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海辺のカフカ
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海辺のカフカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 1~20 1/4ページ
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あんパンとほうじ茶… つぶ餡か、こし餡か、それが重要だ。ナカタさん的には、おそらくはつぶ餡なんだろう…、と推測する。 | ||||
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読み直しをしようと思って購入しました。やっぱり紙がいいです。 | ||||
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うーん。上巻がなかなか良かっただけに、下巻の怒涛の性描写にはちょっと途中で嫌になりました。レビューを見ると、そのことに対して嫌悪感を持つ方は少ないようなので、村上ファンには当たり前の展開なのでしょう。「買って中学生の息子に読ませました」というお母さんにはびっくりです。このお母さんは内容を確認されなかったのでしょうね。中学生でこれを母親に勧められたら、リアクションに困るだろうなあ。セックスレスが問題になるニッポンですが、このような本が人気で普通に読まれているということは、皆さん頭の中は性に関して非常にオープンなのだなあと驚いています。自分はなかなか、この内容について人と語ったり、「海辺のカフカ」が好き、とは公言しにくいです。難しいセリフも多いけれど結局セックスな展開、というと読み方が浅すぎるでしょうか。唯一、大島さんだけは最後まで理性的であってくれたことが救いでした。否定的感想になってしまいましたが、多すぎる性描写を除けば、魅力的な物語だったと思います。後半はちょっとファンタジー色が強すぎた気もしますが。いつか再読したくなるだろうと思います。 | ||||
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前半は様々な書式をからめ合わせたミステリアスな仕掛けにとんでいて分かりやすく面白いが、後半は単調で変化もとぼしく意味不明な言葉が続く。最後の敵対者の目的がはっきりしない点には不満が残る。結末の処理は成功したとは言い難いと思う。 | ||||
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言わずと知れた、村上春樹さんの本でございます。 ずいぶん前に読んだのですが、完全に内容を忘れていまして、改めて読んでみました。 3つの話がシンクロしていく、みたいな流れでして、各章ごとに視点人物が変わっていきます。 ただ、基軸となるのは、家出した15歳の少年の話ですね。 ほかに、不思議な現象に巻き込まれた戦時中の教員の、米軍の聴き取り調査の話。 そのほか、行方不明になった猫を捜している、猫と話せるナカタさんの話。 この三つの話が、だんだんと交差していく、というような展開でした。 村上春樹先生の小説のおきまりといいますか、あいかわらずなところがあって、 主人公がなぜかモテまくるという光源氏展開になりまして、 この小説でもそうなんですよ。 15歳の少年が、四国に、夜行バスに乗って家出するのですが、 このバスの中でもその法則が発動して、ひょんなことから知り合ったお姉さんの家に行って、テコキで抜いて貰うという、 とんでもなくうらやまけしからんシチュエーションに。 さらに、その後に、身に覚えない神社に倒れていて、血まみれになる、という謎が発生したりします。 おまけに、父親からは「お前は、父親を殺し、母親と姉と交わるだろう!」という、オイディプス王が受けた予言と同じ予言を受けていたりして、読者を飽きさせません。 しかも、私立図書館の職員の木島さんに世話になったりして、家出ライフを満喫してんですよね。 ご都合主義展開にイラッとくるかもしれませんが、でも、おもしろいので、しょうがなく読んでいきます。 もう一つの物語である、ナカタさんの話ですが、どうやらナカタさんは、米軍が調査していた謎の現象で、意識不明になった人物らしく、 さらに、ジョニーウォーカーを殺してしまい、それは15歳の少年の父親っぽい…。 そんなナカタさんは、ヒッチハイクしつつ、四国に…というところになります。 | ||||
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15歳の僕の物語と、ナカタさんの物語が交わりだす、という展開になっていきます。 ナカタさんは、ジョニーウォーカーを殺したんですが、それは僕の父親でもあった。 だが、僕も、神社で血まみれになっていたわけで、そう考えると象徴的に父親を、ナカタさんを介して殺していた、とも考えられる。 そんなわけで、僕は、若くなった佐伯さんと象徴的に交わり、さらに姉のさくらさんとも交わっちゃう。 でも、佐伯さんは僕の母親っぽいんだけど、そこいらへんの佐伯さんの過去は謎に包まれている…。 ナカタさんは、何かに導かれるように、四国の私立図書館まで、星野君と一緒にやってくる。 というような展開になっていきますが、 とにかく、都合が悪いというか、つじつまがあわないことは、すべて象徴的に片付けてしまうというか、 すべては夢の中というか、曖昧なんですよね。 でも、とりあえず整合性のあるかのような書き方をしているといいますか、うまくごまかしてるなぁ、 さすが村上春樹先生だなぁ、と思いました。 村上春樹さんの小説って、だいたいが、あちらの世界とこちらの世界、つまり彼岸と此岸、非現実と現実、というような二項対立の世界観によっていて、 ナカタさんは、彼岸に「出入りした」(139㌻)人間なので、だから影が薄かったり、猫と話ができたりするんですね。 そういう意味では、15歳の少年がこちらの世界(東京)から、あちらの世界(四国)に来るわけだけど、でも、実は四国はこちらの世界であって、父殺しだとか、母、姉とのセックスだとかいう非現実な夢の世界は、あちらの世界で、だから時空が歪んだりする、というような展開ですね。 神社の石がでてきますが、これもそういう世界観ならでは、という感じがしました。 浦島太郎みたいに、彼岸の世界って、時空が歪むので、だから、僕が森の中に行くと、日本兵が出てきたりするんですね。 とりあえず、そういうおなじみの世界観だったなあ、と思いました。 また、なんかナカタさんと星野青年の話だけど、明らかに肩の力を抜いて書いているふしがあって、 超弩級の芸術的なフェラチオ(77㌻) だとか、ずいぶんライトに書いてるなぁ、と思いました。 でも、なんだかんだで読んじゃうし、読後には、なんかしらんけど感動したわ、というような感慨があったりします。 それだけ、巧いんだろうけど、ただ、割と粗も見えた感じがしました。 | ||||
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※アマゾンでは購入していません 以下は参考程度に 上巻のみ読了 その感想としては あまり面白くなかったというのが正直な感想です 文章が冗長ですね確かに 下巻でのどんでん返しを期待するところです | ||||
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村上春樹作品は、「1q84」「ねじまきどりクロニクル」の順に読んでこれが三作目なのですが 上記2作品に比べて結末がすっきりはっきりしなくて何か物足りませんでした。 | ||||
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うーん。ナカタさん&ホシノさんパートは、二人の絶妙な掛け合いとか珍道中が面白かったけど、カフカくんパートは割と倫理的な問題に直結する話がたくさんあったから、嫌悪感と戦いながら読む感じでした。 近親相姦とかレイプ(夢の中だけど)とかね…勿論作中で何度も述べられているようにこれはメタファーなわけで、表面的な事象だけ取り上げて嫌悪するのは勿体ない読み方だとは思う(作中でメタファーがどうとか話しているのはメタ的で、この小説そのものがメタファーであるというなんかややこしい話)。カフカくんは母と交わったんじゃなくて、母「なるもの」と交わったってことが重要なわけで。 それはわかっていても、レイプしながら「選びようのないことなんだ」とか「僕にはどうすることもできない」みたいなシーンはやっぱり嫌だったな笑 というか村上春樹の小説って「それは僕には選びようのないことだったんだ」みたいな台詞すっごい出てくる気がする。少年マンガとかで「運命は変えられるんだ!」みたいなのばっかり見て育った身としてはある意味新しいというか。個人の意志の力を重視していないのだろうか、あるいは個人の意志の力の無力さを表現してるのだろうか。 | ||||
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村上春樹のどこがそんなにいいのだろうか、と思いながらも、 私のように読むことをやめられない人は結構いるのではないでしょうか。 齢を重ねる毎に、パラメーターの左端にある気色悪いから、パラメーターの右端にある尊敬へと、 インジケーターが移動していくのを認めざるを得ません。ま、でも、気持ち悪い感じはなくならないのですが…。 荒唐無稽な筋立てや現実にはあり得ない会話のやり取りは、 虚構という身も蓋もない言葉で一括りにして脇へ追いやり、 スノッブ臭に埋もれた言葉の中から、聞き捨てならない呟きを拾うようにして読んでいます。 海辺のカフカについての感想じゃないですね。 それについては、下巻にて。 | ||||
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正直いって、佐伯さんとカフカくんのシーンが気持ち悪い。50歳を超えた女性と15歳の男の子…。気持ち悪いの一言。 男性の目から見た妄想…なのか。 女性の目から見るとアリエナイ。 しかも、家出して、何の苦労もせずに知らない人に助けてもらって食べるのも寝るのも苦労もせずに生きていけるなんて甘すぎるし、非現実的すぎる。 ナカタさんと星野青年のシーンがほっとした。 | ||||
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この小説は、カフカ少年が家出をして、両親を乗り越えて成長するという、決して荒唐無稽ではない筋書きに沿って描かれている。 それにしては、全く面識のないナカタ老人に夢の中で(無意識の世界を通じて?)支援してもらったり、「異界」に入って旧日本兵に出くわしたり、星野青年にグロテスクな「虫?」を退治してもらったりする、まさに白昼夢と言うべき荒唐無稽な世界にも入り込んでいる。 結局、現実の世界でも幻想の世界(異界)でも、カフカ本人や協力者が障害を打ち破って成長する(のを助ける)というストーリーになるのだが、白昼夢の世界でもそんな予定調和が起こるのに違和感を感じた。。 | ||||
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ハルキは雰囲気の人というか、要するにブローティガンの「愛のゆくえ」みたいな、不安でアンニュイで謎めいた気分が感じられればいいのだろうと私は思っている。なんつうか音楽みたいなもので、流れはあるが論理はない。だから謎はいろいろ出てくるが、たぶんこれは作者に初めから解決する気がないというか、だって解決したら謎ではなくなってしまうではないか、と考えているような気がする。 しかしミステリアスな雰囲気で持たせるには、私にはちょっと長すぎる。こういう音楽はポップに短ければ心地よいけど、交響曲ならもう少しカタルシスというか、ここがクライマックスですよ的な強さがほしいのだ。読者は長い物語にはある程度のまとめのようなものがあるだろうと期待していると思うのだけど、この物語は長さのわりに結末があっけない。というか、主人公カフカの心情としてはそういうところに落ち着くんだろうな、と読者が予想した通りになっている気がする。 ブローティガンだって、こんなに長くないのである。せめてこの半分くらいの長さでまとめてくれたら良かったんじゃないかと思う。 | ||||
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不思議な話が続くが、性同一性障害でかつ同性愛者ということに自分と重ね合わせた。 ただ事実誤認がある。 仮にこの話が日本でなされていたのであれば、性別を確認するために差し出した運転免許証はうそである。 なぜなら日本の運転免許証には性別の欄はない。 | ||||
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難解。ナンカイ。あとエロい。引用多いの楽しい。作中の音楽、本は村上春樹の好きなもの? | ||||
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よくわからない話だったというのが率直な感想です。 田村カフカ、ナカタさんの2人の主人公の物語でした。 田村君の呪いに苦しめられる人生。それを打開するため家出をし、優しい人たちに助けられて、結局は一度家に帰り卒業までしてから、やるべきことをやってから好きに生きようとした1人の少年の話。 ナカタさんは入口の石を開けて、力尽きて亡くなってしまいました。 そのあと力を引き継いだホシノさんが悪い敵を倒しました。 ナカタさんの話しって結局なんだったのか、理解できませんでした。 それでも、文章がわかやすくイメージはしやすかったです。 あとはストーリーにもう少し共感できればよかったのですが。 | ||||
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四国の高松にある“甲村図書館”が、この世とあの世のつなぎ目にある、この世での最後の停留所ともいうべき場所です。その “甲村図書館” であの世に行くための関所が開くのを待っているのが佐伯さん、そして、この物語で最も魅力的な人物ナカタさんです。佐伯さんと、ナカタさんが、本来、あの世で暮らすべき人であることは、ふたりの影の濃さが普通の人の半分しかないことで明示されております。 佐伯さんの息子カフカは、お父さんとの確執で傷つき、自分の損なわれた心を修復するために過去のお母様に会いに行こうとしてます。その関所を開けるカギともいうべき“重い石”を探しているのがナカタさんと、それを助けるトラック運転手の星野さんで、この2つの魅力的なお話が、徐々に収斂していく様が丁寧に描かれております。 宇宙の淵がどうなっているのか誰も説明できないことからも明らかなように、この世が3次元として完結していない世界であることは、いまでは、小学生でも知識としては知っておりますが、中々具体的な映像イメージとしてとして再現するのは困難です。もっと難しいのは時間の流れ(経過)を説明することです。あの世では、時間の経過の原理が基本的にこの世と全く異なるのでしょうから、それらを文書で表現しようとすると、この作品 “小説らしきもの” のように、違和感・居心地の悪さを感じるのかもしれません。 村上春樹が冗談好きなのかもしれませんが、この作品は・・・・少しやり過ぎ、という感じがします。 | ||||
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現実空間の異世界な話って感じです。 ノルウェーが思いのほか、はまったので これも~っと思ったら、そうでもなかったw | ||||
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非常に、丁寧な印象を受ける文章・文体。 難しい言い回しはほとんどなく、現代の固有名詞が多い印象。 最初は少年が家出する青春小説かと思って読み続ければ、空から魚が降ってくるは、幽霊は出るは……と、どういうジャンルに分類すれば解らなくなってくる。 しかし、それがこの作品の魅力でもある。 現実性(少年サイドの物語、現代の固有名詞、文化、感性など)、と非現実性(老人サイドの物語、特別な能力、奇妙な出来事)を巧みに操り、物語に変化をあたえ、面白さを生み、それが読者をひきつける魅力となり、あきさせない。 (おかげで私は1日で読破できた。) 加えて、読者の想像を束縛しない(これが重要)、にもかかわらず詳細な描写。 上巻は二十数章で構成され、一章ごとが短い。 物語は家出した主人公と、猫と話せる老人・ナカタさんの物語が平行して展開されていく。 下巻へ期待を持たせる内容である。 | ||||
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上巻の「現実性」と「非現実性」がつながっていく。 各登場人物もそれぞれの結末を迎える。 だが、超常現象的な出来事、少年の問題などに関する明確な答えは描かれない。 物語の展開から想像できるものもあるが。 何にしても、答えは読者が「自分で見つけろ」ということだろう。 現実性と非現実性をを巧みに利用した「現代的」作品。 | ||||
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