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未踏峰
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未踏峰の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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うまくいきすぎる部分がありますが、それだけに安心して読めます。 | ||||
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前作の『還るべき場所』が面白かったので、期待して読んだのだが、残念ながら期待はずれだった。 前半はまあまあ面白い。登山を人生に見たて、山への挑戦を人生への挑戦になぞらえるモチーフはありきたりながら、それなりに読ませてはくれる。登場人物の設定もありがちながら、会話等もそれなりにリアリティを持っている。 しかし、後半の未踏峰への登山のシーンとなると、リアリティが激減する。 いくら世界トップクラスのクライマー(しかし現役を退いて30年!)の厳しいレッスンを受けたからと言って、既踏峰ならともかく、経験の乏しい素人集団があんなにも簡単に未踏峰に登れるはずはない。 高度順応もほとんどおこなっていないにもかかわらず(それまでの最高高度は富士山)、大した高山病にも悩まされていない(しかも無酸素)。 未踏峰で詳しい地図もなく、情報も乏しいにもかかわらず、経験乏しい彼らが初見で的確なルートファインディングを行って危険を避けているが、はたしてそんなことが可能なのだろうか。 結局、大した困難に出会うこともなく登り切ってしまう。(これを読んで、素人でも少し訓練を積み、ちょっと頑張れば、ヒマラヤにでも登れるのだ、などとくれぐれも勘違いしないように。) 山とはもっと危険で峻烈であるからこそ、それを登り切った喜びも大きいのである。 著者は、どの程度の実際の登山経験を持っているのだろうか。 山についてよく調べてはいるのだが、登頂の困難さや危険さといった肝心のところで、残念ながら全くリアリティを感じられない。 私は、ハイキングをたしなむ程度だが、それでも山の厳しさを経験し、実感している。 はたして本当のクライマーたちはこの小説をどう読むのであろうか、意見を聞きたいところである。 | ||||
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