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クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識
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クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 21~40 2/4ページ
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一般人なのに、一般人らしからぬ行動・言動をとる、自称傍観者の《ぼく》。記憶力は悪く、見た目性格共に平々凡々な語り部。本名は明かさず、いーくんいーちゃんいー兄いーたんのあだ名でしか呼ばれない主人公。不思議、奇怪、そして魅力的。今回、彼は《殺人鬼》と出会いました。サブタイトルの彼ですね。鏡のあっちとこっちのような2人。殺人鬼と、大学生。《我慢》をしていたら《殺人鬼》は《大学生》に、していなかったら《大学生》は《殺人鬼》に。そんな、まるで択ばなかった人生の方の自分とであう訳です。‥私は、《殺人鬼》より《大学生》の彼の方が怖かったです。もしかしたら、皆さんの中でそう思っている方は少なくないんじゃないでしょうか。最後の、章。人類最強によって暴かれた、最後の謎。主人公の真実、事件の真相。そして、人間の、真意。‥真面目に語りましたけど、私はこれでもまだ未成年の女の子です。超いーくん格好いい。惚れますよ、アレ。いーくんピンチ!零崎登場!なシーン。運命、いや必然、いや偶然の出来事。それでも、やはり鏡なんだと思いました。次の作品も、早々に見なければ。 | ||||
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いーちゃんは本当に人間なのでしょうか?最後にはそう考えざるを得ない結末です。間違いなく一作目を上回る出来です買って損はしません | ||||
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戯れ言の中でも一番バッドな作品です。鬱にならないよう注意! | ||||
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「クビキリ〜」を読んだ後に本作を読みました。 戯言シリーズは本作以降、バイオレンス・アクション・ミステリー なんでもありでかつ登場人物が大事にされない不毛なシリーズに なります。(本作の登場人物も大事にはされていませんが。) 本作では被害者の想いと加害者の想いを主人公の視点から語られます。 他人の感情を理解できない主人公が懸命に被害者の想いと加害者の想いを 冷静かつ冷酷に理解しようとする様が秀逸に描かれているように思います。 ミステリーとしても悪くないです。 「請負人」が登場するまで、気を抜かずに読めます。 戯言シリーズの中で、目立たないながらも一番の作品だと思います。 | ||||
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前巻よりも面白かったです。 トリックのほうは特に凝ってるわけでもなくどちらかと言うと動機に凝ってる?のかもしれません。 それと個人的なことですが、私は本の主人公と同じ大学同じ学部同じ場所に下宿してたと文面から推測できるので、学内での描写などはすごく情景が思い浮かび親近感が湧きました。 | ||||
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終盤の怒涛の謎解きが、それまでの心理や状況の描写に細かく鮮やかにリンクしていく。 その圧倒的な数の伏線に圧倒されるような興奮を感じながら、 ワクワクとゾクゾクが入り混じったような凄まじい読み応えを味わえる。 歪みきった心理を緻密な論理で物語として構築した西尾維新の筆力は本当に見事だと思う。 読みやすさも抜群でかなりすらすら読める。 前作のクビキリサイクルと繋がる部分があるので、 それを読んでいるとさらに楽しめるし、それ故の面白さが多々ある。 シリーズ通して読んでみたいと改めて思わせてくれる作品。 | ||||
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戯言シリーズ2作目…面白いです。前作クビキリサイクルでは、中盤まで非常に読みにくい印象を受けたのですが、今回は出だしから話の中に引き込まれました。何故だか…いーちゃんの思考が私が常から持っている思考感覚と似ている気がしてきて、感情移入しやすいというか、いーちゃんが次は何を考えるのかと気になってどんどん読み進めてしまいました。そして…小説のタイトルにもなっている彼、零崎人識。…惚れました。既に文庫が出る以前に読んでいたので文庫版はすぐに買うつもりは無かったのですが、最初のカラーイラストに惹かれて二冊購入…。何をやっているんだ私は…と若干反省しながらも、満足です。 | ||||
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戯れ言シリーズ、2作目は京都を舞台にした連続殺人事件。自分の写し身のような殺人鬼、零崎人識との邂逅。大学で知り合ったクラスメートたちの次々の死。人間関係という不安定なバランスに不安定要素が入り込んだとき、崩壊を始める日常。語り部「いーくん」の無感情な、他人事のような、それでいて容赦のない振る舞いが、事件を解決にみちびくのですが・・・。人間関係とはなにか?生きてゆく意味とは?連続殺人事件の中に、現在の人間関係、友人というものをシニカルに表現した傑作と思います.独特の西尾維新節に中毒になりそうな予感です. | ||||
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西尾維新の戯言シリーズのパート2。 前回の孤島での惨劇から、日常の生活に戻ったいーちゃん。大学に入学したての彼に強烈な個性を持った友人ができて誕生パーティーに招待される。しかしそこで起きるのは、惨劇。 本領発揮です。 今回の事件は孤島というギミックなどはない、ごく日常で起きたモノ。よってその日常が友人のあっけない死で壊される描写は孤島の時よりもビクリとさせる。また、今回は殺人鬼・零崎人識が登場するのだが、コイツの思考はかなりやばい。彼と主人公が殺人論議するシーンでは主人公もまた、普通じゃないことを知るだろう。 本編のクビシメ殺人の謎と同時に、零崎という殺人を良しとする存在を描く事で、この物語全体を西尾維新の「あっけない死」ということがじつにリアルさを帯びてゾクゾクさせる。 2作目にして衝撃の展開です。 これでもかと容赦ない仕打ちの数々。 この混沌とした世界で生きる主人公・いーちゃんに注目したい。 | ||||
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二巻目にして戯言シリーズ最高傑作。 この作品以降主人公であるいーちゃんの受動化が加速し、それにつれ物語がどんどん解体、破壊され、物語の意味が空虚化していきます。 その構造はとても興味深く面白いけれど、完成度という意味ではこの作品がピカイチでだと思います。 魅力的なキャラクターとよく出来てるプロット。まさに上質なエンターテイメントとして安心して読める。 今作でも相変わらずいーちゃんは受動的な奴ですが、その意味合いが他の巻とは決定的に異なります。 受動的故に能動的という逆説が今作の面白みです。 | ||||
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殺人事件はクリスティの「アクロイド」と「そして誰もいなくなった」を足して割ったような構成になっており前作ほど上手いトリックが使われているわけではない.本作の醍醐味は心理描写にある.純粋な,純粋すぎる思い.それをたったの一言で完全に否定する.後味はともかく秀逸な作品だ. | ||||
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『戯言シリーズ』の2作目,02年05月のノベルスの文庫化です. ミステリとしてもまずまずだった前作とは雰囲気が違っており, どちらかと言えば,事件は物語のためのきっかけくらいの印象で, 犯人やトリックなどより,動機や人間関係が強く出ているようです. 中でも,主人公の内面が嫌悪感を抱きそうなほどに深く描かれ, ほかの人物が崩れていくさまも,エグいながらも読みどころです. 主人公の酷さや冷たさばかりが目立っている『やり取り』にしても, 真相が語られたあとからでは,また違って映るのではないでしょうか. また,『ひと言』で一気に引き落とされる最後がなんとも言いがたく, 締めに綴られたシンプルな英語のメッセージが苦い余韻を引きずります. これ以外にも,過去への意味深な思いや暗い未来を暗示する言葉など, 前作と同じく詳細は語られないものの,まだまだ広がりそうな感じです. ノベルス版との違いは,表紙,扉絵,アトガキ,表紙袖にある前口上で, 文庫版オリジナルのしおりとカラーの扉絵はサブタイトルにある少年くん. 加筆や修正の類は,これからの文庫化でもできるだけおこなわないそうです. なお,先の少年くんをメインに据えた新作が今後四部作で予定されており, 08年08月の『メフィスト』誌から先行掲載,書籍化されていくとのことです. | ||||
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西尾維新の戯言遣いシリーズの第二弾。先日文庫化スタートの第一弾、デビュー作として紹介した「クビキリサイクル」の続編。前回は見事なトリックで本格ミステリとしての力量も見せてくれて、読んでいなかったのが残念だということを書きましたが、この続編もかなりいい出来でした。文庫とノベルズの価格差もあまりなく、これならノベルズで追っかけても悪くないかなと思わせるレベルでした。 また、今回は前作でもう一人の主役として圧倒的な能力をみせつけていた「蒼色サヴァン」の玖渚友がほとんど出てこないという意外な展開に、著者の向こう意気というかそういうのも感じることが出来ましたし、ちょっとネタバレになるかも知れませんが、著者の西尾維新が叙述トリックもけっこう上手いという事がこの作品で明らかになったのは、ファンにとっては嬉しいサプライズだったのではないでしょうか。 話の構成は前作同様に、主人公の「いーちゃん」の一人称で進んでいくミステリ。今作のストーリーは、風変わりな彼のことを好きになった同じ大学の女の子が登場。彼女から受けた誕生日パーティのお誘いでできた友達が、その日から一日ごとに次々と死んでいくという事件を、彼が解決するというもの。と同時に、彼が出会ったとある連続殺人事件の犯人との交流も描かれています(この二つは完璧に別件です)。で、凄いのはこの構成が、前作と同様によく練られていて、トリックは割合と分かりやすいんですが、二つ目の殺人事件の死の動機が前作同様、あっというどんでん返しに繋がっていて、やっぱりこれは才能がある人だなと素直に感嘆しました。 このシリーズ、全部読んでみたいと思わせる一冊でした。 | ||||
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いーちゃんの日常という感じで、大学の話とかアパートの話とか、クビキリの時とはずいぶん雰囲気が違うなという印象でした。 とにかく、巫女子ちゃんのキャラがすごいですね! 人織と現場侵入したりがはじまったあたりから徐々にクビキリの時の雰囲気が感じられるようになり、ある程度予想はしてたものの第二の犠牲者が出た時はやっぱりちょっとショック。 この辺からもう読み止められない状態になってしまいました。 思ったより早い段階で犯人の名前がでて、それしか無いような状況だったんだけど、やっぱり「あれ?」という感じで。 その後の零崎くんへの説明を読んでてもなんか妙なひっかかりが残って。そして。あの終章ですよ。かなりやられました。 ほんと、ものすごい愕然としました。あれこそがいーちゃんなんですね。クビキリでもちょっとはそんな雰囲気あったんだけど、あそこまで露骨に書かれるとやっぱり衝撃でした。 前半が青春小説みたいなノリで流れていたのがかえって強烈さ、凶悪さを引き立たせていますね。こういうのは大好きです(笑) | ||||
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この巻が一番好き!!(まだ、クビツリまでしか読んでないですけど) というより、零崎人識が出てくることが最大のおすすめ理由ですっっっ。 学校の図書室で借りて読みましたが、もう一度…いえ、何回でも読みたいです。 トリックはちょこっと無理があるんじゃないかと思ったりもしましたが、いっくんともう一人の自分、殺人鬼零崎との会話がとてもおもしろいです。 でも、先に一巻か、三巻を読んでからの方が読みやすいと思いますよ。 零崎人織はまた出てくるみたいですので、そっちもみたいと、私は考えています。 | ||||
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個人的に戯言シリーズで一番好きな作品です。 特に零崎人識と主人公であるいーちゃんとの会話がいい。 鏡のように正反対の存在であるが故に、 相手の全て見抜き、また全てを見抜かれる。 そんなやり取りが読んでいて気持ちがよい。 でも、殺害トリックが弱すぎる。 悪い意味で読者の予想を超えるトリックでした。 | ||||
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戯言シリーズ第二作目! 「ぼく」の周りに起きる殺人事件とある殺人鬼との出会い・・・ 事件の真相は以外なものでとってもびっくりしました。 「ぼく」が非道な人間に見えることもあるけど、 実はとてもいい人なのでもういいです。 ネコソギラジカルにて零崎人識は再登場するので、 戯言シリーズを読もうと思う方は絶対読んでいた方がいいです。 | ||||
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この作品は前回と比べてミステリアスに欠けるがセンチメタルな面に富む。その折り合いが一番しっくりくる ので好き。しかしミステリーを追求するには、零崎の存在がうっとうしかったり謎が不親切に、あるいは 意味不明に感じたりするかもしれない。しかし戯言シリーズの序盤は全般的におもしろいと思うので読んで 欲しいとおもう。 | ||||
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この本をミステリーと定義し、「よし、いっちょ推理してやろうじゃねーか」と意気込んでいる方がいるのならば 僭越ながらヒントとも忠告とも言える戯言を一つばかり述べさせて頂きたい。 それは『戯言遣いはとんでもない嘘つきだ』ということです。 そんな彼が果たして読み手である我々に対して常に正直であると誰が言えるのでしょうか? 忘れないで下さい、あなたが読んでいる本の語り部は、あなたの目に物語をありのまま写し続ける映写機なんかではないということを。 | ||||
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今回も個性的なキャラが大勢登場。私は特にお人好しな殺人鬼・零崎人識が大好きですVv内容は、シリーズ中最も胸に突き刺さる話だと思います。どんなに失敗しても終われない人生。友達と盛り上がっていても冷めてしまう心。「いーちゃんは自分だ」とひそかに共感してしまう人はきっといるはず。まだ読んでいない人はぜひどうぞ! | ||||
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