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(短編集)

光媒の花



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【この小説が収録されている参考書籍】
光媒の花
光媒の花 (集英社文庫)

光媒の花の評価: 4.06/5点 レビュー 66件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 1~20 1/4ページ
No.66:
(5pt)

綺麗です

綺麗な状態で、比較的早く届きました
光媒の花 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光媒の花 (集英社文庫)より
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No.65:
(2pt)

暗い設定に必然性はあまりない

登場人物の性格や喜怒哀楽にはその人の環境や生育歴や体験などが反映されると思うのですが、その
必然性があまり感じられないと思いました。暗い設定を先に目的化しすぎておられる気がしました。もちろん悲しいこと辛いことは人生にあるのでそれを描く小説はいいと思うのですが、それを確かに悲しいだろう辛いだろうと読者に感じさせるだけの説得力が少し足りないように私には感じました。他の作品も有名な方なので、ミステリーとか、別の楽しい作品も読んでみたら全く違うのかもしれません。
道尾さん初読の者(私)には、別の作品から入ったほうがよかったかもです。
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No.64:
(4pt)

美しく切ない短編集

ミステリー要素の入った純文学寄りの短編集です。
無駄のない洗練された文体は心地よく、飽きずに一気に読んでしまいました。
お気に入りは「冬の蝶」と「遠い光」です。
白い蝶の描写は美しく切ないです。まるで最高視座の神のように人間の業や罪でさえも優しく包み込んでくれているみたいです。
道尾さんの作品には「鬼の足音」のように無慈悲に悪意や狂気を描いたものもありますが、
本作では血の通った人間の苦悩や救いを巧みにストレートに表現している作品だと思います。
おすすめの一冊です。
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No.63:
(4pt)

風と光を感じる小説

①ストーリー     3
②登場人物の魅力   5
③世界観       5
④読後感       4
⑤読み易さ      5

総合評価4.4

以下感想

全6編の短編集。独立した話となっているが、それぞれが少しずつ関わりがあり、前編の登場人物のその後や結末がさりげなく分かるよう、想像の余地を残した描かれ方がされている。どんでん返しがあるような作品ではないが、登場人物の心理描写やそれに至る構成が上手いため、次の展開が気になり早く読みたいと思わせるのはさすがである。

各編の主人公たちは皆、心に少なからず傷を抱えており、その傷に耐え、あるいは翻弄されながらも今を懸命に生きている。そのため全編通して暗く重い雰囲気をまとっており、読み進めるのが辛く感じる場面もあるが、主人公達のひたむきな姿に感情移入してしまい、「頼むから救われてくれ...」と祈るうちにどんどん読み進めてしまう。その後主人公達がどうなるか、それは読んでからのお楽しみという事でここでは控えるが、暗い雰囲気の作風の中に感じる爽やかさはこの作品の最大の魅力だろう。

思えば心に傷を抱えていない人間などこの世にはいないだろう。この小説の登場人物達とまではいかないだろうが、誰しもが皆何かしらのトラウマや絶望を経験した事があるだろう。この世界を憎んだり、命を終わらせようと考えた者もいるに違いない。この感想文を書いている筆者も然りである。しかし現在筆者は笑えている。周りに恵まれていると実感できる。タイトルの【光媒の花】。心の中にある『光』を見失わず、あるいは見つけ出す事ができれば、色鮮やかとは言わないまでも、自分サイズの健気な『花』を人は咲かせる事ができるのだろう。

読み終わった後はふと空を見上げてしまう、そんな作品である。
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No.62:
(5pt)

読後感までが愛おしい秀作

6つの短編からなる本作ですが、どの作品も秀逸で、切なく、愛おしいです。短編はそんなに好きではありませんが、ただの短編集とは言えない、久しぶりに出会った秀作でした。
最後の文節が、まさにこの作品を表現しているといえます。
"光ったり翳ったりしながら動いているこの世界を、わたしもあの蝶のように、高い場所から見てみたい気がした。すべてが流れ、つながり合い、いつも新しいこの世界を。どんな景色が見られるだろう。泣いている人、笑っている人、唇を嚙んでいる人、大きな声で叫んでいる人――誰かの手を強く握っていたり、何かを大切に抱えていたり、空を見上げていたり、地面を真っ直ぐに睨んでいたり。"
小説が好きな人、本をあまり読んだことがない人、傷つき痛い思いをしたことがある人、大切な誰かがいる人、いろんな人に読んでほしい作品です。
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No.61:
(4pt)

初めての道尾さん

最近短編が好きで読んでみましたが、前半の重たい話に暗い気持ちになり(ユーモアのある作品を続けて読んでいたため余計に)なんだかなあと読み進めると終盤に向けて次第に、文字通り光が差し込んできました。
各章の繋がりはささやかながらその後が補完され、読み終えた後には少し救われた気持ちになりました。文章が綺麗な作品でした。
ただ恐らくは、道尾さんの作品の中から最初に読むお話ではないのだろうと感じました。他の作品を読んでから改めて読んで見たいと思いました。
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No.60:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

読みやすい

短編集で読みやすく、醍醐味の叙述トリックも楽しめた。
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No.59:
(4pt)

読みこませる

作者の人間観察力がすごい、社会の光と影を映し出す秀作!
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No.58:
(5pt)

お奨め

バッチリ
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No.57:
(5pt)

私は薄幸の女サチと昆虫学者志望の男との再会が叶う事を信じています。

推理文学の名手、道尾秀介さんが書き上げた心を波立たせながらも最後に安らぎと平安をもたらせてくれる山本周五郎賞受賞作の6つの絶品連作短編集。「光媒」はありそうで実はない道尾さん一流の造語ですね。前半3つは忌まわしい殺人物語ですが後半3つは悩める人々の癒しと救いの物語になっていますね。一編毎に語り手を変えながら前人が次の話の何処かで顔を出す秀逸な構成が意味するのは、人は誰もみな目に見えない苦労を抱えて生きているのだというシンプルな事実でしょう。私は薄幸の女サチと昆虫学者志望の男との再会が叶う事を信じています。
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No.56:
(5pt)

めったに出会えない素晴らしい作品

初めて著者の作品を手にしました。他の作品も是非読んでみたいと思いました。こんな素晴らしい作品にはめったに出会えないでしょう。構成の絶妙さ、描写の美しさ、文章の上手さ、とにかく素晴らしい!美しいけど決して人工美でない。それぞれの話にちょっとしたトリックもあって、ただのヒューマンドラマではない。著者の才能が詰まっている玉手箱のような一冊です。
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No.55:
(5pt)

美しい物語です

美しいです。とても。
登場人物やその周りで起きていることはとても日常でむしろ下層の人たちと言っても良いかもしれない環境だぅてりしますが、
読んでいる間ずっと、作られたような人工的な美しさではない
ギラギラしたものでない、澄んだ美しさを感じていました。
いい小説です。作者の力量にも感服いたします。
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No.54:
(5pt)

満足度No. 1

読み進むほどに、1つ1つの話の繋がりが見えてきて、最後にもう一度読み返したくなりました。読了後の満足感は半端ないです!
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No.53:
(3pt)

連作のようで連作でない

第一章はミステリータッチのサスペンスで、事実が徐々に明らかになって行く展開は緊張感とミステリアスな雰囲気を持っていて非常に面白い。第二章もミステリー&サスペンスだ。
ところが第三章以降、そういった要素が薄れていき、普通の人間ドラマ的な色合いが濃くなっていく。
タイトルの『光媒の花』の『媒』が、登場人物の記憶や気持ちを媒介するという意味でキーワードのようだが、それが際立つような物語というわけでもない・・・ 6つの短編集で、連作のように見えるがそうでもない。中途半端かな? そもそも第一章から第六章という建付けになっているが、章が進むに従って物語の質が変化して行くので、普通に考えられる連作とは異なる。部分的に登場人物が重なるのだが、重なっていることに何の意味もない。一番ひどいのは第一章に出て来る主人公が第六章に突然、何の脈絡もなく登場し、しかも再登場することに何の意味もない点だ。これはひどい。
蛇足ながら、第六章で作者は小学生を『生徒』と書いている。生徒は中学生と高校生であって、小学生は『児童』である。大きな問題ではないが、物書きのくせに言葉に鈍感だな。
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No.52:
(4pt)

面白かった

他のレビューにあるように、それぞれの短編が微妙に関連付けられている。それぞれ単独で十分に読み応えがあるが、やはり最初から読み進めるのがベスト
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4087468917
No.51:
(3pt)

まあまあ

アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。
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No.50:
(3pt)

むむっ!

なるほど、こう繋がるんだと思いました
十月十日で元旦のくだり理解出来なくて
何度も読み返しましたが私にはわからなかった
どういう意味か知りたいです
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No.49:
(5pt)

哀しくて切ない珠玉の6編

~あの蝶はいったいどんな景色を見てきたのだろう。光に満ちた景色だろうか。暗くて悲しい風景だろうか。~
いかなる人も闇を抱えている。闇には濃淡があるにせよ悲しみのない人生はない。
それぞれの死が物語の軸となり、
哀しくも苦しくも、もがきながら懸命に生きる市井の人々の人生が描かれている。
私たちは年月を生きて、心はいつのまにか重くなり暗くなる。
子供のころの澄みきった心は過去のものとなり、
生きることへの期待が気づいた時には薄れてしまっている。
本書に書かれてあるように、世界は何も変わっていない。
変わったのは私達の心なんだと気づかされた。
希望は私達の側にある。
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No.48:
(4pt)

面白い(^_^)

短編小説でありながら、最後まで気を抜く事が出来なかった。楽しく読みました!
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No.47:
(5pt)

飲み込まれるように読み耽った・・・

個人的に、リアリティのない、残酷な話が好きである。
それを踏まえて、今まで読んだ小説の中で一番面白かった。そして構成の妙がある。
ただし、「小説」で本当に良かった。
また、こんな小説を書いてほしい。
光媒の花 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光媒の花 (集英社文庫)より
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