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夢見る黄金地球儀
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夢見る黄金地球儀の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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海堂ワールドの桜宮サーガとよばれるもので、桜宮市の物語のひとつ。 桜宮市の水族館にある「ふるさと創生一億円」の『黄金地球儀』を盗む話だが、計画でも色々、実行でも色々ありとドタバタストーリー。 医学の話ではないけど、面白くて楽しめます。 必ず出てくる、濃いキャラと面白いあだ名。ガラスのジョーは、謎の多いキャラでした。 ナイチンゲールの沈黙の瑞人と小夜が出てきます。 桜宮で発見された新種のボヤ「ボンクラボヤ」と「ウスボンヤリボヤ」は、他の海堂ワールドでもちらっと出てきたりします。なんとも気合いのない名前がまた笑える。 海堂ファンは、こういう所がたまらないのでしょう。 | ||||
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バチスタシリーズ著作を持つ海堂尊さんの小説。 本書は医療関係とは違う純粋な小説である。 と言っても浜田小夜、牧村瑞人などのナイチンゲールの沈黙で登場した人物が登場する。 舞台も桜宮市で間接的にバチスタシリーズでつながっているなと思える箇所は いくらか読んでみてあった。 黄金の中身を盗みだそうとするも既に中身がなかった!という奇想天外な内容。 小説そのものとしてはこんな喋り方する人はいないだろうと思う点もある。 それでもオーソドックスな感じに仕上がっていると感じた。 2012年を舞台としていてちょうど、このレビューを書いている年だ。 だが、スマホがまだ出てなかったりと本書登場の2007年での予想とは 現実は異なっていることに気づく。未来は誰にも分からないものだなと思える。 | ||||
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本書(海堂尊『夢見る黄金地球儀』東京創元社、2007年)は桜宮サーガの一作品である。桜宮市を舞台として、『ナイチンゲールの沈黙』の浜田小夜も登場する。しかし、主人公は医者でも医学生でもなく、珍しく医療とは離れた内容である。 海堂作品は死因不明社会や救急医療の経済性など現実の医療への鋭い問題意識を特徴とする。本書は医療から離れるが、社会への問題意識は健在である。非効率な役所仕事や、住民不在の街づくりへの怒りである。経済優先の開発は街を没個性化させ、結局のところ街を衰退させてしまう。日本各地の都市で起きている問題が桜宮市でも描かれる。 「初めは海外のブランドショップとか入っていたが、次々と撤退してしまった。その跡に百円ショップとか千円マッサージとかコンビニとか、ジョナーズとかカコスとかのファミレス、要はどこにでもあるような店ばかりが溢れ返ってしまった」(145頁) 「ランチタイムなのに、半分の店のシャッターが下りている。開いている残りの半分のうち、そのまた半分はコンビニだったりファミレスだったりして、昔からの商店はほとんど見ない。これも時代の流れなのか。日本中の地方都市が、同じ顔つきになって老いさらばえているのだと思うと、持っていき場のない怒りに駆られる。」(167頁) 桜宮サーガには大学という教育研究機関が織りなす人間関係という魅力もある。特に『ジェネラル・ルージュの凱旋』や『ナイチンゲールの沈黙』での田口公平、速水晃一、島津吾郎の同期トリオの連帯感は小中高校とは異質な大学教育を共に受けた人々ならではの魅力があった。 本書は医学部出身者の物語ではないが、大学生活への思い入れは色濃い。学生時代の悪友への再会が物語の発端であり、修士課程を挫折した主人公の学問への屈折した思いが所々に顔を出している。(林田力) | ||||
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上には上が…という感じで進んでいく話の感じは 海堂さんらしくて好きです。 医療とは一線を画していますが、 それがまたよかったです。 | ||||
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海堂尊作品ですが、医療系ではありませんので、そういう意味で新鮮でした。 ふるさと創生資金を1億円の金に、 その金を使った地球儀が作られる。 その地球儀をどうやって盗み出すか? 警備状況は? どんなセンサーや防御システムになっているのか? それほど対した計画もなく、進められます。 途中なんとなく、きっとこうなんだろうなぁ、と先が読めてしまう部分がありますが、最後まで読んで、なかなか良かったという印象です。 「ナイチンゲールの沈黙」に登場する浜田小夜、牧村瑞人が登場するし、「螺鈿迷宮」物語の一部など、「チームバチスタの栄光」シリーズ作品を読んでいると、おお!という感じです。 | ||||
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いずれにしても窃盗は「メッ」ね。(笑)(自分も含め大多数の方はそんな事百も承知でしょうけど) 全ての海堂尊氏著作作品にいえることだか共通の世界におけるほかの作品の一端を垣間見れるのは嬉しい。 エンターテインメントしてはなかなかのものだった。それと氏の作品にしては珍しい読後の爽やかさも良かった。 | ||||
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はちゃめちゃだけど、それが楽しい作品。 おばかだなぁと思う登場人物ががんばってます。 | ||||
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「チーム・バチスタ」の海堂尊が医学ミステリーから離れて描く 犯罪サスペンスのコンゲーム。 町工場の息子平介が旧友ガラスのジョーとともに、 黄金地球儀の強奪を企むが、そこにはいろんな伏線が。 医学ミステリーから離れても、舞台はやっぱり桜宮市。 田口・白鳥コンビは出てこないものの、「ナイチンゲール」で 出てきた浜田小夜看護婦と牧村瑞人が「4Sエージェンシー」で 脇を固める。彼らの将来はこうなったんだという感慨も。 すべてを知っているつもりだった平介が、実は何も 知らずに踊らされていただけだったという落ちには 痛快感と驚きも。 海堂尊もマンネリだよなと思いながらも、また今回 最新作を買ってきちゃったのでした。 http://teddy.blog.so-net.ne.jp/2010-02-25 | ||||
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「チーム・バチスタ」の海堂尊が医学ミステリーから離れて描く 犯罪サスペンスのコンゲーム。 町工場の息子平介が旧友ガラスのジョーとともに、 黄金地球儀の強奪を企むが、そこにはいろんな伏線が。 医学ミステリーから離れても、舞台はやっぱり桜宮市。 田口・白鳥コンビは出てこないものの、「ナイチンゲール」で 出てきた浜田小夜看護婦と牧村瑞人が「4Sエージェンシー」で 脇を固める。彼らの将来はこうなったんだという感慨も。 すべてを知っているつもりだった平介が、実は何も 知らずに踊らされていただけだったという落ちには 痛快感と驚きも。 海堂尊もマンネリだよなと思いながらも、また今回 最新作を買ってきちゃったのでした。 [...] | ||||
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抱腹絶倒とまではちょっと言い過ぎですが、面白い小説です。カラッと楽しめる痛快なコンゲーム小説。 この小説は「チーム・バチスタ」の流れを汲む医療ものではない。 しかし、桜宮市を舞台としており、登場人物も一部ダブっているあたり、海堂氏らしいファンサービスだ。 登場人物が魅力的なところは、これまでの作品に引けを取らない。さすがである。 ただ一つ不満なのは「アイという最後の謎」が解けていないところ。 これが気になって、今夜は眠れないのだ。 海堂はん、殺生だっせ・・・ | ||||
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内容から言うと「クライム小説」と言うことになるのでしょうか? 降って湧いたようにとんでもない不平等な契約書が出てきて、非常なピンチに陥ってしまった主人公平介ですが、旧友の<ガラスのジョー>とアイの力を借りて、黄金地球儀の強奪作戦を遂行します。 ところが、予想外の出来事の頻発に、一層の窮地に陥って行きます。 果たして結果は如何に?と言う話なのですが、奇想天外なストーリー展開と、奇妙なキャラクターの集まりに笑ってしまいます。 最後の大団円で明かされる真相に、主人公ならずともあっけに取られてしまいます。 市の公務員が、民間の中小企業に財政危機の責任を押し付ける話で、読む側はやっていることは違法なのですが、主人公に肩入れしたくなります。 と同時に、主人公たちの頓珍漢な行動ぶりに、怒りよりも同情を禁じ得ません。 読んでいて、そんな馬鹿なと思いながらも、止めずにはいられない、そんな楽しくもおかしな話です。 | ||||
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『チーム・バチスタの栄光』の著者によるクライム・コメディ。 どこかの自治体の水族館に保管される黄金の地球儀を盗み出そうという設定は面白いけど、ところどころ、無理のある設定や強引な展開、そして、最後のところは、正直言えば、あまり納得がいかない。 でも、解説で香山二三郎氏が書いているように、どこか、ドナルド・E・ウェストレイクの作品を思わす、軽妙なタッチの犯罪小説は、日本ではあまりないので、細かいことをあまり言わず、楽しめると思う。 なかなか、ユーモアのセンスのある多才な作者だ。 | ||||
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辛口なレビューがいくつかありますが、非常に面白い作品だと思います。 著者の発表作を発表順に読んで行くと、この作品は辛いものを食べた後の甘いデザートのようなものに思えました。 また、海堂氏の作品群全体をながめるとこの「夢見る〜」は非常に重要な役割を担っていると思います。 なぜなら今回は今までのように病院内で話が展開していくパターンでなく、海堂氏の世界が縦だけでなく横にも広がり始めたきっかけの作品であり、非常に新鮮な印象を受けるからです。 単品として考えてももちろん素晴らしい作品なのですが、海堂ワールドの1つのパーツと考えると更に素晴らしいものであり、十分に星5つに値する作品ではないかと私は思います。 | ||||
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辛口なレビューがいくつかありますが、非常に面白い作品だと思います。 著者の発表作を発表順に読んで行くと、この作品は辛いものを食べた後の甘いデザートのようなものに思えました。 また、海堂氏の作品群全体をながめるとこの「夢見る〜」は非常に重要な役割を担っていると思います。 なぜなら今回は今までのように病院内で話が展開していくパターンでなく、海堂氏の世界が縦だけでなく横にも広がり始めたきっかけの作品であり、非常に新鮮な印象を受けるからです。 単品として考えてももちろん素晴らしい作品なのですが、海堂ワールドの1つのパーツと考えると更に素晴らしいものであり、十分に星5つに値する作品ではないかと私は思います。 | ||||
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一日で読破してしまった.それほど目を離させない巧妙なストーリー展開となっている. 海堂作品と言えば,メディカルミステリーだとばかり思っていたが,このようなストーリーの作品もあるとは少し意外であった.しかし,日本医療機関や政府・厚生労働省の抱える問題点を鋭くえぐり出した他の作品と同様,本作でも政府や役所の悪の体質を糾弾している.すべての作品から,著者の日本社会の持つ根の深い問題に対する憂いの念が伝わってくる. 読者の一人としては,著者が分かりやすく提示している日本社会の問題点をひとつでも理解し,日本社会が良い方向に向かうように,微力ながら協力していきたいと思う. | ||||
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今回の主人公は、医学のたまごの主人公・薫クンの同級生平沼クンのお父さん・平沼平介。 主人公の父・暴走職人親父(でも愛すべき人物なのです!)がある日「宇宙に溶鉱炉を持っていきたい!」と言い出した。 いくら理論上は可能でも先立つものが…と思っていた矢先に現れる、かつての悪友と「黄金地球儀」! 他にも未来の桜宮市が舞台とあって、要所要所で海堂先生作品の登場人物たちのその後に逢えるので、地球儀泥棒のスリルぢつはそっちにドキドキです。 | ||||
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「チーム・バチスタ…」を読んで、医療ミステリーを期待していた人には「大外れ」かもしれませんが、単純に面白いです。ストーリーはある個性的なおやじが経営する町工場を舞台にした小説。個人的には、筒井康隆の娯楽作品を読んでいるような心地よい既視感で、スイスイと読めました。楽しく読める作品を求めている人にお勧め。 | ||||
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海堂様の新作です。 すんごく、あっさり。 ま、確かにおもしろいけど、あんまり心に残らないかなぁ。 今までの本より100円安い分、なんか表紙も安っぽいし(笑 それでもま、それなりに楽しめます。 小夜ちゃんが、なんか「どす黒い女」っぽくなっていて、ちょっと嬉しいな。 でも、なんとなく、手抜き感、否めません。 | ||||
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著者初めて医療外をテーマにしたライトノベル的な感じの作品でした。しかし、登場するのは、桜宮市で桜宮病院がある都市だったり『螺鈿迷宮』で登場した小夜が登場していたりと部分的に前作までのシリーズと繋がりがあります。 内容的には…。これはこれで軽い感じでサクサクと読めて面白いと思います。黄金の地球儀を巡る怪盗物のお話です。あっさりしていると言えば、あっさり感はありますが後味も良く個人的にはこういうジャンルでの著者の活躍にも期待します。 登場人物達もなかなかクセもの揃いだからこそ面白く笑える作品でした。 | ||||
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