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球体の蛇
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球体の蛇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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家族や友人の死の原因を自分が作ってしまったと思い込んで、何年も悩み続けた少年。しかしそれが思い違いだと聞かされたり、それも嘘ではないかと疑念を抱いたり。心の葛藤を描きながら、ミステリーのように展開します。 | ||||
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いつも通り構成は緻密で後半の伏線回収はさすがだけど、今回の結末は救いがなくて、あまり爽快感のない読み終わりでした | ||||
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初めて道尾秀介作品を読んだ。ミステリー色が濃いかと思ったが、叙情的なそしてどこか女性的なタッチを感じた。 繊細な表現力で、情景が瞼に浮かぶようで、物語の世界に惹き込まれていったが、起伏の波は小さく、もっと衝撃的な展開を期待していただけに少し心残りが感じられた。良い作品ではあった。 | ||||
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最初のうちはあまり面白いとは思えなかったが、サヨの行動一つ一つの怖さに引き込まれてページを進めていた。ネタバレになりそうなので詳しくは書けないが、途中で智子が起こした行動が主人公の智彦のトラウマと関わっていたことがわかるシーンは電車で読んでいて思わず「えっ」と言いそうになりました。 | ||||
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やはり道尾秀介。文章が読みやすい。そして登場人物に感情移入がしにくい(笑) 道尾作品は何作か読んでいますが本作は過去最高に登場人物に共感しにくいです。主人公を始め、なんでそこでそんなことをするんだよ?と言動が理解できない人たちの集まりです。 展開上、多少無理があっても仕方ないと無理やり登場人物を動かしているような感じが随所に見受けられたのでその分評価は下げていますが、それを差し引いてもある程度面白い話になっているのはさすがですね。 人が人を思いやってついた嘘が巡り巡って状況を悪くするというのが形になったかのようなお話でした。展開は二転三転し、真実は読者の想像に委ねられ、このすっきりしない読後感も道尾作品ではおなじみのもの。 最初から最後までストーリーの中心にいるのは智子です。このキャラにどこまで思い入れることができるかで本作の評価は多少変わってくるのでは。私は主人公が入れ上げるほど彼女の魅力というものがいまいち伝わってこなかったため最終的に☆3です。 | ||||
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人生は偶然の連続で成り立っている。この物語を読んで私がテーマを挙げるとすれば,こんなところだろう。 少なくとも私には不自然と感じざるをえないほどの偶然の連鎖がここには描かれていた。 だがいったい人生において偶然でないことなど一つでもあるのだろうか?そもそも私たちが生まれてきたことからして,偶然の産物に違いない。 だから,「人生をやり直せるとしたら生まれる前に戻りたい」と主人公が願うのは当然で,それはつまり,自分の人生の最初の偶然であるその前に戻り,すべてを違う偶然からやり直したいということに他ならない。なぜなら偶然とは必然の同義語であり,彼が望むのはビリヤードの最初の一突きがされる前に戻ることなのだ。 もちろんそれは決して叶わない。だから彼にできることは偶然に満ちた決定された人生を歩むことしかないが,それはまるでスノードームの球体に閉じ込められたかのような息苦しさと甘美さを与えてくれる。球体の外にいるか内にいるかを決めるのは自分自身の意識一つであるが,僕らの多くは,他者や自分の命を秤にかけつつその球体から抜け出ようとしたサチとは異なり,主人公同様,内にいることに気がつかないフリをし,もしくはその意識に抵抗して,穏便な人生を歩むのだろう。 主人公がドームの外に生きる可能性があるとすれば,それは最後の場面の妄想を現実化するために行動すること=智子の自殺が嘘であったことを新聞などで調べることであるが,彼がそれをしないことは,最後の一行で暗示されている。 読んだ直後に,主人公が智子の自殺を新聞で確認しないのがあまりにも不自然だと感じたが,そう考えればつじつまは合うのかとも思わないでもない。 | ||||
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思い込みから好きな人のために思い込みが重なっていく。 ほんとのことはわからないのに。 | ||||
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悪意のある嘘。 相手の為を思い、良かれと思ってついた嘘。 結果として嘘になってしまった事。 いろんな嘘がありますが、この作品で描かれる嘘もその一つの形。 うまいなと思いました。 道尾さんらしさ健在です。 | ||||
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もっと嘘の重さを表現しているのかと思ったけど、意外にあっさりしていた。 特に苦しく悩んだという感じは出ていない。 主人公が夜中に他人の家の床下にもぐりこんで住人の声を聞きながら射精をするというド変態なのが気になった。 読後感はそこそこだったのでまあいいか。 普通の作品。読んでも読まなくても。 | ||||
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主人公の青年が、住み込みである家庭で生活するようになり、そこで様々な事件が起こる という内容です。 大事だった人が信じられないエピソードを抱えていたり、その人の醜い部分があったりと、 引き込まれていく要素がところどころに詰め込まれており、終始、飽きが来なかったと思います。 スノードームの部分は、人はきれいな部分だけを集めて生きていたいものなんだということの 表れなんでしょうね。 作者が直木賞を受賞した「月と蟹」よりもこちらの方がお勧めです。☆3.5 | ||||
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狡猾な嘘と悲しい嘘が入り混じっていて読み応えがあった。 個人的には智子の優しさとナオの怖さが印象的だった。物語の序盤では、怖くて何を考えているか分からないイメージの智子、優しく友彦を見守るイメージのナオという印象だったが、中盤から終盤でそのイメージが逆転した。 また、ある出来事をきっかけに変化した友彦と乙太郎の関係について、乙太郎がお酒に逃げるようになり、友彦は葛藤しながらも乙太郎が許せず、最後まで乙太郎と気まずいまま終わってしまったのが残念だった。友彦のことを自分の子供のように可愛がっていた乙太郎が、友彦のことをどのように想っていたのかも描いてほしかった。 | ||||
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狡猾な嘘と悲しい嘘が入り混じっていて読み応えがあった。 個人的には智子の優しさとナオの怖さが印象的だった。物語の序盤では、怖くて何を考えているか分からないイメージの智子、優しく友彦を見守るイメージのナオという印象だったが、中盤から終盤でそのイメージが逆転した。 また、ある出来事をきっかけに変化した友彦と乙太郎の関係について、乙太郎がお酒に逃げるようになり、友彦は葛藤しながらも乙太郎が許せず、最後まで乙太郎と気まずいまま終わってしまったのが残念だった。友彦のことを自分の子供のように可愛がっていた乙太郎が、友彦のことをどのように想っていたのかも描いてほしかった。 | ||||
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一人称が「私」なのに違和感を覚えた。「ぼく」でよかったのでは……。 | ||||
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一人称が「私」なのに違和感を覚えた。「ぼく」でよかったのでは……。 | ||||
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主人公を始め、登場人物それぞれが抱える秘密の数々。 好きな相手を大切に思う気持ちと、性への衝動に走ったり、独占しようとして傷つけてしまう現実。 文芸作品的な雰囲気を漂わせる文体には惹かれるけれど、登場人物の誰にも共感できない。 読み進めるほどに、嫌悪感が増していく・・・ちょうど、『向日葵の咲かない夏』のような。 ひょっとして、それが作者の意図なの? と深読みしてみたりも。 効果的に登場する『星の王子様』とスノードーム。 そして今回も、読み終えると「なるほど!」と納得するタイトルでした。 現在の私的評価は あまり高いとは言えないけれど、読み返すうちに 急上昇するかもしれない予感も。 「騙された!」という衝撃は、後半終わり頃に味わえます。 それも 爽快さはなく、本当のところは謎のまま。 まるで、それが人生なんだ、と読み手に思わせるかのような。 う〜ん、やっぱり道尾さん 凄いのかも! | ||||
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主人公を始め、登場人物それぞれが抱える秘密の数々。 好きな相手を大切に思う気持ちと、性への衝動に走ったり、独占しようとして傷つけてしまう現実。 文芸作品的な雰囲気を漂わせる文体には惹かれるけれど、登場人物の誰にも共感できない。 読み進めるほどに、嫌悪感が増していく・・・ちょうど、『向日葵の咲かない夏』のような。 ひょっとして、それが作者の意図なの? と深読みしてみたりも。 効果的に登場する『星の王子様』とスノードーム。 そして今回も、読み終えると「なるほど!」と納得するタイトルでした。 現在の私的評価は あまり高いとは言えないけれど、読み返すうちに 急上昇するかもしれない予感も。 「騙された!」という衝撃は、後半終わり頃に味わえます。 それも 爽快さはなく、本当のところは謎のまま。 まるで、それが人生なんだ、と読み手に思わせるかのような。 う〜ん、やっぱり道尾さん 凄いのかも! | ||||
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サヨの死をめぐる主人公の男性と二人の女性(ナオ、智子)のお話。 誰が何を抱えていたのかという重いテーマだが、 文章が平易でとても読みやすかった。 結末には驚かされ、余韻が残った終わり方もいいのだが、 智子がキャンプ場にいたこと、 田西の入れあげていた女性が幼馴染みだったこと などの偶然が、やや気になったので、この評価となりました。 | ||||
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サヨの死をめぐる主人公の男性と二人の女性(ナオ、智子)のお話。 誰が何を抱えていたのかという重いテーマだが、 文章が平易でとても読みやすかった。 結末には驚かされ、余韻が残った終わり方もいいのだが、 智子がキャンプ場にいたこと、 田西の入れあげていた女性が幼馴染みだったこと などの偶然が、やや気になったので、この評価となりました。 | ||||
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