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夢見る黄金地球儀
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夢見る黄金地球儀の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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チーム・バチスタが非常に有名でしたので期待して読み始めましたが、いつ面白くなるのか、もう少し、もう少しと思いながら読み進めましたが、最後まで面白くなることはありませんでした。 正直、こんなにつならない本は初めてです。全くお薦めできません。 | ||||
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海堂尊の医学ものについては かなり 突っ込んでいておもしろいが、 この物語は 桜宮市の 小さな町工場の営業部長 平沼平介の話である。 物理学の大学院を中退して、発明家のオヤジの 会社に入り営業として 手伝う。 確かに、しきり屋で 人脈があるが、物理学者らしいとは言えないな。 ふるさと創世資金の1億円を どう使うかで 悩むのであるが、桜宮市は 50キロの黄金を使って、地球儀を作る。 チューリップのガラスのジョーが 8年ぶりにふらりと現れ、その地球儀を盗もうとするのだが。 いい加減な感じで、よくわからない存在。 ふーむ。全然おもしろくない。 平介もガラスのジョーも。海堂尊が 遊んでいる感じがあって つきつめていないなぁ。 | ||||
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海堂ワールドの桜宮サーガとよばれるもので、桜宮市の物語のひとつ。 桜宮市の水族館にある「ふるさと創生一億円」の『黄金地球儀』を盗む話だが、計画でも色々、実行でも色々ありとドタバタストーリー。 医学の話ではないけど、面白くて楽しめます。 必ず出てくる、濃いキャラと面白いあだ名。ガラスのジョーは、謎の多いキャラでした。 ナイチンゲールの沈黙の瑞人と小夜が出てきます。 桜宮で発見された新種のボヤ「ボンクラボヤ」と「ウスボンヤリボヤ」は、他の海堂ワールドでもちらっと出てきたりします。なんとも気合いのない名前がまた笑える。 海堂ファンは、こういう所がたまらないのでしょう。 | ||||
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桜宮市を舞台にしたコンゲームものだが、展開がどうにもトントン拍子すぎて終盤まで盛り上がり どころがなく、軽い文体なので気楽に読めるもののやや退屈 こういう作品で盛り上がりどころの盗みのシーンも警備がザルなこともありあっさり 見所は終盤の真相が二転三転するシーンなのだろうが、どうにも話が細々していて ミステリとしてそこまで面白いという感じでもない それなりには楽しめるが、それなり以上ではないというところだろうか ただシリーズではないのだし、セルフパロディのようなネタの数々はいらなかった | ||||
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海堂尊の医療作品はどれも楽しく読めたが、本作だけは駄目だ。後書きを読むと、「推理小説としての評価が良くないので、ちゃんとした推理小説を書こう」と思ったらしく、コンゲーム小説ということらしい。 しかし、出来映えがひどすぎる。小説として下手すぎる。医療作品の場合には、小説としての下手さが医療の話に隠れてしまう感じで、アラが目立たなかった。しかし、医療の話が消えてしまうと、純然たる小説として評価することになる。すると、そのレベルの低さに愕然とする。 文章はひどい。人物造形は低劣。小説の新人賞に応募しても当選できないぐらいの低レベルの小説だ。これを面白がって読む人の神経がしれない。 ちなみに、同様のコンゲーム小説なら、東野圭吾の「流星の絆」がある。こちらは、文章も、人物造形も、雲泥の差だ。本作(地球儀)に比べれば、★★★★★ と ★ ぐらいの差が付く。本作(地球儀)よりもひどいのは、どこかのイケメンタレントの書いたヘナチョコ小説ぐらいしかありえない。そのぐらい、ひどい出来だ。特に、文章がひどすぎる。 海堂尊は、もっと文章をきちんと書くべきだ。そして、それができない理由ははっきりとしている。手抜きだ。やたらと大量に乱作するせいで、低レベルの文章しか書けない。 ま、それが持ち味なのかもしれないが、それだったら、得意分野の医療に絞って書けばいい。そうすれば、読者も文章には期待しないで読むから、楽しく読める。 海堂尊の小説は、医療の小説ならばおしなべて ★★★★ なのだが、医療のない本作は ★ か ★★ にしかならない。「自分は推理小説家だ」などと勘違いしない方がいい。小説の能力も、ストーリーの能力も、小説家としては著しくレベルが低い。ただし、医療の物語を書く力は傑出している。「医療小説家」としての分をわきまえて欲しいものだ。 どうしても普通の小説(および推理小説)を書きたくなったのなら、まずは、きちんとした文章を書けるようにするべきだ。また、乱作しないで、まともに推敲するべきだ。今のように低レベルの文章を大量に書き散らすのでは、普通の小説(および推理小説)としては読むに耐えない、と理解するべきだ。 | ||||
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バチスタシリーズ著作を持つ海堂尊さんの小説。 本書は医療関係とは違う純粋な小説である。 と言っても浜田小夜、牧村瑞人などのナイチンゲールの沈黙で登場した人物が登場する。 舞台も桜宮市で間接的にバチスタシリーズでつながっているなと思える箇所は いくらか読んでみてあった。 黄金の中身を盗みだそうとするも既に中身がなかった!という奇想天外な内容。 小説そのものとしてはこんな喋り方する人はいないだろうと思う点もある。 それでもオーソドックスな感じに仕上がっていると感じた。 2012年を舞台としていてちょうど、このレビューを書いている年だ。 だが、スマホがまだ出てなかったりと本書登場の2007年での予想とは 現実は異なっていることに気づく。未来は誰にも分からないものだなと思える。 | ||||
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本書(海堂尊『夢見る黄金地球儀』東京創元社、2007年)は桜宮サーガの一作品である。桜宮市を舞台として、『ナイチンゲールの沈黙』の浜田小夜も登場する。しかし、主人公は医者でも医学生でもなく、珍しく医療とは離れた内容である。 海堂作品は死因不明社会や救急医療の経済性など現実の医療への鋭い問題意識を特徴とする。本書は医療から離れるが、社会への問題意識は健在である。非効率な役所仕事や、住民不在の街づくりへの怒りである。経済優先の開発は街を没個性化させ、結局のところ街を衰退させてしまう。日本各地の都市で起きている問題が桜宮市でも描かれる。 「初めは海外のブランドショップとか入っていたが、次々と撤退してしまった。その跡に百円ショップとか千円マッサージとかコンビニとか、ジョナーズとかカコスとかのファミレス、要はどこにでもあるような店ばかりが溢れ返ってしまった」(145頁) 「ランチタイムなのに、半分の店のシャッターが下りている。開いている残りの半分のうち、そのまた半分はコンビニだったりファミレスだったりして、昔からの商店はほとんど見ない。これも時代の流れなのか。日本中の地方都市が、同じ顔つきになって老いさらばえているのだと思うと、持っていき場のない怒りに駆られる。」(167頁) 桜宮サーガには大学という教育研究機関が織りなす人間関係という魅力もある。特に『ジェネラル・ルージュの凱旋』や『ナイチンゲールの沈黙』での田口公平、速水晃一、島津吾郎の同期トリオの連帯感は小中高校とは異質な大学教育を共に受けた人々ならではの魅力があった。 本書は医学部出身者の物語ではないが、大学生活への思い入れは色濃い。学生時代の悪友への再会が物語の発端であり、修士課程を挫折した主人公の学問への屈折した思いが所々に顔を出している。(林田力) | ||||
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上には上が…という感じで進んでいく話の感じは 海堂さんらしくて好きです。 医療とは一線を画していますが、 それがまたよかったです。 | ||||
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海堂尊作品ですが、医療系ではありませんので、そういう意味で新鮮でした。 ふるさと創生資金を1億円の金に、 その金を使った地球儀が作られる。 その地球儀をどうやって盗み出すか? 警備状況は? どんなセンサーや防御システムになっているのか? それほど対した計画もなく、進められます。 途中なんとなく、きっとこうなんだろうなぁ、と先が読めてしまう部分がありますが、最後まで読んで、なかなか良かったという印象です。 「ナイチンゲールの沈黙」に登場する浜田小夜、牧村瑞人が登場するし、「螺鈿迷宮」物語の一部など、「チームバチスタの栄光」シリーズ作品を読んでいると、おお!という感じです。 | ||||
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いずれにしても窃盗は「メッ」ね。(笑)(自分も含め大多数の方はそんな事百も承知でしょうけど) 全ての海堂尊氏著作作品にいえることだか共通の世界におけるほかの作品の一端を垣間見れるのは嬉しい。 エンターテインメントしてはなかなかのものだった。それと氏の作品にしては珍しい読後の爽やかさも良かった。 | ||||
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はちゃめちゃだけど、それが楽しい作品。 おばかだなぁと思う登場人物ががんばってます。 | ||||
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バチスタ、ジェネラルルージュで海堂氏の作品に惹かれ、氏の作品を買いあさったが 最近の駄作を読み続けてすっかり興覚めした。 どたばたコメディ的な作品なら他の作家の方が数段面白いし、きちんとプロットが 練られている。海堂氏にしか書けない作品を書いていて欲しかった。 もう氏の本を買うことはないと思う。テレビに出て変わってしまったのだろうか。 このままでは非常に残念な作家の一人になりそうだ。 | ||||
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桜宮市を舞台にした作品であるが、今のところ医療問題をテーマにした本編との関連は極めて薄い。 二転三転する展開は劇場型のドタバタ劇に近い。 といって意外な展開はさほどなく、気軽にパラパラページをめくれる感じです。 著者の新たな一面を示す実験的な要素が色濃い作品という気がするが、 やはり本領は医療問題を扱ったものと思いました。 本作品の登場人物が、今後本編にどうかかわるかによって、 本作品の価値が変化するかもしれません。 | ||||
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『チーム・バチスタの栄光』などで知られる海堂尊さんの作品。 今作の舞台も地方都市、桜宮市なのですが、病院とは関係なく、 ある家族経営の町工場、平沼鉄工所の営業部長・平沼平介が主人公。 8年ぶりに再会した旧友が持ちかけてきた儲け話を聞いてみると、 バブル期にばらまかれた“ふるさと創生事業”の一億円で市が作った黄金地球儀を、 展示場所である水族館から盗み出す計画だった。 途方もないと思われた計画は、警備体制の調査や、自社の重量検知システムを導入していることから、 成功への道すじが見え始めた。 そして黄金地球儀のすり替え作戦は決行される… 天藤真さんの『大誘拐』に近い感じで、ユーモアもありつつ、十分楽しめる作品ですが、 コンゲームとして読むと、ちょっと騙し合いの中身が弱いかなぁ。 キャラ設定も『バチスタ』シリーズより弱い気が… | ||||
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『チーム・バチスタの栄光』などで知られる海堂尊さんの作品。 今作の舞台も地方都市、桜宮市なのですが、病院とは関係なく、 ある家族経営の町工場、平沼鉄工所の営業部長・平沼平介が主人公。 8年ぶりに再会した旧友が持ちかけてきた儲け話を聞いてみると、 バブル期にばらまかれた“ふるさと創生事業”の一億円で市が作った黄金地球儀を、 展示場所である水族館から盗み出す計画だった。 途方もないと思われた計画は、警備体制の調査や、自社の重量検知システムを導入していることから、 成功への道すじが見え始めた。 そして黄金地球儀のすり替え作戦は決行される… 天藤真さんの『大誘拐』に近い感じで、ユーモアもありつつ、十分楽しめる作品ですが、 コンゲームとして読むと、ちょっと騙し合いの中身が弱いかなぁ。 キャラ設定も『バチスタ』シリーズより弱い気が… | ||||
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ジェフリー・アーチャーの『百万ドルを取り返せ!』を読みながら思い出しました。 いわゆる怪盗劇なのですが、いつもどおり海堂節がきいた楽しい会話とキャラ作りが魅力です。 明るく楽しい、笑える作品ではあります。 ただ、全体的に緊迫感や手に汗握るシーン、あと「なるほど!!」「やられた!!」と言いたくなるような展開はありませんでした。 個人的に、修士号をとっていない人がたった2年で博士と呼ばれることに違和感を感じるんですけど、そんなところが気になるのは私だけか。 | ||||
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「チーム・バチスタ」の海堂尊が医学ミステリーから離れて描く 犯罪サスペンスのコンゲーム。 町工場の息子平介が旧友ガラスのジョーとともに、 黄金地球儀の強奪を企むが、そこにはいろんな伏線が。 医学ミステリーから離れても、舞台はやっぱり桜宮市。 田口・白鳥コンビは出てこないものの、「ナイチンゲール」で 出てきた浜田小夜看護婦と牧村瑞人が「4Sエージェンシー」で 脇を固める。彼らの将来はこうなったんだという感慨も。 すべてを知っているつもりだった平介が、実は何も 知らずに踊らされていただけだったという落ちには 痛快感と驚きも。 海堂尊もマンネリだよなと思いながらも、また今回 最新作を買ってきちゃったのでした。 http://teddy.blog.so-net.ne.jp/2010-02-25 | ||||
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「チーム・バチスタ」の海堂尊が医学ミステリーから離れて描く 犯罪サスペンスのコンゲーム。 町工場の息子平介が旧友ガラスのジョーとともに、 黄金地球儀の強奪を企むが、そこにはいろんな伏線が。 医学ミステリーから離れても、舞台はやっぱり桜宮市。 田口・白鳥コンビは出てこないものの、「ナイチンゲール」で 出てきた浜田小夜看護婦と牧村瑞人が「4Sエージェンシー」で 脇を固める。彼らの将来はこうなったんだという感慨も。 すべてを知っているつもりだった平介が、実は何も 知らずに踊らされていただけだったという落ちには 痛快感と驚きも。 海堂尊もマンネリだよなと思いながらも、また今回 最新作を買ってきちゃったのでした。 [...] | ||||
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海堂尊の作品の最大の魅力は 他の作品にはない医療現場における 鬼気迫る臨場感ではなかろうか? その点、この作品はまったりとしており そうした緊張感の欠片もないと思いました。 文学的にはもっと複雑な意見も あるのでしょうけどね。 | ||||
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抱腹絶倒とまではちょっと言い過ぎですが、面白い小説です。カラッと楽しめる痛快なコンゲーム小説。 この小説は「チーム・バチスタ」の流れを汲む医療ものではない。 しかし、桜宮市を舞台としており、登場人物も一部ダブっているあたり、海堂氏らしいファンサービスだ。 登場人物が魅力的なところは、これまでの作品に引けを取らない。さすがである。 ただ一つ不満なのは「アイという最後の謎」が解けていないところ。 これが気になって、今夜は眠れないのだ。 海堂はん、殺生だっせ・・・ | ||||
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