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コンタクト・ゾーン



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コンタクト・ゾーンの評価: 3.92/5点 レビュー 26件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.92pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 21~26 2/2ページ
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No.6:
(4pt)

女たちの東南アジア連帯的ユートピア

30代後半にさしかかった三人の女性たちが、本書の主人公だ。三人とも、本当はかなりの潜在力はあるし、給料だってそこそこもらっている。だが、出世したり、世間から認められることもない。いい男とも結婚できないし、欲求不満状態に陥っている。
そんな彼女らの楽しみは年二回の海外旅行だ。しかし、今回はいつもと違った。旅行先の東南アジアの架空のビーチリゾートが、過激な革命運動に巻き込まれてしまったのだ。その混乱と戦乱の場を彼女らがサバイバルしていく過程で、日本では見いだせなかったユートピアを見いだすのである。 東南アジア島嶼部の内部に、自給自足可能な豊かな村人たちの生活があったのだ!
篠田節子の示すユートピアは、男性中心のイデオロギーの過剰を、断固として批判したものである。イスラム原理主義か反イスラムか、民族解放か帝国主義かといったイデオロギー闘争は、実は男たちの政治権力闘争にすぎないではないか、女たちがコミットするには価しないものだ、というわけである。むしろ、地に根ざした、村人たちの共同体こそが信頼に足るというわけだ。
なお、小説上の三人の日本女性たちは、帰国後、日本社会からバッシングを受けることになるのだが、まさに最近のヴォランティア・バッシングを想起させる。ボランティア的生き方を許容しない日本社会を、篠田はすでに先取りする形で問題提示していたとはいえまいか。
ちょっと残念だったのは、篠田が丁寧に描いた東南アジア島嶼部は、現実にはあり得ない設定だということである。たとえば、閉鎖的共同体でありながら、英語が通じる開放的社会というのはちょっと矛盾している。あるいはマレー社会に、食糧を自給できる豊かな村なんて、あるだろうか。どうせ架空のユートピア社会を描くのならば、もう少しその説明を簡略化したほうが、読者には親切ではなかっただろうか。そのため、減点1.5としたい。
コンタクト・ゾーンAmazon書評・レビュー:コンタクト・ゾーンより
4620106690
No.5:
(3pt)

独身36女性大奮闘

36歳で独身の女性三人は、半年に一度海外旅行でストレス発散
3人が日本で居場所を見つけられず、海外では贅沢に遊ぶことで
うっぷんを晴らしていたが今回の旅行は・・・・
治安情勢が不安定な島で、日本への帰国の機会を失った3人が
自分探しをしながら、日本で逞しく働く本性が
非日常的な戦闘の異国で開花する
全8章のうち、最初の一章のみツアーコンダクターの工藤が主体
そこで、この3人組がいかに日本の恥かを描いておき
2章から三人組が剥き出しに生き延びる
スタミナ旺盛な独身3人組を509ページ2段で味わうことに
辟易する内容だが、展開が読めないので
一気には読めます
コンタクト・ゾーンAmazon書評・レビュー:コンタクト・ゾーンより
4620106690
No.4:
(4pt)

女性の生き方選択肢

緻密な取材を重ねて書かれたであろうと思われる、篠田さんらしい作品だと思いました。
  
 性格・外見・育ち・仕事。何もかも違っている三人の女性たちに共通しているのは、30代半ばで未婚。日々の生活に半ば嫌気を差しながらも、心の中にぽっかり空いた穴を、他の何かで埋めようと躍起になっている事。
 そんな三人の女性たちが、自らの運命を変えるようになるとは知らず、リゾート地へ旅立つ・・・。
  
 私は読後、「こういう生き方もあるのか」と思いました。自分の固定観念に縛られていてはいけないなぁと。平和であり平和ではいような、豊かでありそうでないような日本の中にいて、私も本の中で主人公たちと一緒に冒険し、考えたので、かなり読み応えがありました。
 
コンタクト・ゾーンAmazon書評・レビュー:コンタクト・ゾーンより
4620106690
No.3:
(5pt)

ぬぁかぬぁか、やっぱり、スゴイのでは

 イッキヨミでした。 国際政治というか、他国の内紛をあそこまで書けるか・・・と、驚きました。私が、その方面に至って弱いからかもしれませんが。 スリリングなロマンなんて、もうこの国には残ってないのよねぇ。 主人公が男だったら、ナニヲイマサラということになるんだけど、女たちがそうなんだっていうことをはっきりさせるところが、やっぱりこの人のウリでしょう。そして、そのウリは、新しい舞台を得て、マンネリ化していないと思いました。 
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4620106690
No.2:
(5pt)

ぬぁかぬぁか、やっぱり、スゴイのでは

 イッキ読みしました。 国際政治というか、他国の内紛をあそこまで書けるか・・・と思いました。 3人の女性主人公は、ほんとは強すぎるから、日本じゃココロが死んでたんでしょうなぁ。   そういう女を書くのは篠田節なのかもしれないけれど、新たな舞台を得て、マンネリになってないんじゃないでしょか。 
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4620106690
No.1:
(3pt)

そこそこ

最初から半分くらいまでは一気に読むことが出来ましたが
それ以降はたいした展開もなく適当に流して読んでいました
最初の展開の速さからもっといろんな展開が見れるかと思いましたが、
それほど期待できなかったです。
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4620106690

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