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1Q84



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【この小説が収録されている参考書籍】
1Q84 BOOK 1
1Q84 BOOK 2
1Q84 BOOK 3

1Q84の評価: 3.66/5点 レビュー 986件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.66pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全622件 561~580 29/32ページ
No.62:
(5pt)

SFのオールド・ファンにお勧め

本作品、SF作品として読むのも面白いと思います(ただし、40歳以上のSFオールド・ファン向け)。
タイトルは、ジョージ・オーウェルの『1984年』を意識したものなので、P.K.ディックの『高い
城の男』などを思い出して、一種の歴史改編SFとして読んでみるというのはどうでしょうか。
そういう読みかたに見合うような記述も、そこかしこに散りばめられています。これまでの村上春樹小説
にはなかった種類の描写です。
「これじゃ、サイエンス・フィクションになってしまう、と青豆は思った。」(ブック1、195頁)
「青豆はそのあとたまたま『渚にて』という映画をテレビの深夜放送で見た。一九六〇年前後につく
られたアメリカ映画だ」(ブック1、233頁)
「昔、テレビで古いSF映画を見たことがあった。タイトルは忘れた。」(ブック2、422頁)
「あの『ミクロの決死圏』の科学者みたいに―そうだ、『ミクロの決死圏』というのが映画のタイトル
だった。映画のタイトルを思い出せたおかげで、青空はいくらか気持ちを立て直すことができた。」
(ブック2、437頁)
「青豆はそのあとたまたま『渚にて』という映画をテレビの深夜放送で見た。一九六〇年前後につく
られたアメリカ映画だ」(ブック1、233頁)
などです。ちょっと無理めですが、ベストセラーのSFなんて、もう見聞しなくなって久しい現象です
から、そんな風に引き付けて読んでみるのも、趣き深く感じられます。
そういえば、レムの『ソラリス』のようにも読めます。本当ですよ。お試しください。
(あとから気づいたのですが、首都高をタルコフスキーの「ソラリス」のように読むのもよい感じです)
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.61:
(5pt)

ひとりぼっちが二人

NHK集金に日曜日毎に付き合わされた少年が30を迎える前夜にこれまでにない世界に巻き込まれ、自身を省みる物語。BOOK2を読了した直後は、月が2つになり、リトルピープルがざわざわする、パラレルワールドぶりに、クラクラしてしまっていたけど、BOOK1を改めてみかえすと要は、ひとりぼっちの二人が、それぞれいかにひとりぼっちか、ということを丁寧に描いている。現代小説ならば、孤独な人間は劇的装置によって、新しい自分を発見し、これまでなかった他者との関わりを築いていくもんかな、と思うが、ここでは逆に自分だけの王国を築いてしまう。性的な暴力や、集団の恐ろしさや下卑た人間や、集金父やボディーガードタマル世代(つまり親世代)が抱えた戦争と貧乏、だらけの世界で自分がひとりぼっちなことを認識して、削ぎ落としていくとどうなるのか、ひとりぼっちの二人は好きな人に会いたくなる、そんな単純なことを描いてる、だからとても良い話と思う。
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.60:
(4pt)

BOOK2で完結?

感想を言えば、おもしろい作品だとは思うのだが?やはり最後は不完全燃焼に終わっている。
BOOK3・4が出ることに期待したい。
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.59:
(5pt)

現代文学の最高峰

(取扱い注意)
・本作品は文学作品であり、ライトノベルや携帯小説ではありません。
 サスペンス仕立てで一般にも分かりやすいですが、テキストを読み解くには
 それなりの読解力が要求されます。
・他の村上春樹小説と同様にかなりくせがあります。特に性描写が濃密なため
 そうした表現が苦手な方は避けた方がよろしいでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
村上春樹の小説は今まで全部読んできました。
特に好きなのはノルウェーの森と世界の終わりなどです。
今回の1Q84は感動という点では、それら2つには及びませんが、
テキストの完成度は今までで一番だと思います。
2つの主人公のストーリーに伏線が複雑に交差し、ひとつひとつのパーツが
全体像を構築してあり、また、2,3ページにひとつくらいの割合で、
はっと考えさせられる文が散りばめられてあり、
それがとても平易な言葉で綴られていて、まさに小説のお手本という感じです。
もちろん小説だから好き嫌いはありますが、少なくとも絶対的な完成度という点では
この小説は現代文学の最高峰に位置すると思います。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.58:
(5pt)

すごすぎる結末

最初のうちは今までの村上作品の焼き直しかとがっかり気味で読み進んでいったのだが後半から世界は急変し、最後はあまりの結末に息苦しくなるほど続編がでると思われている方もいるようですが村上作品の中でもいちにを争う完結度ではないでしょうか読み終えてからもずっと結末の余韻が抜けませんしばらくして落ち着いたらもう一度ゆっくり読み直したいものです
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.57:
(5pt)

そろそろノーベル賞がとれるのでは?

著者の作品は全て同時代に読んできました。
自分も著者も年をとりましたが、60歳にして固まらず、これだけ感受性のの若さを保てるというのは、やはり特別な人だと感じます。
そろそろ年齢的にも、文学の成熟度からいっても、ドカンと大きな賞をもらいそうな気がするし、それに値する作品だと思います。
この作品は、「羊をめぐる冒険」から「ダンスダンスダンス」で表現した世界を、渾身の力を込めて書き直したものではないでしょうか。確かご自分でも、ダンスダンスダンスは粗削りだけれどもそこを好きな読者が多いと書いていたような。
頭に星のある羊がリトル・ピープルに、
僕の職業の翻訳が数学に、機能的雪かきが予備校での授業に。
ただ今回は、主人公の心の核(世界の終りでいうブラックボックス内の世界)が前作では「いるかホテル」という場所であったのに対し、今回は青豆さん(眼鏡をかけたホテルの女の子と同じく変わった名前)という人間であることに変化を感じました。
この何十年で出した著者の観点が変化し、人生を自己完結した虚無的なものではなく、愛が存在すると信じようとしている。今回これにはちょっとびっくりしました。
色々なことがあって著者の人生は信じるに値するものに変化していて、ちょっとうらやましく感じました。
虚無的なままの方が読者の共感は得られるのだと思いますが、それを先に越えていった著者に愛が見えるなら、人生はひょっとするとなかなか悪くないのかも知れないなと。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.56:
(4pt)

このままでは終わらない?

登場人物像、ストーリー共に村上春樹ファンにとってはなじみのものです。
過去の作品とおなじく読者を読ませ、この2冊では終わりではないと思わせる作風もなんともいえません。
この発行部数からすると過去に村上春樹の作品をよんだことがある人で、本作をよんでいない人はいないのでは。
もしまだ読んでいない方がいらっしゃれば、ぜひ読んでみてください。
特に、羊とハードボイルドワンダーランドが好きな方にはおすすめです。
内容は摩訶不思議なラブストーリーというのが私の印象です(なぜが下巻を読んでいて涙がでてきました)。
今回2回読んで気になっているのが、天吾の本当の父=エリの父=天吾とエリは兄弟?ってのが
次回作でどのようになっていくかに私の気持ちは向かってます。
とくかく、これだけで終わらずにまた次回作を待たされる感じです、やれやれ。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.55:
(4pt)

「特別な空気」の中に連れて行ってくれる

2巻とも読み終えました。
多分、今まででの読書経験の中で
一番熱心に 一語、一語噛み締めるように読みました。
1Q84 はやはり好きな作品です。
「面白いか」と言われれば、それはまた別の作家の人のほうが得意かも知れません。
ハリウッド映画のようにハラハラさせるシーンや、衝撃的なラストを望むならです。
村上春樹の書く 世界は そこに取り巻く 特別な空気 のようなものかもしれません。
きっとそれは 彼の 文章の表現力の凄さが私たちをどっかに運んでくれてるのか、
もしくは 村上春樹の少年のような純粋な感覚が・・・
 私たちの心のどっかに 刺さるのかもしれません。
私は 村上春樹の 本を読む時いつも思う事があります。
ストーリーを読んでいくうちに 勝手に 結末を推測したり 裏を読んでしまう時がある。
そんな時いつも 自分がすごく 嫌になります。
彼の 書く 世界は 万人を喜ばす為の話じゃなく 売れる為の物語ではなく
 もっと もっと
純粋で 私が読む前から 
 ずっと ずっと前から そこにあったような  特別な場所に ある気がします。
だから それを 否定しようとすると 凄く 自分が 醜いように感じてしまうのです。
1Q84 は ファンタジー でも ミステリー でも SF でもないです。
あえて言うなら 村上春樹 の世界としか言えません。
それは 特別な 空気 なんです。
だから、いつも 内容を すぐ 忘れてしまう・・・ 
その空気は どの作品にも しっかり出てます。
個人的には ノルウェイの森が 一番好きなのですが。
だから もしこれから 1Q84 を読む人がいたら
変な 勘ぐりをせず もっと純粋に その空気を感じてください。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.54:
(5pt)

村上ワールド

凄い 凄い 凄い!! 
 この本は凄い!
 どっぷりストーリーに浸かって、やっと現実に戻ったような感覚です。
 独特の世界観・文体は昔と変わらず顕在で、この本を買って良かった! と迷わず言えます。
 
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.53:
(5pt)

「喪失と生命」の21世紀の物語

多くの人に読んで欲しいと思った。挑戦的な物語の構成とその言葉を肌寒く感じる部分もあるけれど、それも含めて私たちの生きている時代の喪失(悲しみ)と生命(希望)の手応えが感じられる文学だ。「文学は問題を提起する」という作品中の言葉とおり村上春樹は私たちの時代の問題を提起し、そして「読者それぞれにその後の物語(Book3)を作ってほしい」という力強いメッセージで本作品を締め括ったと思う。素敵だ。
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.52:
(4pt)

気をつけるべきこと

文章を書くとき、"気をつけること"は何だろう。
話をするとき、"気をつけること"は何だろう。
ひとつに「タイミング」と「実行すること」だと思う。
詳しくは書かないが。
主人公はちょうど僕の年と近い。限りなく近い。
その主人公"たち"は、【あること】を実行しなかった。20年にも渡り。
僕は、20年という月日を回顧したことがあるだろうか。いや、ない。
20年前から胸の内に秘めていた部分、それに気づいているのに気づいていないように過ごし、
でも、20年間ずっと実行してこなかった【あること】。
それが結果的に良かったのか、良くはなかったのかは、未だにわからない。
「もし…だったら」の世界だ。タラレバの世界だ。     ^^^^^^^
この小説を読む事を実行したのも、読む「タイミング」があったからだ。
血液中のヘモグロビンが酸素をからだ中へ送り込むように、
タイミングという脳の中で生み出さられる時間と時間の織り成しが、
次の時間と時間の織り成しを産み出す。
この「1Q84」は、上下巻というタイトル付けではない。
(1)(2)とタイトル付けされている。
そして、(1)は4月から6月、(2)は7月から9月を表現している。
アマゾンのレビューは呼んでいないが、
きっとこの小説を読んでいる人は、続編がある、と思っている。
僕は以下のケースがあるように思う。
 ・case1:(3)(4)巻がある ⇒物語のゴールを想像するに、(1)(2)だと6割くらいの内容だから
 ・case2:(3)巻がある  ⇒(4)巻が「1Q85」になってしまうから。
さて、どうなるだろうか。。。
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.51:
(5pt)

1つのQuestion,無限大のAnswer

久しぶりに楽しい読書を味わいました。
天吾と青豆の物語はあれで完結しているのだと思います。
天吾は最後に青豆に出会うことができた。
ふかえりと一緒にいる理由はもうない。
青豆は1Q84の世界の出口が閉じられていることを自ら確認することで、
自ら決めた人生の帰結を果たそうとしている。
(「引き金にあてた指に力を入れた」だけで、まだ果たされてはいないが)
BOOK3以降が出るのであれば、主人公は変わるのかなと思います。
ふかえりというキャラクターが非常に魅力的で印象に残りました。
ふかえりが話す言葉はすべてひらがな、カタカナで現されており、
純粋で無邪気な幼児性を感じさせます。
海外向けに翻訳した場合、ここまで味わい深くならないのでは。
乳房に関する描写が目に付きました。母性への暗喩でしょうか。
(天吾の母親の幻影、ふかえりの形のよい胸、青豆の左右の形が違う胸)
エルサレム賞スピーチを基に解釈すれば、リトルピープルはシステム、
反リトルピープルは個々の存在ってことでしょうか。
何故ふかえりがリトルピープルを導き入れたのか?
それは「さきがけ」というシステムに対抗するためなのではないでしょうか。
力には力を。システムにはシステムを。
システムとは個々と相対する圧倒的な存在であると共に、個々を内包する存在でもあるのです。
エルサレム賞スピーチを批判する海外の人々にはその辺が理解されていないのではないかと思います。
システムvs個々とは単純な対立構図ではなく複雑なものです。
まるで無数に絡まった電線のように。
そのほかに無数の暗喩が散りばめられており、読み終えた現在、
色々妄想して楽しんでいる所です。
あと、この本の背表紙を眺めてて気づいたのですが、
「1Q84」の「8」は横にすると「∞」になります。
「4」は「A」にも見えます。
つまり、「1」「Q」「∞」「A」
1つのQuestion、∞のAnswerと解釈できます。
1つの物語(Q)に対して解釈(A)は無限大だ、
という村上氏のシークレットメッセージかな・・
なんて考えすぎでしょうか。。
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.50:
(4pt)

村上春樹的幕の内弁当

よくも悪くもこれまでの村上作品の「おいしかったおかず」を詰め合わせた作品のように感じました。パラレルワールドは「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」だし、純愛要素は「ノルウェーの森」だし、カルト宗教は「アンダーグラウンド」だし。それを評して「新しい文化的挑戦」がないという人もいますが、僕はこの幕の内弁当はとてもおいしく食べさせてもらいました。どなたかのレビューにもありましたが「村上作品なら安心だ」と手にとる多くの人たちに幕の内的な安心感を与えられると思います。何の物語かわからない作品を手にとらせる芸当ができる作家が果たして日本にいや世界に何人いるでしょう?このレベルまで文学的高みに立ち得た村上春樹氏に対し、敬意を持たずにはいられません。村上作品らしい華麗なるレトリックも健在です。ただ、レトリックのスパイスが多少強すぎるきらいが今作にはあったように思います。一ページに何個もの”華麗なる”レトリックのスパイスはややトゥーマッチで、”スパイス過多のインドカレー”みたいに少々もたれます。
(ここからはネタバレになるので未読の方は飛ばしてください)
BOOK2で終わっている以上作品の続きは存在していくんでしょう。1Q84の世界から脱出した青豆に対し、天吾はまだ存在しているし、小松、安田恭子の不在の理由も明示されていませんし、ふかえりのこれからも、戎野教授も姿を消したままです。「物語に拳銃が出てきたら発射されなければならない」なら、この残された謎も発射されるべき銃弾だと思うのですが。
 僕のあくまで個人的悲観的予想なんですが、今作とそれに続くBOOK3、4で村上春樹氏は長編の最後の作品にしようと考えてるのではないでしょうか?この物語のフラグメントが、今までの村上作品の集大成から構成されているような感じと、これまで以上の村上レトリックの多用から、なんだかそんな気がしてならないのです。 
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.49:
(5pt)

BOOK12まででも

この物語では、物語の中で登場人物たちが新たな物語を作り、新たな物語を作った登場人物たち自らも、自分たちの作り出した新たな物語の中を生きることになる。
私たちが現実に生まれて成長し生きていくときにも、きっと同じことは起きている。ただし、新しい物語がそれまでにあった物語とほとんど変わりない人もいれば、それまでにない斬新な物語を生み出す人もいる。そして、新しい物語を一緒に生み出してくれる自分以外の人と共に生きていける幸せな人もいれば、不幸にしていない人もいる。
この物語を読んで、そんなことを考えた。
物語では、神的な存在と、それに対抗する人間のエピソードが語られる。しかし、物語は始まったばかりだ。作中に出てくる「平家物語」のように、この物語は叙事詩的な文芸作品なのだろう。
この後、物語はどのように展開するのか、登場人物たちの願い、愛は成就するのだろうか。BOOK6まででもBOOK12まででも、延々この物語を読んでいたい。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.48:
(5pt)

先入観なしに読んで欲しいです

2巻とも読みました。
村上さんの本はほとんど読んでいますが、今回の発売直後からのお祭り騒ぎに、正直なところ戸惑いを感じました。
私は、自分の価値観で読みたいと思って、読み終わるまでは、あえてレビューや感想を読まないようにして、読み通しました。
賛否両論わかれていますが、私は5つ星評価です。
今までの長編小説に比べて、ぐっと現代社会が反映されています。
想像力豊かな世界を期待するなら他の作品を読むことをオススメします。
現実とフィクションが入り組んで、その場にいるような臨場感を私は感じました。
読み終えて、はじめからまた読んでいます。
気になるから読んでみよう・・程度の興味で読むのだったら、近いうちにマーケットプレイスで安価で売る人も出てくるのでは??と思います。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.47:
(5pt)

ブランド品

内容を知らないのにここまで売れてしかもマイナス批評してるのって、まさにこの作品の題名どおりですね。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.46:
(5pt)

次作が待ち遠しい

村上春樹と同時代に生きて、新作を読めるということだけで幸せだと思う。
そして、私たちには、世界中の読者に先駆けて読めるという特権もある。
天吾の電話中に、ふかえりが綿棒で耳掃除をしているシーンが可愛かった。
村上さんは昨年お父様を亡くされたそうですが、天吾の父との会話はたいへん印象的でした。
1Q84 BOOK 2Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.45:
(4pt)

10年以上・・・

渋滞するタクシーのFMラジオからヤナーチェックの『シンフォニエッタ』が流れてくる中,青豆はねじれに似た奇妙な感覚を味わっていた。渋滞を回避するためタクシーを下りる青豆に運転手は語りかける「現実はいつだってひとつしかありません」と・・・
主人公の二人:青豆と天吾の話が交互に語られる今話題の本である。大学時代ノルウェーの森を途中で投げ出してしまって以来,作者の本は読んでいなかった。それから,10年以上が経過して手に取ったのであるが,この独特の世界に引き込まれて一気に読んでしまった。10年前の本を読む力のなさを反省しつつ,これまでに作者の作品を読まなかった事を後悔した。book2の展開が楽しみである。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.44:
(4pt)

いままでの作品より読みやすい

私は村上春樹の作品を3冊(「海辺のカフカ」「スプートニクの恋人」「羊をめぐる冒険」)しか読んだことがないのですが、どれも自分の感覚には合いませんでした。
ただ、カフカ以降村上春樹から離れていたので、なにかしら違った感覚で読むことが出来るかもしれないと思い、今作を購入しました。
私にとっては、「一番とっつきやすい村上春樹」でした。
わかりやすい言葉で綴られ、繰り返されるフレーズにげんなりしながらも読み進めることは楽しく、物語として楽しむことができたからです。
非現実的な出来事が絡み合ってきたときに、あいかわらずなんだなあと嫌悪を覚えもしましたが、それでも引きつけられるものがありました。「ふかえり」の存在が大きかったのではないかと思います。彼女は非常に魅力的に感じられました。
有無を言わさず「すばらしい!」と思えるほどの作品ではありませんし、ほかの方が言っているように続編がありそうな終わり方でありナンバリングです。
好き嫌いは分かれると思いますが、村上春樹を読んだことがない人、いままであまり好きではなかった人にとっては入りやすい作品なのではないかと思いました。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.43:
(4pt)

手探りの冒険

自分は村上春樹さんのファンである。何十年来のファンだかわからない。読み返した本は数えきれず。村上春樹さんの新刊が出ればまず買う。買わずにはいられない。社会現象なんて糞くらえで。
今回のものが良い悪いかは、自分には到底判断がつかない。戸惑ったのは確かだ。今までにあった親密な空気が失われているような気がした。たとえばふかえりや(ふかえりは現実から遠い登場人物だが、でもしかし)、主人公の二人が、いつもどんなものを好きでどんな時間を過ごしてどんな生活を主としているのか、いつもなら読み進めていくうちにしっかりと掌に入るのに、なぜか判らない。生活についての、具体的なちいさな積み重ねが(もちろんその記述はあるのだが)納得のいくように心の中にすべり込んではこなかった。そういう本なのかもしれない。だって「1984」の大本はジョージ・オーウェルだものね。
村上春樹さんが、まだ、まだこれからも、実体のない先の見えないこの世の中で丸腰で歩みを進める意欲を損なわないこと。そのことに、驚嘆すらする。世間の批判がどうであれ挑戦を厭わないのだ。変わることを尻込みしたりしないのだ。そういう意味で、この本は村上春樹さんの一つの真剣な冒険なのかもしれない。わたしたちに対する真摯な姿勢なのかもしれない。
村上春樹さんは万能ではないし神ではないし一人の人間だという当たり前の事実を、ときどき忘れそうになる。それほど凄い作品を生み出してきたからである。けれど弱いときもあり強いときもあるという人間の姿を、今回この本で知ることができたように思う。で、ますますの村上春樹さんのファンである。沢山の迷いのなかで、次に手探りでどんな冒険をされるのか、心から楽しみにしている。
1Q84 BOOK 1Amazon書評・レビュー:1Q84 BOOK 1より
4103534222

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