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蔵書まるごと消失事件
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蔵書まるごと消失事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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Ian Sansomの『The Case of the Missing Books』(2006年)の翻訳。 北アイルランドの図書館を舞台としたユーモア小説である。どちらかというとドタバタ系の、暴力とアルコールと血にまみれた感じ。そして非常に田舎。ああ、いかにもなイギリス・ユーモアだなあと思わされる。 この手のを楽しめるひとならおもしろく感じるだろうし、そうでないひとには難しい。 本と図書館が題材なのだが、それらがいい扱いを受けていないのもちょっと。 ミステリっぽいタイトルだが、あんまりそのあたりは期待しない方がいい。 | ||||
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司書の仕事を求めて,都市部から田舎町へやってきた青年の奮闘記といったところで, タイトルの事件も起きるには起きますが,そのあたりは二の次,三の次という印象です. また,主人公の奇妙な絶叫をはじめ,役所の担当者の理不尽な態度や下品な振る舞い, 下宿先住人との噛み合わない会話など,登場する人物たちに不快感を覚えることが多く, 翻訳作品らしいクセのある言い回しや,エキセントリックな表現も好き嫌いが出そうです. このほか,慣れない暮らしに戸惑い,失敗と苛立ちを重ねる様子は十分に伝わりますが, それらをコミカルやハートフルに感じるかと言われると,疑問を抱かずにはいられません. 事件の真相にしても期待ほどのものはなく,動機自体は説明もあるためわかるのですが, 『犯人』をそこまで駆り立てた背景は窺えず,その『種明かし』自体も唐突さは拭えず…. どうやらここからが本番,続刊もあるようですが,積極的に手にしたいとまでは思えません. | ||||
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