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蝦夷地別件
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【この小説が収録されている参考書籍】
蝦夷地別件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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登場人物が多いため分かりにくいお話だ、と思いきや、内容は濃いです。当時のアイヌと和人との関係性がよく分かります。 | ||||
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さすがに船戸与一、最初から中盤まではあまりの面白さに止まりません。 かなりの長編ですが、キャラクターメイクと構成の素晴らしには脱帽です。最高です! しかし、どうしてこの人はいつもラストが現実離れするのでしょうか、わかりません。 もったいないの一言です。滅茶苦茶にしてます。それがこの作者の限界でしょうか。 前半の面白さががラストまでもてば、この作品は必ずなんらかの賞を受賞していたでしょうに、ホントもったいないです。 船戸ハードボイルドの最高傑作は、やはり「山猫の夏」。 これを越える作品を作るのはやはり難しい、ということでしょうか。 | ||||
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上巻を読むのに一週間かかった。しかし中を読むのに二日、下に至ってては半日しかからなかった。理由は簡単だ。この小説は面白い。しかし途中から言いたいことはほぼ予想がつくようになった。だから飛ばし読みをする段落が増えたからである。後三分の一ぐらいは削るべきであったろう。最終章はいただけない。作者の気持ちは良く分かる。アイヌのその後の運命を考えるとああいう終わり方にしたい気持ちも良く分かる。しかしせっかくつくってきたキャラを壊すようなことは良くない。あの思慮深いツキノエが、ハルフナリが、あそこまで無気力になるだろうか。物語に決着をつけるために作者が物語を「作為的」に作ったのだ、もちろん小説だから物語は作るのだか、「自然でない」と私は思うのである。 ただ、この物語には一度も登場しないが、この物語を規定している人物を配置するというのはなかなか面白い趣向である。老中松平定信の「日本国」論。もっとも彼の構想はさながら現代日本の官僚の作文のように思えて仕方ないのは私だけだろうか。 | ||||
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