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天使のナイフ
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天使のナイフの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全131件 21~40 2/7ページ
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めちゃんこ、面白い!!! 「友罪」「Aではない君と」に続き3作目に読みましたが、中でも取っ掛かりとしては最適なのではないでしょうか。 上記2作は加害者に近しい人々の、苦しみや葛藤、それに対する社会の残酷さが際立って感じられ、読んでいて辛い時があります。 一方で、「天使のナイフ」は主人公が被害者側(??)であり、かつミステリー要素が多めなので、読み進めやすく感じたからです。 いずれにせよ、3作とも 【法で裁かれない少年少女の贖罪】 【被害者、加害者とその家族の人生】 が描かれており、中々に重い内容ではあります。 しかし、読了後は、彼ら彼女らにも少しは救いがあるのかなーと思え、 読んで良かった!と感じていただけると思います。 | ||||
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まさか!まさか!の連続で寝る間を惜しんで一気読みでした。 少年法に対しては以前から疑問を抱く部分があったのですが、それを紐解いて、幾重にも織り込んであり、加害者・被害者のみならず、その周りの視点も丁寧に描写されてました。 あの時ああしてれば… の後悔は、色んな人に色んな形で表れてる。でも、そこから、また更にどう行動するかは自分で決められる。 薬丸岳さんの作品は、一週間前に初めて読み、今回で3冊目です。そのくらい引き込まれました。友罪、Aではない君と、と今回の作品で、少年事件への考えを幾多の方向へ広げられ、本当に読んで良かったです。 | ||||
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2005年の江戸川乱歩賞受賞作。乱歩賞作品を読んでいて楽しいのは、巻末に必ず選考評が掲載されている点。どういう点に注意してミステリーを楽しめば良いのかがわかり、とても参考になる。本作の場合、評者が一様に褒めているのは、物語の構成力と伏線の張り方だ。 本作のテーマは少年法、主人公はその(残された)犠牲者である。詳細を話すとネタばれしてしまうが、最初は被害者の視点で語られていた物語が、最後には加害者の視点からも語られるようになる。この点がまず良い(と評者も言う)。 あえてあら捜しをするのなら、日本語としての表現か。この点については評者の中でも乃南アサ氏しか言及していなかったが。例えば「灼熱した」なんていう表現。動詞として使うかなぁ、灼熱を。プロの作家としてはもう少し文章修行をした方がいいだろうな、いずれにしろ。 | ||||
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加害者の少年たちの言葉を、その生活を知りたいと想う犯罪被害者遺族の主人公と、 そこから徐々にひもとかれていく被害者である妻の過去... 犯罪を起こしたものはただ刑を科されるのみで更正できるのか。 被害者の声を、悲しみを、苦しさを知らずして、何がわかるのだろうか。 | ||||
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幾重にも重なった人間関係,気持ち…最後まで必死で読みました。最後にどうしようもない塊がこころに残りました。 | ||||
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お試しをダウンロードして読んでるうち続きが読みたくなって購入しました。 少年の犯罪事件はとても気になっていますので興味深い内容でした。 ドラマが見たかったです。 | ||||
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私が今までに買った完璧なアイテム。 まれにこれらの項目です。 質の問題がなければ 私は説明と同じくらい良いです。 幸せなショッピング体験。 3番目の時間を購入する、悪くはない、品質は非常に良いですが、あなたとの契約は、すべての時間が成功し、幸せです。私は我々がより多くの取引を持っている願っています。あはは | ||||
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いろいろなサブストーリーが複雑に絡み合って最後の方まで一本にならないのですが、最終的に納得感ある結論に導かれていると思います。少年法に対する議論と言う根底に流れるメッセージも明確でブレがない作品です。 | ||||
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一気によみました。読み終わった感想は悲しい話ですね。 謎解きとしても面白いと思います。 | ||||
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衝撃的な内容でした。しばらくは感動に浸れます。 この本がきっかけで、薬丸岳さんのファンになりました。 | ||||
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山口県光市母子殺人事件を彷彿させられる。被害者遺族を苦悩に追いやる少年法とは何のためにあるのか、何をもって真の更正というのか。江戸川乱歩賞をぶっちぎりで受賞しただけに、複雑に絡み合ったストーリーが次から次へと展開されるが、重い題材にもかかわらず読みやすい文章のため、息つく間もなく引き込まれ一気に読んでしまった。デビュー作品とのことだが、他の作品も是非読んでみたい。 | ||||
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少年犯罪と向き合う作品。 被害者側と加害者側と。 双方の主張、抱える問題、苦しみを描き切った作品だと思います。 そして薬丸さんお馴染みの最後の仕掛け。 その時、全てが繋がりました。 | ||||
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あとがきに記述されている『もう一つの物語』が作中に散りばめられていなければ星五つもつけていなかったでしょう。 1969年に未成年ながら陰惨な事件を起こし、少年法に守られながら弁護士になった少年A。 彼の現在に迫ったノンフィクション作品『心にナイフをしのばせて』はそのセンセーショナル内容が話題を呼び八万部を越えるベストセラーとなった。 『被害者家族への示談金未納や横暴な態度』少年Aは一人間としては家族を持ち、弁護士という職業につき更生したと言える。 しかし、被害者への贖罪という点から見ればどうだったのだろうか? 『天使のナイフ』という虚構の中で描かれている未成年達がしのばせていたナイフは、確かに現実に存在している。 一度、狂気と血に染まったナイフをどう拭い、放棄させ、被害者と向き合うのか? 改めて考えさせられると同時に、ミステリーとしての物語も完成度の高い作品だった。 | ||||
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単純な子供っぽい理由で妻を殺された桧山。犯人は13歳の3人の少年であった。 桧山は、一生少年らを恨み続けなければならないような現在の少年法の在り方に疑問を抱き、事件後彼らがどう過ごしたか調べる。 だが、単純に見えたその事件には不可解な部分が多く存在することが分かり、謎を解き明かしていく。 後半、絡み合う負の連鎖に胃がキリキリさせられる。伏線の回収はお見事。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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この作家は、ミステリとしての仕掛け、人物描写、社会問題の三つのバランスがうまくとれている。伏線回収と種明かし、人の織り成す喜怒哀楽、深刻なテーマへの問題提起とを、同時に味わえる贅沢な読書時間になる。 本書は特にテーマとして「贖罪」「更生」「少年法」を軸にしている。つい先日、少年Aが手記を出版したりホームページを作って有料メルマガを開始しようとしたり、少し前には女子高生コンクリート殺人事件の首謀者が恐喝相手に「俺はあの事件の首謀者だ」と言って脅しをかけるなど、触法少年を守るために声高に主張される「更生」というのは一体どんなものなのだろうと考えさせられることが多い。 主人公は28歳の男性で、4歳の娘がいる。妻は3年半前に中学生の男子3人組に殺された。事件から3年半後、娘と二人で一生懸命に生活している中で、3人組のうちの一人が殺害される。しかも、事件現場が自分の職場の近くであったため、警察からは疑いの目を向けられてしまう。こうして物語はスタートし、退屈させられることなく一気にラストまで引っ張られた。 | ||||
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最後まで読んで、はっとさせられる仕掛け。 意外性を評価して星5つをつけました。 現実味がないと思うのは、あまりに人間関係が絡まり過ぎていて、しかもあまりに殺人が起こりすぎること。 こんなに殺人が続いていれば、普通、マスコミは大騒ぎになりますよね。 少年犯罪というものが、その後どのような経緯をたどり、どう結末を迎えていくのか。 現在の少年法の限界と関係者心情に思いを巡らせる一作品。 ストーリーでは、主人公とともに徐々に過去の謎や疑問を暴く楽しみを味わえます。 | ||||
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更生とは何か。難しいテーマながら綿密な調査と圧倒的な筆力によって最初から最後まで一気に読ませる面白さは文句なしの☆5です。 未成年が犯罪を犯すと罪が軽くなる、恥ずかしながら少年法に関してはそれくらいの知識しか持ってなかった私にとって本作はかなり衝撃的な内容でした。 被害者視点と加害者視点、更生した者と更生できなかった者、相反するどちらの立場もエピソードを交えバランスよくまとめ上げられていて、程度の差こそあれ両方に共感できる構成になっています。 私個人としては少年法なんて必要ないという意見で、それは読み終わった今も変わりませんが、少年法や更生や未成年の犯罪というものに関して見方が大きく変わりました。 唯一欠点を挙げるとすれば他の方も指摘している通りいくらなんでも関係者が多すぎるという点でしょうか。 しかし終盤で点と点が線になる感覚はそれなしでは味わえないため、多少リアリティに欠けていてもその違和感を上回るエンタメ性があったことで個人的には☆を下げるほどの欠点とは思いませんでした。 テーマは重いし法律の専門用語ばっかりで堅苦しい小説なんじゃないの?という読む前のイメージをいい意味で裏切ってくれます。ミステリー性よりは人間ドラマが光る一冊。 | ||||
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少年犯罪をテーマにしたミステリ。(?) 「犯罪加害者も被害者も、遠く見知らぬ画面の向こうの他人ではなく、家族や友人や親しい身近の人間かもしれないし、なによりあなたがそのどちらかまたは両方に成り得る」ということを改めて警告してくれる作品と受け取りました。 | ||||
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作品のテーマのわりに、簡単な文章で、よみやすかったが、そのかわり、やはり読後感のたよりなさは、いたしかたないところか、著者の作品は、この作品が初めてで、今後、読んでいくかまよっている。 | ||||
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