世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

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評判

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドの評価:

4.24/5点 レビュー 267件。 B ランク

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平均点4.24pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全295件 241〜260 13/15ページ
No.55
(5pt)

自分はここにしかいないし、どこにでもいる

欲しかったはずのものに囲まれていながら、生きている手応えのない世界と、目標に向かって奮闘しているつもりでいつつも、砂を噛んでいるような世界。どちらも、自分の世界を受け容れない限りは、よく生きることもよく死ぬこともできないみたいだ。人が、生きること、死ぬことを諦めて受け容れるには、こんなに手間がかかるものなんだなあと、半ば呆れつつもいとおしく思った。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.54
(4pt)

世界観に圧倒されます

現実と「世界の終わり」の二つの空間でのストーリーが絡み合ってひとつへと収束していく。この手法はアレックス・ガーランドの四次元立方体でも見たものだが、村上春樹のほうが一枚上手だろう。「世界の終わり」の空気感は子供だった頃の秋の終わりや冬の始まりに感じた奇妙な寂しさを思い出させて懐かしい気分になった。しかし「世界の終わり」の構成の完成度に比べて現実世界の設定には少し無理があるかなとも思った。しかし記号士のような透徹した考え方ができるようになれたらと思わせられた。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.53
(5pt)

読むものを釘付けにする

緊張する物語の展開、ふたつの世界の謎、謎が解けた時の哀しみ、そして文章の美しさ。それら全てが、読むものを釘付けにする。これこそ「村上ワールド」の最高作だろう。人間が死ぬ最期の瞬間、つまり脳の機能が止まる直前に見たもの、それが天国なのだ。物理的にはほんの一瞬だが、見る人には「永遠」として認識される。「天国とはなにか」を、新しい方法で教えしてくれた書でもある。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.52
(5pt)

こ、これは・・・。

村上さんの作品の特徴どあげるとすれば、なんといってもその作品のタイトルの奇抜さであろう。特にこの本なんかはその特徴が顕著であると思う。ぼくは村上さんが好きというのもあるのだが、このタイトルを見てすぐ本を買ってしまった。読み始めるととまらない。なんともいえない村上ワールド。今の僕のこの虚無感はこれだ!こういう世界なのだ!と多少は大げさではあるが震えてしまった。このレビューを読んでいるそこの君!せっかく日本語がわかるんだから、日本語で直接村上ワールドを堪能してみてはいかがかな?
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.51
(5pt)

しあわせのカタチ

幸せといったいなんだろう?幸福とはいったい何か?この本はそんなテーゼをあたえてくれているように思う。人々が笑い、戦争もなく、憎しみがない世界。それは本当に幸せだろうか?作者は次々に問いかけてくる。読み終わるころには読み手それぞれの幸福論が確立することと思う。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.50
(5pt)

交錯する2つの世界と物語

村上春樹作品の中でも人気の高い作品だと思います。クールでリアルな世界で、ある特殊技能を持つエキスパートとして活躍している「私」。どこにあるとも知れぬ高い壁に囲まれた静かな街へやって来て、夢読み係となった「僕」。2人の生きる世界を繋げる鍵は、謎めいた一角獣の頭骨。ばらばらに進んできた2つの物語はやがて交錯し、主人公たちをひとつの地点へと導いて行きます。「ハードボイルド・ワンダーランド」も「世界の終り」も、どちらも何か心に染み入るものがあります。特に「世界の終り」の美しく物語めいた情景は、ロマンティックですらあります。「最近の村上春樹は変わった」とか言われがちだと思いますが、私の個人的な感じとしては、春樹さんはそんなに変わっていないのではないかと思います(もちろん変わったところもあるでしょうが)。少なくとも、「こころ」や「自由」を大切にする気持ち、不完全なこの世界を愛する気持ちは、昔からずっと持っているものなんじゃないのかな。この物語にもそういうものが描かれていると思います。 強さとせつなさを感じる物語です。あ、もちろん魅力的な女性たちも登場しますよ! これもお楽しみ。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.49
(5pt)

村上ワールド炸裂!

世界の終わり、そしてハードボイルドワンダーランドという二つの物語が平行的に同時進行していく。そしてそれが最後に一つに繋がるとき、頭の中のもやもやが晴れていった。全く質の異なる話だが、どちらも面白い。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.48
(5pt)

村上春樹にしか書けない冒険物語

とにかくものすごいパラレルワールド。
まず、「ハードボイルド・ワンダーランド」。
首都東京の地下では「やみくろ」が跋扈し、計算士と記号士がお互いにしのぎをけずる。
計算士である主人公は、地下道の奥に住む博士から秘密の依頼を受けて徐々にトラブルに巻き込まれていく。
そしてもうひとつのストーリー「世界の終わり」。
高い壁で周囲を覆われている、とある街。
そこには争いも、悲しみも、欲望さえも存在しない静かで完璧に完結した街だった。
主人公は両目に「夢読み」としての刻印を入れられ、図書館で毎夜一角獣の頭骨から淡々と古い夢を読むのが仕事だった。
このまったく繋がりがないかのような二つのストーリーが交互に展開していく。
「ハードボイルド・ワンダーランド」で、博士から一角獣の頭骨をお土産にもらった主人公は、その頭骨を調べた時から図書館に勤める女の子と親しくなる。
「世界の終わり」で、図書館で一角獣の頭骨から夢を読む主人公は、そこで世話をしてくれる「心がない」女の子に好意を抱く。
一角獣。
図書館。
奇妙な接点を見せながら進行していく二つのストーリーは、終盤に驚くような展開をみせる。
「ハードボイルド・ワンダーランド」で、主人公が行なうシャフリング。
これは、頭の中で行なう暗号化だ。
シャフリングとは、記号士の脳の奥深くに暗号化に必要な手術を行なうことによって、記号士本人にも気づくことが出来ないうちに暗号化を行なうこと。
主人公はシャフリングの手術を受けると同時に、ひそかに主人公の意識の核を人為的に映像化したもうひとつの「意識の核」を脳内に組み込まれていた。
「世界の終わり」では、最初に「影」と身体を切り離された主人公は、自らの「影」から街の地図を描いて届けるように依頼される。
門番の警戒を潜り抜けて「影」に地図を届けた主人公は、街から抜け出す方法を「影」から知らされる。
こういう「とてつもない」独特の物語を書くことが出来るのは、やっぱり村上春樹しかいないのだ。
登場人物が困難な状況に陥っても、誰一人狼狽しない。
これだけの冒険物語を、心静かに読ませることが出来るのは彼しかいない。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.47
(4pt)

吹き飛ばされたアイデンティティー

最後の最後まで、
登場人物の名前はだれ一人として明かされることはない。
博士が計算士である『私』に告げた「『世界の終わり』で取り戻されるはずの『失われたもの』」とは、
『私』自身のアイデンティティー、
じぶんが自分として存在するための意味や価値だったのでは。
自分が生きる価値をどこの世界に求めるのか、
なにが自分にとっての現実なのか。
限りなく非現実的な世界を描き出していながら、
頭の中に浮かんでくるイメージはどこまでもリアル。
脳が痺れた。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.46
(5pt)

どんどん読める!

メカニカルでアップテンポな物語と、寓話的な物語がエンディングに向けてリンクし始める様が脳を刺激します。ストーリーに引きずり込まれ、集中して読んでしまいますが、一度では作家の真意は掴めないのでは?掴めない僕は、何度読めばその真の世界観を共有できるのでしょうか。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.45
(4pt)

全体的に緩やか。

上巻と同じペースで緩やかにストーリーは進み、緩やかにトーンは下がる。
細部の描写は比喩も含めて上質ではないが、かと言って飽きる程でもない。
徐々に終熄というか、収束に向かい、最終的にハッピー過ぎずアンハッピー過ぎない終幕。
レビュアー自身、下手に結論を急いだ物語の終わりが好きでないので、この終わりは好きな部類。
全体的にのっぺりとしていて、前半・後半とも感想としては変わらない。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.44
(5pt)

幻想的な現実感

村上作品はノルウェイの森以来2作目。
ハイテンポで現実的なハードボイルドワンダーランドと
ローテンポで幻想的な世界の終わり
その相反する二つの世界が繋がり重なり合う。
「私」が使うことが出来るシャフリングという能力に隠された謎。そのキーである「世界の終わり」という言葉。突如手にする事になる一角獣の頭骨。計算士と記号士。やみくろという謎の種族。システムとファクトリー。太った女とリファレンス係の胃拡張の女。そして博士。
「僕」が訪れた「世界の終わり」という街。心を持たないが故に穏やかな永遠の日々を暮らし続ける人々。「僕」の記憶の大半を持つ引き剥がされた「僕」の影。街に住む一角獣。古い夢と呼ばれる一角獣たちの頭角。夢読みである「僕」の手伝いをする図書館の女の子のなくしてしまったはずの心。「僕」の影の脱走計画。
全ての謎が優しく、それでいて複雑に絡み合い二つの世界は除々に重なってゆく。
本当にいい作品に出会えた。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.43
(5pt)

何時の時代もBobDylanはいい

 1985年(昭和60年)にオリジナルが出た本書は、平成20年を過ぎた今も面白く読むことがきる。
パラレル・ワールドを描く本書は、「カフカ」の先駆けのようなものだけに興味深いが、それにしても、当時は"Positive Fourth Street" "Watching the River Flow" "Menphis Blues Again" そして「激しい雨」が一本に収まったテープがあったんだなあ。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.42
(3pt)

食べ物、音楽が・・・

村上春樹初期4部作、他4冊ほど読んでそれなりに面白かったので今回この世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
を読んで見たのだが、
食べ物、音楽の曲名がこまごまと書かれていてうざったく感じた。
食べ物、音楽に関しては村上氏の小説の手法ではあるが他の作品では、
あまり感じなかったが今回は特にうざったく感じた。食べ物、音楽でなければその時の感覚を表現できないのだろうか?
その食べ物、曲を知らない人には何も意味をなさないのではないか?
村上氏は読者が皆自分と同じように食べ物、曲を知っていると思って
いるのだろうか?
この小説を読んでいて村上氏にちょっと失望した。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.41
(5pt)

〈私〉の目覚める時

前々からこの作品の続編が噂されている。著者のファンである私もにわかに期待している。にわかに期待し続けてもう10年になるだろうか。後の長編ダンス・ダンス・ダンスで主人公である僕が、ある朝目覚めた首都高沿いの住居の一室で僕の居る場所の確認を再認識する場面があるが、その後に続く村上春樹作品に伏線として登場する〈私〉或いは〈僕〉の影のような存続性を垣間見せるところがあるように感じられる。 作品としてはふたつのパラレルワールドが同時進行する現実とも異世界ともどこかで繋がっていても決して不思議でないふたつの異なる世界で展開される。〔世界の終わり〕では、受動的な世界に居る〈僕〉は、分身である〈影〉を他界に送り出した後で〈彼女〉と共に新たな生活を選択する。〔ハードボイルドワンダーランド〕の世界では能動的な現世の中で半永久的な眠りに付く〈私〉は、目覚めることがあるとすれば果して本当は何時誰にどのように目覚められるのだろうか。ストーリーテリング溢れる、いろいろと想像力を掻き立てられる作品だと思う。 ふたつの世界の主人公である〈僕〉と〈私〉は巡り会うこと或いはひとつになることが出来るのか。果たしてそうなることが本当によいことなのか。 世界はもう終わっているのに。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.40
(5pt)

小説的計算の塊

村上春樹氏の小説、巧みに計算されていて、実に奥の深いメッセージが隠されている。いや、というよりも読み手側に、そういった段階ごとに読めるメッセージを重層化して、フレキシブルな読み方を許容しているのか。
個人の意識にフォーカスがあるのかと思いきや、戦後日本そのものを何かに体現させているかのようにも読める、技巧的な設計。
間違いなく現在の日本で代表的作家といってまったく過言でない。
本作品は、村上氏が相当時間をかけて臨んだ意欲作で、流れとしては、ねじまき鳥、カフカ、に連なる一連の作品になると思う。ねじまき鳥、は村上氏の技巧、設計、表現、などすべての点で、最高の次元にあるものだと思うが、この本作品は、そこにいたる流れを理解するうえで、大事なヒントをいくつも与えてくれる。
逆にねじまき鳥、ができすぎて、これからは、自分との競争に打ち勝って、よりすぐれた作品を書かないといけないのかと思うと、大きく書く内容自体を切り替えていくのだろうか、どうするのか、と心配すらしてしまう。村上さんー本当にいったいどこまで考えて、小説的仕組みを作っているんですか?
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.39
(5pt)

ムラカミワールド・全開。

『壁』に囲まれた、『街』で『夢読み』の仕事をすることになった『僕』の『世界の終り』という小説と、『組織(システム)』で『計算士』として『暗号』を作るスペシャリストの仕事をしている『私』の『ハードボイルド・ワンダーランド』という小説が平行して語られる。
正直、これだけではなんのことかわからない。まったくの絵空事といえばそんな気もするし、現実にありえることだと言い切ってしまえばそんな気もする。どちらかというと『世界の終り』が空想で、『ハードボイルド・ワンダーランド』が現実、という印象を最初は与えてくれる。まったく交わりのわからない、平行した二つの物語。それは話がすすまないとわからないものだし、また話がすすんでもわからないものでもある。作中で明かされる秘密は、納得のいくリアルなものであると同時に理解不能なファンタジーですらある。つまりジャンル分けが非常に困難なのだ。ムラカミハルキという作家は常に東京を舞台にしていても全然東京でないような世界に変えてしまうのが得意だ。そんな、現実の舞台すらも架空に置き換えてしまえるような作家が架空の舞台について描く。秀逸である。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.38
(5pt)

2つの世界のつながりが読むものを魅了する

世界的にも高い評価を受けている村上春樹の傑作の一つです。
 リアルな世界(ハードボイルド・ワンダーランド)と主人公の意識の中の世界(世界の終り)がパラレルに展開していく。
 前半ではそれぞれの世界が別々に進行しているようである。しかし読み進めていくと、実はつながって、それぞれの物語がもう一つの物語に大きく影響を及ぼしているということが分かってくる。世界のつながりを理解するとともにどんどんと小説に引き込まれていく。
 実に巧妙に描かれた作品だと思います。一つ一つのの形容表現も、もっとも適切で無駄がありません。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.37
(5pt)

2つの世界のつながりが読むものを魅了する

世界的にも高い評価を受けている村上春樹の傑作の一つです。
 リアルな世界(ハードボイルド・ワンダーランド)と主人公の意識の中の世界(世界の終り)がパラレルに展開していく。
 前半ではそれぞれの世界が別々に進行しているようである。しかし読み進めていくと、実はつながって、それぞれの物語がもう一つの物語に大きく影響を及ぼしているということが分かってくる。世界のつながりを理解するとともにどんどんと小説に引き込まれていく。
 実に巧妙に描かれた作品だと思います。一つ一つのの形容表現も、もっとも適切で無駄がありません。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.36
(4pt)

生きるという事

『世界の終わり』と『ハードボイルド・ワンダーランド』二つのストーリーがだんだんと交錯していきます。
死について、そして、生について、考えさせられました。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359