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吾輩はシャーロック・ホームズである
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吾輩はシャーロック・ホームズであるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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柳広司先生版『シャーロック・ホームズの冒険』であります。 シャーロック・ホームズ×夏目漱石の共演といえば山田風太郎先生『黄色い下宿人』・島田荘司先生『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』等々の先行作があり、柳先生、本作を執筆する上で先行作をよく研究していらっしゃいます。特に『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』と本作はホームズと漱石の関係があべこべで、まさに裏『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』といえる作品なのではないでしょうか。 メタなネタも織り込みつつ、原典が決して目を向けることのなかった文明批判を事件にからめてくるのは柳先生ならではの味つけ。 しかしながら、事件の出来はやや凡庸で、印象深いのはむしろ、ワトソンの目を通して描かれる奇妙な日本、漱石の口から語られる奇妙な西洋という、抱腹絶倒のイースト・ミーツ・ウエストであります。 | ||||
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よく調べている。発想も面白い(突飛といってもいいかもしれない)。本作家は、実在の人物(歴史的出来事)を上手く、取り入れてフィクションを仕立てている。シャーロックホームズと夏目漱石という、同時代(?)の人物をあたかも双方が実在したかのように物語を仕立てた。最初は落としところがみえず、若干、入っていきにくかったが、次第に楽しみながら物語を楽しむことができた。ホームズの様々なエピソードを隠し味にしながら、夏目が生きた時代の日本を感じさせ、一応、決着をつけて見せたのはなかなか。 | ||||
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