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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全562件 301~320 16/29ページ
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最初から最後まで、一気に読みました。 後味悪いとか設定がありえないとか書かれたレビューがたくさんあってびっくりしました。 学校の教師だから、子供だから、そういう先入観を裏切るからこの作品は面白いんじゃないでしょうか。 それに、世の中は本当はそういう部分を抱えているんじゃないでしょうか。 教師はみんな聖職者でしょうか。子供はみんなピュアでしょうか。絶対そんなことないと思います。そうあってほしい、と思うだけで。そうあるべきだ、と思うだけで。 大人が徹底的に子供をいじめるなんて、絶対あってはならないこと。でも自分の子供が殺されても、心の奥底までもそう思える人がどれくらいいるでしょうか。 そういう怖い、タブー的部分を誇張して、あえてありえないレベルまでもっていっているから安心して物語として読めるんじゃないでしょうか。暗いけど軽く。 私は教師の森口が生徒(子供)に「馬鹿ですか?」と言ってしまうようなところが逆に気に入りました。あ、そんなこと言っちゃって・・というようなことを言ってしまうところにスカッとしました。特に一章では私と同じこと思っている人がいた!と思いました。 でも私は、世間的に道徳的に何が良くて何が悪いかはちゃんと分かっているつもりです。 この作品を物語として楽しめる人のほうが私は人間として安心できます。 本当に後味悪くなって、本気で嫌な思いになっちゃう人のほうが私は怖いです。 | ||||
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始めから、終わりまで、語りかけるような手法で書かれている。 読み始め一ページ目は、もしかして・・・面白くないんじゃないか?? って言う不安が出てきたのをよそに、面白くて暇さえあれば本を開いてしまった。 本書で語られる事件も、実際に起こりそうなものだし、 犯人の少年Aも実際にいそうな感じがする。 むしろ、一人だけではなくていっぱいいて、でも事件を 起こすまでにはたどり着けないでいる(それでよいのだが)のではないかな?? なので、実際の事件に関した手記を読んでいるような感じに陥った。 とても面白く、より深く分かるために、ぜひもう一度目を通したいと思う。 買ってよかった。 ただ、気持ちは暗くなるかも・・・。 | ||||
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久々に一気に読み切ってしまいました!大好きと言えるような作品でもなければ、登場人物が魅力的だったり感情移入できる訳でもないのですが、非常に読者を引き込む巧みなストーリー展開、絶妙なショッキングさ、読みやすい文章でした。他の作品もぜひ読んでみたいと思う作家さんです。 | ||||
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ベストセラーの「告白」。とても読みやすくて、先の見えない展開にあっという間に読了。それぞれの事情を抱え、人は勘違いと思い込みが多いことに気がつく。殺人事件を題材にした小説は苦手だが、この本は例外なほど読みごたえがありました。 | ||||
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幼い一人娘を、自身の教え子の中学生に(過失致死気味だが)殺害された女教師の復讐劇サスペンス。その復讐方法は、これまでにない方法で、且つ自身が直接手を加えず、第三者の生徒たちによる陰湿な ”イジメ” を引き起こすというもの。物語後半では、イジメの影響力は全く無くなっていきますが、最後のどんでん返しでも、直接手を加えないというスタイルは一貫していて面白いです。加害生徒がイジメによって制裁を受けていく様は、青春小説を呼んでいるようでもあり、読み応えがあります。逆に気になったのは、登場人物の既視感です。 頭は切れるが、どこか欠陥を抱える加害生徒。 テレビに出演するような名物先生。など、一昔の『バトル・ロワイアル』を思い出さずにはいられなかった。題材が教室なので、それほどキャラクタのバリエーションが増やせないのは理解できますが、焼き直し感がありました。ただ、暗く淀んだ一面灰色のような世界観は、しっかりしていて、ズンズンのめり込めます。邪悪なストレスが溜まった時に読むと、ぴったりかも。 | ||||
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教え子に子供を殺された教師が、生徒の前で殺した生徒のことを告白するところから始まり、その時にはもうどっぷりとこの本に浸っていました。教師というより、我が子の復讐を選んだ女性の復讐劇には鳥肌が立ちました。特に最後のシーンは衝撃的でした。でも、読み終わってから、絶望感にも似た、よどんだ気持ちになったのは私だけでしょうか。 | ||||
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2009.5もう〜〜絶妙な冒頭の章に引き込まれ、あっ!という間に読み終わっていました。大好きかも。 | ||||
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全編、語り手が交代するモノローグ形式、という構成で、決して展開がスピーディというわけではなく、むしろ説明的な箇所も目立つのですが、一気読みを止められなかった。誰もが、あまりにも淡々と語り続けるので、何処に主観が入っているのか、或いは客観的であるのか、が全く分からないところがやはり、否応なく引き込まれたところでしょうね。しかしこんな結末に辿り着くとは誰も予想できまい…。 | ||||
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多くの方がレビューされているので今さらですが、面白かったです。一つの事件を、いろんな人の視点で捉えて描くというのは目新しくはありませんが、その一人一人がある意味とても偏った人たちだったのでこの小説の狂気じみた雰囲気が増していました。個人的には「美月」という女の子が殺されなくても良かったのにな、と思います。それを言えばそもそも「愛美ちゃん」もですが…。よく言われている、いじめる子の抱えている問題が大きいとか、いつか復讐される時が来るとか、そういうセオリーに乗っ取った部分もあり読みやすく読後感も悪いものではありませんでした。ミステリーとしてよく出来ていると思います。 | ||||
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暗い、暗い、暗い内容。教育問題を扱っているのに、よくもここまで暗く書けるなと思った。作品は子ども達に復讐することで一貫しているが、そこに描かれてくる子どもたちは、すべてゆがんでいる。親子関係のゆがみをもっている。でもこのゆがみは、決して特異なものではなく、どこの家庭でも起こりうるそうだから、なおさらリアリティをもって読めるのだとう。「ある意味、一番残酷な判断を下すであろう人たちの中に、あなたたちを放り込みたかったからです」P258の箇所も、ぞっとする内容だ、湊さんって教育関係の仕事の経歴があるのかな?大人以上に感情的で本能むき出しの子どもだからこそ、大人以上に陰湿な、残酷な部分を持っていることを淡々と語っているところに息をのんだ。 昨今の親子問題、たとえば「幼少期の愛情の希薄が、その後の子どもの成長に決定的な影響を与える」といったテーマに関して、作者の湊氏は大きな疑問を投げかけている。親のせい、親のせいと言っているが、すべて自分のせいなのだと。この点はナーバスな問題だが、同感するところだ。 ただ、エイズ感染のめちゃくちゃか低い経路である「牛乳にまぜた血液」がキーワードになっているあたりが、あまりにも現実離れしているので、この部分は興ざめしたが(ネットとちょっと調べれば、牛乳に血液をまぜた段階でウィルスが死ぬのは分かるから)そのほかの部分は読み応えがあった。 次回作にも期待したい。 | ||||
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現代小説としては完璧ですね自殺大国のものとしては登場人物は全員が善人で悪人です万人にオススメします | ||||
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この作品俺からしたら、読後の爽快感があったし後味も良かった。それは、オレが終始、森口先生に感情移入していたからだと思う。まず第一章での先生の言葉には全面的に納得させられたし、最終章での先生の行動にも感心させられた。(まぁ、研究所にいた全く無関係の人には同情するが…)要は、読み手の立場によって評価が異なる作品の典型だってことだね。 | ||||
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もしくは、誰にでも潜む闇と言ったら、陳腐に聞こえるかなと思いつつ、まず浮かんだ言葉です。そして、悪は生まれ、育つモノなのだと、この小説を読んで思いました。悪が生まれるキッカケがあり、その悪を育てる環境がある。そのどちらもがなければ、悪は完成しない。しかし、その悪を生むキッカケや、悪が育つ環境に悪意がある訳でもない。また悪を闇に代えても成り立つ構図でもある。今、正義というモノに関心が向いていますが、正義とは何か?を考える時、この小説を読んでみると、考えさせられます。報復は正義か?その報復が正義であると誰が定義するのか?自己満足について。いろんなことを思う本です。そして、その色んなことをサクッと読める小説になっているのが、この本です。 | ||||
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感じ方は人それぞれですね。「 読後感が悪い 」 と感じられた方は多いかもしれませんが、復讐肯定派の私には、それほどでもありませんでした。先日読んだ、少年犯罪を扱った、某ベストセラー作家の作品よりも数段マシと思います。ただ、第5章の内容がそれまでとは少し異なる印象があり、やや作りすぎには感じましたが。6章全てが独白のため、軽い感じも受けました。読む前はもっと重い物を予想していたのですが、独白者が変わるため、よい意味で裏切られ、読みやすいように感じられて良かったと思います。地の文がないため、書かれた内容が本当のことか否か、確かめる術がないのではありますが、このような書き方で占められ、なおかつ飽きることがなかったのは、才能の1つには違いないと思います。この著者の他作品までは今のところ関心はありませんが、映画化には向いている作品と感じ、好印象でした。 | ||||
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低評価が目立ちますね。確かに物議を醸すような内容でした。ストーリーに関しては他の方のレビューを参考にしてもらうとして、とにかくひきこまれました。本当にあっという間に読み終えてしまいました。内容は非常に重いですが、読みやすいです。本当に。「本屋大賞」作品という先入観はとっぱらった方がいいですね。自分はただ話題だったために、手に取ったっていう感じだったので気になりませんでしたが、確かに人に薦めたい本か、と言われればそうではないな、と思いますね。本編では人間の暗い部分ばかりがフューチャーされてます。あまりの救いの無さや、リアリティに欠ける、などの理由から薄っぺらく見られがちですが、私はそんなどこか宙に浮いた感じがよかったと思いましたね。あくまでフィクションで、物語としての面白さが十分に見られました。これほどまでに登場人物の言動に共感できなかったのは初めてかもしれません(笑)。でも、心にささるものはあります。総体的に見て、若い人ほど受け入れられそうな内容かな。 | ||||
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少年A,B,少女、少年Bの母親、クラスメイト達には全く共感できない中で、あのラストは正直ひいてしまったが、ストーリーに中毒性があり一気に読んだ。それぞれ違う視点で事件を語ることで真相が明らかになっていくが、その中にも悪意、挑発、見栄、そして恐らく嘘があり読者に真偽を投げてしまう。それが作者の狙い通りなら緻密な構成だが、どうなんでしょ?オダギリジョー主演の「ゆれる」を思い出しました。エンタテイメントとして非常におもしろかった。 | ||||
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本屋大賞を受賞する前、先入観や期待など全く無い中で読みました。かなり面白かったと思います。その後、本屋大賞受賞、映画化などがあったうえ、著者の他の作品などが読まれる中で、「期待はずれ」「同じパターン」などの批判があるようですが、そういったものは全く無視して、本作だけ考えるのであれば、やっぱり良質な作品だと思います。そんなに本は読まない方、これから読書をしようと思っている方にもお勧めです。 | ||||
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読んでいる間はドキドキハラハラ、読み終わった後には宿題を出された感じでした。語り口(視点?)が変わっていくのも面白かったです。この作者の他の作品もぜひ読んでみたいです。 | ||||
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一度読み始めたら読み終わるまで手を止めることは出来ないほど読者を引き込む力のある作品だと思う。読み進んで行くたびに「ぞくっ」とするような感覚が散りばめまれているように感じた。設定としては、特に独特というわけでもないが、読み終わった後の衝撃や疲労感をこれほど感じることは滅多にないだろう。好き嫌いが分かれる作品ではあると思うが、個人的には単純にフィクションストーリーとしては楽しめたと思う。ただ、後味はとてもすっきりしたというようなものではないので、読み終わった後に良い気持にはなれないと思う。 | ||||
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私は、書店員さんの薦める本を買うようにしています。 この本も本屋大賞受賞作ということで読んだのですが、読み始めたらやめられず、一気読みしました。 様々な視点での語りという手法をとっていますが、そのいずれもが面白く衝撃的で、人間もしっかり描かれています。 ラストで賛否があるようですが、私は甘っちょろくないこの終わり方が好きです。 この著者の他の作品も読んでみたいと思いました。 本屋大賞が納得の傑作だと思います。 | ||||
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