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(短編集)

漱石先生の事件簿 猫の巻



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【この小説が収録されている参考書籍】
漱石先生の事件簿―猫の巻 (ミステリーYA!)

漱石先生の事件簿 猫の巻の評価: 4.20/5点 レビュー 10件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

猫の行方

2007年に理論社から出た単行本の文庫化。
 『吾輩は猫である』をもとにしたパロディ・ミステリである。短編六本が収められている。
 かなり原作に忠実で、見たことのあるシーンがどんどん出てくる。そして、それをちょびっと変えて、「謎」を埋め込んでいくのである。それがまた、猫の足跡を追跡したり、暗号を使ったりと、ホームズもののパロディにもなっているのだ。楽しい。
 しかし、謎解き、トリックの部分にはガッカリさせられる。質が非常に低いのだ。残念。
 結末は、全国の『猫』ファンが望むものなのだろうか。

漱石先生の事件簿―猫の巻 (ミステリーYA!)Amazon書評・レビュー:漱石先生の事件簿―猫の巻 (ミステリーYA!)より
4652086059
No.2:
(3pt)

器用な作家だ

「贋作・坊ちゃん殺人事件」とおなじく、すいすい読める作品だった。
抱腹絶倒とはちと大げさな宣伝文句ですが、それでもつぼを押さえたストーリーで各お話しを読み終えた後、微笑をもたらしてくれるのは精神衛生上、きわめてよろしい。
YAシリーズの一冊ですが、あまりそんなジャンルにとらわれることがなく、むしろ大人向きではないでしょうか。
狂言回しのひとりが中学生(?)であることが、YAシリーズに含まれたのでしょう。
ラスト、猫が水瓶に落ちるのも原本・・・・。
ラストのひねりも好感がもてた。
他の作品も読んでみたい。
漱石先生の事件簿―猫の巻 (ミステリーYA!)Amazon書評・レビュー:漱石先生の事件簿―猫の巻 (ミステリーYA!)より
4652086059
No.1:
(3pt)

どこまで似てるのだろう?

夏目漱石の『吾輩は猫である』をモチーフに
超変人の先生とその周りに集まる
これまた変わった人たちに振り回されながら
事件を解決していく。
『吾輩は猫である』
有名な作品でありながら
実は読んだことありません。
なので、この作品と『吾輩は猫である』の
共通点も何も分からず
読んでしまいました。
結果的にはそれが良かったのかな?とは思いますが・・・。
事件自体は大きくも複雑でもなく、
あっけなく解決されてしまうわけですが、
この作品はそんなミステリー調の作品として読むより
その先生の人となりを味わうことに
力点を置いたほうがいのではないかと思う。
確かにこの変人な先生とその周りに集う
同じような変人の方々との掛け合いは面白い。
謎解きはほんの味付け程度かな?なんて思ってしまうほどでした。
『吾輩は猫である』の先生もこんな感じなのでしょうか?
ちょっと読んでみようかな?という気にさせられましたね。
漱石先生の事件簿―猫の巻 (ミステリーYA!)Amazon書評・レビュー:漱石先生の事件簿―猫の巻 (ミステリーYA!)より
4652086059

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