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ノルウェイの森
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【この小説が収録されている参考書籍】
ノルウェイの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 61~80 4/5ページ
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著者の作品は今回初めて読みました。 代表作と言われてますし、評判がかなりいいみたいなので、 かなり期待しちゃったので、うーん・・・って感じでした。 まず、登場人物の会話が人間っぽくないし、みんな妙に理屈っぽくて個性がないというか、 ぼーっと思い返して見ると印象に残る人物が居ないように感じました。 (鮮明に思い出そうとすれば一応覚えてるんですが・・) 自殺してしまった人や、その人達との関係にも感情移入ができませんでした。 まあ、当然主人公にとって悲しい思い出っていうことは理解できるって程度。 ただ、結構引き込まれる雰囲気は確かに有るような気がします。 ストーリーやキャラクターじゃなく、この雰囲気 空気を楽しむ作品なのかな? 別に読みづらいわけでもないし、悪くはなかったです。 ただ、ちょっと期待が大きかったのでやっぱり星3つがMAXカナ・・ | ||||
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主人公と直子との恋。それは、表面上は静かで穏やかに見えた。 けれど、心の中ではお互いがお互いを激しく求め合っていた。 だが、求めても求めても決して得ることのできないものもある。 二人は、寂寞感を抱えながらも一生懸命生きようとしたのだが・・・。 ほかに道はなかったのか?こんなにも哀しい生き方しかできな かったのか?激しい哀しみは、時に人から生きる意欲さえも 奪ってしまう。そこからどう立ち直り、どう自分を再生すれば いいのだろうか?読んでいて胸が痛い。ラストに、ある女性が 主人公に言った 「痛みを感じるのなら、その痛みを残りの人生を通してずっと 感じ続けなさい。そしてもし学べるものなら、そこから何かを 学びなさい。」 という言葉が強く心に残った。 | ||||
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残念ながら何も心に残りませんでした。 官能小説と恋愛小説の境目のような感じがしました。 今まで男性作家の恋愛の話はあまり読んだことがないので、 男性側から見た恋愛はこういうものなのかなとも思いました。 | ||||
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村上春樹には狂信的なファンが多くいるらしい。なにがそんなに人を引きつけるのか、少なくともこの小説を読んだだけではわかりませんでした。フーン、それで?って感じ。やはり、若いうちに読まないとダメなんですかね。ちなみにビートルズのNorwegian Wood (This Bird Has Flown) は「ノルウェーの森」と訳されていますが、誤訳です。間違いが日本での曲名になってしまったので、しょうがなく使っているのでしょうが、あまり曲への思い込みは、村上さんにはないようですね。 | ||||
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一昔前の都会的な、雑然とした頽廃感と醜さが描かれているよう。 主人公の行動は共感できず、はっきり言えば行け好かない。 ラストへ向けての展開は概ね予測できるし、ストーリー筋自体も有り勝ちで、「究極の恋愛小説」として絶賛されるのは胡乱な評価に思える。 | ||||
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それで?という感じの小説でした。 特に官能的な描写は多すぎて不必要に思えてならなかったです。 また推理小説ではないですし、読後スッキリすることは求めてませんでしたが、それを抜いても主人公達の行動は理解できませんでした。 テストで出会った同氏の短編が面白かったため読みましたが、私には合わないようです。 以上の点と所々の表現にハッとさせられた所から☆は3つです。 | ||||
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私にとって初めての村上春樹の作品。大変力の有る作家と感じた一方で、この作品の評価には複雑な思いがした。冒頭より、すっと私の中に入り込み色々な感情を誘ったが、例えば漱石の三四郎の様に読了後すっきり「良かった」と言い切れない。 主人公、直子、そのアンチテーゼの緑との一種の三角関係を中心にストーリは展開する。 ストーリ構成において気になった(作品を損ねる)点が二つ有る。一つは自殺者が多すぎる事。死を美化しかねない危険な気配すら感じた。もう一つは不必要な性描写。性描写も表現の一つでは有るが、この作品の中では不必要と思われる部分が相当有った。 確かな小理屈を付けずに「恋愛小説」と括れば良いかもしれないが、これだけ力の有る作家がこれでは勿体無い。 今後の村上春樹の本物のへの進化を期待したい。 | ||||
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村上春樹はノーベル賞候補だったらしい。何か判るような気もする。 川端康成、大江健三郎、(候補だった)三島由紀夫、谷崎 潤一郎、みんな普通の感覚を持った日本人からすれば、特異な存在。村上春樹に対する評価はいつも賛否両論。私はこのノルウェーの森はいい読み物だと思う。しかし文学作品ではない。彼の作品ではいつも誰かが自ら命を絶ち、主人公がセックスの相手を見つけるのに何の苦労もない。これは文学とはいえない。ノーベル賞を取るには格が小さすぎる。 | ||||
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私は高校の時に一度読んで、再び大学で読んでみたのだが、さっぱりわからない。他の人は読みやすいと言っているが、私は理解できない。なぜ登場人物はいきなり死んだのだ?なぜ主人公はあの行動をしたのだ?最後も理解しにくく、つまらないわけではないが、いまいちスッキリしなかった。 | ||||
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初めて読んだ村上春樹氏の作品です。 最近本格的に読書を始めたものとしては、読みやすい作品でした。 しかし、ラストでの彼の意図としているものは分かりませんでした。 でも、私はこの本を楽しんで読んだと思います。 これから何年後かに、読んだらしっくりするものがあるのかもしれないなと感じました。でも、とりあえず近々、読み返す予定です。 | ||||
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若い青年ワタナベを主人公とした、ありえない大学生活のひとときを描いた作品。ワタナベくんはあまりにも男脳であり、男女の考え方のすれ違いと結末が最も極端な形で起こる。魅力的な人物描写も多々あり、楽しめる。 | ||||
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純愛という表現は、本書に当てはまるようには今でも思えません。 喪失と再生という言葉が、本書に対してよく用いられますが、主人公の直子との関わり、そして彼女の死、緑との出会いを考えた場合、喪失と再生いう言葉が適切だとは思えません。別れと出会いで十分でしょう。 本書で私が楽しめた点は、私がまったく経験しなっかたような大学生活の記述が、まるで自分の大学時代の思い出のように語られている点でしょう。深く考えれば、本書の文学的価値に対しては、私自身否定的ですが、エンターテイメント的読み物としては、よくできていると思います。 | ||||
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久しぶりに読み返してみてまず思ったのは、 直子が姿を消す時期が意外なほど早いということだった。 そこからは、当然ながらほとんど緑の独壇場で、 「一見イケイケ風、実はけなげで尽くすタイプ」という、 やや類型的ながら魅力的なキャラの持ち主である彼女を、 「いかにワタナベとくっつけずに興味を持続させるか」が、 技術的にはこの作品最大のキーポイントとなる。 そのために、 ・緑の髪型の変化に気づかなかったため、数ヶ月間無視される。 ・引越しの際、連絡先を知らせなかったため、やはり無視される。 等のエピソードが導入され、 ワタナベは緑と結ばれずに苦しむことになるのだが、 これらの展開にはいささか無理があると思える。 とくに後者は、いかにワタナベが内向的な性格の持ち主だとしても、 「単にうっかりした」で済まされることではなく、 「しょせん、緑のことなどどうでもよかったのでは?」 と疑われても仕方がないような種類のミスであり、 作品全体の説得力を微妙に弱めていると言わざるを得ない。 さて、森鴎外の短編「普請中」を読んだ時、 「これは『ノルウェイ』の元ネタではないか?」 という気がしたものだ。 数分で読み切れるこの短編、あらすじは、 「渡辺参事官がレストランの個室でドイツ女と会う」 というものに過ぎないが、 ・主人公の名前が「渡辺」であり、ドイツ語ができる。 ・レストランの個室で食事をする場面がある。 ・外交官としての側面は「永沢」に受け継がれている。 等、いくつかの共通点を挙げることが出来る。 一般にそう思われている以上に衒学を好む作者が、 この作品を下敷きにしていたとしてもおかしくはないだろう。 | ||||
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純愛という表現は、本書に当てはまるようには思えません。 喪失と再生という言葉が、本書に対してよく用いられますが、主人公の直子との関わり、そして彼女の死を考えた場合、喪失という言葉が適切だとは思えません。わかれで十分でしょう。 では、再生について。これも大げさな表現に思えます。再生とは一旦全てを失ってそれからの再出発をさし、直子の死と緑との出会いを考えた場合、喪失と再生という表現は不適切だと思います。 本書で私が楽しめた点は、私がまったく経験しなっかたような大学生活の記述が、まるで自分の大学時代の思い出のように語られている点でしょう。深く考えれば、本書の文学的価値、評価に対しては、私自身否定的ですが、エンターテイメント的読み物としては、よくできていると思います。 | ||||
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「ダンス・ダンス・ダンス」に続き読みました。とてもうまい文章だと思いました。ステレオタイプな登場人物と生死の混在がミソだと思いました。 | ||||
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ねじまき鳥、と比較的似ていて、どうもこの人は井戸とidについてかけて、あそんで、考える、という図式があるなぁ、と思う。上巻を読んでの感想は、特に山もなく、薄暗い物語、が淡々と続いていく、という印象。 村上作品はこれとねじまきしか読んでいないのだが、まぁ、大体方向性は一緒だなあ、と思う。人によって評価が分かれると思うけれど。 恋愛小説らしいが、よーわからんわー、と思う。良くも悪くも、この人の作品はつまらないけれども、詳細がきちんとしているから、小説として成り立ってしまうのだと思う。 俗物的、価値観の若者を書かないところはすばらしいと思う。 | ||||
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村上さんが言いたいのはこうだろう。 結局のところ我々はなにも選んでなんかいない、降りかかってくるイベントをこなしていくだけ。ダンスダンス的にはいえば「雪かき」なんだよ。受動的に生きる生き方を肯定してくれる、そんな日本人に実はやさし本だったりする。村上さんは、もがけばもがくほど腐っていく崩壊の循環を知ってる人。 どの本の主人公も意思というものがない。こういう生き方もありなんだと示唆してくれてるような気がする。この本は「生き方」の相対化。 | ||||
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村上春樹さんの作品を読んだのはこの本が最初です。『海辺のカフカ』で有名な作家の作品であることもさることながら、タイトルと装丁に惹かれて手に取りました。タイトルおよび導入部分の飛行機の中のシーンから、外国が舞台の話なのかと思いきや、1969年の学生運動真っ只中の東京が舞台です。小説の世界は全体的に鬱々としていて、読み終わった後もしばらくは抜け切れませんでした。主人公の性格・印象はちょっと暗い感じがするし、出てくる人々は揃いも揃って個性的というか変わり者。そのうえ性表現が必要以上に多くて、私としてはいただけないかな、と思います。『面白い面白くない』という判断基準よりも、『好きか嫌いか』に分かれる種類の作品なのかな、と思いました。 | ||||
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精神病患者、自殺、キャラクターの動き、全てがリアルである。それは村上春樹の力量なのかもしれないが、実際に精神病患者であるとか、自殺衝動があってそれに耐えて生活しているというような人には、殺人的な威力を持っていると思う。考えさせられるとか、面白いとか、そういう次元の話ではない。精神病患者が死ぬと言う描写をじっくりと書くことが、同じ精神病患者にどれだけ悪影響を与えるか・・・最後まで読めば生きることが大事と思えるかもしれないが、途中で挫折した場合、自殺衝動に駆られる人だっているだろう。そこまで描ききることが作家冥利に尽きることなのかもしれないが、私には実害であった。 | ||||
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この本のヒロイン、直子と緑は死についての経験がずいぶんと違っていた。直子は自殺の急激な死を多く経験しているし、緑は病気の長い死。この本では圧倒的に前者の死が多いので、なんだか死は直子にとって現実味がないような。でも緑の経験した死は長くゆっくりしたもの、すべてを使い果たしたような。死んでしまえば同じなのに、死に直面した時の気持ちが自殺と病死でこんなにも違う。心の中のわだかまりがないぶん、緑は生き生きして見えた。そして、自殺した人たちは何を思って死んだのか、、、いろいろ想像が膨らむ。死はものすごくあっけない、でもその死に方生きるのと死ぬのの間に、こんなにも性が介在するとは思わなかった。食欲は一人で満たすことができるけど、性欲だけは他人と関わらないと満足できないと思う。人と関わるのは怖いけど、関わらなきゃ満足できないなんて、生きるってつらいってよく思う。あの、天国みたいな療養所、人と人との汚い駆け引きや性欲が見えない分、暮らしやすいだろうけど、それがないと満足できない部分がたくさんあるはず。そういうことを思い知らされた。いろいろ考えさせられる作品です。 | ||||
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