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プロメテウス・トラップ
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プロメテウス・トラップの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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天才二人が手を組んで、サイバーテロ犯と手に汗握る攻防を繰り広げる展開を期待したのですが、そういう展開ではなかったですね。 全体的にちょっと浅いです。面白くなりそうな要素はあるんですけどね。 もう少し天才感が欲しかったです。 | ||||
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IT用語もわかりやすく説明している。 読み始めたら止まらなかった。 最後に主人公が選んだ道が攻殻機動隊の素子みたいだと思ったり。 | ||||
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緊張感のあるハッカーとFBIの駆け引き、後半からのドンデン返し。ラストの微笑ましいエンディングは十分楽しめる内容でした。 | ||||
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サイバー戦の攻防も面白いがいつもの福田先生のハードボイルドな展開も健在です。 最高に面白い。 | ||||
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元スゴ腕のハッカーである主人公をはじめ,敵にサイバーテロリストを用意しながらも, 想像される激しい電子戦の類はほとんどなく,そのあたりは少し期待とは違っていました. 流れも前半こそはサーバ侵入などがありますが,後半には人が相手の攻防へと変わり, 結局は人間,さらにはそれぞれが抱く正義といった,ありがちな方向に落ち着くものの, ハッキング周りを深く描かなかったことで,テンポの良さと読みやすさに繋がっています. その反面,主人公や相棒のスキルやキャラクタは,それを活かせていないのが難しいところ. とはいえ,主人公が信じる正義と信念,その元に下す決断にはちょっとした驚きがあり, やや唐突で曖昧な結末ではありますが,選んだ正義が今度は社会の敵となる可能性を示唆, そこにはネットや情報社会に限らず,人々が問われ続ける未来の一つが覗き見えるようです. | ||||
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著者のものを読むのは、『TOKYO BLACKOUT』(2008) 以来です。同書はスピ−ド感がある反面、登場人物の彫 りが浅く、ストーリーテリングとしてはいまひとつでした。し かし本書は疾走感はそのままに、主人公らのキャラクター に陰影が加わった分、読み応えがあるものになりました。 有能なハッカーが国際舞台で活躍という躍動感に溢れ た筋立てと起伏に富んだ結構は、服部真澄の初期作品 を思い出させます。ただし、筆致はそれよりずっとドライで、 一方で権力の情報操作の巧緻化・巨大化など閉塞感が 強まって、全体を包むトーンは悲観的なものになっている ような気がしました。 分量は302頁と手頃で、暑い夏を乗り切る一服の清涼 剤になると思います。 | ||||
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かつては「プロメテ」呼ばれる天才ハッカーだった能條良明。その後彼は平凡な 在宅プログラマーとしての生活を送っていた。だが、ある男からICチップの 解析を依頼されたことで事件に巻き込まれていく。敵は、サイバーテロ・・・。 見えない敵に、彼はどう立ち向かっていくのか?表題作を含む6編を収録。 連作ミステリー。 パスポートの偽造、会社や政府機関のコンピューターへのハッキング、そして スーパーコンピューターとのチェス対決の描写などに、作者のIT関係の知識が 遺憾なく発揮されている。好きな分野なので、とても興味深く読み進めた。 テーマはとても面白いと思うが、描写にぎこちなさを感じるし、ストーリー展開にも 軽快さがなく、少々もたつきを感じる。また、描写不足のせいか、主人公の能條にも それほど魅力を感じなかった。なので、読んでいてぐいぐい引き込まれるような感じ ではなく、そこがちょっと残念だった。だが、ラストは意外性があり、全体的には 楽しめる作品に仕上がっていると思う。 | ||||
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更生した(?)元天才ハッカーがが主人公の物語。ジャンル はミステリになるのか。ストーリー的には、主人公の青年が怪しげな事件を受けた(受けざるを得なかった)ところから、FBIだとか、サイバーテロをたくら む組織だとかの闘いに巻き込まれていく、というストーリーで、特別に目新しいところはない。むしろ、王道というか、スタンダードな話の流れだと思う。 しかしながら、非常にテンポがよく、読みやすい。そもそも連作ミステリという形をとっているため、各章毎に話が完結している。そのため、だらだらと続かず、むしろ もっとじっくりやってもいいのではないか、というくらいにあっさりとしている。また、物語の展開上、コンピュータへのハッキングだとか、そういった方面の 話がよく出てくるが、あまりに専門的過ぎる記述にならずに、特にそちら方面の知識がなくても、充分に楽しめるようになっているところもよいと思う。ストー リー的にも、善対悪というような単純な構図でもなく、考えさせられる点もいろいろある。 ボリューム的に、或いは、主人公の性格描写など、全体としては、ちょっと物足りなさも感じるが、それらを割り引いても、充分に読んで楽しめる作品だと思う。 | ||||
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天才ハッカーを主人公とした本格的なハッカー小説(ハッカー小説なんてジャンルがあればだけど)。 大学時代、ハッキングで逮捕され、3年の服役後、今は平凡なプログラマとして生活している「プロメテ」。そんな彼が逆にFBIにスカウトされ、対サイバーテロ組織の一員として活躍するという話。 著者の福田和代氏はSEの経験があるということなので、この辺のシステム周りの話は得意なんだろう。読んでいてもコンピュータやシステムに関する知識の豊富さが窺われ、それがこの小説にリアリティを与えている。 しかし、この小説の本質は、ハッキングの技術の披露にあるのではない。作品の中でも、ハッキングの場面は何回か出てくるけど、それほど細かい技術の描写はない。ハッキング好きにはそこがちょっと物足りないところだけど、むしろ、ハッカーらしさは、そこにあるのではない。詳しくは書けないが、「情報は自由になりたがる」というハッカー精神がこの小説のメインテーマなのだ。 決して、ハッカー(この場合はクラッカーと言うべきか)を礼賛するつもりはないけど、その精神には惹かれるものがある。そういう意味で、この小説は正統なハッカー小説なのだ。 面白かった。 | ||||
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ネットワーク・コンピューティングの普及と共に社会問題となっているハッカー(クラッカー)の存在を扱い、生き甲斐を見つけ難い現代社会への警鐘とも思える内容である。 ネットワーク上の知恵比べを基調としたストーリー展開には、かつてIT技術者であった著者の専門知識が遺憾なく発揮されており、その道の専門家が読んでも十分納得できるものと思う。 舞台となっているアメリカに赴き入念に取材調査されたに違いなく、情景描写には説得力があり思わず引き込まれてしまった。 後半に現れる手に汗握るアクション場面展開は、映画化・TV化されて動画で見てみたいと思った。 | ||||
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