■スポンサードリンク


(短編集)

光媒の花



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
光媒の花
光媒の花 (集英社文庫)

光媒の花の評価: 4.06/5点 レビュー 66件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(3pt)

連作のようで連作でない

第一章はミステリータッチのサスペンスで、事実が徐々に明らかになって行く展開は緊張感とミステリアスな雰囲気を持っていて非常に面白い。第二章もミステリー&サスペンスだ。
ところが第三章以降、そういった要素が薄れていき、普通の人間ドラマ的な色合いが濃くなっていく。
タイトルの『光媒の花』の『媒』が、登場人物の記憶や気持ちを媒介するという意味でキーワードのようだが、それが際立つような物語というわけでもない・・・ 6つの短編集で、連作のように見えるがそうでもない。中途半端かな? そもそも第一章から第六章という建付けになっているが、章が進むに従って物語の質が変化して行くので、普通に考えられる連作とは異なる。部分的に登場人物が重なるのだが、重なっていることに何の意味もない。一番ひどいのは第一章に出て来る主人公が第六章に突然、何の脈絡もなく登場し、しかも再登場することに何の意味もない点だ。これはひどい。
蛇足ながら、第六章で作者は小学生を『生徒』と書いている。生徒は中学生と高校生であって、小学生は『児童』である。大きな問題ではないが、物書きのくせに言葉に鈍感だな。
光媒の花 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光媒の花 (集英社文庫)より
4087468917
No.11:
(3pt)

まあまあ

アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。
光媒の花 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光媒の花 (集英社文庫)より
4087468917
No.10:
(3pt)

むむっ!

なるほど、こう繋がるんだと思いました
十月十日で元旦のくだり理解出来なくて
何度も読み返しましたが私にはわからなかった
どういう意味か知りたいです
光媒の花 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光媒の花 (集英社文庫)より
4087468917
No.9:
(3pt)

クライマックスを感じにくい

連作群像劇だからでしょうか クライマックスが実感できにくかったのです
光媒の花 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光媒の花 (集英社文庫)より
4087468917
No.8:
(3pt)

まずまず

6編からなる連作集です。
全体的に重いお話が多いですが、道尾さんらしさ全開の作品で思わず見入ってしまいます。
悲しいエピソード、残酷なエピソード、暖かいエピソードと盛りだくさんです。
光媒の花という良く分からないタイトルですが、その辺は気にせず手に取ってください。
道尾さんの作品が好きな方ならば、楽しめると思います。
この方の作品を読まれた事のない方は、別の著書から入った方が良いかもしれません。
光媒の花 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光媒の花 (集英社文庫)より
4087468917
No.7:
(3pt)

ドロドロした描写が良い

道尾氏の作品の2冊目として読んだ。短編集で読みやすい。各話の登場人物がつながっており、それぞれ主人公を変えて話を進めている。どこでつながってるのだろう?と考えながら楽しく読めた。特に、性や生々しいシーンの表現に引き込まれる。表現も美しく、「やわらかい恐怖」という表現はなんとなく感覚がわかるようで面白いと思った。
光媒の花 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:光媒の花 (集英社文庫)より
4087468917
No.6:
(3pt)

ドロドロした描写が良い

道尾氏の作品の2冊目として読んだ。短編集で読みやすい。各話の登場人物がつながっており、それぞれ主人公を変えて話を進めている。どこでつながってるのだろう?と考えながら楽しく読めた。特に、性や生々しいシーンの表現に引き込まれる。表現も美しく、「やわらかい恐怖」という表現はなんとなく感覚がわかるようで面白いと思った。
光媒の花Amazon書評・レビュー:光媒の花より
4087713377
No.5:
(3pt)

このまま平凡な中間小説作家となってしまうのだろうか ?

題名の「光媒」は作者の造語で、虫媒花・風媒花から採ったもの。ひっそりと日陰に咲く「光媒花」は社会の底辺で生きる人々のメタファーであり、人目に付かない「光媒花」がそれでも光を求めて逞しく生きる姿を、悲哀を味合う人々の希望と重ね合わせた連作短編集。草花・虫の精緻な描写と共に、切なさと優しさが漂う作品である。しかし、道尾氏の作品としてはどうなのだろうか ? デビュー当時の衝撃性・異界性は最近はすっかり影を潜め、本作のような人間心理の機微を描く作家に変身してしまった。作家的成長の証とも言えるが、個人的には物足りない。本作の各編を取っても、物語は淡々と進み、そのまま終了してしまう。その割には、起きる事件が多い。登場人物の悲劇性を高めるためだけに、無理やり現実味の乏しい事件を起こしているようで違和感を覚えた。また、子供を含め作者自身より若い世代の登場人物を描く際と年上の世代を描く際では、明らかに心理の抉り方が異なり、作者の人生経験・人間観察眼の不足も感じた。このまま平凡な中間小説作家となってしまっては嘆くファンも多いと思うのだが。
光媒の花Amazon書評・レビュー:光媒の花より
4087713377
No.4:
(3pt)

切ない連作短編集。ミステリーも良いがこういうのも上手い。

鬼才、道尾秀介氏の連作短編です。
ホラー、サスペンス、ミステリー、文芸など多彩なジャンルを描きわける著者ですが、本作もミステリー的なものから純文学系なものまでバラエティに富んだ内容となっています。
それぞれの物語が部分的に繋がることで、一つ一つの話に奥行きが出ています。
2007年から2009年までと約2年にわたって「小説すばる」に初出された各話ですが、2年間という長い期間を経ても、それぞれが同時点に存在するかのごとく緻密にプロットされているのに驚きます。
どの作品もテーマは人間の哀しさ。それを虫や花に例えて切なく表現しています。とはいえ、希望を織り込んであるので読後感は悪くありません。
個人的には、トリックスター道尾秀介が好きなので、やはりもっと長編の本格ミステリーを書いてもらいたいと思いますが、こうした作品も悪くないとは思います。
光媒の花Amazon書評・レビュー:光媒の花より
4087713377
No.3:
(3pt)

う〜ん

うまいとは思うけど、どうしてこんなに題材が暗いんだろう。どうして、子供への性的虐待が何度も出てこないといけないんだろう・・・それだけで、女の私は読んでいてとても不愉快になる。もう少し、明るい話だったら良いのに・・・暗すぎる・・・人にも勧めにくい
光媒の花Amazon書評・レビュー:光媒の花より
4087713377
No.2:
(3pt)

人生の苦難を描いた6つの短編集

本作は人生の苦難を描いた6つの短編集。希望のある話もあったが、全体的に暗く悲しい話が多く、嫉妬、性的虐待、貧乏、お金、病気、等の人生の様々な苦難が繊細に描かれて楽しめた。また、最初から最後まで登場人物がそれぞれリンクしていて、ある物語の登場人物のその後が分かったのもよかった。
今まで著者の作品はミステリが多く、大きな仕掛けや意外な伏線、ぞっとするような展開に何度も楽しませてもらったが、本作はミステリの要素が少なかった。これはこれでそこそこ楽しめるのだが、ぐっと惹き込まれるようなミステリ作品を期待していたのでそういう意味で残念だった。
光媒の花Amazon書評・レビュー:光媒の花より
4087713377
No.1:
(3pt)

道尾秀介の作品としては、どうでしょう?

文芸書として、読むには、とてもきれいな文章で、でも読者が期待している、道尾秀介としてのブランドとしてはどうなのだろう?
『龍神の雨』『シャドウ』『ラットマン』『カラスの親指』は好きな作品。
『花と流れ星』『向日葵の咲かない夏』『鬼の足音』は、う〜んの作品。
『片目の猿』『ソロモンの犬』は、まあまあ。
ミステリー作家としての才能をぜひ、見せてほしい。
光媒の花Amazon書評・レビュー:光媒の花より
4087713377

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!