかもしれないけれど、私は好きな作品です。 | ||||
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まず手にとってその薄さにちょっとびっくりしました。 スロウハイツのコウちゃんのデビュー作としては、もう少し内容に厚みが欲しかったが、それでもこの質量にしてはうまくまとめてあると思います。 ライトノベル調の語り口にすっかり油断してしまい、ラストに明かされた伏線にはまんまと引っかかりました。 何よりティーを取り巻く人々が温かい。 傷を抱えてるからこそ優しい。 そのことがむしろ、彼が背負わざるを得ないものを浮き彫りにしていて切なくなる。 読後の余韻はやっぱり辻村さん。 歪でありながらも、痛々しいほどの覚悟を孕んだ一途な愛。 それはコウちゃん自信が求めたものでもあるのだろう。 どこに重きを置くかで評価は別れるかもしれないけれど、私は好きな作品です。 | ||||
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