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V.T.R.
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V.T.R.の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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少し不完全燃焼な最後に。読み終えたあと想像力が必要かもしれません。 | ||||
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「スロウハイツの神様」の登場人物である小説家チヨダ・コーキのデビュー作という設定。 殺人ライセンスを持つ腑抜けの主人公と姿を消した、こちらも殺人ライセンスを持つ恋人の物語である。殺人が合法化されている未来を舞台としたラノベ的展開で、17歳が書くような初々しさを上手く醸し出している。 「スロウハイツ」の脚本家赤羽環の後書きつきという、あざとさもあり、ファンのためのスピンオフと言って良いだろう。 作品としては、予想はつくもののサプライズを楽しめる。しかしながら、ここから読んだら、著者名義では違和感大かもしれない。読む順序は要注意。 | ||||
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人を殺せない怠惰な殺し屋に、かつての彼女から電話がかかってくる。 「アタシは変わっていない」 しかし、辿ってみると彼女が変わったことを示す事実だけが浮かんでくる…… 辻村深月さんの小説「スロウハイツの神様」のスピンオフ企画。同小説に登場するチヨダ・コーキが書いたデビュー小説。 「スロウハイツの神様」でチヨダ・コーキは少年少女に強い影響を与えるライトノベル作家で、ファンが彼の小説を模倣した猟奇殺人が発生したという伝説的な小説家という設定になっている。 そのチヨダ・コーキのデビュー小説という位置づけなので、正直なところ辻村深月さんの小説にある心を洗われるような「開放感」を望んでいるとがっかりする。 ただ、スピンオフ企画、チヨダ・コーキのデビュー作品のライトノベル小説としては「こんなものだったんじゃないか」と思われる作品には仕上がっている。 マーダー(殺し屋)家業のTが、かつての恋人Rに友人、知人を通して迫っていくという過程は、テンポがあって「それなりに」面白い。 結局、「スロウハイツの神様」を読んだことがあり、チヨダ・コーキに接しているという脳内補完がされてこその作品なので、一般的な小説として他人に薦めることは難しいんだよなぁ。 | ||||
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劇中劇もとい作中作。 同著「スロウハイツの神様」の登場人物「チヨダ・コーキ」のデビュー作、という設定。 設定はともかくとして、この作者の男主人公というのは初めてではないか。 最近マンネリしていたパターンが解消されていて嬉しい限り。 いつもとはややテイストを変えてきている。いつになくライトノベル調。 物語の核心はぼかされたまま終わる。 やや物足りないものの、ライトノベルならこんなもんか。 これがチヨダ・コーキかー。 たまにはこういう作品も悪くないなー | ||||
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「スロウハイツの神様」に登場するチヨダ・コーキのデビュー作として著者が書いた(こういうのなんていうだろ?)作品。 ですから、著者本来のテイストを残しながら、架空の物語の架空の作家をイメージした作品にもしなければならないという非常に難しい立場にある作品だと思います。 結果からいうと、個人の感想としてはそのどちらかの作品として評価しても微妙になってしまったと言わざるをえません。 著者が始めて挑戦するようなジャンルですから、無理にアクション描写に手を出さず、人物描写に力を入れたのは好感がもてます。しかし、マーダーライセンスを所持する1000人のマーダー達が存在するという設定をあまり生かしきれていないように思います。というより、意図的でしょうが圧倒的に情報量少ない。すぐ読み終えてしまって、読み終えるのが惜しいという段階に行く前に終わってしまったなっていう感じです。 それでも物語としては、これでいいのでしょうね。嫌いじゃありません。 殺伐とした設定の中、主人公の周りは優しすぎる人たちがいて、違和感がありながらもあたたかい気持ちになれます。 結局、ヒモの主人公が好きになれるかでも評価がわかれると思います。自分は冒頭に登場するテッドのような人物が自分の周りにもいて同情で、主人公に親近感が湧きました(笑) コウちゃんの“デビュー”作としてならなんとか納得させることができますが、それでも“コウちゃんの天使ちゃん”を産んだ、人を生かすような物語か問うたらこんなもんじゃないだろう、と思いました。 でも、スロウハイツとリンクさせて読めばおもしろいかも。例えば、ヒロインのアールなんかは、同じくスロウハイツの環を彷彿とさせます。 でも、コウちゃんのデビュー作であるはずこの作品は時系列で言えば、コウちゃんが環に出会っているはずもなく、さすれば、最初からコウちゃんの理想の女性像って環のような人だったんじゃないかと想像して嬉しくなりました。 | ||||
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「スロウハイツの神様」に登場するチヨダ・コーキのデビュー作として著者が書いた(こういうのなんていうだろ?)作品。 ですから、著者本来のテイストを残しながら、架空の物語の架空の作家をイメージした作品にもしなければならないという非常に難しい立場にある作品だと思います。 結果からいうと、個人の感想としてはそのどちらかの作品として評価しても微妙になってしまったと言わざるをえません。 著者が始めて挑戦するようなジャンルですから、無理にアクション描写に手を出さず、人物描写に力を入れたのは好感がもてます。しかし、マーダーライセンスを所持する1000人のマーダー達が存在するという設定をあまり生かしきれていないように思います。というより、意図的でしょうが圧倒的に情報量少ない。すぐ読み終えてしまって、読み終えるのが惜しいという段階に行く前に終わってしまったなっていう感じです。 それでも物語としては、これでいいのでしょうね。嫌いじゃありません。 殺伐とした設定の中、主人公の周りは優しすぎる人たちがいて、違和感がありながらもあたたかい気持ちになれます。 結局、ヒモの主人公が好きになれるかでも評価がわかれると思います。自分は冒頭に登場するテッドのような人物が自分の周りにもいて同情で、主人公に親近感が湧きました(笑) コウちゃんの“デビュー”作としてならなんとか納得させることができますが、それでも“コウちゃんの天使ちゃん”を産んだ、人を生かすような物語か問うたらこんなもんじゃないだろう、と思いました。 でも、スロウハイツとリンクさせて読めばおもしろいかも。例えば、ヒロインのアールなんかは、同じくスロウハイツの環を彷彿とさせます。 でも、コウちゃんのデビュー作であるはずこの作品は時系列で言えば、コウちゃんが環に出会っているはずもなく、さすれば、最初からコウちゃんの理想の女性像って環のような人だったんじゃないかと想像して嬉しくなりました。 | ||||
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