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球体の蛇



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【この小説が収録されている参考書籍】
球体の蛇
球体の蛇 (角川文庫)

球体の蛇の評価: 3.58/5点 レビュー 64件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 1~20 1/4ページ
No.64:
(5pt)

良かった

え?そうなの?と思わせられる所が何か所かあって面白かった。
最後にタイトルの意味がわかり、読後感も良い。
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4041006198
No.63:
(4pt)

儚い

儚い。
ちょっとしたことで崩れそうな人間関係を間近で見ているようでそわそわする。
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No.62:
(5pt)

楽しみました。

よかったです。
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No.61:
(5pt)

ラストの救いは心に響く

離婚した両親と離れ、近所の家で暮らす高校生の主人公。あかの他人でありながら、害虫駆除業者のおじさんと、年下の幼馴染のコと温かい家庭を築いている。

しかし、主人公が好意を寄せている女性の放火殺人を犯した現場に遭遇してから、仲睦まじい生活が徐々に変化していくのだった…。

主人公が抱える闇が明らかになるとともに、衝撃的なシーンを目撃したり(読者にも衝撃的!)、それに追い討ちをかけるような事実が次々と主人公に突きつけられるという重い展開である。ページを繰る手も止まりがち。

幼い頃の一言が、大好きな人を死に導いてしまったのではないか、そして、また…、という主人公の懊悩が切な過ぎる。やがて主人公が自立していっても、やもやが晴れていかない。それゆえに、ラストの救いは心に響く。
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4041006198
No.60:
(5pt)

切なすぎる

世の中にこれほどまで切ないお話ってあるの?
まあ、小説だからと言われればそれまでなんですけど。
自分が若かった頃を思い出して、主人公に猛烈に感情移入してしまいました。
道尾さんって本当に振り幅の大きい方なんですね。
ガラスのように繊細で壊れやすい女性を描かせたら、この方の右に出る人はいないんじゃないでしょうか。
余韻が長く残る良い作品でした。
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No.59:
(4pt)

人の数だけ物語がある

人は、疑いながら、勘違いに築き、真実を見つけようとする、
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4041006198
No.58:
(4pt)

いやぁ面白い本でした

純文学の匂いのする本を久しぶりに読みました。
登場人物の関係性や、起きる出来事や、その後にそれぞれが抱え続ける闇も、しっかりと描かれていて引き込まれました。
唯一、このタイトルはどうなんか?…。もう少し違うタイトルならば、もっと手に取る人が増えるのでは…と。
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4041006198
No.57:
(5pt)

ツルゲーネフの「初恋」のようなミステリー(ただし、謎解きではない)

少し訳ありの家庭で育った主人公の男子高校生のトモは、白蟻駆除業者の乙太郎とその次女であるナオと一緒に片田舎の海辺の町に住んでいた。
 
乙太郎は気のよい男で晩酌で酔うと「トモちゃん、ナオとくっついてやってよ」と言うのが口癖のようになっていた。彼の妻とナオの姉のサヨはある火事が原因で亡くなっていたのだが。

サヨは美しい少女でトモも淡い恋心を抱いていたが、反面、彼女の死について、自分が直接の原因をつくってしまったのではないか、と怖れ悩みを抱えていた。

疑似家族のような三人だったが、白蟻駆除の仕事に訪れたトモと乙太郎の前に、亡くなったサヨの面影を感じさせる若い女性、智子が現れる。

智子は謎めいた女で、なぜか偏屈な老人の家に通っていた。智子のことが気になってしかたなかったトモは、彼女の秘密に少しずつ近づいていった。

ある夜、智子が通っていた老人の住居が火災に遭って、老人は死亡する。この時から、トモと智子、そして乙太郎の関係が変化していった。

偶然に乙太郎の秘密の行動を目撃し、智子からは胸に秘めていた秘密を聞かされ、そしてナオから姉のサヨの秘密を聞かされた、その度にトモは大きな衝撃を受ける。

人は自分で知らないうちに他人を傷つけているのかも知れない。自分がそうしてしまったのではないか、と気づいて愕然とすることもあるかも知れない。しかし、それを呑み込んだまま生きていくしかないかも知れない。

この作品は、そうした人の世の不条理と甘酸っぱい青春の恋心を重ね合わせながら、悲しくも研ぎ澄まされた刃物のように冷たい光を放っている。

この作品はトモが大人になって家庭を持つようになった時に、思いがけない救いを暗示して終わる。それは、事実ではなくて、トモが勘違いしただけだとも解釈することができる。

しかし、自分はこの作品には大きな余白があると思う。その余白に作者が描かなかったナオの行動を自分なりに補うことによって、トモと智子の救いと青春への決別を成就することができた。

タイトルの「球体の蛇」が意味するところはよくわからない。智子が好きだったスノードームと、「星の王子様」の冒頭に出てくる象を呑み込んだ大蛇の絵の話を重ね合わせて、あれこれ考えている。
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4041006198
No.56:
(4pt)

ハッピーエンド。

そこまで暗くないですし、所謂胸糞悪いという感情も湧きませんでした。最後は結婚して子供もできてハッピーエンド。
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4041006198
No.55:
(4pt)

智子を追ってまだまだ物語は続きそうな予感がしますね。

道尾秀介さんが描く過去と現在が激しく交錯し虚実が入り乱れる一人の青年を巡る3人の女の人生の物語。「球体の蛇」には現実の蛇は出て来ませんが何度も壊されたスノードームの中でうごめいている印象が鮮烈ですね。暗くて切ないストーリーですが、でも読者を本格的に落ち込ませないのが道尾さんの良さでしょうね。主人公トモとサヨと智子とナオの愛の物語で序盤のトモが床下に忍び込む場面では乱歩の人間椅子を思い出しました。トモはこのままきっぱりとサヨと智子への執着を断ち切れるのでしょうか?智子を追って物語は続きそうな予感がしますね。
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4041006198
No.54:
(3pt)

心境と状況の描写が巧妙です

家族や友人の死の原因を自分が作ってしまったと思い込んで、何年も悩み続けた少年。しかしそれが思い違いだと聞かされたり、それも嘘ではないかと疑念を抱いたり。心の葛藤を描きながら、ミステリーのように展開します。
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4041006198
No.53:
(1pt)

男性の性の闇部分を見せてくれた

どこまでも「男」の性と恋の話。女性たちの魅力が伝わって来ない。つまり女性には深い関心はなく、あくまでも主人公の主観と執着に終始している。でも1人の女性に執着する経験は男性なら多いようなので、共感出来る人はよいのではないでしょうか。それを情緒的にロマンティックに描写しているのでそれに浸りたい方にはぴったりです。残念ながらわたしには男の未練がましさとしつこさと映ってしまいました。ミステリー的要素は面白いのかもしれませんが、それを上回る気持ち悪さでした。
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No.52:
(5pt)

文章の随所に散りばめられた感傷

道尾さんの作品を何冊か読みましたが、
最も胸を打つような、心が掻き乱されるような作品でした
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No.51:
(3pt)

さすがだけど、寂しい読後感

いつも通り構成は緻密で後半の伏線回収はさすがだけど、今回の結末は救いがなくて、あまり爽快感のない読み終わりでした
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No.50:
(3pt)

良い作品。良い作品だが、ミステリー色はやや弱い。

初めて道尾秀介作品を読んだ。ミステリー色が濃いかと思ったが、叙情的なそしてどこか女性的なタッチを感じた。
繊細な表現力で、情景が瞼に浮かぶようで、物語の世界に惹き込まれていったが、起伏の波は小さく、もっと衝撃的な展開を期待していただけに少し心残りが感じられた。良い作品ではあった。
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No.49:
(3pt)

まあ、面白かったです

最初のうちはあまり面白いとは思えなかったが、サヨの行動一つ一つの怖さに引き込まれてページを進めていた。ネタバレになりそうなので詳しくは書けないが、途中で智子が起こした行動が主人公の智彦のトラウマと関わっていたことがわかるシーンは電車で読んでいて思わず「えっ」と言いそうになりました。
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No.48:
(3pt)

嘘が重なり嘘を呼ぶ

やはり道尾秀介。文章が読みやすい。そして登場人物に感情移入がしにくい(笑)
道尾作品は何作か読んでいますが本作は過去最高に登場人物に共感しにくいです。主人公を始め、なんでそこでそんなことをするんだよ?と言動が理解できない人たちの集まりです。
展開上、多少無理があっても仕方ないと無理やり登場人物を動かしているような感じが随所に見受けられたのでその分評価は下げていますが、それを差し引いてもある程度面白い話になっているのはさすがですね。
人が人を思いやってついた嘘が巡り巡って状況を悪くするというのが形になったかのようなお話でした。展開は二転三転し、真実は読者の想像に委ねられ、このすっきりしない読後感も道尾作品ではおなじみのもの。
最初から最後までストーリーの中心にいるのは智子です。このキャラにどこまで思い入れることができるかで本作の評価は多少変わってくるのでは。私は主人公が入れ上げるほど彼女の魅力というものがいまいち伝わってこなかったため最終的に☆3です。
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No.47:
(4pt)

旅先で電車の中ですらすら読める。

内容は難しくなかったので、旅先の電車の中ですらすら読めました。
初めて著者の作品を読ませてもらいましたがとてもよかったです。
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4041006198
No.46:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

一生手放さないであろう文庫のひとつ

作者も知らずに旅先で買った本。
何度も読んでしまう。
今では道尾秀介様、大好きな作家です(*^^*)
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4041006198
No.45:
(5pt)

面白い

スリリングな展開と、人物の心の動き。大小の別はさておき誰にでもありそうな葛藤。面白い。
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4041006198

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