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暗闇の教室



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【この小説が収録されている参考書籍】
暗闇の教室〈1〉百物語の夜 (ハヤカワ文庫JA)

暗闇の教室の評価: 3.20/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

映像化したら、かなりのホラー作品になりそうです

折原一さんは、ずっと前に何冊か読んだことがあって
読者を惑わせる(騙す?)書き方が上手い人だと思ってました。
読んでる最中に読者が思い描く状況が
最後の種明かしで、大きくひっくり返る というような。
今回も、そんな感じの部分があり、
実在の犯罪者をモデルにしたと思われる
2人の登場人物も含めて、
緊迫感を高める効果があったと思います。
ただ、全部読み終わっても、
読者には、いまいち釈然としない部分は残りました。
例えば、元校長が、どうしてあのように行動できたか?
最後の方で生徒の人数が合わないのはなぜ?
といったところでしょうか。
それにしても、この作品は、映像化したら
かなりのホラー作品になりそうです。
暗闇の教室〈1〉百物語の夜 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:暗闇の教室〈1〉百物語の夜 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306842
No.1:
(3pt)

形式は踏襲できても...

「沈黙の教室」は単独で終るのかと思ったが、「教室」三部作という形になった。本作はその第2作。「沈黙の教室」のある登場人物の再登場、舞台が教室、生徒が百物語を語るという趣向など形式の一部は前作を踏襲している。
それに加え、(定番だが)嵐の中という設定、連続殺人魔の出現、女闘争士の出現等新しい要素を加えている。これにより通常の意味でのサスペンスの要素は高まっているのだが、残念ながら「沈黙の教室」で感じた異様な程のサスペンスと本格の融合は味わえなかった。ストーリーがサスペンス一辺倒に偏っている(それなりに面白いが)ので、"謎"の部分が弱く相乗効果が得られないのだ。
「沈黙の教室」を作者の最高傑作と考えている私には不満が残る出来。
暗闇の教室〈1〉百物語の夜 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:暗闇の教室〈1〉百物語の夜 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306842

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