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背の眼
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背の眼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 1~20 1/3ページ
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※ネタバレ注意 表紙とタイトルで敬遠してましたが、中身は意外と名探偵と作家先生と美女という愉快なメンバーで取っつきやすかったです。 前半は不気味な霧の中に幽霊が見え隠れし、どこか不穏な雰囲気が漂う感じで、犯人は幽霊なのか人間なのか最後までわかりません。 しかし下巻の後半から凄まじいスピード感で謎が一気に解明されていく様は見事です。本でここまでスピード感を感じたのは初めてです。作家の道尾くん同様そのスピードについていけずに名探偵の推理を早く教えて欲しいとどんどんページをめくっていきました。さて犯人は幽霊なのか人間なのか...。 最後にゆっくりとネタバラシの時間があるのも読後感が良くていいですね。ちょっと気になったのは主人公の道尾が聞いた声が本物なのかどうか明言がなかったことですね。少し触れて欲しかったかなと思います。とにかくとても楽しく読みました。 | ||||
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書きましたが、作風は、御手洗や諸星風味の感じで、下巻ではヒッチコックも加わりましたね〜笑〜全体は2時間ドラマを観ているようで良かったですね〜標題の背の眼は、題名は変えたほうが良いかもしれないですね〜「眼」の結びの説明が心霊写真を含めてあまり良くなかったと言うか、主たる標題とするには弱かったですね〜何やら騙された感じです〜 | ||||
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ページを捲る手が止まりませんでした。 シリーズであと2作品出ているとの事なので、そちらもぜひ読んでみたいと思います。道尾秀介さん、すごいな。 | ||||
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デビュー作でホラーサスペンス大賞特別賞というのは驚きだがうなずける。探偵役の真備は霊現象探求家だが世の霊現象は信じていない。しかし助手の北見凛は霊感があるという。解明したいから探求家なのだ。 一般的に殺人事件は犯人がAかBか、もしくはCかで推理するわけだが、これは人か心霊現象かなので怖さが倍増する。後半登場する子供も霊感があるという。殺人現場でも見たらしいし。最後の最後までひきつけられました。 助手で美人の北見凛が活躍するところを期待したのですが、真備シリーズはまだあるようなのでそちらに期待します。 | ||||
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久々に面白かった。タイトルで損をしているような印象。プロローグから始まり一体全体これは何なんだというゾクゾクした感覚。 早く結末を見たくて下巻に・・・。 | ||||
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とても面白かった。物語を通じて得体の知れないものに向かっていく、ゾクゾクした感覚が終始続く。登場人物達が仲間になり、怪異を追っていく過程はまるで江戸川乱歩の少年探偵団の様相。 何よりも読みやすく、ページを手繰る指がもどかしいぐらい。 同様の面白さでシリーズ物がでれば買い。 | ||||
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ホワイトボードに関しては、おそらく営業の時の経験を活かしている 個人的な感覚だが、食べ物系の本を書くととんでもなく売れそうな気がした イヤミス路線に移動したようだが、こっちの方が長い期間売れるような気がした | ||||
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お面の深掘りとホワイトボードの深掘りは良かった 上巻にも書いたが、食べ物系を書かせるともっと良いと思った | ||||
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凄く面白かった。読んでいてドンドン引き込まれました。 犯人が予想もしていない人だったのでビックリ! あと、ドラマがYou Tube動画にあがっていたので、そちらも見ました。 本もドラマも両方良かったです。 | ||||
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とどこおりなく手元に届きました。 きれいな状態で、満足です。 ありがとうございます。 | ||||
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とどこおりなく手元に届きました。 きれいな状態で、満足です。 ありがとうございます。 | ||||
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雷神から読んだのですが、この背の目もオカルト的なのかな?と思ったのですが、そうではなく、色々な要素があって、最後には全てが繋がって、人の悲しみ、愛する人への思いなどが細かな描写で心に響いて来ます。 | ||||
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読めるし、読後感も考えてくれていて良いのだが、ミステリとしてもホラーとしても中途半端な気がする。どちらも平均点以上のクオリティなので星は多いが、どちらかに集中していれば傑作になったと思う。北森鴻のような民俗学ミステリは需要が高そうなので、そっち路線を進んで欲しい。 | ||||
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ミステリを前半だけで批評はできないが、ストーリーテリングや、描写のリアルさなど、ワクワクさせられる。下巻が楽しみです。 | ||||
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作家さんの好き嫌いはあるでしょう。同じような題材でも書き方や表現の仕方で好きか嫌いかはわかれるとこなのですが個人的には大好きですね。特徴的な書き方が好きでほかの作品もほとんど読みました。中でもこれは特に好きです。下巻は一気に読みました。上巻ではオカルトとか霊についての解説が多くてちょっと疲れたけど。下巻では流れるような展開に思わず実写化したらかなり面白いだろうなぁと思いました。 | ||||
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面白かったです!私はすごく怖いホラーは苦手です。でも子供騙しのホラーには物足りなさを感じる。この作品は程よく怖さを感じられました。冒頭からすぐに物語に引き込まれ、あっという間に終わってしまった感じです。すぐに犯人が予想できてしまうのは残念でしたが、終わり方は想像外でした。本作がとても良かったのでシリーズ全部読んでしまいましたよ。 | ||||
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出だしから、不気味な雰囲気が漂う、ホラーサスペンス、最後の終わり方が、少し強引だともおもうが、長編あきささず、ぐいぐいよます、傑作 | ||||
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本書を手を出したきっかけは、とある雑誌で彼の記事を読んだことだ。そこには道尾秀介氏自らが設計した書斎が紹介されていた。一日きっちり10ページ。無理のないノルマを自分に課し、リラックスと集中。朝7時から夜6時まで小説を仕上げる。若手ながら次から次と賞を受賞・・・確か、そのような話だったと思うが、そんな素敵な空間&彼の才能から描き出される世界観は、きっと読者にも何か素敵な気分を分け与えてくれるに違いない。そう思った。 ■白峠村を舞台にしたミステリー小説 「背の眼」は、ミステリー小説だ。ちなみに、ホラー・サスペンス大賞特別賞を受賞している。ネタバレしない程度にあらすじを紹介しておく。 作家業を営む道尾(みちお)は、久しぶりの旅行にでかける。行き先に選んだのは白峠村。この村を訪れた際、偶然、児童失踪事件の話を耳にする。その矢先、宿泊先近くの河原で、不気味な謎の声を聞き、慌ててその村を逃げ出してしまう。恐怖体験が頭から離れなず困った道尾は藁をもすがる思いで、霊現象探求所を運営する旧友、真備庄介(まきびしょうすけ)のもとを訪れる。そこで目にしたのは、被写体の背中に人間の眼が映り込む四枚の心霊写真。彼ら全員が撮影数日以内に自殺したという。そしてなんとその、白峠村周辺で撮影されたものだという。失踪、謎の声、心霊写真、自殺、白峠村。これは単なる偶然か、それとも・・・。 ■ヒーローの存在と読めない展開 さて、なぜおもしろいと思ったのか。 1つは、”強いヒーローを見たい”という欲求を満たしてくれるからだ。コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ、東野圭吾のガリレオ。彼らのような聡明さを持つ存在が、この作品では真備庄介にあたる。小説の最初の方で、道尾を”ワトスン”にみたて、真備があたかもシャーロック・ホームズになったかのように推理を披露するシーンがある。実は、デタラメの推理で冗談として挿入されている場面だが、作品内での二人の立場を描写するのに、これほど的確な喩えはないだろう。 もう1つは、ストーリー性だ。処女作とは思えない良く練られた作品だ。いくつものパズルのピースがカチリとはまっていく。その流れに心地よさすら覚えた。加えて、(これがミステリー小説において最も重要なことなのだと思うが)最後の最後までストーリーが読めない。最後まで迷う。 ■憎らしいほどの才能 ところで、”ワトスンくん的立場”で小説に登場する道尾は、作者の道尾秀介氏自身のことは自明だが、現実世界での作家としての能力は”ワトスンくん”・・・というよりも、”シャーロック・ホームズ”に近いのかもと思った。 実は、この本の「あとがき」に裏話が載っているのだが、ホラーサスペンス大賞特別賞をとるためにとった戦略の話からはじまって、道尾秀介氏が短期間でいとも簡単に小説を仕上げてしまう話、そして今作品で打ち出した狙いなど・・・読者のみならず、小説の審査員の心理を的確に読み当てる彼の洞察力には、驚嘆するばかりだ。小説を読んだあと、ぜひとも、この「あとがき」を読んでほしい。 正直、ミステリー小説はあまり好きではない。しかし、道尾秀介氏の作品なら、残りの作品もぜひ読んでみたい。 | ||||
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道尾氏の本作がデビュー作となる。 ホラーサスペンス大賞特別賞受賞ということで、その後のイメージとは違ってやや本格ミステリーというよりは最後に一応論理的解決はされるが、一部合理性では解決できない要素を盛り込んでいることもあり、やはりホラーサスペンスとして書かれているようだ。 文体は後の作品と同じくライトタッチで書かれており、恐怖感というのはあまりないが、抜群のリーダビリティーで一気に読ませてしまう。 ネタ的にはさほど斬新なものでもないが、展開がうまいので退屈させない。 続編の本格ミステリー色を出した骸の爪よりはこちらの作風の方が合っているのかこちらの方が面白かったという印象だ。 | ||||
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このは品は色々と勉強になりました。 人間にとって「死」よりも恐ろしい「真の恐怖」とは何かと その「真の恐怖」は誰にでも様々な形で、紙一重の身近な所に 存在しているということ。 その「真の恐怖」とそれに直面する人間たちの物語だと思います。 受け入れ耐える者と、耐えられなかった者と、その間でもがき苦悩する者。 そしてその「真の恐怖」に耐えられなかった者の辿る道に「霊」が交差する スリリングな展開が見所です。 そして真備の語る科学的な「霊」と科学では説明不可の本物の「霊」の 境界線もまた紙一重であるということ。 この「背の眼」の物語で真備の求める「答え」は既に示唆されています。 (その「答え」を知っているのは道尾だけ。) でも続編に当たる「骸の爪」ではその「答え」には敢えて触れないように なっています。 個人的な意見ですが、それは真備が、まだその「答え」を知るには 早いからではないかと思いますね。 卓越した頭脳と知識と判断力を備えた彼だからこそ、今の段階で その「答え」を知ってしまった場合、真備は最善の判断(決断)を 下せることは出来ないと、物語を読んで自分は思いました。 なので続編でもその「答え」には触れなかったのは、 真備だけではなく、道尾と凛の三人はこれからも依頼を 受け捜査し、そこで様々な人間達に出会い、事件を解決 していくというその過程で得られる「経験」(修行)が 必要なのかなと。 そしていつの日か、真備が「その時」を迎えた時、 彼自身はもちろん、道尾と凛の二人も最善の 判断(決断)が下せるように・・・。 | ||||
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