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プロメテウス・トラップ
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プロメテウス・トラップの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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天才二人が手を組んで、サイバーテロ犯と手に汗握る攻防を繰り広げる展開を期待したのですが、そういう展開ではなかったですね。 全体的にちょっと浅いです。面白くなりそうな要素はあるんですけどね。 もう少し天才感が欲しかったです。 | ||||
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元スゴ腕のハッカーである主人公をはじめ,敵にサイバーテロリストを用意しながらも, 想像される激しい電子戦の類はほとんどなく,そのあたりは少し期待とは違っていました. 流れも前半こそはサーバ侵入などがありますが,後半には人が相手の攻防へと変わり, 結局は人間,さらにはそれぞれが抱く正義といった,ありがちな方向に落ち着くものの, ハッキング周りを深く描かなかったことで,テンポの良さと読みやすさに繋がっています. その反面,主人公や相棒のスキルやキャラクタは,それを活かせていないのが難しいところ. とはいえ,主人公が信じる正義と信念,その元に下す決断にはちょっとした驚きがあり, やや唐突で曖昧な結末ではありますが,選んだ正義が今度は社会の敵となる可能性を示唆, そこにはネットや情報社会に限らず,人々が問われ続ける未来の一つが覗き見えるようです. | ||||
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著者のものを読むのは、『TOKYO BLACKOUT』(2008) 以来です。同書はスピ−ド感がある反面、登場人物の彫 りが浅く、ストーリーテリングとしてはいまひとつでした。し かし本書は疾走感はそのままに、主人公らのキャラクター に陰影が加わった分、読み応えがあるものになりました。 有能なハッカーが国際舞台で活躍という躍動感に溢れ た筋立てと起伏に富んだ結構は、服部真澄の初期作品 を思い出させます。ただし、筆致はそれよりずっとドライで、 一方で権力の情報操作の巧緻化・巨大化など閉塞感が 強まって、全体を包むトーンは悲観的なものになっている ような気がしました。 分量は302頁と手頃で、暑い夏を乗り切る一服の清涼 剤になると思います。 | ||||
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かつては「プロメテ」呼ばれる天才ハッカーだった能條良明。その後彼は平凡な 在宅プログラマーとしての生活を送っていた。だが、ある男からICチップの 解析を依頼されたことで事件に巻き込まれていく。敵は、サイバーテロ・・・。 見えない敵に、彼はどう立ち向かっていくのか?表題作を含む6編を収録。 連作ミステリー。 パスポートの偽造、会社や政府機関のコンピューターへのハッキング、そして スーパーコンピューターとのチェス対決の描写などに、作者のIT関係の知識が 遺憾なく発揮されている。好きな分野なので、とても興味深く読み進めた。 テーマはとても面白いと思うが、描写にぎこちなさを感じるし、ストーリー展開にも 軽快さがなく、少々もたつきを感じる。また、描写不足のせいか、主人公の能條にも それほど魅力を感じなかった。なので、読んでいてぐいぐい引き込まれるような感じ ではなく、そこがちょっと残念だった。だが、ラストは意外性があり、全体的には 楽しめる作品に仕上がっていると思う。 | ||||
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