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(短編集)
白痴
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【この小説が収録されている参考書籍】
白痴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 21~40 2/4ページ
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たぶん40年ぶりくらいに読みました。 桜の森~については、その後いろいろな作家さんやら画家さんやらの発せられた言葉・イメージが交錯して 私の勝手に変化していたものですから。 純情一途な主人公と周囲の行き違いも面白い。 桜吹雪の中でのドラマが凄絶で美しい(あくまでイメージです) 物語の中になにがなし賢治のにおいもする。と、今回発見。 | ||||
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短い話しですが迫力がありますね。桜の下にあるのは死体ではなく美しい狂気ですか、この作品では。 でもまあ、夫という立場から読むと、若い人には悪いんですが、首とってこいと言う奥さんはいないでしょうけど、こななれた夫婦ってのはみんなこんな感じではないのかと思うわけで。終わりがないなぁ~とたまに感じるのは不幸ではないんですけどね、帰る山もないし、、、、 | ||||
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昔、読んだ物語をデジタル化したコンテンツで読むのも、 おつなものだ。人間の狂気と「桜」を結びつけた安吾に 乾杯。桜の森の満開の下には人間の狂気と欲望と沢山の死人があるのです。15分で読めます。 是非、読んでみてください。 | ||||
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美しく、恐ろしい小説です。桜の木の下を通るには勇気が必要になりました。今年のお花見は・・・どうしようかしら。 | ||||
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とても恐ろしく。 恐ろしい話でした。 映像化しないで欲しい、絶対に。 | ||||
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最近本を読む集中力が低下していたが 引きずり込まれるように一息で読んでしまった。 鮮烈で美しくも恐ろしい話。 | ||||
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美しく儚く幻想的な作品、生々しい部分もあるけれど、映像にして大画面で見たい。 | ||||
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グロテスクなのに、美しい光景として、思い浮かべることができるような言葉が、たくさん、散りばめられていました。 桜を見に行って、この山賊のような怖い思いをしてみたい。 | ||||
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我儘な女の身なりを整える様子の文が良かった。 すごく引き込まれて一気に読んでしまったけど、ちょっと理解しにくいところもあった。(結局なぜ桜が怖かったのかとか) | ||||
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日本語も素晴らしいですけど 戯曲にすると すごく映えるような作品ですね と 思って ハタと 戯曲・桜の森の満開の下 でネットで調べると 野田秀樹『贋作・桜の森の満開の下』ってあるんですね と見ていたら 昭和50年の映画だったのですね 山賊 若山富三郎 女 岩下志麻 んー すごいハマっていますね でも 見たいような 小説のイメージを壊したくないような、、、 おすすめです | ||||
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大人のためのおとぎ話です。 エロくて、グロくて、美しい文章。 純愛で孤独で、心が掻きむしられます。 坂口安吾の作品を初めて読みましたが、こんなに美しい日本語を読めて幸せです。 泉鏡花の「夜叉ヶ池」や、谷崎潤一郎「春琴抄」あたりが好きな人なら、おそらく引き込まれることでしょう。 強くオススメします。 | ||||
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おすすめです。ちょっと小難しい文章多いけどね。まぁ読んでみてよ | ||||
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「桜の木の下に死体が埋まっている!」というフレーズがどのような場面で出てくるのか、以前から興味がありました。 坂口安吾は初めてでしたが、大変読みやすいので、古い作品の割に違和感がありませんでした。 作品は幻想的で一つの映画か、舞台を観るようでした。 | ||||
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タイトルを見て、ふと読み直したくダウンロードしました。Kindleにて手軽に読める環境を含め、星5としています。 お花見は、日本人ならみんなが知る国民的行事だと思います。しかし、昔から桜に込められた思い、意味は、あまり現代では意識されていないような気がします。この作品は、そういった桜の持つ意味を下敷きにした物語だと理解しています。 実際、狂わんばかりの夜桜を独り眺める機会があれば、静寂のなかの喧噪というか、焦燥感というか、そんな独特のなんとも言えない感じは分かると思います。そういう理解の仕方を提示する意味でも、面白い作品だとおもいます。 なお、私は坂口安吾の作品は、この作品しか知りませんので、個人的な解釈とご理解ください。 | ||||
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今回、坂口安吾さんの小説初めて読みましたが、時代は山賊などのいた(どのくらい前でしょうか?)平安時代かなにかの様ですが 古さを感じない(現代の恋愛の比喩的な内容でした)主人公の山賊の稚拙な感情の動きを、それ以上の稚拙かつ、計算された女性の冷 淡さを、うまく対比させ現代の男女の関係を、とても大胆な比喩と分析眼で書かれている様に見えました。 山暮らし(田舎の暮らし)→ 都での生活( 都会) その違いが背景的にあれども、そこで暮らす人が変わらないければ、何も変わらない ことを、連想させる内容(むしろ、人が多ければ多いほど嫉妬や妬みが増える人々)それと対比するように閉じた世界(山暮らし) から出ることで、生活様式を移行できる人 の対比まで短い文章でとてもよく表現されていました。 ラストの、桜の並木で風のように消える主人公がとても印象的で、物語に余韻を残す良作でした。 青空文庫様 有難うございました。 | ||||
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男性の眼から感じた女性像が展開されています。やはりそこは女性ではないのでギャップが生まれるのね、とおもわせるところや、時代的に現代とのギャップをみつけたり、なかなか楽しめました。なにより、ここまで女性心理を想像できる作者は、やはりすごい! | ||||
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男性の眼から感じた女性像が展開されています。やはりそこは女性ではないのでギャップが生まれるのね、とおもわせるところや、時代的に現代とのギャップをみつけたり、なかなか楽しめました。 なにより、ここまで女性心理を想像できる作者は、やはりすごい! | ||||
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本作は坂口安吾による表題作他7編を含む作品集である。 時は戦時、情熱を失った伊沢の元に、隣人の妻が逃げ込んでくる。 「白痴」であるこの女とは、ロクに会話も成り立たないが、伊沢は自分の元でかくまうことにする。 こうして、空襲におびえる中で、伊沢と女との奇妙な生活が始まる。 全体的に気だるい雰囲気の中、ストーリーは無気力に淡々と進行する。 しかしクライマックスに進むにつれ、徐々に緊張感が高まる。 本作の読みどころは、空襲の中、女を連れて避難する時の伊沢と女とのやりとりである。 「死ぬ時は、こうして、二人一緒だよ。怖れるな。そして、俺から離れるな」 それに応えて女が頷くのだが、このシーンでは鳥肌が立った。 強烈なインパクトのあるシーンである。 本作には他にも著者の代表作が6本収録されている。 「デカダン派」と呼ばれる著者が表現したかったことや真のテーマは何であるかなどと、最初から重苦しく構えて読む必要はない。 作品によっては自然と感じ取れるものもあるし、どことなく斜に構えた表現も読んでいて面白い。 これから坂口安吾を読もうという人にはお勧めの一冊。 | ||||
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普遍的な女性像を描く「夜長姫と耳男」や「桜の森の満開の下」は文字通り深層意識に訴えてくるものがあります。 白痴も面白いです。 あとはあまり面白くなかったです。 | ||||
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評論集である『堕落論』から始め、間に『白痴』を挿入、再び『堕落論』で締めるという構成は、 安吾を分かりやすくもしているが、一方で誤解を生むことにもなるだろう。 精神的にまいっている時に安吾を読むと一時的に楽になる。安吾が堕落することを許してくれるからだ。 だが、それは止めどがない。どこまでも堕ちていくきっかけなりかねない。 安吾は「時には堕落しなけりゃやってられない」と言っているだけなのに 「どこまで堕ちてもいいんだよ。堕ちろ〜堕ちろ〜落ちると楽だよ」と呪文でもかけれている気になってくるのだ。 そんな時の解毒剤が『白痴』である。 『堕落論』の主張を作品化したものである。 白痴の女と燃え盛る空襲の炎の中をのがれ、 「生きるための、明日の希望がないから」女を捨てていく「はりあいさえない」と嘆く男、 また朝が来て太陽の光がふりそそぐだろうかとだけしか考える事のできない男。 しかし男は、堕ちて行く途中を、この白痴の女に支えられるのである。 描画的なことで言ううと、この白痴の女は,美しく描きすぎている。 「白痴美」とは反対汚損時になければ安吾の意は表せないだろう。 | ||||
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