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1Q84
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1Q84の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全219件 81~100 5/11ページ
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読み終わって、レビューまで書いたところでがっくりきました。ちょっと無駄に時間を使ってしまったかなと思って。 BOOK1からBOOK2にかけては引き込まれるところがあって、面白く読み進みました。 普段は仕事が忙しく、目の前の様々な対応に忙殺されていた中、夏期休暇の間に読んだので、現実の世界から離れた 村上ワールドに没入できて、それなりに楽めました。しかし、解決されない謎や伏線に対して消化不良の感触が残りました。 その解決を期待して冬期休暇にBOOK3を読みましたが、未消化感は解消されず、むしろ、こんなのでいいのか、 という思いが湧いてきました。BOOK3はBOOK1とBOOK2で提示された伏線に対して一応の解決がなされるのですが、 強引で安直な後だしジャンケンの感があり、メインのテーマには不要な挿話や、冗長な「村上節」が鼻につきます。 全体的には、売らんかなの意図がミエミエのミステリーでもSFでもハードボイルドでファンタジーでもない 中途半端であざとい小説と言う印象に終わってしまいました。 その原因を具体的に挙げると、あまりにも安直で都合の良いストーリー運び、カッコ良すぎるヒーローとヒロイン像、 分かり易すぎるサブキャラクター、妙にこだわったセックス描写(人妻との不倫、美少女とやむを得ない淫行?、奔放な男狩りや4P)と 暴力、語感がスタイリッシュ(笑)なだけの音楽や小道具、陳腐な純愛、思わせぶりで読者を謎解きしている気分にさせる暗喩や、 ヒーローの書く作中小説がメインストーリーに影響を与える入れ子構造の構成が不完全で辻褄が合っていないところ等です。 特に、リトルピープルとは何かという本作のメインテーマの一つが説明不足であることに対して、村上春樹は主人公に 「物語として面白く読者を牽引することができれば、謎のままであっても作者の怠慢ではない」と確信犯的に語らせ、 開き直っています。 異例のベストセラーとなった一因は、私見ですが、従来は想像の中でしか起こり得なかった事が現実になってしまった 現在の世界に対する我々の違和感と不安感をすくいあげて、巧みなストーリーに仕立てたという点だと思いますが、 あらためて全体を読み返してみると、色々と杜撰なところがあって、著者が語りたかったと思われる内容が希薄です。 音楽に例えると、全盛期の小室哲哉に似ていると思ってしまいました。親しみやすく一種麻薬的に惹かれる ところのあるメロディーでつい買ってしまうがすぐ飽きて何度も聴く気にならないところ、歌詞が時代の空気をうまく 捉えているようでいて実は内容が希薄なところ、パターンに単純な特徴があってコンピュータで疑似創作ができてしまう ところ(小室ジェネレーターや村上ジェネレーターが存在しています)です。 蛇足ですが、プロの書き手の書評のなかでは、「村上春樹1Q84をどう読むか」河出書房新社編集部・編の、 竹内真「村上春樹をめぐる、くたびれた冒険」の章が、私が1Q84と村上春樹に感じた不満をずばりと表現していて 腑に落ちました。村上春樹『1Q84』をどう読むか | ||||
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結局。 収集がつかなくなったのかな?という終わり方。 どうであれ。 青豆は人殺しなのは間違いなく。 なにか、違うんじゃないのかな。 期待が大きかっただけに、がっかりも大きい。 | ||||
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ディティールを書き込む事で、リアリティーを出す事に失敗している。非常に冗長。 これは本当に村上春樹本人が書いた小説なのか?ねじまき鳥や、風の声を聞け、の彼はどこにいったのだろうか。 | ||||
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女性に現実感が皆無です。 詳細に書けば現実感がでてくると思っておられるんでしょうか? 必死なのは伝わってきますが、嘘くさい女性キャラクターに笑ってしまいます。 避妊具だけで性病が防げるとか本気で書いておられるのでしたら 無理をせず春樹さん本来の真面目な性格にみあったキャラクターを描いたほうが よろしいのではと思います。 おおきなお世話だとは思いますが、こんな本を1890円も出して 読んでしまった者の愚痴です。お許しください。 | ||||
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『世界の終りと…』がもっとも好きで、他の作品も(飛びつくというほどではないが出版されてから数年後に)すべて読んでいる者です。 初読の感想は『村上春樹はいつからこんなに娯楽性の高い作品を書くようになったのだろう?』ということでした。 やたらとエンターテイメント、宗教あり暴力あり性あり、わかりやす過ぎる。 残念なのは、宗教団体の筋立てが非常に陳腐なところ。 現実の驚きを超えるものではなく、ただ大枠をなぞっただけとしかいいようがない。 それから性的な描写が下品なところ。心でコントロールできない性的な興奮を描きたいのはわかりますが、作品全体の格調を明らかに下げているのは、描写が乱暴なせい。物語に没頭する集中力をそぐだけです。 宗教、性といった誰もが興味を持つようなものを題材にして、ひたすら村上言葉(明らかな村上節というべき文体があって、それゆえに各人の話し言葉が不自然)で続く物語についていけません。 うんざりです。もっと繊細に世界を作り上げてほしかった。乱暴な作りの小説だと思いました。 これから青豆と天吾の恋愛に発展していくのでしょうが、いくらなんでも冗長です。 もう続きは読みません。 | ||||
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うーん… 村上春樹さんの本は、とっつきやすいし、読んでるうちは楽しいんだけど読後何が言いたいのかよく伝わらない上に 本を閉じたとたん、何が書いてあったか忘れちゃう、似たり寄ったりなものが多い気がする。(ノルウェイの森は別として) もし、読んで面白くなかったら、無知な大衆扱いされるとか思わずに正直に面白くない、と言った方がいいと思う。裸の王様みたいになってしまいますから(笑) この本も、なんだかもやっとしてて、雰囲気系!? 結局、読者にちゃんと伝わらなければどんなに高尚ぶったってそれは格好悪い自慰行為にしか過ぎないし。 音楽の話とか、歴史の話とか詳しいのは分かるけど意味(必然性)があるのか・・・?というところがちょっと、気になります。 謎のある話は面白いが、意味がない話は読者への裏切りになってしまう。 天呉がゴーストライターをやるくだりも「ボートに乗っている」とかうじうじ言わないで、何行かですむような・・ とにかく、比喩がすごく多くて、それが絶妙にハズしてるというか、寒いというか、センスがないというか・・・ 文学ですから多少不自然でも生き生きとして美しかったり、面白ければいいけどもはや自己満オヤジギャグのような領域(笑) それがとにかくしょっちゅう挟まれる。シリアスな場面でも、性愛描写でも、会話でも独白でも。 地の文は神の視点のはずなんですがここにすごいださい比喩とか価値判断が入ってくるのはどういうことなんだろう・・・ 書いてる人≠作者村上なのか?このへんはこの先解明されることを期待。 とにかく、比喩や描写についていけるか(肌が合うか)が評価の分かれどころかも!? 話で面白ければ(今2巻の途中なんでまだ分かりませんが)いいけれど、(かなりの)お金と時間に見合うものが得られるか というところはすごくハラハラする作品ではあります。 | ||||
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読み終わった私の感想は、 ●軽い ●オタク、ロリコンぽい ●知識のボリュームは無駄に多い ●表現がくどい ●エネルギーがない。 ●伝えることを放棄している です。あんまり人と会話せずに箱にこもって書いているのか、非常にダラダラとし、暗くてジメジメしている割にはペラペラに軽い印象しか受けませんでした。 エバ世代?の子達には受けるのかな。「作品には意味がある」ことを前提にしか考えない人たちから見たら謎?をたくさん残してくれてるからハマれるのかも。 私の好きな明治文学と比べると、気持ちが動くことがほぼない作品でした。 とくに意味も無いけど、好きなキャラクターを妄想のまま落としたかったのかな、と思います。押し付けがましくないのが救いではありました。 これ読んでた時間、もったいなかったなーと思います。 | ||||
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文学といえども、内容がちょっと過激の様な気が。。。 幼い娘がいますが、高校にあがるまでは、ちょっと読ませたく内容かも。。。 そら豆さんと言い間違えて妻に話していたら笑われました。。。 | ||||
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物語の終わりをなんとか作り出したという印象を受けた。 book2までばら蒔いた沢山の伏線は曖昧に消え失せて なんとなく作者が苦慮して話を終らせた三巻目な感じで、 話として魅力的な部分は無い。 2で登場した河牛は単なる怪しい探偵だったし 連続殺人を犯した青豆は、 すっかり恋愛モードの乙女になり、 自分のしてきた事の重みは無いようだし、 周りで起き続けた猟奇的な出来事にもとくに何も感じなくなってるよう。 普通なら警察が追う可能性だとか、あらゆる精神的葛藤を背負うはずだろうとおもうけど、 その辺のめんどくささは一才排除して 物語は、 散りばめた意味深そうな?議題の上部だけすくいとって軽いテイストに収束した。(これで終わりなのかは分からないけど) 本巻は、 book2で撒いてきた不可思議な出来事の回収というか、 ケジメみたいの着けようとするんだけど、 いくら言葉を尽くしても説得力を獲得出来ず、 結局うやむやになり終わりになってしまう。 同じように不可思議な話だったねじまき鳥のに比べても、話しに引力がなくて読み進めるのが退屈だった。 結局、1Q84という話しは、 70年代から90年代にかけての、共産主義的なコミューンやヒッピー達、オウムのような新興宗教が、今の世界に拒否されたり解体された後にも、 多分色濃く幻影を残していて、 それが人の心にどう深く影響していっているのか、 その核心みたいのを まとめて(現代的な恋愛や、 人智を超えた何かを面白く描いて)総決算したかった作品なのかなあと自分は解釈したけど、 深くは入ることが出来ないままなにも描けなかったんでは無いかと思った。 この小説を書いた人がノーベル賞候補者だなんて、 ノーベル賞というのは下らないものなのかなあと思う。 どうして村上は世界に受けるのか、 それを考えることの方が1Q84よりずっと面白くてミステリアスな話だと思う。 | ||||
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こんな本じゃ、一般の人は二ページぐらいしか読まないだろうな。 つまらないと言われても仕方ない。 売れたのは1Q84が「IQ84」に見えるからだろうな。 話の構成やら読ませるための構造になってねぇよ。 こんなの素人のオナニー漫画である同人誌と大差なし 小説は買ってから読むからつまらなくても売れる 漫画は面白くなければ売れない。 話題性で売れたんだからラッキーな作家だな。 | ||||
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村上春樹のほとんどの小説に共通して云えることがあります。巨編ということです。小説は基本的には、長編よりかは中編、中編よりかは短編の方が、好ましいものですが、それは、長々しいものは、確実に冗長になり、最後まで読み通すのが困難、というよりも苦痛になるからであります。長編小説を読み、苦痛になるというのは、あるいは読者とその小説との相性の問題もあるのかもしれませんが、しかし、大抵の場合には、書き手の力量に問題があるように思われます。巧みに物語を構築し、洗練された文体で創造された長編小説は実は読めるし、もっと読みたくなるものであります。つまりは、巨編でも面白く読めるものもあるのであります。たとへば三島由紀夫の豊饒の海、四部作、その一作一作が誠に素晴らしく、洗練された豪奢な小説となっておりますので、巨編ですが、読書が甘美なものに感じられることでしょう。幾何学的精神によって、論理的に構築された構想に、磐石の重みを感じさせながら、毒性が強く、悪の魔力を帯びた物語、そして宝石箱の中の燦然たる輝きに似た絢爛豪華な文体。読ませる魅力があります。それこそ、三島由紀夫の腕力なのであります。少しく脱線しましたが、ともかく長編でも、あるいは巨編でも、読める小説は読めるのです。村上春樹の小説は読めません。ほとんどの作品が巨編過ぎるので、了読不可能なんです。大した腕力もないくせに巨編を書けば読むに耐えないものに成り果てる事ぐらい自覚してほしいものです。最早、高い価格で売り捌く為の商業目的のような小説としか思えません。なんて狡猾で、傲慢な作家なんでしょう。そういえば、彼は、カフカに魅了され、かなりの影響を受けたらしいのですが、カフカを本当に読んでるのか、いささか疑問です。よしんば読んでいても吸収しきれてないのでしょう。安部公房とは対極的ですね。天賦の才という言葉の通り、生まれつき才能がある者は確かにいて、あとはその上でその能力の原石を磨くか磨かないかで、その道のプロになれるか否かが決定されるのでありましょう。無論、プロになっても、生きているうちに、成功をおさめられるかどうかは運次第でありましょう。もし、村上春樹が成功者であるならば、それは、とにかく才能以上に運があったということですね。まぁ、運も才能のうちという言葉もありますが。しかし、安部公房や三島由紀夫は、運と才能とを兼ね備えた真のプロフェッショナルであったことは間違いないでしょう。 | ||||
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「ノルウエーの森」「アンダーグランド」「約束された場所で」が、好きなものです。 まったく、中身のない、メッセージも、心に残ることもない、最悪の作品でした。 せっかく、オウムや新興宗教の研究をしたのに、こんな作品にしかならなくて残念です。 全然、読書が進まなかった。時間が、かかった。 なんとか無理やり3まで読みこんだ。最後になにか、すごいことがおこるのかと。 村上作品が、こんな状態であるはずがないという、期待感のためか。 結局、何も残らなかった。お金も無駄だけど、時間はもっと無駄だった。 つまらない小説は、誰が書いたものでも、途中で捨てなさい、とう教訓をしみじみとかみしめた。 こんな駄作をさんざん宣伝して、はじめて村上を読む人たちを、がっかりさせてしまった罪は重い。 もうけ主義の出版社は、反省しなさい。 それにのっかってしまった、村上さんも反省すべきか。(笑) それに乗っかった消費者も悪いのか。(笑) 読まないほうがいいですよ、この作品は。 やれやれ・・・ | ||||
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文章は面白かった。 文学的なことは、私にはよくわからない。 ただ、この本に救いや共感を求めると、何か違うと思いました。 実体験として同じような子供時代を送った私からすると… いろいろ出てくるアイテムに頼りすぎだでした。自分を受け入れてくれる他者がひとりでもいれば…というのは共感できました。ただ、何かの比喩表現なのかもしれないけど、不可思議な出来事や人に物事を進展させていて、悪い言い方をすれば、流されがちなオタク的なご都合主義を感じました…。 もっともっと、こういう経験をした者は、自分から湧き上がってくる力で這い上がらないと、うまく生きていけない。 音楽を効果に使っていたりするので、この話は、音楽のように流しながら、ファンタジックな読み物として楽しむべきものか…。なら良いか。 | ||||
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面白いと言われている話題の本なので、期待しながら3冊あっという間に読んだのだが… 途中から面倒臭くなってきて… 「なんだ、このつまらない終わり方。読んで損した。」そんな気分になった。 どうしてこんなに評価が高いのか?どうしてこんなに売れているのか? 理解し難い…。 | ||||
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主人公の二人の純愛を描くために、このようなグロテスクかつ大げさな世界観が必要なのか?と疑問に思う。むしろ、そのようなテーマではここまでしないかぎり、ベストセラーという商業的成功をおさめることができない、とみるべきだろう。 唯一まともな精神を持っているように感じたのはBOOK3で主役の一人に抜擢される牛河である。その彼にしてみても、容姿が醜いというだけで酷い扱われようで、唖然とした。天呉が不倫相手と連絡が取れなくなった理由を、妄想によって、牛河(組織)のせいだと思い込み、彼に詰め寄るシーンは、哀れでしょうがない。まともに考えれば旦那にばれただけなに。また、その牛河が迎える結末は特に酷い。 また、小説としても破綻している箇所があるように思います。ふかえりの父である深田保とさきがけのリーダーは同一人物のはずだが、どうも一致しない。確かセンセイと同じ大学・学部の学者だったはずなのに、暗殺のシーンでは異形の者として描写されています。いつのまにそうなったのでしょうか?そういう記述が見当たらない気がするのですけど、、、。 ただし、色んな視点で読めそうな小説なので、自分が気づいていない可能性にかけて☆二つです。 | ||||
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主人公の二人の純愛を描くために、このようなグロテスクかつ大げさな世界観が必要なのか?と疑問に思う。むしろ、そのようなテーマではここまでしないかぎり、ベストセラーという商業的成功をおさめることができない、とみるべきだろう。 唯一まともな精神を持っているように感じたのはBOOK3で主役の一人に抜擢される牛河である。その彼にしてみても、容姿が醜いというだけで酷い扱われようで、唖然とした。天呉が不倫相手と連絡が取れなくなった理由を、妄想によって、牛河(組織)のせいだと思い込み、彼に詰め寄るシーンは、哀れでしょうがない。まともに考えれば旦那にばれただけなに。また、その牛河が迎える結末は特に酷い。 また、小説としても破綻している箇所があるように思います。ふかえりの父である深田保とさきがけのリーダーは同一人物のはずだが、どうも一致しない。確かセンセイと同じ大学・学部の学者だったはずなのに、暗殺のシーンでは異形の者として描写されています。いつのまにそうなったのでしょうか?そういう記述が見当たらない気がするのですけど、、、。 ただし、色んな視点で読めそうな小説なので、自分が気づいていない可能性にかけて☆二つです。 | ||||
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主人公の二人の純愛を描くために、このようなグロテスクかつ大げさな世界観が必要なのか?と疑問に思う。むしろ、そのようなテーマではここまでしないかぎり、ベストセラーという商業的成功をおさめることができない、とみるべきだろう。 唯一まともな精神を持っているように感じたのはBOOK3で主役の一人に抜擢される牛河である。その彼にしてみても、容姿が醜いというだけで酷い扱われようで、唖然とした。天呉が不倫相手と連絡が取れなくなった理由を、妄想によって、牛河(組織)のせいだと思い込み、彼に詰め寄るシーンは、哀れでしょうがない。まともに考えれば旦那にばれただけなに。また、その牛河が迎える結末は特に酷い。 また、小説としても破綻している箇所があるように思います。ふかえりの父である深田保とさきがけのリーダーは同一人物のはずだが、どうも一致しない。確かセンセイと同じ大学・学部の学者だったはずなのに、暗殺のシーンでは異形の者として描写されています。いつのまにそうなったのでしょうか?そういう記述が見当たらない気がするのですけど、、、。 ただし、色んな視点で読めそうな小説なので、自分が気づいていない可能性にかけて☆二つです。 | ||||
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それで・・・どうなるの?って感じ。 BOOK4が出るの? 「ノルウェーの森」で初めて村上春樹を体験して、とてもおもしろく読ませてもらったので、その勢いで読んだけど、長かった割には展開が乏しい気がします。 頭の中で音楽が鳴らないし、残念な感じでした。 | ||||
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あくまで個人的な感想です。 読むことが苦痛でした。 イライラしました。 最後の50ページくらいは我慢できずに会話文以外は流して読みました。 まず、内容とページ数が合致してない。無駄に厚い。だから、文章がクドく、テンポが悪い。必要ない表現や意味分からない表現もある。 セックス関係の話はあんなに必要だったのか疑問。 邪魔でしかない(苦笑) 変態チックな文を入れるくらいなら、もっと物語について書くか、バッサリ切ってほしかった。 盛り上がるのは終盤。しかも、その盛り上がりは乏しい。 中盤までは退屈になることが多かった。 大変、盛り上がりに欠ける。 登場人物は物分かりが良すぎて、言動も変で、人間味がなくて魅力を感じなかった。人としての面白味がない。 どうしてもっと薄くしなかったのでしょうか。 作中に小説は文章を書き加えたり、削ったりして作る、と言っていますが、作者は果たしてそれができているのか。甚だ疑問です。 正直、ベストセラーと呼ばれるものではない気がします。ベストセラーになった意味が分かりません。 何であんなに買った人がいるんでしょう。 たとえ、次巻から面白くなるのだとしても、シリーズものとしては一巻の掴みが大切なはずですから、もっと試行錯誤すべきだったかと。 おそらく、続きは読みません。読んだとしても、最終巻の最後の結末を読むくらいです。 買わずに図書館で借りて良かったです。 僕にはもう読めません。 正直、変態がそういうことを書きたくて書いた小説にしか感じませんでした。 良かったところは比喩の表現が豊かなことくらいですね。 まあ、散々書きましたが、結構当たり外れがあるらしいので、暇があれば同作者の他作品も読んでみようかと思います。 | ||||
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私はかなり期待してこの作品を読み始めたのですが、Book1からBook2になるあたりで惰性的にこの物語を読み始めている自分に気がつきました。 時間が戻るなら読まなければよかったと。でもせっかく読み始めたので最後まで読もうと決めてよみました。 結局のところ、この感想はBook3になっても消えず、かなり後悔しました。 私のこの作品に感じたものは、「商業的」とか「娯楽」という部分が大きすぎて、本来の著者の言いたいとこがよくわからなかったということです。 ぐろい性描写や話題性のある事項を取り入れすぎていて、それを抜きに読んだとしても本質が私には伝わってこなかった。 昔、ノルウェーの森を読んだ時のずっと心の奥に残る陶酔性が全くと言っていいほどなかった。 残念。 でも、この感情は本物なのか。 逆にこの感情の持つように著者はしむけたのか。 はたして。。。 | ||||
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