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風の歌を聴け



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風の歌を聴けの評価: 4.06/5点 レビュー 370件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全274件 81~100 5/14ページ
No.194:
(5pt)

回帰

懐かしい一冊です。
私の中では、一番、村上春樹を感じる一冊かな。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.193:
(5pt)

僕は”僕”になりたかった。

この小説をはじめて手にしたのは、高校生の頃。村上春樹に当たられた私は夢中になってこの人の小説を全部読んだ。
そんな私が一番好きな小説がこの小説です。今でもたまに読み返すとそのころの自分が呼び起されます。
僕は”僕”になりたかった。でも私はもう”僕”ではない。
それがたまらなく悲しい。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.192:
(5pt)

まだ読んでません。

まだ読んでないですが、テレビで加藤浩次さんが
中学生の娘さんに勧めたら、面白かったと言うので購入。
ノルウェから入ったので、当初の作品を読んでみたくて。。。今は、騎士団を読んでます。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.191:
(4pt)

面白かった

初めて電子書籍を購入し、村上春樹を読むのもほぼ初めてに近かったがとても深みのある作品に感じた。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.190:
(4pt)

あの時代の青春を描いた村上春樹の原点

村上春樹のデビュー作であるが、モラトリアムな大学生、友人との不毛な日々、セックス、そして死。そんなモチーフは「蛍」そして「ノルウェイの森」に通底するもので、改めて彼の原点なのだろうと感じた。
 よく現実感に乏しいと批判される作家だけど、無意味に時間だけあって無為に過ごした学生時代の感じをとても良く表していると個人的には感じた。もちろん単純に「セックス」だとか「身近な人の死」を経験したわけじゃないんだけど、作者と同世代である私には確かに共感するものが感じられたのだ。
 私の世代以後、大学生がまじめに良く勉強するようになったと聞く。たぶん作者より下の世代には絵空事のように感じられるのではなかろうか。デビュー時には青春を描いていた筈の村上春樹も、結局普遍的でなく「あの時代」の青春を描いていたに過ぎないわけだ。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.189:
(5pt)

死者からのメッセージ

この小説は主人公の「僕」の内面世界の自己対話と小指のない女の子との交流が同時進行で描かれます。
ところがその境目があいまいなためにとても幻想的な雰囲気を作り上げています。
その後の村上作品から登場人物の背景が明らかになっていくのですが、
ここは本作に敬意を払って深読みは慎みたいところです。

作者は人の生と死を意識しながらこの小説を書いていきます。
8年間抱き続けた想いに答えを出すために。あるいは自己療養のささやかな試みとして。
「もう何も考えるな。終わったことじゃないか。」

この小説のクライマックスは何といっても鼠との対話のシーンです。

山の手のプールで遊んだ後に鼠が胸の内を語り始めます。
「時々ね、どうしても我慢できなくなることがあるんだ。自分が金持ちだってことにね。逃げ出したくなるんだよ。」
「時が来ればみんな自分の持ち場に結局は戻っていく。俺だけは戻る場所がなかったんだ。」

そして小説に対する思い。
「書くたびに自分自身が啓発されていくようなものじゃなくちゃ意味がないと思うんだ。」
「蝉や蛙や蜘蛛や、そして夏草や風のために何かが書けたらどんなに素敵だろうってね。」

最後に鼠の彼女について。
「世の中にはどうしようもないこともあるんだ」「誰が慰めてくれたって痛みが止まるわけじゃない。」

鼠の存在と彼の語る言葉は依然として謎に包まれています。
仏文科の女の子についても、何故彼女が死んだのかは誰にもわかりません。
それでも彼らは「僕」の心の中にとどまり続け、その後の「青春3部作」を導く原動力になっていきます。
私も鼠の謎に引き込まれてしまった読者の一人です。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.188:
(5pt)

村上春樹の原点、ここにあり

出色の青春小説といっていいだろう。
「青春」の定義は曖昧だが、『<夢・野心を持ち、疲れを
知らぬ>若い時代』と、辞書にあるのであながち
間違いでもないだろう。
「青春」というと恥ずかしげな印象だが、愛だの恋だの
スポーツだのという内容ではもちろん、ない。
むしろ対極にあるのではないか。
なぜなら、以降の作品に付いて回る「死」が色濃く
出ているし、女の子は出てくるが彼女たちは名前もない。

はじめから最後までとことん乾いた文体。
日本が舞台ながら、この国特有のじめっとした
感覚がまったくない。
外国が舞台なんじゃないかと、錯覚に陥る。
軽快でスマートな文体、しかし奥行きもある。

ウイットとユーモアに富んだ会話や文章、
形容詞などは既に「村上春樹」的である。
例えば「僕は21歳になる。まだ充分に若くはあるが、
以前ほど若くはない。もしそれが気にいらなければ、
日曜の朝にエンパイア・ステート・ビルの屋上から
飛び下りる意外に手はない。」など。

村上作品ではなんらかの比喩的な人物がよく
登場する。
指が4本の女の子、他作品では耳のモデルをしている
女の子、「羊」、性同一性障害の司書など挙げれば
キリがない。
メタファーだって少なくない。

すらーっと読んでしまうと、すぐに終わってしまうで
あろう本作品。じっくりと読んでもらいたい。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.187:
(5pt)

何も起こらない、でも

数ある村上春樹の作品のなかで、やっぱりこの『風の歌を聴け』が一番好きな作品です。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.186:
(4pt)

文学史に残る一冊

日本の小説は二葉亭四迷の「浮雲」以来、文体の革新、創造の歴史でもある。その文脈で言えば村上春樹は、大江健三郎以来の日本語の新しい文体をもった作家として、この作品とともに日本の文学史に位置付けられると思う。
英米文学の翻訳調のその文体で描かれる戦後の米国文化の影響を強く受けて価値観を形成した世代の心象風景は、どこか空虚でありながら自己主張を恥じない、従来の日本的な小説作法からすると、とくに私小説の伝統的価値観からすると、嘘の多い、軽薄な作品ということになるのではないだろうか。
すぐれた作家はその生きる時代雰囲気を描きだすものだ。村上春樹もその時代の断片を見事に捉えているからこそ、多くの読者の共感を得たのに違いない。
歴史的な価値は認めつつも、あまり好きになれないので四つ星。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.185:
(5pt)

原石の村上春樹

村上春樹の後の作品に見られる魅力が高密度の原石のように散りばめられています。また、ずば抜けた比喩表現とユーモアは、このデビュー作で十分楽しむことができます。今回、30代を過ぎて読み直してみて、20代前半ではよく分からなかった部分がたくさんあったことが分かり、自分のその頃の稚拙さを感じました。これから先、40代になって読み直すと、また違った感想を持つのかも知れません。村上春樹の作品が好きな方であれば、一読の価値はあると思います。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.184:
(5pt)

初めて自分で買った小説

雑誌で好きな女優がこの小説を紹介していて、村上春樹という作家の存在を知り、デビュー作「風の歌を聴け」を買って読みました。
中学生の頃のことです。
Tシャツの絵が載っていたり、文章の感じとか、国語の教科書に載っている小説とは違うな、と思ったのが最初の感想です。
それに、ビールやフライドポテトが美味しそう、と思いました。
色々と衝撃を受けた作品です。
今でもたまに読み返しています。
自分の中では大好きな作品の一つです。
当時好きだった女の子にオススメしたのに、「こんな20代はいないよ」と言われてしまいましたが・・・。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.183:
(4pt)

嫌われそうで嫌いになれない世界観

「離婚した女の人とこれまでに話したことある?」

色んな背景を持った人との凡庸な出会いと突然の別れ。現実からちょっと離れられるような不思議な交友。
個人的には一文目ですでに村上春樹を感じられるのがすごいと思う。毎回のつかみが上手。
使いたくなる単語・セリフが多くて、何回も読み直したい作品です。
風の歌を聴け (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:風の歌を聴け (講談社文庫)より
4062748703
No.182:
(5pt)

断片的な処女作

この作品は村上春樹の処女作で、個々の文章は魅力的なのだけれど、ぶつぶつに寸断された構成になっており、一読しただけでは全体の文脈が捉えづらくなっている。

著者もその欠点は自覚しており、海外では未熟な時代の作品だから、という理由で長く出版されていなかったそうだ。
(現在は「1973年のピンボール」と合わせ、1冊になって出版されている)

各シーンは短く、飛び飛びだし、内容を理解するには読み手の側に努力が要求される。

とは言え、文章そのものは上手なので、読むのが苦になるということはない。

そのあたりの塩梅が絶妙な小説である。

処女作にはその作家の可能性がすべて提示されると言われるが、村上春樹にしてもそれは同じで、その後の作品でも主要なテーマとなる、孤独、喪失、わずかな希望といった要素はこの作品でも見受けられる。

これらのテーマがその後の作品でどのように拡張されていくことになるのか、それを知る上でも、源泉となっているこの作品を読む価値はあるだろう。

この作品を読むだけで村上春樹のすべてを知るのは無理があり、自分にテイストが合うと感じたのであれば、続けて「1973年のピンボール」と「羊をめぐる冒険」を読むことをお勧めする。

この3作品は登場人物が同じで、ストーリーにつながりがあり、村上春樹が作家として覚醒していく過程を追うことができるので、通読すると、より理解が深められると思う。
風の歌を聴け (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:風の歌を聴け (講談社文庫)より
4062748703
No.181:
(5pt)

電子書籍になり嬉しい

通勤時間が長いため、電子書籍で通勤中に読んでいます。ちょうど読みやすい。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.180:
(5pt)

孤独感

上位に来ているいくつかのレビューに初めて読んだ年やその時の年齢が書かれていて、「ああ、やっぱりそんな風に語りたくなってしまうものなんだな」と感じました。私は…もう何時の事だったか忘れましたが、たぶん1985年頃、高校生でした。
孤独感に苦しむことは若い頃よりはるかに少なくなったけど、でも孤独感そのものは消えないんだな、というのがおじさんになってから再読しての感想です。
著名作家のデビュー作、内容については今さら語るまでもないでしょう。
多くの若い人に読んで欲しいし、おじさんになったら再読して欲しい作品です。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.179:
(5pt)

あるいは、この一冊が一番好きかもしれない!

あるいはそうかもしれない。

一時期、これが口癖で、あるいは人に嫌われていたかもしれない。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.178:
(5pt)

ついに電子化

村上春樹のデビュー作。
私が初めて読んだのは1982年夏。多分、初の文庫化で文庫版を旭川のキオスクで買った。因みに北海道に行ったのはその一度のみ。
当時はほとんどSFとか冒険小説しか読まなかったので何故この本を手にとったのかは未だに謎。
「なぁんか良いっちゃん」って友人に説明してたような記憶が有ります。
続編の「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」の三部作は私にとって永遠に村上春樹の最高傑作です。
未熟な部分含めて、当時の自分の気持ちに見事にはまってしまった。
「羊をめぐる冒険」のクライマックスが北海道なのも、これってひょっとして運命の出会い?って思った一因です。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.177:
(5pt)

良くも悪くも村上春樹

ハラハラ・ワクワクする話ではないし、ドキドキするような話でもない。一般的ではない一般人の淡々とした話が流れていくのだが、文章が気持ちよく、その流れに身を任せているとここちいい。何となく最後まで流されていってしまう(でも何も残らない)。というような印象です。学生の頃は全く村上春樹の本を読んでも楽しくなかったけど、40を過ぎてから読むと何か余裕を持って読めます。
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.176:
(4pt)

不思議な空気感が好きです。

村上春樹さんの小説を読みたくなるのは
読んでいる時の不思議な空気感が好きだからです。不思議な空気感が何故あるのかわからないけどやっぱりこの物語の中にもあるんだよね
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671
No.175:
(5pt)

読み返したい

何度か読み返したがそれでもまた何度でも読み返すだろうなと思い購入した。
僕と鼠の流動的な日常描写がとても綿密に繊細にそして丁寧に表現され、特に物語性は無いがだからこそ日常という深みにはまっていってしまう作品
ラジオのシーンは斬新だと思う
風の歌を聴けAmazon書評・レビュー:風の歌を聴けより
4061163671

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