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人形幻戯
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人形幻戯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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2002年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 神麻嗣子シリーズの第6弾。短篇5つ+αが収められている。 だんだんミステリからは離れていく神麻シリーズだが、本書で主眼となっているのは、なんのために超能力を使うに至ったかという動機の部分。どんでん返しがあったり、底知れぬ悪意があったり。 ただ、意表をつこうとするあまり、無理な展開や雑な物語になっているようにも感じる。 かなり不満の残る一冊であった。 | ||||
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超能力ミステリのシリーズ短編作。 テレポーテーションやらサイコキネシスやら、マンガかアニメかという設定を用いつつ 登場人物たちはあくまで丁寧な検証と議論で犯人を導いてゆきます。 超能力を使える決まりというか枠組みがきちんとあるので、その範囲できわめてロジカルな世界で推理できるのですね。 ただ本作の登場人物は、どちらかというと事件に関わる周辺人物らの心理について、より深く考察しています。 その意味では、人間臭く生々しいドラマが展開されているわけですが、そこをシリーズのレギュラーメンバーたちが中和してくれています。 「誰が超能力を持っているのか?」がキーとなっているところが、普通の推理小説と異なってておもしろい点ですね。 私が一番好きだったのは「おもいでの行方」。ふと気がつくと、2時間の間記憶がすっぽり抜けた状態で友人宅にいた主人公のOL。 友人を捜すと、なんと殺されており、しかもドアには内側から鍵がかかっていてーーーというストーリー。 人間関係もどろどろしていて、多分に情緒的な雰囲気。ラストは見事に騙されてしまいました。 | ||||
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チョーモンインシリーズであり、おなじみの登場人物も出てはくるけれど、視点保持者はまったくのゲストキャラばかり。なので、これまでのような雰囲気を期待して読むと、少しがっかりというか、拍子抜けしてしまうかも。新担当の怪しい動きにも進展がなく、先が気になっているファンとしては、どうももどかしい感じが否めない。もっとも、小説単品としては相変わらずの出来で問題ないでしょう。 | ||||
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超能力という何でもあり的な設定を持ち込みながらも、実は純粋なパズラーを目指しているこのシリーズ。コミカルでキャラが立った面白い趣向のパズラーではあるのだが、巻を重ねるにつれてしだいに一貫したテーマが見え隠れするようになっている。しかし、作者のパズラーへの拘りは健在で、必然性や動機という面を考えればやや難もあるかもしれないが、真相への落とし方は著者ならではの冴えが見られる。また本作に収録されたいくつの短編の中にも、作者が意図的に織り込んだ、今後のシリーズ展開のための伏線が存在しており、これからの展開がどうなるのかという意味でも、ファンなら読みのがすことのできない作品だ。 | ||||
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