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死と踊る乙女
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死と踊る乙女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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男・女、上司・部下、身内・余所者、田舎・都会、百姓・勤め人、夫婦・独り者、科学的・直感的、論理的・感情的(或いは感傷的)、被害者・加害者。多くの対立軸が重層的に配され、黄金蜘蛛の巣のようにシンプルで尚且つ美しい。読み始めたら止まらない、読書好きには堪らない魅力がたっぷりです。英国の田舎の、痩せて寂しい様子。古代遺跡を訪れる観光客の、傍若無人振り。農家の暮らしの激変。身に詰まされます。問題意識が高く、綿密な取材に基づいており、表現力ある作者の硬派の小説です。翻訳者はパトリシア・ハイスミス「ふくろうの叫び」を翻訳された宮脇裕子さんです。流石に英国の雰囲気を出すのが上手です。 | ||||
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重層的で緻密な構成。丁寧な取材に裏打ちされた、迫真性。大事なものを失い、人生に敗れて行く人々。事件を軸に、現代社会の問題を多角的に描き出す手腕は素晴らしい。前作「黒い犬」から数ヶ月後、晩秋から初冬の設定であるが、主人公の二人、クーパー刑事、フライ臨時部長刑事の心理と状況も、変わりつつある。その辺りも非常に興味深い。主人公以下、登場人物の、仕事(そして人生)に臨む際の態度と、それを支える理想や信念、現実との折り合いのつけ方。これも読みどころ。英国や欧州に興味のある方には、絶対お奨め。リアルなドラマを求める人にも。 | ||||
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S・ブースの作品をやっと読めて、この夏は最高でした。ミステリー作品としての完成度に加えて、あの、クーパー刑事の豊かな人間性にはググっと惹かれます。それプラス、イギリス通にはたまらない描写も満載で、もしやこれはいずれイギリスでTVドラマ化されるのでは・・・? 今から次回作が待ち遠しいです。 | ||||
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ダビンチコードとかを読んだ後だとクライマックスがこれか? って気分になりますが(歯切れ悪いです)、人物描写や英国の風景が十分に楽しめます。優柔不断な人なら、主人公に共感できるでしょう。 そして、読んだら英国に行きたくなるでしょう・・・たぶん | ||||
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