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えんじ色心中
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えんじ色心中の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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単行本になるまでに時間がかかったのは、デビュー2作目という探り探りの状態の作品だからだろう。おそらく、ファンの中でも人気はないのではないか。完成度は充分なのだが、男を主役に置いたせいだろう。もっと馬鹿にしなくては。はじけ切っていなんだな。 | ||||
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今ひとつキレの無い作品。真梨幸子の文庫化作品は全て読んでいるが、これほどキレの無い作品は無かった。この作品はデビュー二作目で、これまで文庫化されていなかったのも納得出来る。 プロローグを読む限りはいつもの真梨幸子であり、これから展開されるであろう独特のイヤミスの世界に期待は膨らんだのだが、どうにも方向が定まらないかのような展開に読むのが苦痛になった。 こういう作品も中にはあるだろう。次の作品に期待したい。 | ||||
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過熱する受験戦争の最中に起こった事件『西池袋事件』。受験によって歪み、家庭内暴力に悩んだ父が息子を殺害した事件から16年、新たな悲劇が起こる。 作品の構成としては、第1章は、中学受験のために塾に通う「僕」と、派遣の仕事をしながらフリーライターをやっている久保の二人のパートを交互に。第2章は、解決編、と言ったところ。 とにかく、作品全編を覆うのは、何とも言えない「気詰まり」な空気。超難関中学を目指す、という目標を掲げながらも実質的には落第ギリギリの状態にいる「僕」。さらに、ひょんなことから出会った少女に振り回される。一方の久保も、派遣の仕事では同じチームの五月蝿い女性にイライラし、足手まといのメンバーに苛立つ。さらに、家に帰ればライター仕事の依頼主の長話が延々と留守電に入っている。そんな二人の主人公の心情がくどいくらいに延々と描かれ、その気詰まりな空気を作り上げて行く。 二人の主人公、さらに「西池袋事件」がどう繋がるのか? それが気になって、頁が進んだのは確かだ。ただ、結末は…うーん…。なんかちょっと弱い、というか、ちょっと無理矢理っぽいというか…そんな感じがした。 個人的に、こういう空気の作品は嫌いじゃないし、結末も別に構わないんだけど…人を選ぶ作品ではあると思う。 | ||||
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