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未踏峰
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未踏峰の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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心の障がいを持つ二人と、人生のルートを外れた2人、計四人の物語。 感動した! 最後までドキドキしながら、彼らの登頂を祈っていた。 <みんなで、チカラを合わせればできないことなんかないじゃない。 ここで諦めちゃったら生きている価値なんか無いんじゃない!!> こんなクサイ言葉が素直に心に落ちる素晴らしい小説です。 色々な形の障がい者の方たちがいるのですね。 登場人物のセリフを通してうまく表現されています。 こちらも慌てず騒がず、うまく付き合っていきたいですね。 | ||||
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ずいぶん昔に新田次郎の山岳小説を読んでいました。 時が流れて、今やネットやDVDで一流の登山家が登るシーンを空中映像まで交えて簡単に見られるようになりました。 そんな世の中で、山岳小説を出版するのは、それ自体が冒険です。 結論から言うと、おもしろかったのひとことです。 粗探しができる隙はありますが、読んでいる間はぐいぐい引っ張って時間を忘れる、そんな牽引力を持った良作でした。 | ||||
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『還るべき場所』が8000m峰の公募登山を題材としているのに対して、本作品が題材としているのは、6000m台の未踏峰の一番容易なルートからの登山。尖鋭性はなく、ニュースにもならない、ある意味、自己満足の登山と言える。 登山を行うのは、北八ヶ岳のビンティ・ヒュッテの従業員の裕也、サヤカ、慎二の3人。過去にちょっとした出来心から、不祥事を起こして失職した裕也。アスペルガー症候群で他人から理解されずに苦しむサヤカ。知的障害を持つ慎二。 この作品の最大の特徴は、社会的に疎外され、登山経験の少ない3人が、彼ら3人を結びつけ、理解し、支えてくれたパウロさんの遺志を継いで、力を合わせて、4人の共通の夢である未踏峰初登頂に挑戦する姿にある。障害を持っている人と健常者とが、支え合い、協力する姿を描いたひとつのモデルと言える。 この作品を魅力的なものとしているのは、ビンティ・ヒュッテのオーナーのパウロさんの「ブナの古木」のような人柄だ。 また、作中には、人生や山に関する味わい深い言葉が随所に織り込まれている。 読み進めていくにしたがって、最後に何か大きなアクシデントに遭遇するものと思っていたが、二人パーティーの登場ぐらいであり、やや拍子抜けした。 情景描写や心理描写に関しては、重複していて、やや冗長に感じる箇所がある。また、サヤカはアスペルガー症候群であるにも関わらず、パウロさんの心情を理解しているような描写があったり、知的障害者である慎二にちょっとしたミスが命取りになる高所冬山登山ができるのかと疑問を感じるなど、リアリティーに欠けていると感じるところもある。 | ||||
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山岳小説の新機軸。 著者の苦労や気概が伝わりました。 人生に迷っている人たちを山に向かわせる力のある作品だと思います。 読後の爽快感が現実の私を優しい気持ちにしてくれました。 ありがとうございます。 笹本さん。 | ||||
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友達から勧められて購入しましたがハマリました!満足度、高いですよ! | ||||
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山小屋をいとなむ、元有名クライマーの方と、そこで働くようになった、 少し障害がある 3人のコンビでヒマラヤを目指す内容です 葛藤、苦労、リーダーがいなくなる挫折、行き詰まり、 その後の挑戦、ストーリーがうまく作られています | ||||
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還るべき場所があまりにも素晴らしかったので、笹本作品を読破しようと思い手にとった二作目です。正直、還るべき場所と比較すると、盛り上がりに欠ける印象ですが、山の楽しさは伝わりましたし、主人公三人にも好感がもてました。総合的に、山を知らない人でも十分楽しめる内容です。傑作の後は、読者の期待値も高いので、作家さんって大変ですね。 | ||||
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笹川作品は「還るべき場所」など読みましたが、それぞれに想定外の展開があって読み応えがあり、この作品も、楽しめました。書店で注文するより早いので、便利です。満足しています。 | ||||
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内容を欲知らず購入したのですが、本格的な登山経験がない3人が成長していく姿がよかった | ||||
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話の筋に、特に最後は無理がある。というのは否めない。 しかし、ここに出てくる3人の若者は、ある種の障害、今風で言うと、特別支援を要する人たちである。 これを読んで、感じることは人それぞれだと思うが、 何らかの心、精神の病にかかっている若者はおそらく、大変多いのだろう。 単純に山に登り未踏峰に昇ればいいというものではないと思うが、 自分の山に登り、自己肯定感を高めて、生きていって欲しいという筆者の願いのようなものを感じた。 それと、今時の若い者は。と言う言葉は、今に始まった言葉ではないという事を今更ながらに山小屋の主人を通して感じる。 誰しもが、若い時がある。という心理を上手に描いているのではないかと思う。 山に登る描写もすばらしいが、人間の心理の描写もすばらしいと思う。 若い人に読んでいただきたい小説であろう。 | ||||
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山小屋で仕事をすることになったハンデを抱える3人の若者が、山小屋の主人で元登山家の男と出会い、未踏峰の山を目指す物語。登山を通して、生きることの意味や誰かの幸せのために生きる生き方、夢や希望を持つことで人生の喜びを得ることなど、若者の成長を描いたストーリは最後まで楽しめた。 ただ、終盤の未踏峰への行程において、裕也がサヤカや慎治のことを必要以上に繰り返し褒め称える様子がくどかったし、初めての未踏峰への登攀にも関わらず、ほとんど大きな障害がなかったのもでき過ぎだと思った。著者の前作「還るべき場所」に比べて、迫力が少なく物足りなかったのが残念だった。 | ||||
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それまで山とは縁のない三人の若者がある山小屋の主人を通して出会い、三人共にヒマラヤの未踏峰に登るという共通する夢を持つことになる・・・。 自分は登山を始めて一年経っていない若造だが、この本はすでに登山を始めている人は勿論だが登山を始めようとしている人にもぜひ進めたい一冊だと思う。 山に登る喜び、登りきったときの達成感、山に関わっている時のさまざまな思いを描写しているので読んでいる最中、自分がこれまで行ってきた山行を彷彿とさせてくれました。 山岳シーンの重厚さはまるで自分がその場に行って登山しているような錯覚を味わうことが出来ます。 またこの三人がいかにしてヒマラヤ未踏峰へ登る夢を持つにいたったか、そんな人間ドラマも見所です。 この本は自分にとって人生、登山の方向性を考える上での材料の一つとなってくれました。 人生とは、登山とは・・・そんなことを考えさせてくれる小説です。 | ||||
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