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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全212件 1~20 1/11ページ
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ストーリーはおもしろかった。途中、進展がわからなくなり、一章ごとにメモを取って読み進めた。 性描写の箇所はそれほど必要なのかと思う。自分には、傑作だった。 ただ、読み進めて初めてわかったが、ページが破れ、しわくちゃで、わからないように中に巧妙に折り込んであった。 | ||||
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村上春樹さんの作品の中で、なぜか未読のままだった。単行本がなくて文庫で購入。読み始めるとどんどん物語の世界に引き込まれてしまい、すぐに読了。みなさんにもお勧めします。 | ||||
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村上春樹さんの初期の作品だが、よくもこんなストーリーを考え着くもんだと感心。上下巻とも一気に読んでしまった。再読もすると思う。世界の終わりやワンダーランドが示唆するものは何か?。いろいろ読者に考えさせる物語である。 | ||||
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四半世紀前に読んで個人的ベスト村上春樹(というほどくまなく読んでいないが)と思っていたが、いろいろ忘れていたので再読。 きっと以前読んだときは博士の解説等解らないまま読んでいたと思う、今回はすごく複雑に組み立てられたパラレルワールドが丁寧に説かれている印象が味わえて嬉しい。自分の読書の読解力や我慢、勢いの力があがったか。 そして村上春樹的な価値観、美意識がストレートに描かれているのが、真摯でカッコつけてていいなぁと思った。今の村上春樹にはこのキラキラは書けないよね。 大食いの女の子、ロケンロールなタクシードライバーがチャーミング。 | ||||
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どれもコンスタントに面白いのは本当にすごいと思う。 この作品は訳の分からないペーパークリップが散らばってるんだけれど、なんとなく形がわかってきて、どうなるかも分かるのに面白いです。ストーリーが面白いということではなく、文の運びが秀逸。読んでいて脳が喜んでいる感じがします。 | ||||
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もちろん下の方が色々わかってくるので面白く読めます。上でやめちゃうのは勿体無い気がする 私は今の時点では村上春樹さんの本の性的な描写がどの本においても苦手なのですが、それでも彼の本にはこの人の書く物を読みたいと思わせる文の力と美しさがあると思います。これからも読みます。 | ||||
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料理が美味しそう 服飾がたのしい 音楽と文学がいい 車種がいい | ||||
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新刊「街とその不確かな壁」を読み終えたので、新たに電子書籍で購入し再読。新刊が静であるのに対し、こちらは動というイメージ。読みやすい文体なので、先へ先へと読み進めてしまいがちだが、注意深く慎重に読み進めることで、色々な発見がある。 | ||||
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よくある質問。人生最後の晩ご飯は何を食べる?あと1日で世界が終わるとしたら何をする?というような。「ハードボイルドワンダーランド」の私は、好きな女の子(といってもアラサー)の所へ行き、よく日は公園でビールを飲む。その女の子と別れた後は、自分のアパートへ電話をする。最後は港へ出かけてボブ・ディランを聞く。なるほど。それもありだな。 「世界の終わり」の「僕」は、最後に残ることを選択する。と、なると、『街とその不確かな壁』の「私」はいったい何者なのだろう。うーん、難しい。でも好きな作品だからいいか。 | ||||
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以前読んだときはもっとハラハラドキドキしたような記憶があるのだが、月日が経って再読すると、饒舌すぎる表現が気になる。まるで西尾維新のようだ。『街とその不確かな壁』と読み比べるために読んでいるのだが、最新作の方がずっと洗練されている気がする。それでも好きな小説であることに変わりはない。下巻も楽しんで読むことにする。 | ||||
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雷に打たれたように感動した。 | ||||
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『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』という2つの小説が交互に並んでひとつの長編を構成しているタイプのもので、まぁ一種のSFでしょうか。最初のうちは物語の設定の詳細が明かされないのでその意味不明さにイライラしながらも妙に詳細が気になるのでページをめくってしまいます。そして、中盤でその詳細が明らかになると、その馬鹿馬鹿しさというかSFとしての緩さに嫌気がさしてきます。しかし、それを我慢して読み続けると、流石に物語をダイナミックに展開させる力量は相当なもので、なかなか読ませる作品だなと感じるに至りました。ただ、主人公の最後の決断は、ちょっと解せませんでした。あのように決断をした理由が納得出来ませんでした。 そもそも、この作者の良さはリアリティのある物語にこそよく表れるのではないかな、と思います。本作は誰一人として登場人物は固有名詞を持ちませんが、作品中に登場する物、音楽、本などは、非常に具体的に特定されています。そこがまた楽しい。小説の中に登場する、そういうリアルな世界観にこそ、どうも病みつきになってしまう作者の良さが反映してくるように思われます。また、本作品に限りませんが、村上作品の多くは登場人物が全て「村上春樹」です。それはちょうどドストエフスキー作品に登場する人物が皆、「ドストエフスキー」なのと同じように、です。そして、それを分かった上で「村上春樹」を楽しむ者が村上主義者なのです。そういう意味で、 『遠い太鼓』 のようなノンフィクションは作者の良さが素直に表現されていて大傑作だと言えます。 (上)で心に残った一節は、p85のこれ。「僕はときどきこんなふうに思うことがあるんだ。僕らはみんな昔まったく違う場所に住んでまったく違う人生を送っていたんじゃないかってね。そしてそういうことを何かの加減ですっかり忘れてしまい、何も知らないままにこうして生きているんじゃないかってね。」どことなく、 サマセット・モームの『月と六ペンス』 を連想させる言葉です。モームの名前は本作中にも度々登場するし、きっとどこかでつながってるんじゃないかな? | ||||
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本作品の感想は (上)巻 の方に書きましたが、(下)巻でずっと気になることがひとつあります。それが、「手風琴」のこと。アコーディオンの古い言い回しですが、このアイテムが作品中でひとつの重要な役割を果たしています。 で、作中のどこでも「手風琴」と書かれているにも関わらず、何故か(下)巻のp216でだけ、「アコーディオン」と書かれているんですよね。これは一体、何か意味があるのか?? ずっと気になっています。 | ||||
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久々に読み返した。 やはりデタッチメント期の集大成的作品だと思う。 一般的には『ねじまき鳥クロニクル』がデタッチメントからコミットメント期への過渡期だと言われてるけど、その前の『ダンス・ダンス・ダンス』の本質は、資本主義という「システム」と「個人」の物語で、これ完全にコミットメント期の村上春樹のテーマなんだよな。だからダンスはコミットに入る気がする。 まぁ短編なら、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」が一番端的にデタッチメントの本質を描いている気がするけど。 世界の終わりと〜ではボカされているものの、元ネタの「街と、その不確かな壁」を読めば、世界の終わりの図書館の女の子とは、自殺した恋人である直子であるとすぐにわかる。でも僕の妄想の世界の存在だから記憶と心を持たない。 どうすれば悲恋に終わった彼女と永遠に生きられるのか?それは、妄想の世界で生きていくことである。それが本作のオチ。 つまり本作はある種の「引きこもり肯定小説」であって、「書を捨てよ町へ出よう」ばかりが叫ばれていた当時としては画期的だったことは間違いなく、だからこそ本作はオタクにバカウケし、CLANNADや灰羽連盟などのオタクカルチャーに大きな影響を与えたんだと思う。 でもその5ヶ月後に書かれた短編「ファミリー・アフェア」では、本作の反省であるかのように、内的世界に囚われた主人公の自壊と末路、そしてデタッチメントの妥協が描かれるのが渋いところ。 | ||||
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[印象に残った言葉] 心とはそういうものなんだ。決して均等なものじゃない。川の流れと同じことさ。その地形によって流れのかたちを変える。 [感想] 読んだ後の余韻があった。村上春樹の本に影響される方は多そうだと感じた。 | ||||
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[感想] ・明確に理解することの出来ない世界観だが、引き込まれる。下を読むのも楽しみ。 | ||||
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全てが不可解だった上巻から、一気に謎が回収されていく下巻。疲れました。途中、こちらの脳までおかしくなるかと思った。人の脳に入り込んで破壊する力がある作品です。これが37年前、村上さん30代の作品ということを考えると、やはりすごい。ものすごい。でも、個人的に好きな物語ではありませんでした。結末も?でした。そして村上作品は性的描写が多い。本作も例外ではなく、途中、しつこい!と叫びたくなりました。女性ファンも多いと思うのですが、こういう描写が好きなのだろうかと謎です。才能は認めますが、やはり村上ファンにはなれない私でした。 | ||||
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私は村上春樹さんの大ファンでオタクともいうべき存在なのですが、この【世界の終わりとハードボイルドワンダーランド】は私の村上春樹コレクションの中でもナンバーワン作品です。 もちろん他の作品も甲乙付け難い素晴らしい小説たちなのですが、こちらはちょっと別格で最高傑作と思われます。 何度読み返しても内容が深過ぎる。 この作品の本当の意味みたいなものを理解して読んでいる読者がいったいどれだけいるのだろうか。 物語としてストーリーを楽しむ程度に軽くも読めるし、ひとつひとつのシーンとセリフがとことん深くも読み解くことができる。宇宙の成り立ちのような壮大な背景も見えてきてしまう。 やっぱり村上春樹さんは天才であり、地球の宝です。 私は村上春樹さんの小説を読むためにこの時代に生まれてきたと言っても過言ではありません。 これからもぜひ健康で長生きをしてたくさんの文章を世の中に残して欲しいです。 私は毎日、村上春樹さんの文章を読むことで日々の幸せと人生の豊かさを感じております。 村上春樹さんへのラブレターのようになってしまいましたが、こちらの作品は本当におすすめです♪ もしあなたの人生にこの小説を読む時間が残されているのであれば、是非とも読んでいただきたい作品です。 私はよく考えるのですが、もし村上春樹さんの小説を知らずに今生の人生を終えるとしたならば、それはそれはもったいないというか、味気ないだろうなと思ってしまいます。 知らなきゃ知らないで幸せなんだろうけど、村上春樹さんの小説の面白さを知ってしまうともう元には戻れません。 村上春樹さんをまだ知らない若い世代の方にもおススメです♪ ぜひともご一読ください♪ | ||||
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異なる世界を交互に描写していく形式で進んでいく。完全な世界とされる壁に囲まれた街の立ち位置・世界観・最終的な成り立ちの経緯を自分の中で理解することに時間が掛かるが、その過程を楽しめるし、何回か読んでみてもその都度解釈が変わる様な深みを持った表現がなされている。一方、現実社会に生きる僕も、描かれているキャラクターは孤独な印象を与えつつ不自由のない生活を送っていたが、様々な外的要因によって実質的には非常に短い期間の中でとんでもないトラブルに見舞われて、急激に内面が変化していく様子が楽しめる。作者特有の食事や睡眠、性の描写に、その時代らしさも加わって気付くと惹き込まれている作品だった。 | ||||
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久しぶりに読みました。最初に読んだのはずいぶん前。社会人になってすぐの頃。文庫本を持っていたのを息子が持って行ったので電子版を購入しました。村上ワールドは今でも素敵です。実はほぼストーリーを忘れていて、ホントに楽しめました。平行して進む2つの世界は何を意味するのか?そしてまさかの結末。ぜひ読んでみてください。 | ||||
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